小川糸のレビュー一覧

  • つるかめ助産院

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    ほっこり心暖まる物語

    まりあさんの衝撃の過去や
    旦那さんがいなくなっちゃうことも辛かったけど

    全体的に暖かく、幸せな時間が多い南の島の物語。

    読んでてうっかり泣きそうになるところもありました。

    つるかめ先生、パクチー嬢、サミー…
    みんなに幸あれ!

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    2025年04月04日
  • 今夜はジビエ

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    ネタバレ

    キリンの命と人の命 
    P.98
    一体、これらの命と引き換えにして得たかったものとは、なんだったんだろう。

    この部分、本当に深くて言葉では表せないくらい
    命以上に大切なものって何なのかを考えさせられた一文でした。
    一文でその深さを心の中にずっしりと感じさせられる表現というか、文字でしかないのに小川糸さんが本当に心から思ってることが読み手にはこんな形で入ってくるのかと、改めてすごい作家さんであることを感じました。

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    2025年03月30日
  • 私の夢は

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    ◼️モンゴル、カナダ、沖縄の旅路
    2010年の日記です。旅の一年で、海外、国内へ足を運んだ話が書いてあり内容の濃い日記でした!
    モンゴルの遊牧民との暮らしに飛び込む糸さんの行動力はやっぱりすごい。
    日本にいたら味わえない地球本来の姿は、とてつもないエネルギーを秘めているんだろうなと思いました。

    カナダで過ごす美食の夏もよかった〜。クレソンと少し火入れしたリンゴのサラダを添えた鴨コンフィのサンドウィッチ…。糸さんが「食べる芸術作品」と評していた。私は果物を使った料理が好きなので読んでてもう美味しくてついよだれが。
    その後訪れたソルトスプリング島も、すてきだった。純度の高い水、と表現された森の空

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    2025年03月30日
  • わたしの名店

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    どなたの書いたお店も料理も飲み物もエピソードもとても良かった。
    目の前にお店があって実際に飲んで食べているようでした。
    それにまつわるエピソードもとても良かったなぁ。
    実際にあるお店ばかりなのでいつか行ってみたいな。
    皆さん作家なのでとてもいい文章なのですが、朝井リョウさんのエッセイ力はさすがでした。

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    2025年03月24日
  • にじいろガーデン

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    自分らしく、自分に嘘をつかず日々を一生懸命に生きることの大切さや人と人との繋がりの大切さを教えてくれた一冊でした。
    登場人物全員、素敵で心温かいけど、どこか泥臭いところや人間らしいところがあって、読めば読むほど大好きになっていたので、終盤の話の展開には心が痛くなりました。
    しかし、それを乗り越えて前向きに生きていくキャラクターたちに私自身も勇気を貰えました。
    小川糸さんの作品はエッセイしか読んだこと無かったので他にも作品を読んでみたくなりました。

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    2025年03月16日
  • 今夜はジビエ

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    糸さんの生活を頭の中を覗くことができるエッセイ

    小説は違う
    でも、繋がる部分が多々ある
    読んでいて静かなんだけど強いものを感じたり
    姿勢を正されるような気にさせてもらえる本です

    心がザワザワしている時に私は読みたいと思う1冊でした

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    2025年03月11日
  • つるかめ助産院

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    今回も素敵なお話でした。
    出産を通して異なる景色や感覚、人々との触れ合いなど違う世界にいるような十月十日は人生の中でもかなり濃い時間になるのかなと思いました。

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    2025年02月28日
  • にじいろガーデン

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    小川糸さん、今回も素敵な小説ありがとうございました(≧∇≦*)
    この本のテーマは同性愛。泉と千代子そして、二人の子供と暮らしていく様子です。日本で同性で愛し合うのはこんなに大変なのかと実感しました。少数派と言うだけでじろじろみられる、、、とても悲しいです。
    将来一人一人の愛のカタチがたとえ、どんな形でも実現したらいいなと思いました。

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    2025年02月24日
  • なんちゃってホットサンド

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    小川糸さんのエッセイを読むたびに、手仕事、いいなぁと思いながら、日々の忙しさ?を言い訳に、ほど遠い生活。でも、憧れてます!

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    2025年02月18日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    バイブル化したい本!自分の幸せを突き詰めていくことが大事だよね。胸に刻もう。
    ちょうど読もうとしてた虹色ガーデンにも触れてあって、ドイツの人々の同性愛への偏見のなさに触れて描いた本というのが分かった。

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    2025年02月17日
  • 卵を買いに

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    ラトビアの滞在記を読みたくて読んでみた。サクッと読む。そういえばツバキ文具店を読んだなあ、また読みたいです。あの街も生活リズムも結婚して何故か別居生活していたのも、飽きない

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    2025年02月13日
  • ペンギンと青空スキップ

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    ネタバレ

    ⬛︎愛の循環

    3/18の日記に書かれていた「私のバッグ」でホロリと泣きそうになりました。
    小川さんが愛用しているバッグと共に雑誌に掲載され、ぐうぜん作り手の方がその雑誌を見て、小川さんの本を読みお手紙が送られてきた…というもの。

    愛の循環だな、と思いました。
    素敵と感じたそのエネルギーを元に自分のアウトプットとしていく。行動に移したことでつながった輪を感じました。

    たくさんの取材旅行で出会った人たちのお話など、のちに本となる内容なので日記には肩肘張らない感想がのびのびと書かれていて楽しく読みました。
    富士山登頂のお話も印象的でした。

    今回の日記で紹介されていた本を今度買って読みたいなあ

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    2025年02月13日
  • こんな夜は

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    ⬛︎ ベルリン長期滞在のはじまり

    小川糸さんの日記エッセイは最新刊から順番に古いものを読んでいて、人との関係性や感情、考え方の変化が「このタイミングだったんだ」と知ることができて、面白いです。

    のちに長期移住することになるベルリンの夏季滞在のはじまりなど、今の小川さんの価値観や嗜好のきっかけとなる出来事が散りばめられた日記でした。東日本大震災があった年でもあり、私も当時を思い出し身に詰まる気持ちになりました。 

    ー心の底から、自由だなぁと感じるけれど、それはひとりひとりが努力して作りだした自由だ。不自由な時代があったからこそ、自由の大切さを知り、守ろうと懸命なのだと思う。

    小川さんのベ

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    2025年02月13日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    ⬛︎ 好きを極めた生活、素敵です 

    小川糸さんの日記エッセイを読むのが好きなのですが、小説の発行スピードがとても速いのに、彼女のエッセイには「仕事(作家業)の大変さ」が一ミリも出てこないことが不思議でした。

    小川さんは自己対話がとても上手な方。生活のあらゆる場面において「心地よいか」「好きか」素直になり、それらを極め、心の芯から自分を大切にしている。
    これ、すごく難しいことだと思うのです。
    どこかで見栄を張ったり、対外的な目線を気にしたり、世間の考えに流されたりしがちなのですが、小川さんにはそれが一切ない。

    ー淡々と、自分の心地いいペースを守りながら、歩くようなスピードで書いて、笑顔でゴ

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    2025年02月13日
  • 海へ、山へ、森へ、町へ

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    ⬛︎「料理の神様の愛弟子」へ会う旅

    小川糸さんの小説、エッセイが好きで作品を読み漁っているのですが、先生の食に対する表現が特に大好きで。この本はそんな小川糸さんの表現力が凝縮された珠玉の本です。

    訪れる先で出会う人は皆、地球、自然の声に耳を傾け真摯に食と向き合う「料理の愛弟子」たち。特に印象に残ったのは月心寺の庵主様の作る精進料理の一節です。

    ーふと、料理というのは作った人の分身なんだな、と気がついた。愛する人に料理を食べてもらいたい、自分の手をかけ心をかけて作られたものが、愛する人の体の一部となり、命を支えてほしい。その強く切ない想いが、料理を作る原動力となる。

    料理は科学だ、とよく

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    2025年02月13日
  • つるかめ助産院

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    私も産前からこんな先生に出会いたかった〜〜!
    とてもおおらかで自由で
    のびのびとしている先生が羨ましい。
    読んでいて心が洗われた気がする

    主人公が様々な出会いを通して自分と向き合い、
    守られる側から守る側へ、
    新たな人生を歩み出す姿には涙涙でした。

    私も日頃から心を空っぽにすることを
    心がけてみようかな。

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    2025年02月12日
  • 洋食 小川

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    小川糸さんの生活を覗けるエッセイ。
    ほっこりしたり、他国と日本の違いに気付かされたり、興味深い内容でサクサク読めました。

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    2025年02月09日
  • ファミリーツリー

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    長野県穂高が舞台なので、また行きたいなあという気持ちになりました。流星君とリリーの関係も素敵だけれど、菊さんが特に凄い人だなあと思いました。

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    2025年02月08日
  • つるかめ助産院

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    なんでしょう…糸さんの小説からいつも空気感?世界観?に本当に独特なものを感じる。
    いつもサッと文章の中に引き込まれていく。

    全てを失ったまりあが思い出の島に足を向け、そこで出会う人、自然、空気に触れながら自分を取り戻していく。
    自己肯定感の低さに共感したり、あまりの卑屈さに辟易したり、自分とまりあが少し似ているところもあって読んでいると頷いたり恥ずかしくなっり、泣きそうになったり…小説の最後の方に「喜怒哀楽、感情のフルコースを堪能した気分」という、まりあの表現があったけれど、まさにこの本を読んでいる最中の自分がそれだった!
    感情のフルコースを味わったよう!
    先生やパクチー嬢のいる糸さんが描い

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    2025年02月04日
  • つるかめ助産院

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    突然、夫が失踪。

    まりあは会えることを期待して、思い出の南の島へ向かう。

    そこで、助産院の院長と出会い、予想外の妊娠を告げられる。

    命、人との繋がり、愛。

    胸が苦しくなったり、 心が温かくなって自然と涙が出たり。

    タオルを準備して読んでほしい作品。

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    2025年02月03日