小川糸のレビュー一覧

  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    小川糸さんの作品は、雨上がりに虹を見つけたような小さなほっこりがたくさん散りばめられていてとても好き。寝る前に1日のご褒美として読みたくなる作品だった。

    実年齢よりも身体の小さい「僕」が同じく身体の小さい弟と重なった。見た目に囚われるのは良いものではないが、小さな身体で自分の夢見る世界へ飛び込んでいく「僕」に勇気をもらった。

    サーカスの華やかながらもどこか影の感じられる雰囲気に魅せられた。サーカスの団員はみんな、どんな出来事があったとしてもステージに立てば、お客さんを楽しませるプロフェッショナルだった。
    私はまだ学生で医療人を目指しているが、職業は違えどこんなプロフェッショナルになれるよう全力を尽くそうとそう思えた。

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    2026年02月25日
  • にじいろガーデン

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    偶然落ちた恋、レズビアン、歳の差、駆け落ち、色んな事がてんこ盛りで読み始めは戸惑ったし、最後まで現実味が感じられないままだった。
    そして重いラスト。
    あまり読んだことのないタイプのお話だった。

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    2026年02月23日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    ネタバレ

    サーカス。
    聞いただけで心躍る、それでいて少し不思議で陰を感じる単語だ。
    13歳から14歳という多感な時期に、少年はたった一人でサーカスにとびこんだ。本作ではサーカスという場をとってはいるが、少年の抱える葛藤や感動は普遍的なものだと思う。

    名前の付け方が絶妙で、トロ、ナットー(脳内で「ナ」にアクセントを置いていた)、クスクスなど、言われるまで食べ物の名前だとは気づかなかった。ソリャンカ、トリッパなども異国情緒が感じられていい名だ。

    ただ、一点。どこか遠い外国の、いつか分からない時代(たぶん昔)のお話だと思って読んでいたのに、急にランドセルが出てきて「え、日本!?」、次にスマホが出てきて「え、現代!?」とびっくりしてしまった。意図的な演出でないならランドセルやスマホは出さない方が良かった気がする。

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    2026年02月02日
  • つるかめ助産院

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    糸さんの小説はどの小説もそうですが、美しい情景が容易に想像できるように執筆されるから凄いです。また人と人の思いやりに満ちた繋がりに、読み終わりたくなかった一冊です。ストレスフルな現代社会だからこそ、現実逃避に読みたくなる処方箋のような本です。
    途中涙してしまうところもありますが、同じくらい声を出して笑ってしまうギャグも散りばめられていてこのバランスの良さも好きです
    あー、島ぐらし。楽ではないけど憧れるな、と思いました

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    2026年02月01日
  • つるかめ助産院

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    じんわりと心があたたかくなった。まりあが、島で暮らしていくうちにどんどん明るくなっていく様子が丁寧に描かれていて、自分が微笑みながら読んでるのが分かった。島の景色も目に浮かぶようで、いいな、行ってみたいなと思った。へその緒の話、すごく良くて、人は必ず誰かと繋がっているんだと実感。
    さて、この物語、2012年にドラマ化されており、まりあが仲里依紗・鶴田亀子が余貴美子なんて、面白いに決まってるじゃん!!14年も前かぁ、はぁ、14年前に出会いたかった~

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    2026年01月30日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    小川糸さんを読むのは2作品めですが、
    美味しいものを描写するのが料理と
    情景がおなべで掻き回されていくようで、
    せつなさもおもしろさもたのしさもかなしさも
    全部温めておいしくいただけました。

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    2026年01月24日
  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    出合うまでのストーリーを楽しむ
    愛用品を見つけて、慈しみながら使っていくことが年齢を重ねる楽しみ
    新しいものを受け入れるゆとりを持っておくことが、生活や収納においては大事
    既成概念を取り払い、自分にとっての心地いい状態に日常を持っていくことができるようにする
    ベルリン…自由に生きる、お金をかけずに楽しむ
    モンゴル…遊牧民、物が少なくてもその中で生きる

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    2026年01月17日
  • 泣きたい午後のご褒美

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    いろんな話があって面白かった。
    青山美智子さんの話は短かったけど好きだった。
    最後の話はあんま好きじゃなかったなーーー。

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    2026年01月12日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    読みやすいし、ほっこりする。好きな感じ。
    こーちゃんのおみそ汁が1番好きだなーって思って、料理したくなった。
    ポルクの晩餐はなんか風変わりでついつい調べてしまった。

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    2026年01月11日
  • ペンギンの台所

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    食堂かたつむり出版後の著者の一年の、日記録。ペンギンが台所に立つようになり、次第に腕を上げ、著者は自分ではない誰かの作った料理に新鮮な喜びを感じる。たくさんの美味しそうな食事、人との出会い、仕事や旅の一コマ、読めば時間がゆっくり流れ出す、穏やかな一冊。

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    2026年01月11日
  • つるかめ助産院

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    自分が今妊娠中なので手に取ってみた。
    主人公まりあが周りの人との関わりで、徐々に本来持っているエネルギーを取り戻していく姿に感動した。
    これから出産を迎えるにあたって、大切にしたい言葉をこの本からもらえた。
    妊婦さんには特にオススメしたい1冊。

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    2026年01月08日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    食べものの話が好きなのでお気に入り。「親父のぶたばら飯」と「さよなら松茸」がとてもいい。気軽に読めるから何回も読んでる。

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    2026年01月07日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    愛しきものに囲まれた生活ってなんて素敵なのだろうと思った。
    私も気に入ったものを少しずつ集め、長年大切に使い、思い出の品と一緒に歳を重ねる人生を送りたいなと思った。

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    2026年01月04日
  • あつあつを召し上がれ(新潮文庫)

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    7つのお話が入っている。
    私は、ハートコロリットのお話が1番気に入った。
    ラデュレのマカロンは不思議な感じがした。

    その気にさせて、ラストが意外だったり…
    食べ物と人の温かさを優しく描く作者さまだなぁと感じました。
    おいしいお料理をご馳走様でした。

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    2025年12月30日
  • なんちゃってホットサンド

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    慌ただしい毎日、時間に追われる毎日、心が少し疲れ糸さんの丁寧で落ち着いた自然に寄り添った生活に触れたくて手にした一冊。
    また「針と糸」、少し前に読んだ「いとしきもの」を読みたくなった!

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    2025年12月22日
  • いとしきもの 森、山小屋、暮らしの道具

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    ほっこり森林に癒されたい時に再読してしまう。
    キャンプにはたまに行くが、山小屋暮らしは夢。小川糸さんのこの作品を読むと忙しい都会から、自然の中に行った気分になれる。

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    2025年12月22日
  • ファミリーツリー

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    ネタバレ

    いい話だったー。
    つっかえるところが何もなくて、甘くて心地よいドリンクのようにするすると読んでしまった。
    途中までは本当にただただ平和。
    途中からは、心のすれ違い、止めたくても止められない負の連鎖に心痛めながら読み進めないといけなくて、辛い部分もある。

    リリーは夏だけ、リュウのいる長野に泊まりにくる。毎年毎年一緒に過ごして、幼い頃はただ無邪気に。小学校高学年になったら、少し男女を意識しつつ、疎ましく感じたり。高校?で男女の関係になり。大学になると、再会を果たすが、将来に対する考え方や相手のことへの不信感などから、ギクシャクしてしまう。

    リュウの出口のない苛立ちは、作中では、「寂しい」ということを口に出したあたりから改善に向かう。
    1人では生きていけないし、1人では困っていることも解決しない、ということだなーと思う。
    また1人で生きているつもりになってもいけないなーとも感じた。リュウが閉ざしてしまっていた時、1人だった。でも、大学でできた友達と沖縄に行った時、また菊さんが亡くなって集まった時、確かに人と生きている感じがしていたし、「菊さんも連れてきたかった」のように、人を感じていたんだと思う。

    もう一つ、リリーみたいに自分の夢に向かって努力しつつ、家族(菊さん)のことも大切にできるのってとてもかっこいい。
    もっと若い時に読んでいたら生き方の指針にしたかったかもしれない。
    (もっと若い時に読んでいたらリュウのウジウジ加減にイライラして理解できてなかったかもしれないけど。)

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    2025年12月20日
  • 洋食 小川

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    じゃがいもと鱈のグラタン、芹やクレソンのしゃぶしゃぶ、石垣島から届いたパイナップルで焼いたタルトなど、読むだけでお腹が空くような、小川さんの台所での日々を綴ったエッセイ。愛犬のゆりねちゃんが可愛かった。

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    2025年12月20日
  • 私の夢は

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    出産前に読んでいて、それからだいぶ経ってしまった。急に思いついて読むのを再開して、一気読み。
    小川糸さんの日常がやっぱり素敵だなーとしみじみ思った。

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    2025年12月08日
  • わたしの名店

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    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

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    2025年11月23日