【感想・ネタバレ】洋食 小川のレビュー

あらすじ

寒い日には体と心まで温まるじゃがいもと鱈 のグラタン、春になったら芹やクレソンのし ゃぶしゃぶを。石垣島から届いたパイナップ ルでタルトを焼いたり、ペンギンの仕事場に トンカツの出前をすることも。一人の夜に は、スパイスを煮込んだホットワインを楽し む。大切な人、そして自分のために、洋食小川 は大忙し。台所での日々を綴ったエッセイ。

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Posted by ブクログ

小川糸さんの生活を覗けるエッセイ。
ほっこりしたり、他国と日本の違いに気付かされたり、興味深い内容でサクサク読めました。

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2025年02月09日

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ネタバレ

2016年の1年間が綴られています。愛犬ゆりねちゃんへの愛しさが溢れます。
以下、印象に残ったフレーズを。
1日15分、人間がつくらなかったものを見ること(ざわざわする心を落ち着かせる)
えびと蓮根のシガレット、揚げても茹でても美味しい(こんなん絶対美味しい)
特別なことをしているわけでもないのに、ものすごく美味しいコロッケの作り方
じゃが芋はオーブンで焼いて、豚肉を自分で叩いて細かくして、じゃが芋は熱々のうちにつぶしてバターを混ぜて、豚肉を炒める時には最後にブランデーを一振り。ピンポン玉サイズにするのがポイント(この工程のどこが特別なことをしていないというのか。些細な手間をかけて美味しいコツを積み重ねることができるから、繊細で美味しそうな料理の描写をするのだなぁと、感じます)
追記!この通りにコロッケを作りました!じんわりと幸せの味です。ただ、夏に作るのはしんどい。

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2022年07月04日

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ほっこりするエッセイ。
さすが…『ツバキ文具店』を書いた人…読んでいてホッとする文章の書き方、考え方、言葉の選び方、内容全て良いなって思う。
どの章もいいけれど、「ムヒカさーーーーーーー!4月5日」(66ページ)は考えさせられる。幸せってなんだろう、どうしたら良い人生を送れるんだろう…って。

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2022年02月28日

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2016年の日記エッセイ。
この年は、糸さん、お疲れな1年だったのね、のひと言。

毎年海外で過ごした日々のことを詳しく書いてくれるのに、この年はあまり。
えっ、もう帰ってきた報告?というのもあり。そして、アメリカのトランプさんが当選した年でもあったのね。そういう政治面でも糸さんの心がざわめいているのがよく分かる。
そういう時期もある。

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2025年11月05日

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面白かったし、小川さんの小説をますます読みたくなった、ベルリンの街についても知れたし、アーユルヴェーダも受けてみたいと思った

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2024年03月16日

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コロッケにかぼちゃのプリンなんて、本当に洋食屋さんみたいだと思う。お料理上手なところがエッセイに出ていて、ほっこりする。カレーもいいなと思う。カレーを作ると家庭の味に落ち着く感じがしてとてもいい。今度また小川糸さんの「食堂かたつむり」を読んでみたいと思った。

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2023年12月09日

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ゆりね(犬)、ペンギン(旦那さん)と一緒に過ごす一年間の日記風エッセイ。
美味しいものを食べること、行きたい場所に行くこと、やりたいことをやること、がたくさん詰まった糸さんの日常生活。読んでいて、優しい気持ちになれます。

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2023年11月23日

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小川糸さんの日記みたいなもの
生活を垣間見れて楽しい
ほんといつかベルリン行きたいな
私も感じてみたいな

居心地のよい生活をするには自分も周りに寛容的でないといけないな
甥っ子にお年玉はあげないんだって
恵まれていて十分豊かだから
その分貧しい国の子供たちとかに寄付するんだと

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2023年07月24日

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読みやすいエッセイ。
ところどころに、糸さんの作品の名前が出てきて改めて読みたくなった。

ベルリンの物々交換のように、自分の使わなくなったものを誰かが使ってくれるような世の中になったらいいな。

⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎

同じ人というのはいないのだから、完全に理解し合えるというのは不可能だと思うのだ。
相手と自分が、理解し合えると錯覚するから、喧嘩したり、戦争したりする。

完全には分かり合えないからこそ、相手を理解する努力を重ねなくちゃいけないし、少しでも共感できたとき、そこに大きな喜びを感じる。

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2023年06月26日

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食べ物の話、ベルリンに住む話、ラトビアに行った話、ゆりねの話、どれも読んでいて穏やかな気持ちになります。またらとびあを訪れてみたくなりました。

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2022年01月17日

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小川糸さんの作品が大好きで、小川糸さんという人がどういうことを考えて生きてらっしゃる方なんだろうと思い、エッセイを読んだ

自然や衣食住を大切にしてらっしゃる方だなぁと感銘を受けた

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2021年04月01日

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2016年の日記風エッセイ。
今読むとどうしてもコロナ前の世界と今の比較っぽい観点で読んでしまうなぁ。
なんて自由な時間だったのだろうかと。
早く好きな人たちと気軽に美味しいごはんを食べられるようになりますように。
感想が書いてあった映画「帰ってきたヒトラー」週末見よう。

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2021年02月01日

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小川糸の日記エッセイ。
こだわりの食事、ペットのゆりね、夫のペンギンとの日々が綴られている。

読んでいてほっこりする、小川糸さんらしいほのぼのした感じが好き。

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2020年10月15日

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小川さんの2017?8年のエッセイ。
作家さんのエッセイは感性が自分と違って面白い。
毎年1ヶ月以上ベルリンで過ごすのは羨ましいなぁ。

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2019年12月31日

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小川糸さんと、ペンギンさんの食にまつわるいろいろ。
料理や、おもてなしが丁寧に描かれていて、時間がゆったり流れていく。
小川糸さんのエッセイは1年間を一冊にまとめているから、自分も1年間過ごした気分になってしまう…読書の醍醐味!!

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2024年05月03日

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ネタバレ

小川糸さんらしい、自由でゆるーいエッセイ。台湾、ラトビア、ベルリン、リトアニアと、どんな国でもマイペースに、夫のペンギンと犬のゆりねと暮らしていくところがよかった。
ベルリンでは、犬とお店にも自由に入れる分、義務としてしっかりしつけが必要とされていたり、日本のドーベルマンの耳は断耳されてあの形になっているので、自然な形だとたれ耳だったり(向こうでは断耳が禁止されている)、外で散歩時にトイレを済ませるのが一般的だからトイレシートはほとんど売ってなかったり、国によって犬との暮らし方って全然違うんだなと思った。
書初めの課題で自由に書いて良いからと、卍と書いてみるところ、書き順が実はあると知ったこと(横横縦縦縦横)、なんだか小川糸さんらしいエピソードで、ほっこりした。

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2023年10月27日

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文章の上手い人のエッセイは読みやすい。
すごく当たり前なんだけど、ストーリーがない分書き手の力量がでると思う。
小川さんの日常や思ったことがたくさん知ることができるので、ファンには嬉しいと思う。
印象としてはまるで尼僧のような、達観したand油分の抜けた鰹節のような味わい深さを感じた。
馴染み深い手頃な洋食屋さんの雰囲気なので、何話でも読めそう。

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2023年06月07日

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初めて読んだ小川糸さんのエッセイ。
ペンギン?ゆりね?難解なフレーズに❓マークの頭でしたが、読んでいくうちに、いつの間にか糸さんのゆったりーと感じられる生活力や表現力などその魅力にハマる自分に気づいた。

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2023年04月28日

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2016年の日記エッセイ。
小川糸さんのエッセイは、早過ぎず遅過ぎずちょうどよい速さで時間が流れていくのを感じれるので好きだなあ。今作でも美味しそうな食事がたくさん登場するのですが、栗ごはん、かぼちゃプリン、コロッケつくりたくなりました。

そして、話の中に出てくるウルグアイで大統領をつとめていたムヒカさんの言葉にも共感しました。

「私が思う『貧しい人』とは、限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ」
「憎しみのうえに、善きものは決して築けない」

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2023年03月21日

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私も料理好きだけど子供が生まれてからは、とにかく時短でバランスの良い栄養のご飯!がモットーになってしまったので、またゆっくりごはんが作れるようになったらもう一度小川さんの本、読みながら料理したいなぁ。時系列順に読んでないのでわからないんだけど、この本は何年の日記なのだろう。2016年の日記らしい。

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2023年03月20日

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2016年分の日記エッセイ。

「時間にも、空間にも、人間関係にも、すき間を作ることで、気持ちにゆとりができる。
普通に暮らしていたら物は増える一方だから、意識して、減らす努力を。
そして、それよりも前に、要らない物は、手にしない、家に入れない、人生に加えない、そういう意識が必要なのかもしれない。」

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2022年07月15日

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ネタバレ

丁寧に暮らすと小さなことでも幸せに感じるんじゃないかなぁ。
小川さんのエッセイを読んでいると自分も美味しいご飯が作れるんじゃないかと錯覚します。
あとドイツに行ってみたくなります。
まだまだ知らない世界が自分にはあるんだと思わされます。
1日1日を大事に過ごそうと思える本でした。

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2022年04月03日

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小川糸さんのエッセイ本の中で
初めて読んだ本。

小川糸さんとペンギンさんとゆりねちゃんの
1年間の生活を覗かせてくれる一冊。

小説と違って、エッセイ本は登場人物の紹介がないので最初は誰が誰か分からなくて、戸惑ったけれど、
ペンギンさんが旦那さんかな?なんて、
推測しながら読み続けると、
いつの間にか小川糸さんの生活に引き込まれていた。

毎年恒例というドイツの滞在、
杉原千畝さんのこと、
ラトヴィアへの旅行、
ラトヴィア雑貨について、
愛犬ゆりねちゃんのこと、
美味しそうなコロッケのこと、
小川糸さんを通して、新しい世界を知れました。

自分軸の暮らしをされていて、
自分もそんな暮らしがしたいと思った。

あと、驚いたのが、
原発の話やヒトラーの話などが出てきたこと。
普段は小説しか読まないので、
作家さんが一人称で、自分の考えとして、
これらの話題に触れていることは新鮮でした。

個人的には、小川糸さんの普段の生活の合間に、
大好きな「ツバキ文具店」を書いている際の
お話が出て来たのもなんだか嬉しかったです。

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2022年01月27日

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今日は何を食べようか。

著者の毎日のご飯のこと、飼い犬のゆりねのこと、ベルリンやラトビアの日々のことが書かれたエッセイ。飾らない野菜スープのようなほっこりとした文章で、読むとなんだか暖かくなる気がした。

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2021年11月29日

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1月8日  ゆりねのニョッキ
1月16日 グラタン
2月11日 金柑マドレーヌ
3月3日  薔薇パン
3月27日 春しゃぶ
4月14日 心の中がいっぱいいっぱいな時
      ほど、掃除とか、家事をすると
      いい。 カレー
5月6日  えびと蓮根のシガレット
6月19日 おにぎりと白ソーセージ
7月24日 ベルリンの美術館
9月5日  細く刻んだ沢庵おむすび
11月2日 なめ茸、ポン酢
11月24日新鮮なタラのフィッシュアンド
      チップス
12月9日 コロッケ
12月19日芋煮
12月29日紅白なます、黒豆

糸さんの日記を美味しい日記に変換してます

  

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2021年10月03日

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ネタバレ

糸さんとゆりねとペンギン、三人(?)暮らしの様子と、ドイツと日本の違いなどなどなど。
これ書いているときに「ツバキ文具店」上梓されてるのね。

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2020年08月31日

Posted by ブクログ

寒い日には体と心まで温まるじゃがいもと鱈のグラタン、春になったら芹やクレソンのしゃぶしゃぶを。石垣島から届いたパイナップルでタルトを焼いたり、ペンギンの仕事場にトンカツの出前をすることも。一人の夜には、スパイスを煮込んだホットワインを楽しむ。大切な人、そして自分のために、洋食小川は大忙し。台所での日々を綴ったエッセイ。

本のイベントや取材のために、国内外のあっちこっちに出掛ける小川さん。でもそんな忙しい日々の中でも、お気に入りのお店を見つけたり、犬のゆりねに癒やされたり…と、ご自身にとって必要なものを周りに置いて、楽しむ工夫をしている。そんな暮らし方はいいなぁーと思うし、自分にもできそうな気がする。コロナのために色んなことが制限されて、思うようにいかない世の中になってきているけど、自分の大事なものにきちんと向き合って、ちゃんと大事にしたいと思う。

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2020年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

死ぬ時は、台所に鍋ひとつ、旅行鞄ひとつくらいが理想的だと思っている。

窓拭きってやってみれば簡単なことなのに、やるまでに時間がかかる。

夫婦は決してきれいごとじゃないし、時には精神的に血みどろになったりもする。

生身の人間同士が同じ屋根の下に暮らすというのは、決して楽ではないけれど、幸せがあるから、続けていけるのだと思う。たとえば、一緒にぶっかけうどんを食べる幸せとか。

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2020年02月07日

Posted by ブクログ

ムヒカさん。ウルグアイで大統領をした人。初めて知ったけど、素晴らしい言葉の数々。ま、ストレス発散に物欲食欲まみれの私には耳の痛い言葉になるんだろうけど。

「私が思う貧しい人とは限りない欲を持ち、いくらあっても満足しない人のことだ。でも私は少しの物で満足して生きていける。質素なだけで貧しくはない。」

「物を買う時人は金で買っているように思うだろう。でも違うんだ。その金を稼ぐ為に働いた人生という時間で買っているんだよ。生きていく為には働かないといけない。でも働くだけの人生でもいけない。ちゃんと生きることが大切なんだ。たくさん買い物をした引き換えに人生の残り時間がなくなってしまっては元も子もないだろう。簡素に生きていれば人は自由なんだよ。」

んー、お金の為にだけ働くのじゃなくて、したい事がお金になって貢献できるようになりたいな。

ラトビア10得
ラトビアの万能クリームEvijaオーストラリアにもポポクリームというパパイヤ由来の同じ様なクリームがある。自然崇拝の多神教って日本っぽい。夏至の祭り6/23と24素敵だなぁ。行ってみたいな。

リトアニア、杉浦千畝。人として正しいことをするって簡単なようだけど自分の家族のこととかを考えだすとなかなか難しくなってくる。家族いないといいのかなー。でも自分の将来とかもガッツリ考えてしまうよね。

欧米人は朝昼晩のトータルで野菜、炭水化物、タンパク質をとっているように思う。日本人は1食の中でバランスよく食べるのが習慣になってるけど、欧米でそれをするととんでもない量になる。一皿の量が多いので充分お腹いっぱいになる。

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2020年01月06日

Posted by ブクログ

小川糸さんのエッセイ集。

ベクトルが似た考え方を持っている方と知り、なんとなく嬉しくなる。

暮らし方、生き方、価値観。

人は、人間の中で生きているが、常に自分と相手の関わりの中から醸し出される言葉や態度で紡ぎあっている。
その中で、自分が本当に必要とするものや考え方が、はっきりさせられてゆく。

日常の出来事の中で、自分で自分を発見するのに等しい。

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2019年12月31日

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