リボン

リボン

小説・文芸
836円 (税込)

4pt

小さな命が、寄り添ってくれた――少女と祖母は家のそばで小鳥の卵を見つけ、大切に温めて孵す。生まれたのは一羽のオカメインコだった。リボンと名づけ、かわいがって育てるが、ある日逃がしてしまう。リボンは、鳥の保護施設で働く青年、余命を宣告された老画家など、様々な人々と出会う。人々は、このオレンジ色の頬をした小鳥に心を寄せることで、生きる力を取り戻していく。

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

リボン のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    ひばりという名は
    まっすぐな女性になってもらいたいと
    すみれさんが名付けた名前。

    ある日 すみれさんは
    オカメインコの卵を見ける。
    すみれさんは「リボン」と名付けた。

    その日からすみれさんと孫のひばりちゃんは
    「リボン」を我が子のように
    大切に大切に育てていく。

    それはキラキラとしていて優しく温かな時間。

    やがて「リボン」が彼女たちのところから
    飛び立つ時がやってくる。

    ひばりちゃんとすみれさんから
    たくさんの愛を受けた「リボン」は
    たくさんの人々と出会い
    愛を与えていく。


    「リボン」と出会った人々は
    「リボン」からの愛を受け
    心を通わせ

    その心はやがて
    安らぎや前向きな気持ちで満たされていく。


    すみれさんが遠い空へと旅立った後

    ひばりちゃんは
    すみれさんの悲しい愛の記憶を
    忘れないように胸に刻み
    すみれさんの骨を埋めるために
    すみれさんの思い出の地に赴く。

    ドイツから戻り
    以前ひばりちゃんとすみれさんが住んでいた
    家から見える「おじいちゃん」の木の元に来た時

    ひばりちゃんのもとに

    もう一度「リボン」が来てくれた。
    ひばりちゃんは再会を懐かしみ
    「リボン」のことばにすみれさんを重ねていく。

    打ちひしがれたその心は
    力強く前を向き
    ひばりちゃんは自分の人生を歩み始める。

    そして「リボン」も
    「リボン」の生きる未来へと羽ばたいていく。

    生きている場所は違えども
    ひばりちゃんとすみれさん
    そして「リボン」は共に生きている。

    ひばりちゃんとすみれさんは
    「リボン」によって永遠に結ばれているから。

    優しくて温かい愛情に包まれ
    幸せな時間を過ごすことができました。

    0
    2026年10月09日

    Posted by ブクログ

    登場人物達それぞれの関係性が本当に素敵で、ちょっと切なくて、でも暖かくて、一言で言うなら最高だった。
    ものすごく大切な人との別れはもちろん辛いけれど、それだけじゃないと希望をもてるようなお話。
    また読み返したい!

    0
    2025年01月21日

    Posted by ブクログ

    素敵婦人の描写で、先生の右に出るものはいない。
    今回のすみれちゃんもまた、バーバラ婦人、マドンナに匹敵する大地の母のよう。
    小川糸ワールドは誰もが羨むような世界観がいつもある。読者にどう想像させるべきか、表現の引き出しの多さが半端ないからだと思う。
    太陽を煮詰めたり、「小学生の切なくてあたたかいきもち」は「海でおしっこをしたような」という言い方をする。
    死生観もかなり色濃く、物語の行方が急に怪しくなるのも面白い。
    オカメインコがあちこち行ってた下りにベルリンの話があり、締まった気持ちで読めた。

    今回もまた素晴らしい作品でした。先生ありがとう…

    0
    2024年01月22日

    Posted by ブクログ

    とても清らかな登場人物たちと物語ですが、どこか切なさが散りばめられています。
    過去の痛みとどうにか折り合いをつけて、必死に生きてきた彼女たちだからこその、芯の強さや凛とした佇まいが、この物語の美しさを形作っているように思えました。
    登場人物たちの生き方を通して、自分の人生すらも肯定できるような、強さと優しさがあるお話です。

    0
    2023年05月14日

    Posted by ブクログ

    オカメインコのリボンが出会う人々のストーリー。リボンを卵から育てたすみれちゃん、画家の美歩子さん、出てくるおばあちゃんがみんな上品で穏やかなのは、悲しい体験を心の内側にぎゅっと包んでいるからなのかな。周りの人も辛さを抱えていながら優しく穏やか。
    可愛くて優しい描写が多いけど、個々の辛さや歴史的に起こされた悲劇も見えてきて切ないです。
    心にしっくりと残る大切な一冊に出会えました。

    0
    2023年03月23日

    Posted by ブクログ

    可愛らしい物語から始まったのに、読み進めると自然な形で、生きること、病、老いること、死ぬこと、魂、大切なこと、人の繋がり、様々なことがうるさくなく感じられるのは流石ですっ

    0
    2026年05月26日

    Posted by ブクログ

    最初はもっと軽い話だと思った。
    しかし、実際は親子、戦争、人間の絆、さらに過去と未来が交差する壮大な物語で、黄色い鳥がそれぞれの登場人物の間に存在する。どこにいても、どんなに時間が経っても、自分が覚えてさえいれば、大事な人への思いやつながりは消えないんだと気付かされ、なぜか悩んでいたことが小さく感じた。

    0
    2025年05月18日

    Posted by ブクログ

    久しぶりの小川糸ワールドを堪能。

    幸せに育てられたオカメインコのリボンが、たくさんの人を幸せにしていく。

    傷ついたひばりさんも、最終的にリボンによって、きっと再び生きていけますね。

    やっぱり、
    「すみれとひばりは永遠の仲間です。必ずや生涯、良き友でいられるでしょう」
    っていう、すみれちゃんの言葉が、一番心に残った。

    0
    2024年11月17日

    Posted by ブクログ

    小川糸らしい、上品で優しくて切ない世界観。
    髪の毛の中で卵を温めた「すみれちゃん」や、絵本作家の「美歩子先生」のような、上品で丁寧に暮らしているおばあさんがステキ。
    黄色いオカメインコがつなぐ、優しいお話。

    少女と祖母が大切に温めた卵から孵ったのは一羽のオカメインコだった。二人はリボンと名づけ、かわいがって育てるが、ある日リボンは飛び立っていってしまう。その後リボンと出会った人々は、この小鳥に心を寄せることで、生きる力を取り戻していく。人々の絆を描く感動作。

    0
    2024年08月30日

    Posted by ブクログ

    頭で卵を孵すっていう平和なおとぎ話かと思ったら切ない現実と入り混じる不思議な話。リボンがヒラヒラと彼らに寄り添っては旅立つ感じが優しい。リボンの意味は掛かってるんだね。

    0
    2024年07月29日

リボン の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

ポプラ文庫 日本文学 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

小川糸 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す