無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで202万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
ひばりという名は
まっすぐな女性になってもらいたいと
すみれさんが名付けた名前。
ある日 すみれさんは
オカメインコの卵を見ける。
すみれさんは「リボン」と名付けた。
その日からすみれさんと孫のひばりちゃんは
「リボン」を我が子のように
大切に大切に育てていく。
それはキラキラとしていて優しく温かな時間。
やがて「リボン」が彼女たちのところから
飛び立つ時がやってくる。
ひばりちゃんとすみれさんから
たくさんの愛を受けた「リボン」は
たくさんの人々と出会い
愛を与えていく。
「リボン」と出会った人々は
「リボン」からの愛を受け
心を通わせ
その心はやがて
安らぎや前向きな気持ちで満たされていく。
すみれさんが遠い空へと旅立った後
ひばりちゃんは
すみれさんの悲しい愛の記憶を
忘れないように胸に刻み
すみれさんの骨を埋めるために
すみれさんの思い出の地に赴く。
ドイツから戻り
以前ひばりちゃんとすみれさんが住んでいた
家から見える「おじいちゃん」の木の元に来た時
ひばりちゃんのもとに
もう一度「リボン」が来てくれた。
ひばりちゃんは再会を懐かしみ
「リボン」のことばにすみれさんを重ねていく。
打ちひしがれたその心は
力強く前を向き
ひばりちゃんは自分の人生を歩み始める。
そして「リボン」も
「リボン」の生きる未来へと羽ばたいていく。
生きている場所は違えども
ひばりちゃんとすみれさん
そして「リボン」は共に生きている。
ひばりちゃんとすみれさんは
「リボン」によって永遠に結ばれているから。
優しくて温かい愛情に包まれ
幸せな時間を過ごすことができました。
Posted by ブクログ
素敵婦人の描写で、先生の右に出るものはいない。
今回のすみれちゃんもまた、バーバラ婦人、マドンナに匹敵する大地の母のよう。
小川糸ワールドは誰もが羨むような世界観がいつもある。読者にどう想像させるべきか、表現の引き出しの多さが半端ないからだと思う。
太陽を煮詰めたり、「小学生の切なくてあたたかいきもち」は「海でおしっこをしたような」という言い方をする。
死生観もかなり色濃く、物語の行方が急に怪しくなるのも面白い。
オカメインコがあちこち行ってた下りにベルリンの話があり、締まった気持ちで読めた。
今回もまた素晴らしい作品でした。先生ありがとう…
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。