小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレとても可愛いエッセイでした。想像していたより何倍も面白かったです。
ドイツいいなぁ。ドイツやヨーロッパを中心に廻るって憧れる。
ららちゃんとのお出かけの会も良かった!
でもららちゃん、3時間かけてでも出されたものを完食するというのはとてもとても素晴らしい事だというのはわかる。ららちゃんに敬意を表した上で、僕が付き添いなら1時間でうまいこと言って残りを食べて早く出てしまおうとするかも。未熟者でごめんなさい。
小川糸さんはすごく丁寧で小さな幸せを感じることができる人。本当に大切な事をしっかり理解していて、それを信じている。この感性が、作品にも現れているのだと実感した。
なんか理想的な感覚と -
Posted by ブクログ
本を読むと毎回思うこと。それは、本を読んでいると、自分の気持ちに気が付きやすくなる。
私はこれが好きとか、自分の気持ちに名前をつけやすくなる。今まで知らず知らずのうちにうちに決めつけていたことが、もしかしたらそうではないのかもとか、背伸びしていたいつかの自分を、否定ではなく肯定的に包み込んであげられたりとか、過去の気持ちにだって名前をつけて読んであげられるようになる。
私はこんなふうに、誰かを好きになったことも、好きになってもらったこともないなぁ。よく分かってなかったなぁ。今なら素敵な恋愛が出来そうだなぁ。読み終わった今、私はそんなふうに思うんだ。 -
Posted by ブクログ
「さようなら、私」
今までの自分にさようならをして、
新しい自分を迎える。そんなイメージ。
今の自分があるのは、間違いなく過去の自分がいるからで、過去の自分が正しかろうが間違いだろうが、それは変えられない事実。
今までの自分にさようならをするのがいいのか悪いのかは、その人にしかわからないことだけど、
さようならをして、よりよい自分になっていくなら賛成だと思う。
というか、大きいことじゃなくても、人間って少なからず過去の自分に日々さようならをしているんじゃないかなあ。
この本で一番心が打たれたのは
「死んで生き返っても楓の母になりたい。」
私はその言葉を、そのまま親に送りたい。 -
Posted by ブクログ
素敵婦人の描写で、先生の右に出るものはいない。
今回のすみれちゃんもまた、バーバラ婦人、マドンナに匹敵する大地の母のよう。
小川糸ワールドは誰もが羨むような世界観がいつもある。読者にどう想像させるべきか、表現の引き出しの多さが半端ないからだと思う。
太陽を煮詰めたり、「小学生の切なくてあたたかいきもち」は「海でおしっこをしたような」という言い方をする。
死生観もかなり色濃く、物語の行方が急に怪しくなるのも面白い。
オカメインコがあちこち行ってた下りにベルリンの話があり、締まった気持ちで読めた。
今回もまた素晴らしい作品でした。先生ありがとう… -
Posted by ブクログ
生き様が死に様 もうすぐ死を迎える人を迎える瀬戸内のホスピス、ライオンの家。
主人公の雫はなぜ1人でそこへ来たのか、初めはわからないが様々な登場人物との出会いや自分の人生を振り返る中でここに至るまでの雫の人生、そして心の動きが見事に描写されている。
作者の小川糸さんの作品は初めて読んだが、ここまで詩的で心理描写の見事な作品は読んだことがないと思うほどの表現力。
ストーリー展開もだが、小川糸さんの心が粋なんだろうなと感じる。もちろんそれを表現するだけの文章力が必要だが、読み終わった後の爽快感、これほど気持ちの良い最期を読めたのは幸福だった。
人類にとって普遍的に大切な価値観を見つけられる一