小川糸のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
⬛︎ 好きを極めた生活、素敵です
小川糸さんの日記エッセイを読むのが好きなのですが、小説の発行スピードがとても速いのに、彼女のエッセイには「仕事(作家業)の大変さ」が一ミリも出てこないことが不思議でした。
小川さんは自己対話がとても上手な方。生活のあらゆる場面において「心地よいか」「好きか」素直になり、それらを極め、心の芯から自分を大切にしている。
これ、すごく難しいことだと思うのです。
どこかで見栄を張ったり、対外的な目線を気にしたり、世間の考えに流されたりしがちなのですが、小川さんにはそれが一切ない。
ー淡々と、自分の心地いいペースを守りながら、歩くようなスピードで書いて、笑顔でゴールし、翌日からまた淡々と次の作品を書く、それが私の理想的な書き方です。
だからこそ、のびやかな文章が書けるのかな…なんて思ったりしました。
小川さんの心地よい暮らしの考え方や価値観が、写真も交えつつ綺麗にまとめられています。自分の生活にもこの気持ちを取り入れていきたいなと思える、心が整う素敵な本でした。
-
Posted by ブクログ
⬛︎「料理の神様の愛弟子」へ会う旅
小川糸さんの小説、エッセイが好きで作品を読み漁っているのですが、先生の食に対する表現が特に大好きで。この本はそんな小川糸さんの表現力が凝縮された珠玉の本です。
訪れる先で出会う人は皆、地球、自然の声に耳を傾け真摯に食と向き合う「料理の愛弟子」たち。特に印象に残ったのは月心寺の庵主様の作る精進料理の一節です。
ーふと、料理というのは作った人の分身なんだな、と気がついた。愛する人に料理を食べてもらいたい、自分の手をかけ心をかけて作られたものが、愛する人の体の一部となり、命を支えてほしい。その強く切ない想いが、料理を作る原動力となる。
料理は科学だ、とよく言われます。でも、目には見えない作り手の想いや魂が、さらに料理を料理たるものとして昇華させるのだ、としみじみ感じました。
あとがきのベルソー再訪のお話もとても素敵で、料理のエッセイで涙ぐむとは思いませんでした。今回訪れた人々が「料理の神様の愛弟子」であれば、小川糸さんは「文学の神様の愛弟子」だと、私は思います。
SNSでよく「たそがれビール」が小川糸さん著の食エッセイとして紹介されていますが、(あちらもとっても素晴らしいですが、前提が日記なので)ぜひ、ぜひこちらの本をオススメしたい。もっとたくさんの人に読んでほしい!そう思わざるを得ない良書でした。 -
Posted by ブクログ
棚差しで目が合った本。
なんだかんだ、著者は読んだことがない。
なんかうわさ(?)によると、「面白い本とそうでない本の落差がすごい」らしいけど(笑。どういうこっちゃねん)果たしてこのタイトルはどうかな~、と、思ったら
個人的にはあたりでした(失礼)。
面白かった!
こういう話とは思わんかった。途中から
「あっ、こっちにいくん!?」
ってなって、そこからは先の展開が知りたくて怒涛のようにページをくった。
各章で視点が変わるのもよかったし、視点が変わるから生活や人間の解像度があがるのに、全員の「心のやわらかい部分」(いわゆる根っこのところ)は明確に書かれていない、と、いうか、自分の視点のときにそのあたりを(当人に)描写させないのが、おもしろいなあと思った。
(わかりにくい)
(わりと大事なことは客観的に書かれていたというか)
あけすけさがないというか、つかみどころがないというか。
生々しさがないというか?
どこか、ふわっとした感じで最後まで読めるのが、なんだかいいなと思った。
もしかすると著者はそういう雰囲気の作風なんやろうか。
もちろん他タイトルも読んでみたいけど、80年代の少女漫画やライトノベルを愛読していた身としては、こういう雰囲気、好きやな~!
泉さんのことを「泉ちゃん」と、いうのもいいなと思った。
でも、離婚のときに手に入ったお金で車を買うのはまだあれとしても、中古とはいえフォルクスワーゲンなあたりに
「そうはならんやろ~」
と、ちょっと笑ってしまった(バツイチ)。
いやいや、いいんです。
せやからそのくらいがいいんです。
実際、田舎(?)に移住したあとの生計は謎すぎるけど、ええねん。そんなんはええねん。そこらへんはフワっと楽しませていただくねん(笑)。
でも…時代背景はどのくらいなんやろ…(笑。気にしとるやないかい)。
らがわまりも氏の「ニューヨーク・ニューヨーク」を思い出した。
こんな色鮮やかな半生が送れたらどんなに素敵やろう。
いいことばかりではないけど、でもやっぱり最後は虹色になるから、色鮮やかなとしか言えない。
草介や宝も波瀾万丈すぎる子供時代を送っているけど、それはまったくマイナスなことではない。
そう思わせてくれる著者が、いいなと思う。 -
Posted by ブクログ
2025.01.06
ゆみちゃんみっちゃん姉さんと仙台 帰り
レズビアンカップルと2人の子ども
マチュピチュ村にてゲストハウスを開く
高橋泉35歳バツイチ
千代子 高校生
レズビアン
おチョコちゃん
家事上手
ハワイで結婚式
癌
草介
泉さんの子ども
優しさ選手権入賞
野球好き
コールセンターでの仕事
被災地ボランティア
思いを寄せる人はおチョコちゃん
バイク事故
脳死
宝
おチョコちゃんの娘
赤色が好き
にーにー
奇跡を起こす子ども
ソフトボール
かなり変わった家族の話し
変わったと言うと語弊があるかもしれないけれど
でもとにかくあたたかい。
草ちゃんが凄い。
優しすぎて潰れないか心配になるくらい
草ちゃんと宝を足して2で割ったらちょうどよかったのかもね。