あらすじ
小川糸さんは日常を大切に生きる達人、だから身近にあるものにこそ、こだわります。それが「幸せ」の基本だから。40代になってわかった、一生添い遂げられるものを、時間をかけて探す楽しみ。心地よい暮らしのために到達した、「少なく贅沢に」というキーワード。持ちものの数を減らすためのもの選びの工夫。それらに則って選ばれた、とっておきの道具や食材、家具などの品々を、初めてご紹介します。
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Posted by ブクログ
バイブル化したい本!自分の幸せを突き詰めていくことが大事だよね。胸に刻もう。
ちょうど読もうとしてた虹色ガーデンにも触れてあって、ドイツの人々の同性愛への偏見のなさに触れて描いた本というのが分かった。
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⬛︎ 好きを極めた生活、素敵です
小川糸さんの日記エッセイを読むのが好きなのですが、小説の発行スピードがとても速いのに、彼女のエッセイには「仕事(作家業)の大変さ」が一ミリも出てこないことが不思議でした。
小川さんは自己対話がとても上手な方。生活のあらゆる場面において「心地よいか」「好きか」素直になり、それらを極め、心の芯から自分を大切にしている。
これ、すごく難しいことだと思うのです。
どこかで見栄を張ったり、対外的な目線を気にしたり、世間の考えに流されたりしがちなのですが、小川さんにはそれが一切ない。
ー淡々と、自分の心地いいペースを守りながら、歩くようなスピードで書いて、笑顔でゴールし、翌日からまた淡々と次の作品を書く、それが私の理想的な書き方です。
だからこそ、のびやかな文章が書けるのかな…なんて思ったりしました。
小川さんの心地よい暮らしの考え方や価値観が、写真も交えつつ綺麗にまとめられています。自分の生活にもこの気持ちを取り入れていきたいなと思える、心が整う素敵な本でした。
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ミニマリスト、丁寧な暮らしと一言で言っても
やり方は人それぞれでみんながやっていることをまねしなくてもいいんだなぁと思えた。
自分が心地よく、幸せに暮らせるものと人に囲まれる生活が素敵な本。
⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎
これで終わり、と言い切れる選択ができたら、その後はずっと買い換えなくていい。
一生を添いとげられるものに出合うことは、その後の人生を楽にしてくれるものだと感じています。
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こういう生活憧れる・・・。ぷかぷか天国でゆりねちゃんってなんだ?と思いながら読んでいたのでこれでゆりねちゃんは犬だとわかった。
やっぱり物は少なく、少し高くても長く使える物がいい。
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小川糸さんの人生とか暮らし、モノ・人付き合い・仕事に対する考え方がとても好きです。
こういうライフスタイルの本を読むのが好きで、いろんな方のを読んできましたが
今の自分の中では1番理想的な方だと思いました^ ^
執筆業という自分のペースでできる仕事だからというのがあるかもしれないですが、今からでも自分のペースでできる仕事にチェンジできるように努力していきたいです
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無理を少なくする暮らしが綴られていて、いろいろと参考になった。
掃除はルンバ、ご飯のあとの片付けには食洗機。気が乗らないことには無理をしない。
眠りの質をあげることの大切さ、仕事はわたしの役割、できることを考えて他の人の方がうまくいきそうなことはお断りする、決まった時間に決まったことをすることで心の平穏を保つ、など。
気力、体力のいる仕事を続けるためには、
無理をしない、気分をリセットできるタイミングを用意しておくことが必要なんだな、
自分の好きという気持ち、自分には合わないものを嗅ぎ分ける感性を大切にした方がいいんだなと、何となく思ってたけど、この本を読んでやっぱりそうなんだと確信できた。
もちろん、このような時間や習慣はいらない人もたくさんいると思うけど、忙しく忙しく走って成果が出たらバタンと倒れる生活は私には長続きしないと察しているので、小川糸さんの暮らしのアイデアを取り入れながら無理せず仕事をしていきたい。
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好きなものに囲まれたすっきりした生活。自分のことがよくわかっていてぶれない。好きなものを大切に慈しんで大切にする。小川糸さんの暮らしに憧れる。
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大好きな作家、小川糸さんのライフスタイルブック!
こんなの出てたんだ〜と驚き。
生活の中から、小説が生まれるから、日々の暮らしを疎かにはできないという小川さん。出会うまでのストーリーのある愛用品が増えていくことが、年を重ねる楽しみか…素敵な考え方です。
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自分が心地よいと思えることを大切にして生きていく。自分の行動に責任を持つ。一生付き合えるもの、人、ことを見つけて大切にする。一日の中で、決まった自分なりの儀式を作っておくと、それを行うことで心がリセットされて生きやすくなる。自分の芯を持って、周りに影響ばかりされずに生きる。周りの目を気にしてばかりいると、苦しくなる。誰かの期待する自分にならなくてもいい。もっと自分の考えを信じて、大切にして、心地よく生きる。それには、周りのことも当たり前のように尊重するけれど。自分は自分、相手は相手。
というようなことを書いていた。自分用の記録。
感想
好きな生地、ブランド、使っている道具や調味料、寝具に照明まで書いてくださっていたので、真似は出来なくても参考になりました。
それだけでなく、考え方、生き方?まで書かれてあったので、特に一日のリセットの方法と、「自分が心地よければ、隣の人とくらべなくたっていいじゃない。」の話が、良かったです。小川糸さんでも、誰かと比較して焦ったり、落ち込んだりしたことはあったんだなぁと、思いました。自分の心地よいを知ることは、自分自身と向き合うこと。世の中の正解を求めるんじゃなくて、自分の中の大切なもの、心地よさを見つけて一生大事にしていきたいです。
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ゆったりした気持ちにさせてくれる一冊。小川糸さんが書いていないのに(=ライターさんが書いています)小川糸さんの著書を読んでいるかのような気分になる不思議な本。シンプルな暮らしなんだけど、それを必死に目指していなくて、自分の「好き」の声を聞いていたら自然とそうなったという感じがします。その中で仕事は、自分のリズムでメリハリをつけて無理せずやっていて。持っているモノとより、小川さんの考え方が好きでした。
●ベルリンに行ってみたくなります。
自分たちの生き方を守るために守るべきルールはしっかり守るという考えが根付いているそうです。とても素敵です。また、子供がたくさんいるオープンなビアガーデンというのもとても魅力的です。(わたしはビールが飲めないのが本当に残念)そういうのを観光客としてではなく、市民として体験するというのは感じることが違うのだろうなと思いました。
●日本にいるとお金を使うことで幸せが手に入るようなきがしてしまう(P153)
このページ以外にも繰り返しでてきた重要フレーズです。まったくそのとおりで、薬局の化粧品コーナーでの物欲の掻き立てられかたといったら・・!(え?わたしだけ?笑)
ベルリンでは1年後も同じパッケージの同じ洗剤が売っているとか。日本では考えられないですよね!!どうにかしてお得に生きるか、生きる上でのコスパみたいなのが過剰に競争されているのが今の日本の雰囲気だなと思いました。しかも、本書は2015年の本なので同じ状況が今も続いているとは!そんな状況を外にでて眺めることで「あ、それって日本だけだったんだ」と気がつくことってとても重要だし、経験したいです。でも、海外に行くには2015年当時以上にお金が必要になってしまったことも事実・・。
●年齢を重ねることは自分のお気に入りが増えるのと同じ
これってとても素敵な考え方ですよね。お気に入りと素敵な生活を過ごしたくなる。ただ、お気に入りにならなかったモノたちを処分しないと、ものが年々貯まる一方の汚部屋になってしまいがちなので、そこは気をつけたいですね。
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小川糸さんの暮らしや生き方を写真を交えて書かれた一冊。
一章は「ものづきあい」について
二章は「五感」
三章は「モンゴルやベルリン」での暮らしを通して
四章は「好きなことやひと」のこと。
あとがきで書かれていましたが、この本は書き下ろしではなく聴き取りで書かれたもの。
そんなことを感じないくらいの、語り口と心地よさ。
もっと丁寧に、今を日常を大切にしたいと思います。
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「私にとっての必要なものは世間がすすめる標準と同じとは限らない」
という言葉が心に残りました。小川糸さんご自身が心地良さを大切に日々を一緒に過ごしているものや大切にしていることが綴られていて、地に足の着いた美しい生活だなと思いました。素敵で憧れもたくさんありましが、私も私自身の心地良さで等身大の生活をしていきたいとこの本を読んで改めて感じ、自分や自分の生活に向き合ってみたいと小さな力が湧きました。
Posted by ブクログ
今あるモノを大切にしようと思えた。周りにはモノが溢れまくっているが、それがないと本当に楽しめないか?情報に踊らされてないか?今あるモノでどうにかできないか?そうやって自分に問いかけることを習慣化しよう。そして、少しずつ自分がときめくモノを集めて、それらを長く大切に使える人になりたい。
Posted by ブクログ
モンゴルの自分の必要な物だけの生活。
ベルリンの良いものを長く使う生活。
比較することにより今のこの生活の良いところ悪いことが浮き彫りになる。
本質を見間違わないよう、自分の軸をもう一度考え丁寧に生きる。
本当に今の日本は消費社会で疲れる。自分がいいと思う必要な物だけで身軽に生活する。
Posted by ブクログ
この人の小説がすでにもう丁寧な暮らしを題材にしたものが多い気がする。
笑笑
もうそのままの暮らしでした。笑笑
小説の続きのようなそんな暮らし。やっぱ物語は著者に繋がるんだろうなぁ。と。
しかも、この本は小川糸本人が書いてない。
これまたすごい新鮮!
小川糸の暮らしぷりや、モノに対して語っていることを第三者が書き記してるんだよなぁ。
それでも、まるで小川糸が書いたような感じで、やっぱ過ごし方、住まいの現れ方が本人の人となりを見事に表すんだな。
と、思った一冊でした。こんな部屋に住みたくば、こんな人になりなさいってことなんだな。うん。
Posted by ブクログ
糸さんらしい、糸さんの暮らしと生き方。
参考になるけど、私は私、あなたはあなた、と糸さんも思っているはず。
特に気になったのが、ごはんの炊き方。
家で精米して鍋で炊く。
これなら今夜から私にもできそう。
精米機とすごくいい琺瑯鍋もってるから(えへん)
どんな暮らし方が幸せなのかは人それぞれだけれど、考え方の軸をしっかり自分の中心に持ち続けていければ、幸せは案外身近かも、そう思わせてもらえた一冊。
Posted by ブクログ
徹底している。
あと、ベルリンやモンゴルと日本人ではない人たちの生活が、自分の生活の幅を広げる為に役立つ。
そうか、そんな考え方、生き方もあるなぁ~と。
Posted by ブクログ
「ツバキ文具店」を読んですぐの頃、偶然本屋でこの本に出会いました。写真が多く、他人の暮らしぶりが分かるようなエッセイが大好きなので、迷わず購入。
心地いい暮らしを求めるには、「不便」や「不快」に対して敏感であることが大事。
「こんなものだ」と妥協して、小さなストレスを我慢し続けることが嫌。
実際に我慢し続けている家の中の不便があるので、小川さんのこの言葉にハッとさせられました。
Posted by ブクログ
小川糸さんの小説は優しくて癒される。その背景にはこんな風に自分やモノ、ヒトを大切にする生き方があったのですね。シンプルで、信念のある生き方に憧れます。
Posted by ブクログ
情報からあえて「離れる」という決意。
リアルな世界を見る楽しみを
満喫したいから、これからも私は
「ケータイなし」の生き方を
貫くだろうと思います。
(小川 糸/小説家
『これだけで、幸せ』より)
* * *
あふれる情報 刺激的な広告
すぐにつながる安心感は
わたしのココロを
豊かにしてくれているかな?
ケータイの中の文章や画像
メッセージに目を奪われて
すぐ近くにいる人や景色
大切な言葉が流されてく……
誰かの時間ではない
自分の時間を生きるために
あえて通信から離れて
季節の風 香り 大事な人
今 この瞬間を感じよう
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素敵な小説をかく小川糸さんのエッセイ。物を減らして旅をするように生活する小川さんはこだわりを持ち工夫して暮らしている。身体も心も滞ることなく流れるような毎日を過ごせているところに憧れる。
Posted by ブクログ
共感できるところが多く、わかる!とか私も!とか思いながら読めました。ちなみに我が家も炊飯器ありません(昔は圧力鍋で炊いていて、今はストウブの鍋で炊いていますが、美味しく炊けて不便はないです)
エッセイで美味しそうな料理を作られていたので、調味料参考になりました。
Posted by ブクログ
響いた言葉
・心地よければ、隣の人と比べなくたっていいじゃない。
・人は、幸せになるために働くのであって、お金を稼ぐことが目的ではありません。
・人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは、自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つこと
自分が幸せになればいい
Posted by ブクログ
必要最低限の、丈夫で長持ちするものを厳選して持つ。自分の好きなものをとことん追求する。
年を重ねるごとに、自分にとって大事なものや生き方が定まってくると思うけれど、小川さんの「身の回りのものを心地よく」という考え方は、ぜひ真似をしたい。
Posted by ブクログ
小川糸さんの暮らしぶりがわかる本。
印象に残ったのは、後書きのこの言葉↓
「日本にいるとどうしても、何かを買う、つまりお金を使うことで幸せが手に入るように錯覚してしまいがちです。だから、お金を稼ぐために仕事をしてしまいます。だけど、お金がなくても幸せになれる方法は、工夫次第でいくらでもあると思うのです。
(中略)
こうでなければならない、という先入観から解放されると、いかに自分が自由であるかを思い知りました。
人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つことです。」
著者は自分の確固たる芯を持った強い方だなと思った。
携帯電話を持たない選択も、興味はあるけれどなかなか出来ることでは無いと思う。
私も自分の「好きなこと」「心地よいこと」によく耳を傾けて生きていきたい。
Posted by ブクログ
丁寧な暮らしとかミニマリストとか
考え方は嫌いではないけれど
それを勧めている人達(全員では無いですが)が必死過ぎる感じがして苦手だなと思っていたのですが、
好きなこと、心地よいことを意識した結果そうなったのなら幸せな生き方だなと思いました。
物が多かろうが少なかろうが
仕事中心だろうがプライベート重視だろうが
その人が、その人の人生を充実して過ごせればそれでいい。
決して万人が真似できる生き方ではないけれど
読んでほんわかした気分になれました。
真似できるところはしてみようかな!
Posted by ブクログ
個人的には、心地いいクラシックのためには「不便」「不快」に敏感になるという章が印象に残りました。
小川糸さんの丁寧な暮らし方が伝わってくる一冊です。