小川糸のレビュー一覧
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日記の中でも好きだったもの
アドリブの
親父ギャグ(江戸時代から続く言葉遊び駄洒落)
を言っている人も、場を和ませたり人を楽しませようとしてら勇気を持って言うのだから、
それを笑ってあげるのも江戸しぐさのひとつ。
虹
登山が人生に似ていること
リセット
全く大したことをしていないのに傲慢になってしまったり、
人に聞かれては困るような言葉を内心毒づいたり、
訳もなく電車の中でイライラしてしまったり。
小川糸さんは、常日頃、多くのもので溢れている中での、
疑問視が強い。
中でも地球のためのことなどを本当に真剣に考えおられ、
それを実際日常に取り込まれている。
でも、読んでいて思ったのは、
車 -
Posted by ブクログ
前回の流れで読む。
ちょうど小川糸さんの作品で初めて読んだ食堂かたつむりが、
店頭に並び、それ関連の様子が綴られている。
今回も、小川糸さんの魅力に惹かれ、
読書メモにたくさんのメモを残しました。
母が好きな五木寛之さんのこと、向田邦子さんにことも綴られており、
彼女の作品を読むことで、影響を受け、
大げさですが、いろんな世界を広げたくなりました。
私はツイッターが好きなのですが、
その中で、
『「何かおすすめしてもらったら、すぐ見る、すぐ買う、すぐ食べる」というのをできる限りやってみたら、生活の中の楽しみが増えた』
というツイートを見て、
私もそれを意識したいと思った。
日記って、だい -
Posted by ブクログ
小川糸さんの言葉のセンス、例えばこの本の題名とか、物語の登場人物「バーバラ夫人」「ぽっぽちゃん」とか、どうにも恥ずかしくて仕方ないのだが、ついつい読んでしまう。
これって昔感じた、《「嫌い」と思っていながらも結局気になってしまう松田聖子へのファン心理》、みたいなものなのかなあ。
とにかく自分の世界が確立していて、特有の世界をゆるぎなく所持している感満載の日記は、ドロップ缶の中の薄荷味みたいで、時折口に入れたくなる。
中で印象的だったのは、ラトビアと言う国が素敵らしいこと。
そして、ドイツ語学校に通う糸さんの
「日本語には、空気を読んだり、とか、言わなくても通じる部分があるけれど、ドイツ語には -
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あれは、二十歳の誕生日でした。
父から手渡された一冊のファイル。折り畳まれた紙を開くとそこに書かれていたのは名前が線で繋がれた図のようなもの。『さてさて家の家系図だ』という父。紙の最上部から柳のように垂れていく線は、途中で幾つもに枝分かれし、下まで辿った最下部中央に見つけた私の名前。『お前ももう二十歳だ。さてさて家の家系図を末広がりに広げて次に繋げていけ』と受け取ったそのファイル。その図に載っていない人から見ればなんの意味もないよその家の家系図。でも、その図に載っている人には、とても深い意味を持つ家系図。歴史上の有名人もいなければ、自分もそれまで聞いたことのなかった祖父より上に並ぶ知らない名 -
購入済み
読みやすい
読みやすく、情景も頭にぱっと鮮やかに浮かぶ文体
テーマは「死」について
登場人物たちもあっさりと亡くなっていきます。
主人公がここホスピスで過ごした時間は一か月ぐらい
人生での一か月は短い期間だと思うのですが
この主人公の雫にとっては間違いなく
人生の最後を飾るにふさわしい一カ月だと思いました