小川糸のレビュー一覧

  • これだけで、幸せ 小川糸の少なく暮らす29ヵ条

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    素敵な小説をかく小川糸さんのエッセイ。物を減らして旅をするように生活する小川さんはこだわりを持ち工夫して暮らしている。身体も心も滞ることなく流れるような毎日を過ごせているところに憧れる。

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    2025年04月18日
  • にじいろガーデン

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    ネタバレ

    久しぶりの読書。あっという間に読み終えた1冊。
    読んでいる最初のうちは千代子と泉の出会ってからのあまりにも早い駆け落ちに面食らってしまって読みながら恐らく眉間に皺が寄っていたと思う。でもだんだんと彼女らのやり方に、ペースに慣れていって自然とページを捲っている自分がいた。マチュピチュ村の住人のような距離感で彼女らを見守っていたように思う。
    以前小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読んだときも、死という題材を扱っているにもかかわらず温かい気持ちになったのを思い出した。今回の「にじいろガーデン」はよりしんどくなる場面が多くて終始温かい気持ちになるというわけにもいかなかったけれど、小春日和のようなじんわ

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    2025年04月11日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    ネタバレ

    両親が離婚し、どちらも相手が引き取ると思って置いてけぼりになった少年が、一度祖母に引き取られ一緒に暮らすものの、幼い頃闘病していた際に服用していた薬の影響でこれ以上背が伸びないことが分かり、祖母の負担になりたくないという思いと幼い頃に両親と一緒に見たサーカスへの憧れからサーカスに入団するお話。
    キャラクターはそれぞれ料理の名前が付いていて、性格もポップな感じなので絵本みたいなビジュアルを想像させられます。
    結構重い家庭環境についてはサラッと書かれているのみで、サーカス団の内情みたいな話がメイン。主人公が技を練習し始めるのは最終盤、サーカス人生これから!てとこで終わるから、終わり方はちょっと物足

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    2025年04月11日
  • 今夜はジビエ

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    丁寧で真面目な方のエッセイ。
    ジャンキーな私からすると、
    すごいなーと、尊敬でしかない…

    それにしても。きりんの移送中の件には本当に腹が立った。
    責任者呼んでこい‼️‼️‼️

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    2025年04月08日
  • ペンギンと暮らす

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    丁寧で優しい生活。背伸びせず、「待つ」を大切にして、今を生きる生活。凛としている生活。
    私もこんなふうに生活したいが詰まっていた。

    ヨガールの仲間入りをしたい。

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    2025年04月08日
  • たそがれビール

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    筆者の何気ない日常を綴ったエッセイ。
    旦那さんのことをペンギンと呼んだり、ドイツに長期滞在したりと常人離れした憧れの生活ぶりものぞけて楽しい。

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    2025年04月05日
  • なんちゃってホットサンド

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    相変わらず軽やかに飛び越えていく人だなあ、と感心する。

    「やる」と「やらない」の間には割と存在感のある壁みたいなものがあると思う。その壁を、それほど助走をつけることなく軽く飛び越えていく。
    例えば「手作りアイス」。いくら特別な材料が必要なく作り方が簡単だとしても、それを「やる」と「やらない」の間には心理的なハードルがある。
    だってアイスだよ!?アイスって作るものじゃなくて買うものじゃない!?笑
    そうやってハードルを簡単に越えていくところが小川さんのすごいところであり、自分が欲しているものだと感じた。

    小川さんの描くエッセイは、例えるなら色鉛筆画だと思う(意見には個人差があります)。ふわっと

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    2025年04月05日
  • 今夜はジビエ

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    森の中の小さな庵で晴耕雨読の生活をしたい。そんなことを漠然と最近考えている。気の向くままに野菜を育てて火を起こして料理をして暗くなったら寝る。そんなことを考えながら読んだ一冊。

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    2025年04月04日
  • わたしの名店

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    有名な作家さんが実在する思い出のお店をエピソードとともに紹介してくれる。
    28名の作家さん(中にはルイ53世さん、バービーさんなどの芸人さんも)のエピソードの中で美村さんの鴨のロースト、塩谷舞さんのガパオライスはお店をブックマークするほど惹かれてしまった。

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    2025年04月02日
  • 今夜はジビエ

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    いつも楽しみにしている糸さんのエッセイ。
    長野の山小屋での生活、憧れる気持ちも少しあるけど、私には絶対に無理だなぁ。
    獣、虫、気象条件…自然が怖くて。
    だから、思い立った事をすっと実行されている糸さんはすごいと思う。寄付の件も然り。
    以前よりエッセイも主義主張が強くなっている気がするけど、生きていく中で世の中に対しての思いも強くなってきたんだろうなと思う。

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    2025年03月30日
  • なんちゃってホットサンド

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    小川糸さんのエッセイ本は糸暦を読んだことあるのですが、前回同様、丁寧な生活を感じました。
    糸さんを通して自分も疑似体験でき、とても穏やかな気持ちになりました。特に山菜の話が私は好きです。もっと歳を重ねたら私も出羽屋で山菜お取り寄せしてみたいな。

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    2025年03月23日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読んでいて映画のグレーティスト・ショーマンを思い出しました。

    親子愛が描かれていてあったかい気持ちになりホロリとしました。

    どんな自分であっても胸を張って輝く人生を生きることができる

    サーカス団員たちのニックネームが食べ物の名前っていうのが料理好きの小川さんらしくて素敵だなと思いました。

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    2025年03月19日
  • たそがれビール

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    一年を通してのエッセイで四季折々の作者の経験を除くことができた。しかも、ドイツとか自分が行ったことがあるところやったけん、ちょっと想像もしやすくて、またドイツ行きたくなった。

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    2025年03月15日
  • 今夜はジビエ

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    「 椿の恋文」を書かれた頃の小川糸さんの日記エッセイ。後半は山小屋での暮らしが綴られていて自然に囲まれた生活の苦楽も興味深い。

    小川糸さんの最近の小説はいくつか読んだけれどエッセイは始めてで、ペンギンって誰?とググりながら読み進めた。

    糸さんの小説では様々な葛藤を乗り越える女性の思いに共感することが多い。
    エッセイだけを読むと大変なこともあるだろうになんと優雅な暮らしぶり…と思ってしまう。
    まるで女性達の葛藤など無縁のようにさえ思えてくる。
    けれど、きっと彼女なりに今までの人生の葛藤が森の中での生活で浄化されているのだろう。
    山小屋暮らしの苦労や孤独もそれらを乗り越えたからこそ、楽しみに変

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    2025年03月09日
  • 育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ-日々の習慣と愛用品-

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    小川糸さんの名前は
    本名ではなかったと
    初めて知った本。


    生活の雰囲気が自然で
    心が洗われそうな一冊^_^

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    2025年03月08日
  • 今夜はジビエ

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    山小屋生活に手作り石鹸、どんどんロハスというかこだわり強そうになっていて、多分一緒には、生活出来ないだろうなと思いつつ、暖炉の前でのワインとか森の中のビール、羨ましい。
    小学生の頃から読書感想文得意だったのか。
    凄い!

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    2025年03月07日
  • こんな夜は

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    心が落ち着かない時にエッセイを探していて、偶然ファンである小川糸さんのベルリン生活に入ったものを発見。即買でした。
    細かく行き届いた感性と、淡々と、でも立体的な文体ご素敵。さすが糸さん❤
    ただ、思ったより感覚が合わないなーという部分も多くて、これは作品としてより感覚としての星になりました。
    最近雑誌にもお家公開とかたくさんしてるし、こうしたエッセイでも糸さんを知れるのは、それでもやはり嬉しい。

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    2025年03月02日
  • 喋々喃々

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    感想
    主人公はどこが影がありつつも何気ない日常にも心を豊かにすることで様々なことを感じ、ゆったり生きる。

    そのような雰囲気を栞から感じた。

    春一郎は既婚者で不倫なの?そこがずっと明らかにならないからモヤモヤ。読み飛ばしたかもしれないけど。妻子いる割にそっちをほったらかしてデートに行く心境が理解できん。

    両方相手出来るということは起用なのだろう。


    あらすじ
    横山栞は谷中でアンティーク着物店を営んでいる。離婚した両親と花子、楽子の妹とは別にお店の2階で一人暮らしている。

    ある日、父親に似た木ノ下という男性が店に訪れ、交際が始まる。その他に多くの着物を安く売ってくれた老人のイッセイさん、

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    2025年02月27日
  • 今夜はジビエ

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    予備知識なしでタイトル買いした一冊だが、後に知るところ、毎年の日記をエッセイとして文庫化しているようで、これはその2022年版に当たる。
    性差もあるのか、何箇所かは感覚を共有しきれないところも見受けられるが、ちょうどこの年の夏に八ヶ岳山麓の山小屋に拠点を移したという著者の判断基準には共感を覚えるし、またその生活スタイルは憧憬の対象でもある。
    コンクリートやアスファルトで大部分を覆われた大地は呼吸困難に陥っている…私もその通りだと思う。
    著者が快いと感じる諸々は須らく、ベルリンでの暮らしに土台があり、そこに繋がっているのだろう。

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    2025年02月25日
  • ペンギンの台所

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    日記エッセイ。『食堂かたつむり』でデビューした頃のもの。たくさん本が紹介されています。気になる本もありました。

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    2025年02月22日