小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
著者小川糸のことをこの機会に知りたいとネット検索をして見ました。
「祖母の手作りのおやつ、癌で亡くなった実母との確執、著者の八ケ岳での暮し等」が出て来て、この著作にそれらが投影されているのではないかと驚きました。
余りにもやさしい登場人物、少し語り過ぎるきらいの登場人物の教訓的な語り、自分的には読者の解釈で想像力を羽ばたかせながら読み解く文書の方が正直好みでしたが、死を間近に認識した場合の人間の感情を描いていて、誰もが一人で迎える死に対する気持ちを思わず自分に置き換えて考え、感情が揺さぶられました。
本を読み終え、自分はこの現世での限られた生を感謝し、小さなことにも感動し、出来れば心安らかに死 -
Posted by ブクログ
ベルリンで暮らしていた時のことが書かれたエッセイ
日記のような感じで書かれている
エッセイだから文としての繋がりはなく、次々と内容が変わっていく
だからか私は集中して読めない
小説じゃないのだからそれを期待する方がいけない
当然だが自分が好きな内容は興味深く読むことができる
印象に残った言葉は
「一度失った自由を、再びこの手に取り戻すことは、至難の業だ。
だからこそ、大切なものは、自分の手でぎゅっと握りしめていなくちゃいけない。」
ベルリンの壁の近くで暮らした作者が感じたこと
日本だって同じじゃないかと思うこの頃
この本も合間合間に読んだので読み終わるのに半年くらいかかってしまった笑
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Posted by ブクログ
ネタバレ生きることと性?愛?
過酷な子供時代を過ごしてきた小鳥がある人との出会いを経て、幸せになる。言ったらそういうお話。
冒頭から中盤まで、小川糸さんの優しい世界観に引き込まれて読んでいましたが…コジマさんは何だったのだろう?
生きていることが肉体だけでなく分子レベルで繋がっているという理夢人の食を大切にする生き方とか良かったのですが、後半の小鳥とリムジン(タイトルはこれ)ちょっと生々しいなぁ、「性暴力」がテーマにあって復活を描くにしても描写くどすぎ、と思ってしまいました。
そこだけ残念。現実と夢と…不思議な優しい感じも良かったので。 -
Posted by ブクログ
死を受け入れるのは、苦しい。雫のように怒りの嵐に狂って、いろいろなことに原因を求めたり八つ当たりしたりすることも容易に想像がつきます。受け入れることで次のステップに進めることも理解しましたが、そのためにはどんな行動が必要なのだろうか…。
本人はもちろんのこと、周囲の人だって知人の死を受け入れるのは苦しいものだと思いました。たくさんの人に見送ってもらいたいとは思わないけれど、「先生」が振り返っていたように、周囲の人たちに感謝やお詫びなどをきちんと伝えたいな。
自分にはまだ死が身近な事象ではないため、少し遠い世界の話に感じられて、感想がうまくまとまっていません。 -
Posted by ブクログ
ごはんの美味しそうな描写がたくさんあって、人と人との優しい繋がりを描く物語を想像しながら読み始めたら、実際には母と娘の仲直りを軸にしたお話だった。
序盤は少し独特の空気感があって、現実とは少し距離のある世界観に感じられて、なかなか物語に入り込めない部分もあった。
でも、あることをきっかけに、初めて母の過去を知って、自分の認識してた母と実際の母がだいぶ違ってることがわかる。
限られた時間の中で、自分にできる最大限の親孝行をして、空っぽになってしまったときにわかる母の真意。
人ってわからないな、と。
関係性とか、知っている期間とか、そういうの関係なくて、ちゃんと知ろうとしなくちゃわからないんだと思 -