小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ベルリンで暮らしていた時のことが書かれたエッセイ
日記のような感じで書かれている
エッセイだから文としての繋がりはなく、次々と内容が変わっていく
だからか私は集中して読めない
小説じゃないのだからそれを期待する方がいけない
当然だが自分が好きな内容は興味深く読むことができる
印象に残った言葉は
「一度失った自由を、再びこの手に取り戻すことは、至難の業だ。
だからこそ、大切なものは、自分の手でぎゅっと握りしめていなくちゃいけない。」
ベルリンの壁の近くで暮らした作者が感じたこと
日本だって同じじゃないかと思うこの頃
この本も合間合間に読んだので読み終わるのに半年くらいかかってしまった笑
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Posted by ブクログ
食事にまつわる7つの短編集
「バーバのかき氷」
認知症のバーバの食べたいものを探す。
それがかき氷だった。「腐敗するとこと発酵することは似ているけど違う」。
人間もそうだったんだ…。
「親父の豚バラ飯」
とにかく美味しそう。「残さないできちんと食べる相手だったら、財布を任せても大丈夫」
これは真理。
「さよなら松茸」
そこはかと漂う悲しさ。
自分の知らない恋人の本心。
それがわからないから別れが訪れる。
「こーちゃんのおみそ汁」
とても心温まるお話。
おみそ汁を丁寧に作りたくなる。
「いとしのハートコロリット」
だいたい一人称の話は「意味がわかると怖い話」風になる。
そういう話。
「ポルクの晩餐」
飼っている男の豚が、本当の豚なのかどうなのか…
なかなか意味不明だが、パリで美味しいものを食べたくなるストーリー。
「季節外れのきりたんぽ」
きりたんぽに関してはモラハラ気味になる亡き父を思うストーリー。
私は「さよなら松茸」が好き。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ薄くてすいすい読めるので、ちょっとした空き時間におすすめ。
話の内容としては、食べ物の描写が美味しそうなものもあるけど、そんなにそこにフォーカスを当ててない話もあるので、そういう魅力を求めて読む方にはイマイチかもしれない。
こーちゃんのおみそ汁の話は不覚にも泣いてしまういい話だった。
呼春という名前が本当にいい名前だと思ったし、両親から愛されてる証だと実感できるのが素敵。あと桜の木を亡くなったお母さんだと思って話しかけるのとかも、よくありそうな設定ではあるけど綺麗な描写で、素敵な生活の絵が浮かんだ。
お母さんが自分を産まなければもっと長生きできたかもしれないという娘の気持ちを聞いてお父さんが、呼春とお母さんと3人で過ごした時間が幸せ過ぎて、人生の幸せを全部先取りしちゃったんだ、それに呼春がいなかったらお父さんは寂しくて耐えられなかった、っていう返しに胸がすごく熱くなった。
お母さんの、自分が出来なくなってしまうことを娘に代わってもらいたい、他の女のところへ行かないでほしいっていう思いも最後に知れて、かわいくて、、、
その約束をきちんと守り抜いた呼春も、ほんとにえらい!
お母さんと二人でお風呂に入った時の昔の回想は、結局母の真意も語られずに終わったけど、そんな一場面もまたいい。
すっごく素敵な家族の話だった。
ところで、豚とパリに行く話は、本当の豚なのか?豚と蔑称してるだけで人間なのか?どっちなんだ、、、もやもや。 -
Posted by ブクログ
自分の居場所を探す少年のサーカスを通しての成長の物語。
小川さんワールド。
両親の離婚でひとりぼっちになった少年は祖母とおじさんに見守られて暮らしています。
クスリの副作用で少年の身長は10歳から伸びない。
13歳の時に、サーカスの世界に飛び込みます。
そこで出会った人たちとの生活の中で、少年が自分の居場所を見つけていくという展開。
この物語の設定は日本じゃないのね。
祖母をグランマと呼んでいるので、海外なのかなと思っていましたが、そうした記述があちこちに!
子供を連れて見に行ったサーカスを思い出します。
今は、さらに、大道芸でもいろいろ見れますね。
そんな世界にたった一人で入って、団員の温かい人間関係の中で、居場所を見つけていく。
ほんわかした気持ちになる物語でした。
また、そこで働くコックの料理の描写が美味しそうでした(笑)