小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日常の中で、いつの間にか行き違っていた主人公とダンナさま。
お互いの中から優しさが欠けていく中で、ダンナさまは失踪。理由も分からない主人公は、ダンナさまを探しまわるけれど、見つからない。
そんなとき、新婚旅行で訪れたハートの形をした島に、ダンナさまが行きたい!と言っていたことを思いだし、島へ・・・
すぐに帰るつもりで訪れたその島で、主人公は道に迷い、「つるかめ助産院」という産院に巡りつく。そこで出会った「つるかめ先生」に告げられる自身の変化。迷い、悩みながら、主人公はその島で、いろいろな人と出会いながら、忘れかけていた優しさを思い出し、たくましく成長していく。
すごく温かく、切なく、ほのぼの -
Posted by ブクログ
自分の居場所を探す少年のサーカスを通しての成長の物語。
小川さんワールド。
両親の離婚でひとりぼっちになった少年は祖母とおじさんに見守られて暮らしています。
クスリの副作用で少年の身長は10歳から伸びない。
13歳の時に、サーカスの世界に飛び込みます。
そこで出会った人たちとの生活の中で、少年が自分の居場所を見つけていくという展開。
この物語の設定は日本じゃないのね。
祖母をグランマと呼んでいるので、海外なのかなと思っていましたが、そうした記述があちこちに!
子供を連れて見に行ったサーカスを思い出します。
今は、さらに、大道芸でもいろいろ見れますね。
そんな世界にたった一人で入って、 -
Posted by ブクログ
6人の作家の短編集。
大人気青山美智子さんはおもろいけどええ話すぎる印象やって、今回は思いっきりポエミー。
そういうとこやぞ!と言いたくなった。いや、ええねんけどね。
期待薄…と思いつつ次、『痛い人生設計を作る、ルノアールで』これは面白かった、人生まだまだこれから新しいこともできるんやな!と励まされた。
著者は朱野帰子さんという方で同い年。同い年やからわかることてあるよね。
そこから更に3連チャン喫茶店。喫茶店オムニバスやったっけ?とタイトルを見たけど、テーマは午後のご褒美のはず。
作家てサテンしか行くとこないんかいと思った。どれも面白かったけどね。
最後、これまた人気作家の小川糸さん。好