小川糸のレビュー一覧

  • こんな夜は

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    ベルリン滞在記というほどのほほんとはしていないけれど、震災の前後ってこんな感じだったよなぁと思い出した。
    海外での暮らしの描写が好きな私にはたまらなかった。
    小川糸さんのこれより前のエッセイを読んでいないから、小川糸さんが唐突にサッカーが好きだとわかり、少し面白かった(当方熱烈サッカーファン)。

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    2022年07月11日
  • 犬とペンギンと私

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    小川糸さんのエッセイを順不同で読んでいるため、すっかりファミリーの一員になったゆりねが仲間入りした年の様子を知ることができて、犬という生き物の愛おしさを感じました。
    犬に限らず、例えば人間だって、一人っ子からきょうだいが増えた時の嬉しさと寂しさ。複雑な感情ってあるはず。それを汲み取って先住のコロをとびきり甘やかす日を作ったり。
    自分も「お姉ちゃんなんだから」と我慢してきた経験があるので、もしも今後の人生で機会があれば、人間犬猫問わず、そういうのを忘れずに接してあげたいと思います。
    タイトル通り、コロ、ゆりねとの日々の描写が他のエッセイ作品より多いです。

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    2022年07月04日
  • 真夜中の栗

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    ネタバレ

    まさに丁寧な暮らしを体現されているなあと、読んでいて羨ましくなりました。
    ご自身はご両親に対してあまりプラスなイメージはないようで、とても意外でした。
    書く文書にとても温もりを感じるからです。
    白アスパラがおいしそうでヨダレが止まらなくなりました。

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    2022年06月28日
  • 卵を買いに

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    小川さんは、著者の中で「遊牧民のように暮らしたい」とおっしゃっていますが、夏になるとご自宅を離れ、海外で生活をするスタイルは私からすれば、既に半遊牧民です。
    小川さんのエッセイをここ最近順不同で読んでいます。時系列はぐちゃぐちゃですが、どの年も楽しいです。物語の出版物にも触れているので、そちらも同時に手に取りたくなります。
    わたしがビールを飲めるようになったのは、小川さんのエッセイの影響です。美味しいお酒と季節に合った美味しい食べ物を世界中で楽しめる日々が早く戻ってきますように。

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    2022年06月16日
  • 犬とペンギンと私

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    2014年の日記エッセイ。
    インドやヨーロッパの話も面白かったけど、後半どんどんコロやゆりねが生活の中心になっていくのが分かり、わかるわかると思った。私の場合は猫だけど、犬を思う著者と全く同じ気持ち。

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    2022年06月11日
  • ペンギンの台所

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    「食堂かたつむり」を出版する前後の日記。
    小川糸さんの作品はほんわか、スローライフなイメージだけど、彼女の普段の生活もそんな風なんだなと感じることができる一冊。

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    2022年06月07日
  • 卵を買いに

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    取材で訪れたラトビアに、恋してしまいました。手作りの黒パンや採れたての苺が並ぶ素朴だけれど洗練された食卓、代々受け継がれる色鮮やかなミトン、森と湖に囲まれて暮らす人々の底抜けに明るい笑顔。キラキラ輝くラトビアという小さな国が教えてくれた、生きるために本当に大切なもの。新たな出会いと気づきの日々を綴った人気日記エッセイ。

    ラトビアを舞台にした『ミ・ト・ン』の雰囲気が好きだったので、取材当時のエッセイを読めて嬉しかった。他には飼い犬のゆりねちゃんとの日々が中心の内容。動物を飼ったことがないので、家の中に犬がいる感覚がわからないのだけど、やっぱり家族のような気持ちになるんだなぁと思った。

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    2022年06月07日
  • 今日の空の色

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    2013年の日記エッセイ。
    鎌倉でのひと夏の生活。鎌倉の空気が東京より湿気を含んでいて重い、というの、なんとなく分かる。鎌倉暮らし、いいなと思ったけどムカデやでかい蜘蛛が家の中に出るのは勘弁だな…

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    2022年06月05日
  • 私の夢は

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    カナダのカフェで食べたふわふわのワッフル。モンゴルの青空の下、遊牧民と調理した羊のドラム缶蒸し。旅の最終日にバーテンダーが作ってくれたコーヒー味のオリジナルカクテル。石垣島での真夜中の潮干狩りや、ベスト・オブ・クラムチャウダーを決めるべく決行した飲み歩き。旅先で出会った忘れられない味と人々。美味しい旅の記録満載のエッセイ。

    モンゴル、カナダ、石垣島、イタリア。小川さんと一緒に旅に出た気分になれる。どこにも気軽に出かけられない今だからこそ、非日常のわくわく感をお裾分けしてもらえて楽しかった!

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    2022年05月27日
  • 真夜中の栗

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    ベルリンと少しの日本での暮らし、特に食事にまつわるところが生活する中での基本としてドーンとあるのが安心できる。何でもなく普通に丁寧に暮らし季節を大切にして着実に日々を経たせている。ほっとさせてもらうようなエッセイです。

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    2022年05月21日
  • 育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ-日々の習慣と愛用品-

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    著者の心のあり方や暮らし方、日用品などの紹介。
    特に「心のあり方」のチャプターは、同じく自宅で仕事をしている私も深く共感することばかりだった。
    上手く余白を残しながら日々生活する、というのは私も自然とそうなっていったように思う。
    持ち物を厳選して少なく、というのは本当そうだよなぁと実感しているけれど、なかなか出来ないでいる。

    2019年時点ではドイツにいらしたようだけど、現在はどうしていらっしゃるのかな。エッセイの最新の方に追いつけば、分かるかもしれない。

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    2022年05月15日
  • こんな夜は

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    2011年の日記エッセイ。
    2011年と言えば、やはり、東日本大震災のあった年。3.11の前と後とでは書かれることが異なっていて、自分もこんな感じで茫然自失としたところから少しずつ日常を取り戻す毎日だったなと思い出した。

    ベルリンにひと夏滞在した経験が書いてあり、非常に魅力的な街に思えた。行ってみたいな。

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    2022年05月10日
  • 今日の空の色

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    鎌倉での生活に憧れが募る。でも湿気と虫のことなど、実際に生活する時の問題も書かれていて、私には憧れのままでいいかも…と思ってしまった。
    エッセイを通して、自分で体験できた気になるのも良い読書体験。

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    2022年05月03日
  • 今日の空の色

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    年金暮らしの勝手なひがみです。庶民の味方的な親近感がガラッと崩れました
    エッセの端々にセレブな暮らしぶり 優しいお人柄は充分に伝わって来ました
    ペンギンさん、いい奥さんをもらいましたね

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    2022年04月16日
  • 真夜中の栗

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    ベルリンでの生活が日記体でさらりと書かれていて読みやすい。
    政治への考えの話も多いかな。
    シリーズ物の最新作だったけれど、この一冊からでも大丈夫。
    シリーズで読みたくなったから遡ってみよう。

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    2022年04月15日
  • ペンギンの台所

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    まだ小川糸さんの作品、このエッセイしか読んだことないので、とにかくこの人の人の良さというか、周りの方への感謝を忘れない姿勢、素敵だなって思いました。
    今度小説の方も読んでみようと思います。

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    2022年04月14日
  • 洋食 小川

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    ネタバレ

    丁寧に暮らすと小さなことでも幸せに感じるんじゃないかなぁ。
    小川さんのエッセイを読んでいると自分も美味しいご飯が作れるんじゃないかと錯覚します。
    あとドイツに行ってみたくなります。
    まだまだ知らない世界が自分にはあるんだと思わされます。
    1日1日を大事に過ごそうと思える本でした。

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    2022年04月03日
  • ファミリーツリー

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    信州の清々しい空気がページ越しに感じられる物語でした。家族・親族のつながり、小学生だった少年少女が成人してゆく様子などが、丁寧に描かれています。
    読み終わった後、長野に訪れたくなるような小説でした。

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    2022年03月10日
  • グリーンピースの秘密

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    ベルリンで暮らし初めて1年。冬には友人と温泉で新年会をしたり、家で味噌を仕込んだり。短い夏には美味しい味と素敵な出会いを求めて、リトアニアとポーランドへ…。四季折々の暮らしを綴ったエッセイ。

    不思議な生活。

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    2022年02月28日
  • こんな夜は

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    初めて読む作家さんかも...

    部屋を暖かくして、暖かい美味しい飲み物でも飲みながら...
    しかも、少しゆっくり目に読み進むといいのかも...

    ちょっと早足で読み始めたせいか...自分とリズムが合わなくて...
    でも慣れてきたら ほっとする感じでしょうか?
    普通のことを普通に...こんな風に書けるのはやっぱり作家さんですね...
    小川糸さんのファンに睨まれそうなこと書いてる自分に気づいて...反省 ^^;

    旅...いいですね、長期滞在...
    私もやってみたいなぁ〜と思う...

    で...結構具体的に書かれていて 
    讃岐うどんのメーカーとか、千鳥酢とは読んだ本のタイトルとか...
    いいなっ!

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    2022年02月21日