小川糸のレビュー一覧
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人生最期の時をどのように過ごすか?穏やかに、安らかに死と向かい合えるか?或いは喚き、叫び、受入れられず苦しんで死を迎えるか?それは、人それぞれ生き様、考え方で違うだろうし、また生きた場所、時代や環境でも違ってくるだろう。 それらのことを踏まえて、この小説を思う。
主人公、海野雫はステージⅣの癌。治療のため、あらゆる方法を試したが全て効果がなく、医者から余命を告げられる。そして人生最期の時を穏やかに過ごすためホスピスの「ライオンの家」に入院する。
「ライオンの家」は、穏やかな瀬戸内海に浮かぶ、地元民が自らレモン島と称する小さな島にある。すでに全てを諦観し寿命と -
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2012年の1年間を飛び飛びで記した日記エッセイ
「日記エッセイシリーズ」らしく、シリーズの途中から読んでしまった……
著者が料理をしたり、本を読んだり、人にあったり、コンサートや演劇を見たり、外国で暮らしてみたりといった生活の描写
これが世に名高い「丁寧な暮らし」なんでしょうねぇ
ダメだ、物語で読むと素敵なものに感じるのに、現実のものとして見ると自分には縁遠い存在に感じてしまう
ってか、小川さんは外国でバカンスめいた生活ができるほどの稼ぎがあるって時点で世間一般の金銭感覚とは違うのかもしれない
ベルリンを中心に、パリやモロコ旅行など、気軽に行けたらいいですよね
最初のところで「ペン -
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ネタバレ小川糸さんらしい、自由でゆるーいエッセイ。台湾、ラトビア、ベルリン、リトアニアと、どんな国でもマイペースに、夫のペンギンと犬のゆりねと暮らしていくところがよかった。
ベルリンでは、犬とお店にも自由に入れる分、義務としてしっかりしつけが必要とされていたり、日本のドーベルマンの耳は断耳されてあの形になっているので、自然な形だとたれ耳だったり(向こうでは断耳が禁止されている)、外で散歩時にトイレを済ませるのが一般的だからトイレシートはほとんど売ってなかったり、国によって犬との暮らし方って全然違うんだなと思った。
書初めの課題で自由に書いて良いからと、卍と書いてみるところ、書き順が実はあると知ったこと -
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小川さんはご両親との関係がかなり良くなかったらしい。
そんなお母様が亡くなり、闘病中から心境の変化があったそうだ。
そういう親との関係性が小川さんの日々の考え方に影響している背景が今回でなんとなくわかった気がする。
小川さんの日記3冊目でやっと小川糸さん像が掴めてきた。知り合いになれて来た感じ。
相変わらず日本政府やアメリカ大統領など、国の組織への批判は所々出てくる。
ドイツ大好き、ラトビア大好き、でも日本に帰るとやっぱりホッとするらしい。
ベルリンでのフリーマーケットの描写で
『何でも簡単に捨ててしまう日本人とは、物に対する感覚が違うのだろう。』
とあったが、一部の日本人じゃないか?と解 -
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全体的に読みやすい。
小川糸さんが何に重きを置いて過ごしているのか、思想・人生観がわかる本。
犬のゆりねちゃんのことや食べ物のこと、季節のことはほのぼの読める。
急な政治批判や、「たいていの場合、日本人の家は、狭いのに物にあふれている。」と分母を大きくして語る所は面食らってしまった。
あと「もし生まれ変わったとして、日本かラトビアかどちらかの国民にならないといけないとしたら、私はラトビアを選ぶ。」とあり、ラトビアが心の底から尊敬する国だと言いたいのはわかるのだけど、そんなに日本嫌かぁ(笑)と思ってしまった。
きっと、とっても真面目で一本気な方なのだろうけれど、時々ある正しさの押し売りを息苦しく -
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ネタバレ気になる本
『沢村貞子の献立日記』
主人が亡くなるまで作り続けた手料理。
主人が亡くなってからは書かれない日記。
感動の予感。
雪は人を寡黙に、内省的にする。
確かに、動かずじっとして、身を守る姿勢に知らず知らずなっているかも。
声を出さず、物思いに耽る。
隣に誰かいればその人を思う。それは心地いい、安心できる場所だよね。
本に移った匂いって素敵。その本が今までどこにいたのか、自分がどんな場所でいつ読んだか思いを馳せる時間っていいな。
気になる映画
かぞくのくに
トガニ
ハンナ・アーレント
哲学の意味
フランスでは学校で幼い頃から哲学を教えている。
自分で考える、人生の永遠のテーマ。