小川糸のレビュー一覧

  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    両親との思い出を胸にサーカスへ入った少年。
    未知なる世界へ飛び込んだ少年を親心のように心配した序盤。
    よくぞここまでと少年の成長に感心した終盤。
    何かを抱えながらも笑ってる周りの人がとても暖かく。描く料理が旨そうで腹が鳴る。

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    2023年10月14日
  • 昨日のパスタ

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    丁寧な暮らしをされている方だな。そんなに難しくないだろうけどやらない、梅干しやかりんを漬けたり、栗を煮たり、出汁をとることなどなど。簡単そうにされていて、憧れちゃう。自分もそんな事を簡単に出来るようになりたい。

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    2023年09月20日
  • 育てて、紡ぐ。暮らしの根っこ-日々の習慣と愛用品-

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    気軽に読める糸さんの本
    毎日を大切に物を少なく身軽にどこでもひょいって移動できるように

    いいものをよく選んで購入していきたいな
    こだわりが色々あるんだね
    こだわりの本でした

    私も自分のこだわり見つけていこう
    ただし それじゃないと嫌!っていうめんどくさい人にはなりたくないなあと

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    2023年09月01日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    ネタバレ

    外国の童話みたいなお話。両親の離婚でひとりぼっちになった少年は、13歳の誕生日に、レイボーサーカスに飛び込んだ。
    病気の治療のためにつかった薬が原因で、10歳の体から成長しなくなってしまい、自分の居場所を探すために、育て親であるグランマのもとを飛び出した。
    1年間のサーカスでの生活を通じて、少年も仲間たちとの絆を深め、成長していく。
    個性豊かなサーカスの団員たちがそれぞれ魅力的で、華やかで明るく見える面々が、それぞれの過去を抱えていて、なんだかとってもよかった。

    クリスマス公演で初公演の少年が、ソリャンカとして綱の上を歩き出すところで幕が降りるの、綺麗な終わり方でよかった。

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    2023年08月18日
  • リボン

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    すみれちゃんとひばりさんのお話がいちばんすき。
    でも、p250「姉と妹には、他人が立ち入ることの出来ない濃密な結束があるのかもしれない。もしかすると彼女たちの実の両親ですら足を踏み込めない領域が存在するのかもしれない」の一文はそうそう!って声出しそうになった。わたしは妹だいすきだし妹にしか言えないことがたくさんあるから。

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    2023年08月12日
  • ペンギンと暮らす

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    アーミッシュ

    オンネリとアンネリのおうち

    Little DJ〜小さな恋の物語


    みてみたい。
    丁寧な暮らしをされている方の日記、というかんじ。

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    2023年07月06日
  • ぷかぷか天国

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    小川さんはご両親との関係がかなり良くなかったらしい。
    そんなお母様が亡くなり、闘病中から心境の変化があったそうだ。
    そういう親との関係性が小川さんの日々の考え方に影響している背景が今回でなんとなくわかった気がする。
    小川さんの日記3冊目でやっと小川糸さん像が掴めてきた。知り合いになれて来た感じ。

    相変わらず日本政府やアメリカ大統領など、国の組織への批判は所々出てくる。
    ドイツ大好き、ラトビア大好き、でも日本に帰るとやっぱりホッとするらしい。

    ベルリンでのフリーマーケットの描写で
    『何でも簡単に捨ててしまう日本人とは、物に対する感覚が違うのだろう。』
    とあったが、一部の日本人じゃないか?と解

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    2023年07月06日
  • 卵を買いに

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    全体的に読みやすい。
    小川糸さんが何に重きを置いて過ごしているのか、思想・人生観がわかる本。
    犬のゆりねちゃんのことや食べ物のこと、季節のことはほのぼの読める。
    急な政治批判や、「たいていの場合、日本人の家は、狭いのに物にあふれている。」と分母を大きくして語る所は面食らってしまった。
    あと「もし生まれ変わったとして、日本かラトビアかどちらかの国民にならないといけないとしたら、私はラトビアを選ぶ。」とあり、ラトビアが心の底から尊敬する国だと言いたいのはわかるのだけど、そんなに日本嫌かぁ(笑)と思ってしまった。
    きっと、とっても真面目で一本気な方なのだろうけれど、時々ある正しさの押し売りを息苦しく

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    2023年06月14日
  • 今日の空の色

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    ネタバレ

    気になる本
    『沢村貞子の献立日記』
    主人が亡くなるまで作り続けた手料理。
    主人が亡くなってからは書かれない日記。
    感動の予感。

    雪は人を寡黙に、内省的にする。
    確かに、動かずじっとして、身を守る姿勢に知らず知らずなっているかも。
    声を出さず、物思いに耽る。
    隣に誰かいればその人を思う。それは心地いい、安心できる場所だよね。

    本に移った匂いって素敵。その本が今までどこにいたのか、自分がどんな場所でいつ読んだか思いを馳せる時間っていいな。

    気になる映画
    かぞくのくに
    トガニ
    ハンナ・アーレント

    哲学の意味
    フランスでは学校で幼い頃から哲学を教えている。
    自分で考える、人生の永遠のテーマ。

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    2023年06月13日
  • 洋食 小川

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    文章の上手い人のエッセイは読みやすい。
    すごく当たり前なんだけど、ストーリーがない分書き手の力量がでると思う。
    小川さんの日常や思ったことがたくさん知ることができるので、ファンには嬉しいと思う。
    印象としてはまるで尼僧のような、達観したand油分の抜けた鰹節のような味わい深さを感じた。
    馴染み深い手頃な洋食屋さんの雰囲気なので、何話でも読めそう。

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    2023年06月07日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    両親が離婚しひとりぼっちになった少年が、不自由な体で自由に生きるために、サーカス団に入り自分の居場所を探しながら成長していく物語

    小川糸さんの作品は今回で2作目でした。
    心に優しくそれでいてストレートに響く表現がとても上手な作家さんだと思います。

    貧しいサーカス団で一歩ずつ大切なことを学んで行きながらも、決して自分を見失わず前を向いて直向きに生きる姿に心が揺さぶられました。

    読後は穏やかで優しい気持ちになれる作品でした。

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    2023年06月03日
  • サーカスの夜に(新潮文庫)

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    自分の居場所を求めた少年がサーカス団の一員となり過ごした1年間の成長物語。

    少年は成長することのない自身の身体にコンプレックスを抱えていた。だけど、サーカス団にはさまざまな人たちがいた。
    少年は両親の離婚により孤独を感じていた。だけど、もっと深い孤独と闘っている人たちがいることを知る。
    少年は働けることの難しさを知らずにいた。だけど、講演をひとつ開催するにも障壁が立ちはだかることがあることを知る。
    少年は恋を知らなかった。だけど、人を愛することの苦しみや喜び、情けなさを知る。
    少年は死は遠い場所のものだと思っていた。だけど、死は身近にあり大切な人を失う哀しみを知る。
    少年は自分が何をしたいの

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    2023年05月30日
  • 真夜中の栗

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    ネタバレ

    気になる映画が沢山紹介されてた。
    殺人の追憶
    シークレット・サンシャイン
    母なる証明
    トガニ 幼き瞳の告発

    年賀状の考え方に共感。
    自分を犠牲にして、徹夜してまで書くようなものじゃない。新年を迎える喜びを味わいたい。前年のお礼をしたい。義務ではなく、感謝の気持ちで書きたいな。

    カルボナーラ作りたい。オリーブオイルでニンニク、ベーコンを炒める。ボウルに生卵をとき、茹でたパスタを入れる炒めておいた具を入れ、味を整える。
    チーズはないみたい。コツは卵は常温にしておくこと。

    ガザに地下鉄が走る日
    人が時に暴力的になることは説明がつかない。ただ事実とひて受け止める。全ての人の行動に答えがあるわけじ

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    2023年05月28日
  • リボン

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    少女の感情などが小川糸さんの独特の文章で表現されています。
    その文章は、本当に優しく人の心を包んでくれます。

    私は、鳥を飼ったことはありませんが、オカメインコを飼ってみたいと思いました。
    でも、鳥は、やっぱり大空を自由に飛ぶのが幸せなのかな。

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    2023年05月21日
  • 真夜中の栗

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    日記形式で読みやすかったけど
    やっぱりわたしはエッセイはあまり
    楽しめないのかもしれない。

    朝しか書き物をしないのは驚きだったけど
    他の時間で自分を癒してるところは見習いたい。

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    2023年05月19日
  • 昨日のパスタ

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    ベルリンの生活を終える事にした小川さん。日本での暮らしの事や日本食の美味しさを再確認している様に思えました。深く深呼吸が出来るようなホッとする感じのエッセイでした。

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    2023年05月15日
  • 私の夢は

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    この年はたくさん旅をされていたように感じます。カナダのバンクーバーでの食事がすごく美味しそうで私も行ってみたいなとか、京都の有次さんの卸金素敵だなとか、ゆったりした気持ちでゴロゴロしながら読めるので、小川糸さんのエッセイ好きだな

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    2023年05月06日
  • こんな夜は

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    2011年、震災が起こった年の内容で、それを悼むお話も多かった。エッセイを読むと歴史や過去をそれとなく振り返ることができる。

    旅に出れない時は本の中を旅しよう。

    気になる本をいくつか紹介されてたので読んでみたい。
    クロード・K・デュボア『わたし、ぜんぜんかわいくない』
    ベルディーナ・ヘンリヒス『チェスをする女』
    大島真寿美『ピエタ』
    『蝶々喃々』…男女が親しげに小声でおしゃべりをする様子。

    パリのメトロの話、外国だと駅周辺、地下の通り道で音楽をしている人を確かに見かけた。パリはオーディションしてちゃんと選んでるんだね。

    ベルリンは芸事に富んでいるそう。ピアノコンサート、サマーナイトオペ

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    2023年05月01日
  • ぷかぷか天国

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    小川糸さんの作品は好きだけど、エッセイはちょっと苦手。お話の方はふんわりしているけど、ご本人は結構意見がハッキリしていてそのギャップのせいか?読み始めから3ヶ月くらいかかったかも。
    後半は慣れてきてサクサク読めた。私も日本から遠く離れた所で暮らしてみたいな〜と素直に思えた。

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    2023年04月30日
  • 海へ、山へ、森へ、町へ

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    モンゴルの遊牧民、ハヤナーさん家でのホームステイはとても興味深かったです。なかなか知ることのできない遊牧民の生活が具体的に知れました。便利なもので埋め尽くされた日本の生活とは真逆の生活を2回も体験できた小川糸さんは贅沢。その体験を本にして伝えてくれてありがとう。

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    2023年04月30日