小川糸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
満月の夜だけ開店するレストランで、焚き火を囲んでお月見をしたり、急遽思い立って、三崎港へのひとり大人遠足を計画したり。ベルリンでは、語学学校に通って予習と宿題に追われ、束の間の休みは、ご近所さんとホットワイン片手にクリスマスマーケットを梯子する。2017年の日記エッセイ。
今回は日本(鎌倉)、ベルリンの滞在中のお話。ラトビア旅行の話も少し。
お母様を亡くしたことが書かれていて、幼い頃よりも大人になってからの方が上手く付き合えているという内容に、そんなこともあるのかと思った。親との関係があまりよくなかったおかげで、お話を書くことがライフワークになり、家族以外の人たちとの関係に恵まれた、とも。家 -
Posted by ブクログ
小川糸さんの暮らしぶりがわかる本。
印象に残ったのは、後書きのこの言葉↓
「日本にいるとどうしても、何かを買う、つまりお金を使うことで幸せが手に入るように錯覚してしまいがちです。だから、お金を稼ぐために仕事をしてしまいます。だけど、お金がなくても幸せになれる方法は、工夫次第でいくらでもあると思うのです。
(中略)
こうでなければならない、という先入観から解放されると、いかに自分が自由であるかを思い知りました。
人からどう思われようが関係ないのです。大切なのは自分がどう生きたいかということ。自分だけの幸せのモノサシを持つことです。」
著者は自分の確固たる芯を持った強い方だなと思った。
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