島本理生のレビュー一覧

  • 2020年の恋人たち

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    32歳の主人公。それなりに自立しているから依存しすぎずリスクも回避しつつ、勢いに流されることもありながら、違和感への感度と信頼度の高さ、行動。帯の通り、まさに大人の恋愛小説。

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    2024年08月13日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

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    2024年08月11日
  • 私の身体を生きる

    購入済み

    読むのに気力のいる本だった

    息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
    SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。

    男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
    でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
    でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
    そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない

    #タメになる

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    2024年08月04日
  • 二周目の恋

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    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

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    2024年07月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。

    本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。
    作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。

    全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる)
    政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。
    島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

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    2024年07月07日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    顔にアザがある大学院生リケジョの話
    アザがあることで出会えた色んな人の温もりがいいねって本だった
    自分のコンプレックスを他人にさらけ出して隠さないというプライドは持っていても相手からそれを気にしているそぶりを見せられると悲しいっていう矛盾を抱えた話
    主人公が自分とは真逆の人間で面白い
    でも正直羨ましい!!!!顔にアザがあったら近付いてくる人は減って悲しいかもしれないけど近付いて来てくれた人はもう分かってるもんね!!
    私は自分の中に抱えてるバカデカ秘密ってかクソデカコンプみたいなものが第三,四部くらいまであるから正直近付いて来てくれた人がいつこの人は自分から離れてくんだろうってどこか最初から諦め

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    2024年07月02日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公の葵。好きだ、こういう女性。大人の恋愛小説とあるけれど、大人の恋愛って苦しいよね。
    松尾君といいお店を続けてほしい。

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    2024年07月01日
  • ご本、出しときますね?

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    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

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    2024年06月29日
  • シルエット

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    ネタバレ

    17歳のデビュー作であるという「シルエット」。特に刊行年関係なく島本理生さんの作品を読んでいたこともあり、いい意味で何処か磨く前の石のような粗さがあるような作品で。(雑でという意味ではないです。)でも確実にそこに島本理生さんの原点があるような(烏滸がましいけれど)そんな印象を抱いた小説でした。こんな感情の機微を、登場人物たちと同世代のときに書けてしまうなんて。でもそんな彼女だからこその葛藤とかがあったのだろうか。なんて、勝手に想像してしまった。

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    2024年06月12日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    先に映画を見た時、コンプレックスはそれを通して自分に大切な人と出会うことができるものでもあるという感想を持ちました。
    原作である本書を読むと、アイコがメイクをして原田くんとデートに行くシーンに、自分と一緒にいる人がどう見られるかを気遣う描写があります。その後、原田くんはサラッと受け入れてくれ、映画と同じ気持ちになった一方で、受け入れて欲しいと傲慢に思うのは違うことに気づかされました。また、たまに、ちょっとはコンプレックスは隠してもいいのかもしれません。世間からの目ではなく、相手と自分との間にある距離。その機微を感じながら、自分を開いていけるようになるといいなと思いました。自分のコンプレックスも

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    2024年06月03日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公の葵の性格がサバサバしている。
    その中に隠されている過去から自己の発見まで、
    何かと不思議だからすらすら読める面白い作品だった

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    2024年05月25日
  • 2020年の恋人たち

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     こんなにモテる主人公の話は初めてでした。本人は無意識なんだろうけど、異性を惹きつける何かがあるんだろうなぁと読んでいて思いました。

     育てられた境遇のせいか、幸せになること?人自体に興味がない主人公。母が亡くなっても感情的な悲しみは伝わってこない…。

     難しい主人公でしたが、面白かったです。

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    2024年05月17日
  • クローバー

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    あらすじ

    でこぼこな2×2のにぎやかな日々と不器用な恋の行方は――?

    強引で女子力全開の華子と人生流され気味の理系男子・冬冶。双子の前にめげない求愛者と微妙にズレてる才女が現れた! でこぼこ4人の賑やかな恋と日常。キュートで切ない青春恋愛小説。



    感想

    おもしろかった!
    さくっと読める読みやすさの割には、心がよく揺れ動く瞬間があった。
    青春って痛いな。

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    2024年05月10日
  • 2020年の恋人たち

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    金の力で何とかする男、妻子持ちの魅力的な男、無骨で職人気質な男、女性には色んな男が近づいてくるんだなぁ。

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    2024年04月21日
  • 春色梅児誉美

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    あなたは、”三角関係”が好きでしょうか?

    いやいや、それは好きとか嫌いとかいうものではないでしょう。二人の女性が一人の男性を取り合うという場面、どこがそんなに良いのかなあ?と第三者的に見えるような男であっても、そんな男性を好きになった二人の女性には死活問題です。相手方女性の存在がチラチラと見え隠れすればするほどに必死感は強まります。まあ、そんな風に第三者的に語れるのはあくまで他人事だからです。TVドラマでも小説の世界にだってよくある光景。自分の身の上に起こっていれば、そもそもこんなところに書いている余裕などはないでしょう。

    では、そんな”三角関係”は、現代社会特有の事象なのでしょうか?それ

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    2024年04月17日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    面白かった。小説としてストーリーが面白いし、この作家の書く文章が好きだと思った。
    ただ取り扱っているテーマとして、宗教だったり神だったり少し考えることが必要だったりもする。
    また再読したい。

    個人的には、ノルウェイの森の考察を売野さんが語る場面が好きだった。

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    2024年04月14日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    島本さんの作品って私が読んだ中では日常がキラキラしてる光のような作品が多いけど、たまに人間の本質に目を向けたどこか危うい闇のような作品がある。
    今回は後者だったけど、少し自分の生い立ちや抱えてる闇とリンクするところがあってすごく考えさせられた。

    幼少期の経験、親の人柄ってその人の人格形成に大きく関わるってのは分かってて。それが春にとって闇を生み出してた。それを認めること、向き合うこと、知ることってすごく必要なんだな。
    私は常にいい子でいたい。幼いときからのその感情がずっと消えない。だから他人の顔色を伺いすぎるし自分の思いなんて押し殺しちゃう。
    何を言っても自分の意見が罷り通らない環境で自分の

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    2024年04月07日
  • あなたの愛人の名前は

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    思うまま、自分の意思だけを通して生きることは難しい。というか、ほとんどの人は不可能だと思う。
    自分の選択が、誰かの人生にも影響を与えてしまうことも、多々あるから。

    大人のままならない感情や恋愛を綴った6篇の短篇集。作品の登場人物が共通している連作めいた要素もあり。

    「罪悪感」って時にとても便利でずるい感情で、それを持つことによって、自分がしていることが多少赦されるのではないかという思いが無意識の片隅にあったりする。
    不倫しながら「パートナーには悪いと思ってるんだけど」などと言う。
    知られないように配慮するのは、けして「罪悪感」が痛むから、ではない。自分にとって都合が悪いからだ。

    愛情が伴

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    2024年04月06日
  • B級恋愛グルメのすすめ

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    自分と同じくらいの年齢で共感しながら読めた。食べ物の描写がおいしそうで読んでるだけで食べたくなりました。リフレイン婚めずらしいし解説が旦那さんなのも面白かった。

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    2024年04月06日
  • あられもない祈り

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    ネタバレ

    「出会ったとき…ちょっと堅苦しい印象を受けた」
    「君が席を立って…後ろ姿が綺麗だということに気付いた」
    「君が戸惑ったようにこちらを振り返った…ふっと力が抜けたように微笑んだ」
    「まるで世界から救われたみたいに」
    僕もこんなふうに話してみたい。
    この先、望むべくもないことだけれども。

    読ませるなあ、と第一印象。興味深くて、僕の好み。登場人物のイメージが、なかなか浮かんで来なかった…これは僕の責任だろう。

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    2024年03月25日