島本理生のレビュー一覧

  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家作品からなる短編集。アジアというキーワードがどの作品に盛り込まれている。台湾、香港。
    どちらも中国変換を迎え過渡期で日本との関係も変わってきている。個人的に角田さんの「猫はじっとしていない」が好きだった。

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    2024年09月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    タイトルに「アジアの街角」とあったので、てっきりアジアのどこかの国が舞台になっているお話なんだと思い込んでいた。でも、実際に海外を舞台に展開する話は1つだけ。ほかは日本が舞台。そして日本でアジアの料理を食べる、もしくはアジアのどこかの国から来た人が登場する短編小説集。

    でも、なんか意外と好きだなと思う話があって、ハッピーな結末ではないのに、「あ、私この話すきだ。もしかしたら、この作家さん(島本理生さん)、私好きかもしれない」と思った。
    それと、初読み作家さんだった大島真寿美さんの小説。私ら日本人って香港が中国に返還されて、そのあと若者たちが抵抗して、自由が奪われていく様子をニュースで見てるけ

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    2024年09月12日
  • あなたの愛人の名前は

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    「あなたは知らない」が好き。
    島本理生さんは長編ばかり読んでいたけど短編集も余韻があって大変良い。元々読後感がじんわり沁みて来るタイプの作品を書かれる方なので、短編だと余白ゆえにそれが際立つなーと思った。
    なんだろう、語りすぎないがゆえの雄弁さというか。とにかく好きだ。島本理生さん最高。

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    2024年09月08日
  • 生まれる森

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    似たような感情を持ったことがあったので、
    当時の私が救われたような感覚が私にも宿った。
    終わったはずの関係を、終わったものと捉えきれないどうしようもない感情は
    自分の周りにいる色んな人が上書きしてくれた。
    今となっては、当時の激情も、風景も
    霞んで見えなくなっている。
    そんなことを思い出させてくれるような作品でした。
    曲がった道を他人が補正してあげることなんて
    不可能に近いと分かっているのに、
    私ならできるのではないか、救ってあげたい
    とかってに上から目線で傲慢な感情が出てきてしまう。
    その同情のような可哀想という気持ちを、
    恋と勘違いして、勝手に盛り上がって傷ついたあの頃の自分もきっと、間違

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    2024年09月08日
  • いつか、アジアの街角で

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    大島さんのチャーチャンテンがよかった。
    同じ1990年代に台湾に住んで自由になれたことを思い出した。夜市で鶏爪や鴨舌を食べ、夜は卡拉okで
    「月亮代表我的心」を歌ってたなぁ。

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    2024年09月03日
  • いつか、アジアの街角で

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    不思議な話がたくさんある中、
    私は分かりやすい話が好きなので、
    この中なら、宮下奈都さんのやつが、好き。

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    2024年08月18日
  • 2020年の恋人たち

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    32歳の主人公。それなりに自立しているから依存しすぎずリスクも回避しつつ、勢いに流されることもありながら、違和感への感度と信頼度の高さ、行動。帯の通り、まさに大人の恋愛小説。

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    2024年08月13日
  • いつか、アジアの街角で

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    台湾や香港関連のひとコマ集だった。宮下奈都の作品が入っているので読んだ。さっと読めたからそれなりに面白かったのかな

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    2024年08月11日
  • 私の身体を生きる

    購入済み

    読むのに気力のいる本だった

    息子が中学にあがり、性教育を考えると男性視点の情報では難しいと思う事が多々ある
    SNSでこの本のことが流れてきて書評を見た時、長男の女性に対する理解に何かしら寄与するかと思い、つい反射的に購入した。

    男より女性の生き方はある意味で難しいが、性を持ち出すと安易に楽な選択を選ぶこともできる。
    でも、それを選ぶと多くの場合、後でツケがまわる。だから、安売りするな、という言葉を親の世代は言う。
    でも、若い世代が持て余す感情は大人の説教なんて聞き入れない。で、大人になって、同じように若い世代に言う。
    そこに使える武器があってもそれを使わないって難しいこと。男が腕力で相手を従わせる選択をなかなか選べない

    #タメになる

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    2024年08月04日
  • 二周目の恋

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    深夜のスパチュラ
    なんか煮え切らない恋ってところが沁みた。男らしさを求めてしまうところは同じだな、毎度思うが綿矢りささんの小説に出てくる女は客観視してしまうほど過激。
    フェイクファー
    自分の中で思い出を消化し、少し客観的な立場で自分を見る主人公が少し羨ましい。
    海鳴り遠くに
    恋愛にタイミングは必要。ただ、わたしは肉体関係を生々しく描く作品はあまり得意としないと感じた。それだけで文章がドロドロに感じてしまう。

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    2024年07月15日
  • いつか、アジアの街角で

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    ネタバレ

    私の好きな作家、島本理生さん、宮下奈津さん、角田光代さんが入っていたので購入。

    本のタイトルが「アジアの街角で」とあったので、東南アジアを旅するテーマなのかなと思ったら全然違った。
    作品に出てくるのは台湾と香港のみ。しかも、実際に街角を旅するのは1作品だけで、あとは日本の日常風景の中で話が進んでいく。

    全作品を読んで頭に浮かんだのは、「台湾加油」「香港加油」という言葉。(「香港加油」は実際に作品の中に出てくる)
    政治情勢が不安定な二つの街を小説という切り口で応援したかったのではないかと思った。
    島本理生さん、大島真澄さん、宮下奈津さんの話が味わい深くて面白かった。

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    2024年07月07日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    顔にアザがある大学院生リケジョの話
    アザがあることで出会えた色んな人の温もりがいいねって本だった
    自分のコンプレックスを他人にさらけ出して隠さないというプライドは持っていても相手からそれを気にしているそぶりを見せられると悲しいっていう矛盾を抱えた話
    主人公が自分とは真逆の人間で面白い
    でも正直羨ましい!!!!顔にアザがあったら近付いてくる人は減って悲しいかもしれないけど近付いて来てくれた人はもう分かってるもんね!!
    私は自分の中に抱えてるバカデカ秘密ってかクソデカコンプみたいなものが第三,四部くらいまであるから正直近付いて来てくれた人がいつこの人は自分から離れてくんだろうってどこか最初から諦め

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    2024年07月02日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公の葵。好きだ、こういう女性。大人の恋愛小説とあるけれど、大人の恋愛って苦しいよね。
    松尾君といいお店を続けてほしい。

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    2024年07月01日
  • ご本、出しときますね?

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    面白い企画。小説家2人とオードリー若林の鼎談。
    お互いへの質問、それぞれのマイルール、おすすめ本という流れで、読みたい本が増えた。
    村田沙耶香さんがすごく個性的で面白い。

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    2024年06月29日
  • シルエット

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    ネタバレ

    17歳のデビュー作であるという「シルエット」。特に刊行年関係なく島本理生さんの作品を読んでいたこともあり、いい意味で何処か磨く前の石のような粗さがあるような作品で。(雑でという意味ではないです。)でも確実にそこに島本理生さんの原点があるような(烏滸がましいけれど)そんな印象を抱いた小説でした。こんな感情の機微を、登場人物たちと同世代のときに書けてしまうなんて。でもそんな彼女だからこその葛藤とかがあったのだろうか。なんて、勝手に想像してしまった。

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    2024年06月12日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    先に映画を見た時、コンプレックスはそれを通して自分に大切な人と出会うことができるものでもあるという感想を持ちました。
    原作である本書を読むと、アイコがメイクをして原田くんとデートに行くシーンに、自分と一緒にいる人がどう見られるかを気遣う描写があります。その後、原田くんはサラッと受け入れてくれ、映画と同じ気持ちになった一方で、受け入れて欲しいと傲慢に思うのは違うことに気づかされました。また、たまに、ちょっとはコンプレックスは隠してもいいのかもしれません。世間からの目ではなく、相手と自分との間にある距離。その機微を感じながら、自分を開いていけるようになるといいなと思いました。自分のコンプレックスも

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    2024年06月03日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公の葵の性格がサバサバしている。
    その中に隠されている過去から自己の発見まで、
    何かと不思議だからすらすら読める面白い作品だった

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    2024年05月25日
  • 2020年の恋人たち

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     こんなにモテる主人公の話は初めてでした。本人は無意識なんだろうけど、異性を惹きつける何かがあるんだろうなぁと読んでいて思いました。

     育てられた境遇のせいか、幸せになること?人自体に興味がない主人公。母が亡くなっても感情的な悲しみは伝わってこない…。

     難しい主人公でしたが、面白かったです。

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    2024年05月17日
  • クローバー

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    あらすじ

    でこぼこな2×2のにぎやかな日々と不器用な恋の行方は――?

    強引で女子力全開の華子と人生流され気味の理系男子・冬冶。双子の前にめげない求愛者と微妙にズレてる才女が現れた! でこぼこ4人の賑やかな恋と日常。キュートで切ない青春恋愛小説。



    感想

    おもしろかった!
    さくっと読める読みやすさの割には、心がよく揺れ動く瞬間があった。
    青春って痛いな。

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    2024年05月10日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    面白かった。小説としてストーリーが面白いし、この作家の書く文章が好きだと思った。
    ただ取り扱っているテーマとして、宗教だったり神だったり少し考えることが必要だったりもする。
    また再読したい。

    個人的には、ノルウェイの森の考察を売野さんが語る場面が好きだった。

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    2024年04月14日