島本理生のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • はじめての

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    ネタバレ

    後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格

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    2025年09月15日
  • 夏の裁断

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    「一撃のお姫さま」を読んで、
    島本理生さんの作品を久しぶりに読みたくなり。
    夏というタイトルが気になって手に取りました。

    母親との関係、幼少期の経験、
    どれもこれも辛くて痛いのに、
    自分を痛めつけるものに近づいてしまう。

    読んでいて苦しくなりますが、
    島本さんの文章は淡々と落ち着いていて、
    読み心地が良くて。

    自分の感情や欲求に目を向けて、
    少しずつ輪郭が明らかになっていき、
    最後にようやく取り戻した感じがして、
    読後は良かったです。

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    2025年09月15日
  • 2020年の恋人たち

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    恋なんて、してもしなくてもいい。
    ただ一つ、「私」を手放さなければいいのだ。

    …それが難しいんだよな、と

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    2025年09月14日
  • はじめての

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    直木賞受賞作家による競演。YOASOBIの曲を聞き直さなければ。宮部みゆきさん、森絵都さんの作品は特に楽しく読みました。同じお題でこんなに違うアイデアで読ませるとはお見事

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    2025年09月07日
  • クローバー

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    大学生時代に島本理生さんの作品を色々と読みましたが、こちらは他の作品に比べて題材が重い物ではなく、爽やかだなと思いながら読みました。
    他の作品も一貫した瑞々しさがありますが、こちらはそこに加えて明るさもあったように思います。

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    2025年09月06日
  • 私の身体を生きる

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    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

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    2025年08月27日
  • クローバー

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    魅力的な登場人物ばかりで、最後まで楽しんで読みました。島本理生さんの比喩表現も好きでした。

    「沈黙をお菓子の生地のように薄く伸ばして広げる作業」

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    2025年08月23日
  • 私の身体を生きる

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    出産入院中に読むか〜と購入。
    スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。

    自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
    女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
    自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。

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    2025年08月20日
  • 私の身体を生きる

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    このくらい、身体とは何かを強く感じ、自分自身の身体を感じる本が私にはひつようだった

    リレー形式ならでは、最後の方、「私の身体を生きる」ってなんやねんって議論が進展していくのが最高だった

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    2025年08月19日
  • あなたの愛人の名前は

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    短編と思っていたら、連作短編集でした
    読む前と後ではタイトルの意味が全く違っていた。
    この作家さんの本は時々無性に読みたくなる。
    読んでよかった。

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    2025年08月18日
  • あなたの愛人の名前は

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    2章ごとでセットになっている本作。とても読みやすかったと思いました!
    中でも興味深かったのは、あらすじにもあった『あなたは知らない』『俺だけが知らない』でした。
    社会的に見たら許されない関係であっても、瞳と浅野の互いが互いを思いやっている姿をみたら何でそんなにすれ違うのかなと切ない気持ちでいっぱいになりました。2人がそれぞれに幸せになってくれればと願うばかりな2章でした。でも次に続く章では主人公の黒田が結ばれて良かったなって思えました。

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    2025年08月13日
  • Red

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    私に子どもがいなければ、この本を読んだ後の気持ちはぜんぜん違っただろうと思う。
    子どもがいると、それまで感じたことのない孤独感に押しつぶされそうになることがあって、その全てがこの本に詰まっていた気がする。

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    2025年07月28日
  • あなたの愛人の名前は

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    久々の本を読んだ
    この作者の本は読んでみたかったけど、読みやすいし良かった
    共感性高いとこもあったし、短編だったので長期間で読めた

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    2025年07月23日
  • あなたの愛人の名前は

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    久しぶりの島本理生さん。

    6編少しずつ繋がっていて
    とても読みやすい小説であったことはいつものこと、
    2作目の『蛇猫奇譚』の
    1行で大泣きしてしまった。
    主人公の出産によって変化する気持ちと
    それにただ純粋に寄り添いたいチータの
    気持ちの両方が、痛いほどわかって、
    時に鬱陶しく思ってしまう自分に対して
    真っ直ぐな目で見つめる我が子と重なり
    ただただ号泣でした。(笑)

    表題作である、
    『あなたの愛人の名前は』は
    購入を決めた時に察した意味とは
    全く違って、6作目の主人公藍の
    過去の自分に問いかけるような一言
    だったんだな、と納得。

    どうして島本さんの小説は
    シンプルで真っ白なのに痛くもない

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    2025年07月18日
  • 夏の裁断

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    ネタバレ

    千紘や清野さんにいろんな過去があったように、王子が思っていたよりしっかりとした考えを持っていたように、他人の全てを知る事ってなかなか難しくて、それぞれみんな悩んだり考えたりしながら生きている。
    清野さんへの気持ちを「夕暮れが綺麗で寂しくて愛しいのに似ている気がします」と言った言葉がとても美しいなと思った。

    千紘の沈んだりしながらも徐々に前に向いて進んでいく姿がとてもよかった。
    教授の優しさもじんわり心に沁みた。

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    2025年07月12日
  • あなたの愛人の名前は

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    大人の少し歪んだ愛の話。僕にとってはまだもう少し先に納得できるようになるものかもしれない。特に、浅野(兄)が嫌いだった。
    でも、どこか穴の空いた大人たちが満たされたくて、受け入れられたくて、愛されたくて、誰かに何かを求めていて、切なかった。忙しい日々の中で巡り合うものに自分の存在を委ねていたのかもしれない。
    心が疲れていて、すり減っていて、その時にはその人じゃないと駄目だった。その行為をしなければ駄目だった。未来から見れば愚かなことでも、当時はその不純な恋が必要だったのだろう。

    とはいえ、愛人というものが、これからも僕にとって縁のないものでありますように。笑

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    2025年07月11日
  • 掌の読書会 島本理生と読む 田辺聖子

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    乃里子三部作がすごく好きだったんだけど、それ以降何を読んだらいいかわからなかった田辺聖子作品、島本理生セレクトなんて絶対面白いじゃん!と読んでみた。

    軽快でご機嫌な関西弁がどの作品も心地いい。
    あと登場人物がいい意味でふてぶてしく、六十過ぎてからこそ人間はまともになるとうそぶいて、「精神力」で若々しさを維持し、さっぱりした恋をしていたりして、頼もしい。わたしなんてまだまだ!と背筋を伸ばす気になる。
    エッセイで「このニッポンにあるのは、男と女のオトナの世界ではなく、お袋と息子の親子の世界がすべての心情を支配している。」「男と女が対立し、いがみ合い、仲直りし、理解し合うという、オトナの基盤がない

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    2025年05月24日
  • ご本、出しときますね?

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    2016年~2017年に BS で放送されていた番組を書籍化したもの。オードリー若林氏が各回2人の作家をゲストに迎えて行う鼎談集である。もともと知り合いの方も多いようで、堅苦しい話も小難しい話もなく、気軽に読める。

    小説を読んだだけでは分からない作家さんの側面が見られて楽しいし、読んだことのない作家さんも、話がおもしろい方の本は読んでみたくなる。また、毎回の鼎談の最後に紹介される本も、興味をひかれるものが多かった。

    読書の幅を広げたい方に。

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    2025年05月19日
  • あなたの愛人の名前は

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    目の前にいるのに心が見えない。不安で苦しい...だから惹かれてしまう。すれ違い続ける2人、誰にも打ち明けられない恋愛とは__
    女性視点の「あなたは知らない」と男性視点の「俺だけが知らない」がほろ苦さの中にある微かな幸福を味わうようで好きでした。

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    2025年04月22日