島本理生のレビュー一覧

  • 一撃のお姫さま

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    島本理生さんの作品を読んだのはこれが二作目。
    やはり「恋愛」「お酒」が登場しTHE大人の恋愛!という感じ

    短編集となってますが、恋愛・家族の人間関係のざらざらした部分に触れるような感覚です。

    不倫、毒親、宗教、発達障害、SNS・・・と、様々な題材ですが一貫して「受け入れるか」という部分において「言いなりになる」「流される」「鵜呑みにする」とは別物だということが話の運びにより感じられる作品です。

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    2025年09月22日
  • ファーストラヴ

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    迦葉の存在が大きかった。
    迦葉の生い立ち、環奈の生い立ちが読んでいて胸が苦しかった。
    環奈の本を出版するため由紀が臨床心理士の立場からヒアリングをしていく中で、由紀自身が自分のこれまでの人生を振り返る。そこで見えてきたもの。由紀の過去、環奈の過去。2本の柱で進んでいく。環奈の母親のような話し方をする人はどうしても苦手である。環奈はむしろ無罪になるより有罪になって、法律上の罪を償ってから世の中に出た方が過去と決別できるように思う。
    直木賞作品だからという理由で読んだが、さほど心に沁みる話ではなかった。面白かったけど。
    印象に残った、セリフは文章を記録しておく。
    ↓以下ネタバレです。






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    2025年09月23日
  • 天使は見えないから、描かない

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    島本理生作品にしては現実味はないですが今回もハッピーエンドで珍しいと思いました。
    相変わらず、こじらせ系の人の描写が上手いです。

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    2025年09月16日
  • ファーストラヴ

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    見えない、自覚できない被害がどんどん被害を拡大させていったことが悲しかった
    救えるひと、タイミングはあったはずなのに全部見過ごされてしまったように感じた

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    2025年09月16日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • はじめての

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    ネタバレ

    後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格

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    2025年09月15日
  • ナラタージュ

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    ずっと葉山がふらふらしていて意志の弱さにいらいらして読んでいたが高校時代のことを考えると泉が彼に惹かれる因子は揃っていたのかもしれない。もし葉山に相手がいなければ、と終始思ってしまう。恋愛はタイミングなのだなあと考えさせられた。忘れられない相手がいる人にぜひ読んでほしい一冊である。

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    2025年09月15日
  • ナラタージュ

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    ネタバレ

    工藤は高校生のとき、葉山先生に助けられた。工藤のその気持ちが「愛すること」であったと後に気づかされることで、愛することは大人だけのものではなく、気づけるかどうかだけであったという話。
    この人からは何もいらない。与えることで幸せになれるとと思ってしまう工藤。
    それに対し、〇〇したらもっと好きになってくれる?と、不安から相手をコントロールしようとしてしまう恋人の気持ちとの違いがはっきりとしてしまう。

    物語にボリュームがあるが、飽きることもなく、堪能することができた。また、「服についた埃をはらった」など、情景や行動の描写で人の感情の変化が丁寧に描かれている。

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    2025年09月15日
  • 夏の裁断

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    「一撃のお姫さま」を読んで、
    島本理生さんの作品を久しぶりに読みたくなり。
    夏というタイトルが気になって手に取りました。

    母親との関係、幼少期の経験、
    どれもこれも辛くて痛いのに、
    自分を痛めつけるものに近づいてしまう。

    読んでいて苦しくなりますが、
    島本さんの文章は淡々と落ち着いていて、
    読み心地が良くて。

    自分の感情や欲求に目を向けて、
    少しずつ輪郭が明らかになっていき、
    最後にようやく取り戻した感じがして、
    読後は良かったです。

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    2025年09月15日
  • 2020年の恋人たち

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    恋なんて、してもしなくてもいい。
    ただ一つ、「私」を手放さなければいいのだ。

    …それが難しいんだよな、と

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    2025年09月14日
  • 天使は見えないから、描かない

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    人それぞれ立場も背負っているものも違うから、全部理解する、されるって無理だよねーって思って読んでいたけど、それは割り切りじゃなくて1番簡単な諦めなんだなと思った。理解されるために言葉を尽くすことって大変なことだし、勇気いるからいつも頑張る必要はないけど、大切な人には理解されるために頑張らないとな。
    最後の1ページが、すごくジーンとして思わず涙。

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    2025年09月13日
  • 天使は見えないから、描かない

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    常識とモラルの狭間で揺れ動く女性弁護士。幸せとはいったいなんなのか、多様性はどこまで受け入れられるのか。

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    2025年09月12日
  • 天使は見えないから、描かない

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    18歳差の叔父と姪の愛の行方を描いた作品。
    叔父と姪。
    どう考えても自分には受け止められない。
    気持ち悪いと思う反面、文章を読んでいくと純愛にも見えてくる‥。
    なんとも言えない複雑な気持ちに‥。
    でもさすが島本理生さん。
    もっと読みたいと思わせるなにかがあって、あっというまに読み終えてしまった。

    頑固な永遠子が遼一さんにどんどん自分の気持ちを伝えたり相手を知ろうとしていっていた姿を成長だと感じられたが、対して遼一さんはどこか逃げているように見えた。
    しかし、話し合えなかったりするのはこの2人の関係性が邪魔しているんだなと思う。
    きっと色々葛藤していたんだろう。
    けれど、好きな気持ちを抑えられ

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    2025年09月09日
  • はじめての

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    直木賞受賞作家による競演。YOASOBIの曲を聞き直さなければ。宮部みゆきさん、森絵都さんの作品は特に楽しく読みました。同じお題でこんなに違うアイデアで読ませるとはお見事

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    2025年09月07日
  • クローバー

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    大学生時代に島本理生さんの作品を色々と読みましたが、こちらは他の作品に比べて題材が重い物ではなく、爽やかだなと思いながら読みました。
    他の作品も一貫した瑞々しさがありますが、こちらはそこに加えて明るさもあったように思います。

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    2025年09月06日
  • 私の身体を生きる

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    赤裸々に語られる身体についてのエッセイ。
    それぞれに身体の事情を抱えて生きているのだなあ。女性の場合は嫌な目に遭う機会も多くて。

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    2025年09月05日
  • ファーストラヴ

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    性虐待、性被害に、なぜNOを言えないのか。そもそもどこから性虐待、性被害と言えるのか。若い女性だけでなく、子どもも年齢を重ねてからもずっとつきまとう。この作品では女性に視点をあてていたけれども、男性も一緒だろう。

    編集者の辻くんがよかった。常に聞き手として、心の傷を想像してくれた。

    読後、ありとあらゆる過去を思い出した。明らかな性被害から、性被害と呼んでもいいのか躊躇するものまで。躊躇するのは、環菜と同じように自分が悪かったからではないかという気持ちがあるからだ。人通りの少ない道を歩いたあなたがいけないと言われたからだ。または、ただ視線を感じただけだったからだ。由紀と同じように部屋に二人で

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    2025年09月02日
  • 私の身体を生きる

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    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

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    2025年08月27日
  • 天使は見えないから、描かない

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    結ばれるはずのない二人。自分には夫がいるし、相手は血縁の人。それでも、どうしても否定できない気持ちが、ずっと心の中に巣食っている。

    三部構成の連作集。ラストは「ハッピーエンド」。島本さん、さすがです。依頼人の末路もそうですが、愛に生きる人は、時として最強の人になりますね。私も見習わなければ。

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    2025年08月24日
  • ナラタージュ

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    きっと確実にハッピーエンドにならないだろうとは思って読み進めていたが、自分の中で特別と思えるそんな対象に出会えた泉と葉山先生の尊さと、その切なくも正しいであろう決断に胸が苦しくなりました。

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    2025年08月24日