島本理生のレビュー一覧

  • Red

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    ネタバレ

     面白かったです。

     最後はどうなるのかと、少しハラハラしながら読みました。小さい子供がいるので、塔子の辛さが痛いほど分かりました。夫の言動は終始イライラさせられ、最後まで結局、根本的な改善は認められなかったので、きっぱり別れて欲しかったです。

     島本さん作品、面白いです。
    少しずつコンプリート目指していきます。

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    2025年10月21日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。

    個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し

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    2025年10月20日
  • 一撃のお姫さま

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    本のカバーデザインにちょっと驚きつつ、、
    読んでみると島本さんのちょっと新しい女性の描き方に満ちていたと思う
    これまで拝読した物語の女性たちは、切ない傷から涙を流すような主人公だったけど、
    本書(といっても短編集)の主人公は前へ進むパワーがちょっと違っていた。
    タイトル「一撃のお姫さま」の睡、リスクを冒して危なっかしく感じるけど、ちゃんと前を向いている、他のストーリーも同じだ、
    女性として男性との関わり方、向き合い方、そして目の前の問題の乗り越え方がとてもポジティブだ。
    上手くいかない事があっても「なんとかしてやる!」ってポジティブな気持ちになりたい人にお勧めの本だった。

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    2025年10月19日
  • ファーストラヴ

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    ネタバレ

    迦葉や我聞、由紀の関係性がとても人間らしくて、うまく言葉にできない感情が残った。
    環菜の幼少期の経験は読んでいてつらかったけど、だからこそ彼女の心の動きに共感できた。
    読み終わったあともしばらく余韻が消えない作品。

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    2025年10月17日
  • Red

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    ❑❑━━━━━━━━━
    01|感想
    ━━━━━━━━━❐❐
    いや~~~濃密。とにかく息が詰まるほど濃かったです。文字で映像を浮かび上がらせる表現力と構成力の高さに脱帽です。全体を通して、主人公よりも夫や姑の感情描写に共感しました。夫〜私は分かるよ、経験と学習がないだけなんだよね。官能描写が刺激的すぎて読みが滞る部分ありましたが、読んで良かったと思います。

    性描写もそうですが、いたる箇所で巧さが際立っていました。

    仕事を始めたというのに、夫が体を求めて来たので、仕事で疲れてるからと拒むと、「男みたいなこと言うんだな」と呟いた夫に対しては、「心臓がまた少し水分を失って固くなった気がした」

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    2025年10月13日
  • Red

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    映画見てからの原作でした!
    島本さんの本は3冊目で、やはり大人の女性目線の恋愛を描くのがうまいなーと。

    島本さんの描く男性って、本当魅力的なんですよね。めちゃくちゃリアルに想像できて惹かれてしまう。こういうのは女性作家さんならではだなと。

    扱っているテーマやざっくりのストーリーラインは、割と定番なものなのに、人物の描き方が上手くてつい先が気になる。鞍田さんも小鷹さんも、夫の真も、なぜ惹かれるのか、何に惹かれるのか、惹かれないけどなぜ選ぶのかが手を取るようにわかる。うんうん、わかるわかると頷きながら読んだ。

    恋愛不足の時には島本さんの小説を読みたい。夢物語ではなく、現実の延長の先にある理想

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    2025年10月07日
  • はじめての

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    豪華なメンツ❤見つけた瞬間こりゃ読むしかない!って思って読んでみた。
    しかもこの本を元にYOASOBIが曲を作っていると。ぜっっったいこの本を読み終わったあとに、YouTubeでMV観ながら聞いて欲しい。歌詞だけ見ても、小説を読んだあとでは薄っぺらく感じちゃうので。

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    2025年10月05日
  • 生まれる森

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    あとがきと解説を読んで、未消化の部分がようやく言語化された。
    とても繊細で、複雑な感情の描写が多いけれど解説にもある通り「無垢」な作品なのだと思う。
    これを読んだ僕は女性心理という森にて迷子になってしまい、女心を理解しようなど身の程知らずと感じた。

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    2025年10月03日
  • 2020年の恋人たち

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    事故死した母のワインバーを継いだ主人公と彼女を取り巻く男性たちとの人間模様を描いた作品。初めての島本さん作品だったので、どんな話なのか分からないまま読み進めていたが、途中から作中に登場する芹さんのような気持ちで主人公の恋愛を俯瞰して見ていた。好みの作品ではないけど、主人公の背景や性格、それに惹かれる男性たちの描写が非常にリアルなので、技量の高い作家さんだと思う。他の作品も読んでみたい。

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    2025年09月27日
  • はじめての

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    思春期の学生に向けた小説というのがテーマかとは思いますが、短編の中に見事に作者の色が見えて面白かったです。

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    2025年09月22日
  • 天使は見えないから、描かない

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    おいおい、勘弁してくれよと思った。
    感じたことのある気がする幸福のようなものと、それとセットで常にどこかにある不安、人を疑う気持ちと好きな相手の前では饒舌に素直でいたい気持ち。
    それらすべてを文章にされていて、参った。

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    2025年09月22日
  • ファーストラヴ

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    4.2/5.0

    ミステリー小説ではあるけど、それよりも人間の「心」の強さと脆さが真正面から描かれている。
    「助けて」の一言が言えない辛さに苦しむ人が、世の中にはたくさんいるのだと思う。

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    2025年09月22日
  • ファーストラヴ

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    迦葉の存在が大きかった。
    迦葉の生い立ち、環奈の生い立ちが読んでいて胸が苦しかった。
    環奈の本を出版するため由紀が臨床心理士の立場からヒアリングをしていく中で、由紀自身が自分のこれまでの人生を振り返る。そこで見えてきたもの。由紀の過去、環奈の過去。2本の柱で進んでいく。環奈の母親のような話し方をする人はどうしても苦手である。環奈はむしろ無罪になるより有罪になって、法律上の罪を償ってから世の中に出た方が過去と決別できるように思う。
    直木賞作品だからという理由で読んだが、さほど心に沁みる話ではなかった。面白かったけど。
    印象に残った、セリフは文章を記録しておく。
    ↓以下ネタバレです。






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    2025年09月23日
  • 天使は見えないから、描かない

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    島本理生作品にしては現実味はないですが今回もハッピーエンドで珍しいと思いました。
    相変わらず、こじらせ系の人の描写が上手いです。

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    2025年09月16日
  • ファーストラヴ

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    見えない、自覚できない被害がどんどん被害を拡大させていったことが悲しかった
    救えるひと、タイミングはあったはずなのに全部見過ごされてしまったように感じた

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    2025年09月16日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • はじめての

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    ネタバレ

    後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格

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    2025年09月15日
  • ナラタージュ

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    ずっと葉山がふらふらしていて意志の弱さにいらいらして読んでいたが高校時代のことを考えると泉が彼に惹かれる因子は揃っていたのかもしれない。もし葉山に相手がいなければ、と終始思ってしまう。恋愛はタイミングなのだなあと考えさせられた。忘れられない相手がいる人にぜひ読んでほしい一冊である。

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    2025年09月15日
  • ナラタージュ

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    ネタバレ

    工藤は高校生のとき、葉山先生に助けられた。工藤のその気持ちが「愛すること」であったと後に気づかされることで、愛することは大人だけのものではなく、気づけるかどうかだけであったという話。
    この人からは何もいらない。与えることで幸せになれるとと思ってしまう工藤。
    それに対し、〇〇したらもっと好きになってくれる?と、不安から相手をコントロールしようとしてしまう恋人の気持ちとの違いがはっきりとしてしまう。

    物語にボリュームがあるが、飽きることもなく、堪能することができた。また、「服についた埃をはらった」など、情景や行動の描写で人の感情の変化が丁寧に描かれている。

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    2025年09月15日
  • 夏の裁断

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    「一撃のお姫さま」を読んで、
    島本理生さんの作品を久しぶりに読みたくなり。
    夏というタイトルが気になって手に取りました。

    母親との関係、幼少期の経験、
    どれもこれも辛くて痛いのに、
    自分を痛めつけるものに近づいてしまう。

    読んでいて苦しくなりますが、
    島本さんの文章は淡々と落ち着いていて、
    読み心地が良くて。

    自分の感情や欲求に目を向けて、
    少しずつ輪郭が明らかになっていき、
    最後にようやく取り戻した感じがして、
    読後は良かったです。

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    2025年09月15日