島本理生のレビュー一覧

  • Red

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    序盤から、もうこれは人前で文字だから
    読めるけど、映像化されたら
    絶対に見れないものだと思わされた。

    なんてそんな繊細に情緒までもが、言葉
    として文字として出てくるのだろう。
    すごくリアルに想像が出来てしまいすぎて、
    赤面になりかけることが多々あった。

    夫からの手紙には、なんか流石に
    人としての可愛らしさも感じてしまった。
    でも私は、きっと、
    小鷹さんに本能的に惹かれてしまう気がした。
    そう思わされる小説にも驚きを隠せない。

    不倫ってダメなのにね、、
    世の中、私の友達もしてる人は居て。
    難しいけどそこに、自分の存在価値を
    見出してる人もいて。

    誰も傷つかないとかは、生きていく上で
    無理なんだろうな。
    と再認識した小説でした。

    0
    2026年10月08日
  • 2020年の恋人たち

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    恋愛で感じた絶望と、そこにあったあたたかさを思い起こさせてくれました。
    30歳を過ぎてから、どうしたって今すぐには手に入らないものさえ、周りと比べてしまい、落ち込む日が増えました。
    そんな私に、「そんなあなたでも大丈夫だよ」とそっと励ましてくれるような内容でした。
    疲れたなんて言わないで、運や出会いを素直に受け止めてみようかなと思えました。

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    2026年10月02日
  • ファーストラヴ

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    悲しくて辛い話だった。心の傷はずっとその人の中に残ってしまって、色んな形になって現れてしまうのだなとリアルに伝わってきた。

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    2026年10月01日
  • ノスタルジア

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    他人が持つ自分にない価値観……なんて表したら陳腐だけど、他者にびっくりするくらい傷つけられたり、びっくりするほど癒やされたりする。そういう人間や人生の営みが克明に、じっくりと書いてあって、作家の本気ぶりを感じた。
    昔の恋愛小説も好きだけど、これはこれで、今だからこそ書ける作品なのだろうなと感じた。

    0
    2026年09月29日
  • ファーストラヴ

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    ネタバレ

    法廷で信じられるのは自分の言葉のみ。

    起承転結が激しくなく、進行スピードも緩やか。だけど、妙に続きが気になる。

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    2026年09月21日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どのお話も読んでいて心温まりました。
    特に好きなのは「ファースト・アンド・オンリー」と「春とマーマレード」、「ドーナツ息子」です。
    それぞれのお話に出てくる食べ物がどれも美味しそうで、食べたくなります。表紙のスコーンも美味しそうです。お茶のお供に読むのにぴったりです。

    0
    2026年09月21日
  • 天使は見えないから、描かない

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    久しぶりに恋愛について考えた。
    人を好きになる時に家族と上手く
    関係を築けなかった人は、
    恋愛で補おうとするのかもしれない。

    【私の僚一さんに対する愛情と執着は、
    半ば両親に対する失望と比例している】
    このフレーズが妙に心に残っていて、
    すごく分かる気がする。

    友人との関係についても
    微妙なすれ違い、流れる空気感の表現が
    伝わってきてヒリっとした。

    面白い作品だった。

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    2026年09月14日
  • ナラタージュ

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     青春の恋愛小説。大学生になった主人公の女性が、高校時代に恋心を寄せた年上の男性にへの想いを思い出す物語。純粋な恋の物語はより若い世代のほうが共感しながら読めるのかもしれないが、中高年となった私が読んでも、主人公の気持ちに寄り添いながら読むことが出来た。難解な小説でもなくて読みやすく楽しかった。

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    2026年09月08日
  • ノスタルジア

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    ネタバレ

    島本さんは大好きな作家さんの1人です。

    お互いに家族にまつわるトラウマを抱えた、40歳の独身女性作家と青年の物語。
    読み始めは創が主人公を好きになるところに感情移入ができなかったけれど、青野さんからの手紙にあった
    与えられていないのに与えられる人
    というところが繋がってくるのかな??

    人それぞれ異なる心の弱さを書かせたら右に出るものなし!だと感じます。

    あと状況は全く違えど共感を呼ぶ描写力にも毎度驚かされます。

    呪いは祝いには勝てない、という言葉が印象的でした!

    0
    2026年09月08日
  • はじめての

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    どの話もとても良かったが、自分がティーンのときに読んでいたらより良かっただろうなと思った。
    その点、宮部みゆきの色違いのトランプは視点がお父さんだったので楽しめた。お母さんはどっちの夏穂に戻ってきてほしかったんだろうか。

    0
    2026年09月06日
  • 一撃のお姫さま

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    私はやっぱり島本理生さんの本が好きだなぁと思った。

    他の島本さんの本と比べると、どの話も少しだけ希望があって、どうしようもないやるせなさみたいなのを描くだけじゃなく、ちょっとだけその先の光も届けてくれている気がした。

    「最悪よりは平凡」「God breath you」の2編が特に好きです。
    どちらもこの先の未来は描かれていないけれど、
    大人の恋愛も、うまくいく未来があるといいな。

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    2026年09月06日
  • あなたの愛人の名前は

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    それぞれの視点で描かれる短編集全6話

    大人の恋愛を描いていると言う意味では確かに。
    どこか共感してしまう気持ち。1話読み終えるとなんとなくモヤモヤする感じ。恋とか愛とかって推理ものを解くようなことではないんだよね。
    ただこの気持ちや感覚は凄く良い。

    ネタバレになるからここには書かないけど、共感してしまう強烈な一文があった‥
    登場人物の気持ちや行動になんとなく自分を重ねてみたり‥と、楽しめる作品でした。

    島本理生先生の作品は初めてだったので、他の作品も読んでみようと思いました♩

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    2026年09月03日
  • ファーストラヴ

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    解説にも朝井リョウさんが取り上げてましたが、「今は今の中だけじゃなく、過去の中にもあるものだから。」には納得です。

    今まで色んな人に出会って来ましたし、
    「なんでこの人はこんな言い方をするんだろう」とか「おかしいんじゃないか」とか思う人、正直いました。
    だけど、その人の「今」が見えただけであって、過去の積み重ねがその「今」を作っているんだと思うと、なんかこう一概に言えないなという気持ちになります。(難しい…)

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    2026年09月01日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    ドーナツ息子が良かった。上京する息子を想う母親の気持ち。幼かった頃の息子と一緒に食べた思い出のドーナツ屋さんを見つけて子育てに苦労したことや、ここまで成長してくれた息子を想う。上京してうまくやっていけるだろうかと、これからの息子を心配するやるせない気持ちと一緒に息子が買ってきてくれたドーナツをまた一緒に食べる最後の場面があたたかい気持ちになった。

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    2026年08月23日
  • ノスタルジア

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    この小説はうまく言葉で表そうとしなくてもいい気がする
    紗文が幸せになるために少し遠回りしたり寄り道したりとするところをみることができて幸せだったよ
    ありがとう島本先生

    0
    2026年08月20日
  • 一撃のお姫さま

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    王道の恋愛小説とは一味違う5つの物語。さまざまなタイプの恋愛話でそれぞれの話に共感できる部分があり、一気読み。

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    2026年08月20日
  • Red

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    ネタバレ

    夫婦、情欲、親子、色んな大人がテーマになっている作品だった。女性が抱える鬱屈とした感情がリアルに表現されていて、引き込まれた。登場するキャラクターそれぞれに欠点があり、妙に現実的だった。

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    2026年08月18日
  • 天使は見えないから、描かない

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    読んでみた感想は「思ったより抵抗なかったなあ」と思いました。
    主人公の永遠子は、密かに愛する人がいる。18歳年上の叔父だ。物心つく頃から、叔父に対して抱く感情に、親族以上のものを感じていた。永遠子が成長し、人並みに結婚をしたけれど、違和感は拭えなかったというよりむしろ、自分の本当の想いに気づいてしまい、受け入れたのかもしれな。一筋縄ではいかないとわかっていても、どうしようもない想いが、伝わってきた。

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    2026年08月16日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    ネタバレ

    ー本当は自信がないのかな?だから結婚なんて思い切ったことを言って、相手の反応を伺うのって、自信がないときの男がやりがちなやつだよ。
    ーとはいえ、原さんに好かれないと持てない自信なんて、あってないようなものだから、それはやっぱり彼自身の問題なんじゃないかな?他人と自分の問題を混同して責任とか感じないほうがいいよ。

    そう、本当そう!亜紀くんは、すごく昔の自分みたいと思ってた。内向的で、好かれてるかいつも不安で、真髄には触れないで、そのくせ色々察してて。


    ー原さんは、原さんに、冷たい。時々、びっくりするほど、冷淡。ーそうかもしれない。自分が嫌いだから。でも恋愛なら、好きだって保証してくれる人がいるから。少し世界が違って見えて、それって良いことだと思ってた。ー嫌いな自分にフタして、好きな相手の言葉や価値観だけで自分の中をいっぱいにしたら、そのときは甘い気持ちでいられるかもしれないけど、相手のほうは逆にどんどん原さんが見えなくなるよ。原さん自身だって。

    ーそういう危うい女の子たちが本当に救われたら男の子たちはどうするのかなって。それはまるで彼らが、救われたら困る、と言っているようにも感じられた。


    自立ってひとりぼっちになることじゃない。ひとりぼっちでも大丈夫になることじゃない。


    ー私は亜紀くんが好きだった。私と混ざる前の、ただそこに単体として存在していた彼のことが好きだったのだ。




    言葉がこんなにもギュンギュン沁みた。空っぽになった2人。自己表現が下手な子と、内向的で自信のない子との2人が空っぽなまま付き合って。周りにいる健全な人たちに支えられながら、自分の弱さと向き合う物語。私にもこんな時があった。私を愛してる?ってなに?という疑問は、悲鳴に聞こえる。私は私を愛していないのに。という言外の叫びが聞こえる。
    コロナ禍の男女を島本さんが描くとこうなる、それはすごく繊細だった。

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    2026年08月14日
  • よだかの片想い

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    一気に読んだ!顔に生まれつきの大きなアザのある主人公。やっぱり周りの目も気にするし、何ができても顔のアザがある故に自信をもてないのはそりゃそうだろうなぁと共感した。それだけに、素直に真っ直ぐ育ってる主人公の強さはすごいとつくづく。
    ドラマ化されそう〜と思ったら過去に映画化されてた。

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    2026年08月14日