島本理生のレビュー一覧

  • ファーストラヴ

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    解説にも朝井リョウさんが取り上げてましたが、「今は今の中だけじゃなく、過去の中にもあるものだから。」には納得です。

    今まで色んな人に出会って来ましたし、
    「なんでこの人はこんな言い方をするんだろう」とか「おかしいんじゃないか」とか思う人、正直いました。
    だけど、その人の「今」が見えただけであって、過去の積み重ねがその「今」を作っているんだと思うと、なんかこう一概に言えないなという気持ちになります。(難しい…)

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    2026年09月01日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    ドーナツ息子が良かった。上京する息子を想う母親の気持ち。幼かった頃の息子と一緒に食べた思い出のドーナツ屋さんを見つけて子育てに苦労したことや、ここまで成長してくれた息子を想う。上京してうまくやっていけるだろうかと、これからの息子を心配するやるせない気持ちと一緒に息子が買ってきてくれたドーナツをまた一緒に食べる最後の場面があたたかい気持ちになった。

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    2026年08月23日
  • ノスタルジア

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    この小説はうまく言葉で表そうとしなくてもいい気がする
    紗文が幸せになるために少し遠回りしたり寄り道したりとするところをみることができて幸せだったよ
    ありがとう島本先生

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    2026年08月20日
  • 一撃のお姫さま

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    王道の恋愛小説とは一味違う5つの物語。さまざまなタイプの恋愛話でそれぞれの話に共感できる部分があり、一気読み。

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    2026年08月20日
  • Red

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    ネタバレ

    夫婦、情欲、親子、色んな大人がテーマになっている作品だった。女性が抱える鬱屈とした感情がリアルに表現されていて、引き込まれた。登場するキャラクターそれぞれに欠点があり、妙に現実的だった。

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    2026年08月18日
  • 天使は見えないから、描かない

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    読んでみた感想は「思ったより抵抗なかったなあ」と思いました。
    主人公の永遠子は、密かに愛する人がいる。18歳年上の叔父だ。物心つく頃から、叔父に対して抱く感情に、親族以上のものを感じていた。永遠子が成長し、人並みに結婚をしたけれど、違和感は拭えなかったというよりむしろ、自分の本当の想いに気づいてしまい、受け入れたのかもしれな。一筋縄ではいかないとわかっていても、どうしようもない想いが、伝わってきた。

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    2026年08月16日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    ネタバレ

    ー本当は自信がないのかな?だから結婚なんて思い切ったことを言って、相手の反応を伺うのって、自信がないときの男がやりがちなやつだよ。
    ーとはいえ、原さんに好かれないと持てない自信なんて、あってないようなものだから、それはやっぱり彼自身の問題なんじゃないかな?他人と自分の問題を混同して責任とか感じないほうがいいよ。

    そう、本当そう!亜紀くんは、すごく昔の自分みたいと思ってた。内向的で、好かれてるかいつも不安で、真髄には触れないで、そのくせ色々察してて。


    ー原さんは、原さんに、冷たい。時々、びっくりするほど、冷淡。ーそうかもしれない。自分が嫌いだから。でも恋愛なら、好きだって保証してくれる人が

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    2026年08月14日
  • よだかの片想い

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    一気に読んだ!顔に生まれつきの大きなアザのある主人公。やっぱり周りの目も気にするし、何ができても顔のアザがある故に自信をもてないのはそりゃそうだろうなぁと共感した。それだけに、素直に真っ直ぐ育ってる主人公の強さはすごいとつくづく。
    ドラマ化されそう〜と思ったら過去に映画化されてた。

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    2026年08月14日
  • はじめての

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    2026.08.11
    名うてのストーリーテラーによる連作短編集。
    それぞれ面白い。こういう作品は並び順にも、特に先頭と最後にはプレッシャーがかかると思うがそれもはねのけている感あり。

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    2026年08月11日
  • 天使は見えないから、描かない

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    叔父と姪の恋というタブーを描いた物語。
    強がりで負けず嫌いの女性弁護士永遠子が、男尊女卑の父に反発し、父に媚びる母を嫌悪し、父の面影がある叔父に執着する。
    理路整然としているはずの永遠子が我儘になる、その女らしさが印象に残る作品だった。
    弱さを見せられる幸せって、尊いと思った。

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    2026年08月09日
  • Red

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    描写の書き方が鮮明に分かってしまうくらいすごかった。旦那イライラするなー、一番奥さんの味方でいようよ!読み進めていく中で、お…すごいじゃん。と思ったけど結局ね。ページ数多かったけどすぐ読めた。

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    2026年08月09日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    満足感の高い素敵なアンソロジーでした。

    *島本理生さん
    良いなぁ。最初は朧げな印象の主人公が、いつの間にかしっかり地に足をつけて、「凛」とした雰囲気をまとうように。
    『楽園には住めなくても、楽園のようなものはいつか見つけられるはずだ。私の中に』
    の言葉が心に残りました。

    *織守きょうやさん
    あらあら、どうしましょ。こういうの好きなんです。織守さんは短編集しか読んだことがないので、長編も読んでみたい。

    *友井羊さん
    両親を亡くし、島に住む叔父さんの元へ引き取られた中学生の蒼。そこでの日々は穏やかで人の温もりがあって、シーンのひとつひとつが心地よくて味わい深い。こういう作品好きです!

    *畑

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    2026年08月07日
  • ノスタルジア

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    創と紗文の二人暮らしの軌跡。傷を負ったふたりが、少しずつ心を開いて、言葉足らずな部分や配慮に欠けた部分のあること、そして急にいなくなること、そんな軌跡が描かれていた。島本理生さんの美しい描写と、読者の想像に任せる部分相まって作品が素敵に描かれている。宗教信者2世、加害者の家族として、どんな心情になるのかが、色濃く描かれ、少しハッとさせられる本だった。


    p.71 うん。そうしたら、隣にいた年上の女の人がリュックから充電バッテリーを出したの。予備も含めて二つ持ってるからって貸してくれて。そのときに思った。荷物の多さって、どれだけ自分以外の人のことまで考えられるかっていう表れなんだよね。私はそ

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    2026年08月07日
  • ファーストラヴ

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    なぜ自分は父を殺さないといけなかったのか。
    タイトルだけ見たら恋愛モノかと思うのに、動機を見つけて欲しいというミステリーものであることにまず驚き。
    そしてなぜ殺したのかの動機が犯人にも分からない。
    そこには人格形成や助けを差し伸べれなかった結果、言葉の捉え方次第で見方が180度変わる需要さが重くのしかかります。
    ここで誰か彼女を受け止めてたら、言葉に耳を傾けていたら…こんな結末になっていなかったかもしれない。
    受け止めたから彼女はあんなふうに変化できたんだという終わり方もよかったです。

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    2026年08月06日
  • ファーストラヴ

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    前から表紙が気になっていた本。
    こんな内容だとは思ってなかった。
    読みやすい文体で
    主人公の由紀の過去にも秘密があって
    その秘密が明かされていくところから
    一気に惹き込まれて読み切った。
    環菜の家庭環境や周りの男性が酷くて辛い。
    性被害を扱う話はやっぱりきついし
    苦手だけど、目を逸らしてはいけないと感じる。 
    環菜の母親も傷ついてきた過去を
    見ないようにして、自分を守ってきて
    誰からも助けられなかったのかなと複雑な気持ちに、、
    だけど、、それにしても、、どうにか娘のこと
    守ってあげて欲しかった。
    私自身も考えてしまうところがあって
    過去、今でもかもしれないけれど
    嫌だと思っているのに
    怖くて笑

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    2026年08月05日
  • ノスタルジア

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    ネタバレ

    3.7
    終わりは良かったものの、途中いろいろと???と難しかった
    イギリス行ってからが一気に流れすぎてびっくりした(笑)
    創くんはまだまだ知らないことが多いけど、知ってさえいればきちんとできるし優しくできる人だなぁと
    何事も、きちんと話し合うのが大事だね

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    2026年08月03日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    私はこういう不意な胸キュンに弱いのかもしれない。堂々たる愛を語るみたいな恋愛ではなくて、小学生の恋愛のような知らず知らずの間に一緒にいる、一緒に何かを食べる、一緒に帰るとか、そういうちょっとした当たり前を共有しているという好きを大事にしたいなと改めて思った。駆け引きなんてない小学生の頃の純粋な恋愛に少しだけ懐かしく少しだけ羨ましく感じた。

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    2026年08月02日
  • あなたの愛人の名前は

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    誰しも生きていれば人生の停滞感・漠然としたもやもやを抱えるときがある。

    それをわかってくれる相手が最愛の相手とは限らない。夫婦だからこそ、縛られた関係の中で行き詰まる。逆に境界線を引いている関係の人間からこそ、俯瞰してその人の抱えている本質が見えるのかもしれない。

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    2026年08月01日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    おやつをテーマにした短編集。
    6名の作家さんが1つずつお話を書いてくれていて、こういうのをアンソロジーというらしい。

    タイトルに「やるせない」とついてるだけあって、どのお話にも切なさが漂うけれど、甘いおやつがそれを癒してくれたり、前を向くきっかけになったりして、読後は優しい感動に包まれる。

    「楽園の代わりのカッサータ」は、映画みたいなおしゃれな雰囲気。
    不倫はダメだけど、誰かや何かにすがったり、現状を変えてほしいっていう思いには共感した。
    しかしこの相手の政治家はひどい男だ。
    ピュアなんだけど、結局自分のことしか考えてないんだよね…。

    「ファースト・アンド・オンリー」はキュンすぎてまるで

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    2026年07月27日
  • ファーストラヴ

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    幼少期に受けた心の傷や愛情不足の重みをひしひしと感じて、胸が痛かったです。
    解説は朝井リョウさん!
    「島本理生さんの小説は、自分ではわからない気持ちや自分だけでは辿り着くことのできない感情を教えてくれると実感する」と表現されているのですが、それこそが読書の醍醐味だなと思います。

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    2026年07月25日