島本理生のレビュー一覧
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名所旧跡というものがある。人の口に上るので、自分では特に行ってみたいと思っていなくても、一度くらいは行っておいたほうがよいのではと思ってしまう、そんなようなところだ。古典というのもそれに似たところがあるのかもしれない。学校の歴史の授業で名前だけは聞いていても、『雨月物語』はともかく、色恋や女郎買いを主題とした『好色一代男』や『春色梅児誉美』などは、文章の一部すら目にしたことがない。ましてや山東京伝の名前は知っていても廓通いのガイドブックである『通言総籬』などは作品名さえ教科書や参考書には出てこない。しかし、出てこないから、大事ではないということではない。
「色好み」というのは、日本の文化・伝 -
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ワガママで女子力前回の華子と、その暴君な姉に振り回されて、人生優柔不断ぎみな理系男子の双子の弟冬治。そんな二人と、めげない求婚者熊野と、挙動不審の才女雪村さんの四人で織りなすストーリー。
四人での楽しい日々と、決断のとき。
一千一秒の日々に続き、島本さんの青春ストーリーです。
登場人物の言葉には、みんなそれぞれの思いがあって、どの人の言葉にも心が動かされました。
冬治が雪村さんに対してかわいいと感じた場面がすごく印象に残っています。
「来たかったところに連れてきてもらって、冬治さんも一緒で、そんなの楽しいに決まってるじゃないですか」
こんなの笑顔で言われたら、たまんない -
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表紙の写真と『リトル・バイ・リトル』というタイトルからなにか伝わってくる気がした。
主人公の橘ふみは、父親の違う妹の面倒を見る。全く当たり前に。逃げた父や頼りない母に代わり、進学をやめ働くことにも一切ためらいが無い。
今どきでもこんなコが居ると信じたい。疑ったりし斜に構えたりしないでそう信じたい。そう思わせるあまりにも滑らかなサラリとした書き方だ。野間文芸新人賞を獲った作品だというのもうなずける。
『涙そうそう』のDVDをほぼ同時に見たが、こちらも全く血のつなっがっていない「妹」を兄は徹底的に面倒見る、終いには働きすぎで死んでしまうほど。
やはり、こんな若者が居るだろうか -
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島本理生の本はこれでまだ2冊目だけど
複雑な心理描写に長けているのは勿論のこと
登場人物の1つ1つの仕草や表情
その場の温度や空気感までもが
意識せずとも想像出来るほど
繊細に描くことにも長けているのだなぁっと感じた。
映画を観たのはもう随分と前のことだけど
序盤からすっ飛ばすような激しいラブストーリーだと
記憶が勝手に塗り替えられていた。
原作は後半まで良い意味で淡々と静かに進んでいき
後半で一気に熱烈さを帯びて
前半よりも深さを増し再び静かに終わっていく
そんな印象だった。
葉山先生と小野くん、対照的な2人だけどどこか共通する部分を感じた。
もしも私が泉の立場だったら...
私もきっと葉山 -
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愛人は今は何号まで居たかな
ってなことで、島本理生の『あなたの愛人の名前は』
足跡
蛇猫奇譚
あなたは知らない
俺だけが知らない
氷の夜に
あなたの愛人の名前は
の短編集。
愛人って事で、ドロドロとした感じの内容かと思いきや、割と純愛(個人的感想)な感じの内容かな❓
男女それぞれの目線で、猫ちゃん目線もありで、それぞれ清い愛人な話じゃったかな。
島本理生さんの作品は何か『品』を感じて好きなんよね。自分には無い上質な品が心地良さで酔わせてグレーな心が白く清くなる様な感覚になるね
2026年20冊目