島本理生のレビュー一覧

  • 一撃のお姫さま

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    ネタバレ

    楽しみにしてた島本理生先生の短編集!

    中でも『停止する春』と『一撃のお姫さま』が特に好きだったな。

    『停止する春』は不倫男との恋愛話。
    口では愛の言葉や結婚したいなど期待させるようなことを言っておきながら、必ず夜のうちには家に帰宅し、土日は連絡一つ返さないというクズっぷり。こういう言動の不一致が、女慣れしている狡い男感が出ていていけ好かなかった。
    あと、主人公の女の子が別れを告げたときの、「俺を愛していないなら仕方ないよ」と悲しそうな目をしたという、あまりにも他責すぎる対応と発言も無理だった。
    最初から家庭を捨てようなんて思っていなかったくせに。こちらを選ぶ気がないなら最初から始めるなよ…

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    2026年01月08日
  • 夏の裁断

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    自ら傷つきに行く主人公に待って待って〜とは思ったけど、恋愛体質なので自分がその立場になったら同じことをしてそうだと思った。

    「だめだとか、間違ってるってことはないよ。ただ、あなたはグレーなものに耐えられない人だったから。きっちり線を引いたり固定しないと不安でしょう。一秒後の未来だって、本当は保証なんてない。でも、あなたにそれを教えたら、生きていけないと思ったんだよ」

    これが嘘なら、真実を口にするよりも嘘をつくほうがよほどこの人にとっては芯があることだと思わせる明確さで。

    鎌倉の秋の夜に、駅のベンチに腰掛けて私を待っていた彼を見たとき、これだけで永遠に生きられる気がした。それが恋だった。好

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    2026年01月06日
  • Red

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    「好かれてるのは分かるし、向こう見ずな情熱も嬉しいけど、でもそれは毎日を無事に過ごしていく安心にはならない。あの人は、どこか危ないし、愛情っていうものを決定的に知らないんです。一緒にいても、一人で生きてる感じがする。」の一文に刺激的な男性にハマってしまう危うさを言語化されていてハッとした。当てはめてしまう人がいたからすらすら読み終えてしまった。

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    2026年01月06日
  • 一撃のお姫さま

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    単話の世界線が繋がっているようで繋がってないとこもあって、、
    女性の目線から、あーその複雑な気持ちわかるって友達と話しているような感覚がある本でした
    またみんなある種の普通だけど普通じゃない、普通ってなんだろって途中から変に考えちゃった本で面白かったです

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    2026年01月06日
  • あられもない祈り

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    登場人物の生き方が痛々し過ぎて、読み進めるのが恐かったです。自身が読む恋愛小説や恋愛漫画は、幸せと少しの苦味で構成されている話が多かったため、恋愛の辛い部分を切り取って見せる本作は、リアルな分、読んでいてきついと感じました。現実にもよくある話だと思いますが、当事者達が感じていること、行動の理由など、人物の解像度が高いため、鮮明で生々しかったです。

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    2026年01月05日
  • 憐憫

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    島本理生さんの小説に出てくる男の人って、なぜか魅力的で読んでるこっちまで惹かれてるような感覚になる。
    文章は読みやすくて話も面白いんだけど、感想を書くのが難しい。疑問は残ったまま理解出来ないところもある。

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    2025年12月31日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • 2020年の恋人たち

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    なんかじわじわと好きになる作品だった
    葵出会い多すぎでしょ〜いいな
    年上の落ち着いた男性に惹かれるのわかるけどやっぱそういう人には相手がいるんだよね
    松尾くんとの雰囲気ずっと好きだった
    これ読んでると美味しいワイン飲みたくなったのでコロナ明けたらのみにいきたい

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    2025年12月28日
  • 憐憫

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    言葉一つひとつに対してしっかりと向き合い、向き合ったそれらを文章にして物語を作り出している島本理生さんの作品がどれも好き。そして、少し考えさせられるような題材を投げかけてくれるところも良いなと感じる。

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    2025年12月28日
  • 二周目の恋

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    お気に入りの話
    1「カーマンライン」一穂ミチ
    2「最悪よりは平凡」島本理生
    3「海鳴り遠くに」窪美澄

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    2025年12月24日
  • 一撃のお姫さま

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    年齢を重ねるほど
    自分の内側に答えのようなものを
    飼い慣らしているなと感じる

    それを人は経験値ともいうんだろうけど…



    若いときは 自分を受け入れてもらえたら
    運命だと感じてしまって…
    傷ついたことなど秒速で忘れて
    成長していくことを選んでた



    でもある程度
    痛みや人を慈しむことを経験すると…
    どこか臆病に感じて飛び込んでいいのか
    もう1人の私が待った…をかけてくる



    そんな彼女たちの心の揺れ動く感情を
    5編も読めることがとても嬉しかった

    周りからみると ままならない恋愛に思えても
    その“雑味”を楽しんでいる描写に救われました

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    2025年12月22日
  • ファーストラヴ

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    父親を刺し殺したとして、逮捕起訴されたアナウンサー志望の聖山環菜。警察の取り調べの中、動機に関して聞かれた彼女はこう言ったと「動機?それはそちらで見つけて下さい」。。。。

    臨床心理士である真壁由紀、その義理の弟である弁護士の庵野迦葉。2人は、あらゆる側面から事件究明に向け調査を始めるが、、、、


    というあらすじ。

    感想としてまず、感情表現が細かいなぁ。
    物語の全体がすごい繊細な感じが良い。
    それに人間関係、生々しい男女や親子の関わり。
    特に被疑者の環菜の家庭の話が明るみに出る度に
    普通ってなんだろうと考えさせられる。
    しかし、それは別の視点からみてもそうなんだが。
    こういう感じは男性作家

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    2025年12月21日
  • はじめての

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    豪華な4人のアンソロジー
    色んな「はじめて」を詰め合わせた素敵な作品集でした。

    島本理生 私だけの所有者
    はじめて人を好きになった時に読む物語。
    誰かへの初恋のお話かと思いきや、アンドロイドとそれを所有する人間のお話。

    辻村深月 ユーレイ
    はじめて家出した時に読む物語。
    学校でいじめを受けた女の子が死ぬことを意識して家出するお話。

    宮部みゆき 色違いのトランプ
    はじめて容疑者になった時に読む物語。
    鏡のように自分と全く同じ顔の人間がいる世界があり、そのもう一つの世界で自分の娘が捕まってしまったら…?という話。

    森絵都 ヒカリノタネ
    はじめて告白した時に読む物語。
    三度も告白して玉砕して

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    2025年12月21日
  • ファーストラヴ

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    タイトルで想像していた内容ではなかったが、そのギャップにのめり込んで1日で読破

    親によって子供は人格形成されてしまう。それが良い方向にいくこともあれば悪い方にいくことも考えられる。
    この本の中に出てくる親たちは、みんな自分本位だった。自分行動を省みようとしない。そんな大人にはなりたくない

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    2025年12月20日
  • 一撃のお姫さま

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    5つの短編集。私は義母が家出する、と言って庭のテントで数日を過ごす話が好きだった。ちょっといつもと生活を変えてみたい。学生時代の自分と少し重ねながら読みました。

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    2025年12月18日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日
  • 天使は見えないから、描かない

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    ネタバレ

    法律的に許されないし、共感もできない設定だけど、年の差カップルは実際にいるし、

    自立している女性が、
    「だからせめて恋人だけは私を常識の外側で一番にしてほしいんだよ」
    と望む気持ちは分かるし、遼一が包容力があるっていうのは本当だし、それが魅力的に書かれていて、2人が幸せに生きていってくれたらいいなぁという気持ちです。

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    2025年12月16日
  • ナラタージュ

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    小野くんかもしれないし、泉かもしれないし、自分はあの恋情を言語化して思い出すことができるとは思わなかった

    大学生の頃は独りよがりのセックスも思いもがけない振られ方も全部謎だったけど俯瞰して見てみると全部繋がるんだな、、、

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    2025年12月13日
  • Red

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    恋の終わりって…
    激しいイメージがあったけど
    こぼれ落ちていくものなのかも…

    余韻を残す終わり方が素敵でした



    映画と原作では終わり方が異なっていて…
    どちらもグッときたけど
    私は原作の終わり方が好きだったな

    マザコン気味だけど誠実で不器用な夫
    優しすぎて気を遣いすぎるほどの義理母
    自分の居場所はここにあると思っていたのに…

    ふと遠くから自分を見つめなおすと
    妻や母親の役割だけ求められて
    家族の中では本当の私は必要と
    されてなかった現実…



    むかし大好きだった人が現れたら
    燃え上がってしまうかもしれないな…

    愛を綴った描写が色濃く描かれているけど
    ひとりの女性の心の成長の物

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    2025年12月12日
  • 憐憫

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     文字が大きめ?でサラッと読み終えました。島本さんらしい主人公と男性陣とのやりとり、楽しく読めました。

     芸能関係には興味がないのですが、この作品を読んで、色々考えさせられました。現実世界でも十分にあり得ることで、身震いしました。

     有名になるって大変な事ですよね。

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    2025年12月10日