島本理生のレビュー一覧

  • クローバー

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    ワガママで女子力前回の華子と、その暴君な姉に振り回されて、人生優柔不断ぎみな理系男子の双子の弟冬治。そんな二人と、めげない求婚者熊野と、挙動不審の才女雪村さんの四人で織りなすストーリー。


    四人での楽しい日々と、決断のとき。


    一千一秒の日々に続き、島本さんの青春ストーリーです。


    登場人物の言葉には、みんなそれぞれの思いがあって、どの人の言葉にも心が動かされました。


    冬治が雪村さんに対してかわいいと感じた場面がすごく印象に残っています。


    「来たかったところに連れてきてもらって、冬治さんも一緒で、そんなの楽しいに決まってるじゃないですか」


    こんなの笑顔で言われたら、たまんない

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    2013年01月20日
  • 波打ち際の蛍

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    あまりにも自分の身に覚えがありすぎて、途方に暮れてしまった。
    切なくて悲しくて、きっと、こんな感じ。
    二人の寄り添いあう様子、蛍の慮る様子は本当に素敵。染み入った。

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    2012年12月08日
  • 波打ち際の蛍

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    どのページを開いても必ず1つはハッとする表現を見つけてしまうほど研ぎ澄まされた文章で紡がれたとても切ない恋愛譚。この威力は並ではありません。

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    2012年11月22日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの描く精神の世界は焦燥感がありながら綺麗で、文章からキラキラ瞬くものが目に見えるようです。中でもこの本は舞台となってる夏と言う季節が表す短さを読みながらに体感するようで、しかしながら一瞬も飽きず一気に読み切れました。島本さんの良さがコンパクトにギュッと詰まった作品です。10代20代の女性で島本さんを知らない方は、おすすめしたい作品。

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    2012年11月05日
  • 一千一秒の日々

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    再読

    よい。
    こういうそれぞれの話がつながっているという作品が好き。

    加納君 とてもすきだ。会いたい。

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    2012年04月19日
  • 一千一秒の日々

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    すごく、よかった。
    やっぱり島本理生さんのなにげない描写が好きだなぁ
    大学生に思えないような、でも確かにそうだなぁと思えたり
    解説もぜひ読んでもらいたいです
    心がぎゅーっと締め付けられました

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    2012年03月01日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの作風が本当だいすきです
    ナラタージュよりクローバーに近い作風。
    ゆっくりゆったり流れるようなリズム感
    たくさんの主人公
    それぞれの想い
    どの人物にも共感できる

    好きなのは真琴と加納くん、瑛子。
    加納くんみたいなおとこのこっていいなぁ

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    2011年11月03日
  • リトル・バイ・リトル

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    高校を卒業してからアルバイトをしながら生活する主人公。
    それを取り巻くどこか愛くるしい登場人物たち。
    この小説のあとがきを見てハッとしたのを覚えてます。
    詳しくは思いだせないけど、あとがきを見て初めてこの本のタイトルの意味に気付かされ、小説って奥が深いなーと感動しました。
    小説の内容はそこまで深いとは思わなかったのですが、この作品がもつ文章の柔らかさとか雰囲気がとっても好きです。

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    2011年06月15日
  • リトル・バイ・リトル

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     表紙の写真と『リトル・バイ・リトル』というタイトルからなにか伝わってくる気がした。

     主人公の橘ふみは、父親の違う妹の面倒を見る。全く当たり前に。逃げた父や頼りない母に代わり、進学をやめ働くことにも一切ためらいが無い。
     今どきでもこんなコが居ると信じたい。疑ったりし斜に構えたりしないでそう信じたい。そう思わせるあまりにも滑らかなサラリとした書き方だ。野間文芸新人賞を獲った作品だというのもうなずける。

     『涙そうそう』のDVDをほぼ同時に見たが、こちらも全く血のつなっがっていない「妹」を兄は徹底的に面倒見る、終いには働きすぎで死んでしまうほど。
     やはり、こんな若者が居るだろうか

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    2011年02月27日
  • 私の身体を生きる

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    こんなに赤裸々に描かれているのか、と思うのは、それもまた性を隠す大人の無意識に引っ張られているのだろうか。作家さんによって「身体」に対する感じ方がこんなにも違うのだなと興味深かった。

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    2026年06月08日
  • ノスタルジア

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    恋人の失踪から小説が書けなくなった主人公と殺人事件の加害者を家族に持つ青年の不思議な同居生活が始まる。
    イギリスへの旅が羨ましい。海外にここ数年ずっと行ってないし、いつか行きたいな。
    過去の人との苦しい出来事は新しい人との出会いでしか救われないのかな。誰かに必要とされている実感って生きる意味になるよね。

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    2026年06月07日
  • 私の身体を生きる

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    性というか性別(性自認や対象)というか、性欲というか性癖とか、性体験とか。

    「性」のことはご法度的で親子、恋人、親友でも避けたりするわけで、孤独な世界だと思ってきたけれど。それが女性作家が17人も語るわけで下品上等、生々しくて面白い。
    面白い、と言ってる事を下品と言う人もいると思いますが、多様性?とあえて言葉にすれば線引きしないでよ、と。

    面白いというのは具体的に変えれば興味深い、が適切か。いやらしい意味でなく、前述のようにご法度な他者の世界に興味があるわたしは、作家がこうもあけすけにエッセイとして実体験や思想を語ってくれてありがたく。
    本として残るので結構なカミングアウトもあったりするわ

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    2026年06月07日
  • ノスタルジア

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    主人公と関わった男性たちの関係性は、理性を働かせるとあり得ないと思ってしまうが、感性で受け取ると一種の心地よさを感じる。
    好きとか嫌いとか単純な話ではなく、心の奥から相手を求めるような気持ちは羨ましくもなる。

    全体的に現実寄りのファンタジーという印象で、描写が綺麗なのもあり、世界観にどんどん引き込まれながら読んだ。
    異常気象?のような現象って、今世と現世の境目なのかなとも感じた。

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    2026年06月02日
  • 私の身体を生きる

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    いつも読んでる大好きな作家さんたちの身体にまつわるエッセイ。作家さんたちにも過去や苦しみや葛藤があると知ってしまった。

    「誰かから指弾される前に、違う、お前は違うと「私の中の世間」が言ってくる。」

    ☁️ 世の中には女性であることで苦しんでる人がいないわけないのに、言語化されてしまうと本当にいると見えてしまう、なんて、自分勝手さに嫌になりながら読み進めました。

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    2026年06月02日
  • ノスタルジア

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    つらつら〜っと進んでいく物語
    ちょっと死者との世界を行き来するから
    混乱する
    小説家と無職の青年の話だから
    現実味がない感じもある

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    2026年06月01日
  • ナラタージュ

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    喪失と再生と喪失の繰り返し

    島本理生先生の作品を数冊読んで、ずるい大人が出てくることが多いということが分かったが、今回の作品のずるい大人は、読み進めていくうちに結構な嫌悪感があった。一見、よい人のように振る舞って可愛がって自分を頼れる大人と刷り込ませて手懐けて、近寄ってきたら守りに入る、という手法によい印象は受けなかった。
    物語自体は、主人公だけでなく、それぞれの登場人物の思いが伝わり、これまでの作品以上に感情が揺さぶられた。

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    2026年05月30日
  • ノスタルジア

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    壮絶な境遇の2人が惹かれ合い、色々ありながら過去にケリをつけて行く。ある意味、再生の物語。
    結構いい。文章もきれい。おすすめします。

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    2026年05月29日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    あの人と過ごす「おやつ」の時間が、
    今日を乗り切る力をくれる。
    おいしいものを愛する作家陣が、
    心とおなかの空腹をあたたかく満たす短編小説集。

    ●作品紹介
    妻子ある政治家と逢瀬を重ねる画家の朱莉。
    マスコミを避けるため延泊した伊豆の山奥のホテルで回想する、
    これまでのこと。
    ――島本理生「楽園の代わりのカッサータ」 

    なりゆきから、派手めギャルとして高校生活を送る陽子。
    クラス替えで再会した関優征は、かつて放課後をともにした相手だった。
    ――織守きょうや「ファースト・アンド・オンリー」

    両親の交通事故がきっかけで瀬戸内海の島に住む叔父に引き取られた碧。
    果樹が茂る庭の手入

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    2026年05月28日
  • ノスタルジア

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    二人が幸せになれますようにと願いながら読んだ。
    繊細で美しい文章に、読み終わった後も、しばらく余韻に浸った。

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    2026年05月28日
  • Red

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    ネタバレ

    私が最も強く感じたのは、「女という性を内包したまま、母親という役割を生きることがどれほど危ういか」ということだった。

    この作品は、単なる不倫の物語ではないと思う。
    家庭があり、子どもがいて、周囲から見れば安定した生活を送っているように見える塔子が、その内側でどれほど孤独を抱えていたのかが、とてもシビアに、そしてリアルに描かれていた。

    安心を与えてくれる恋と、刺激を与えてくれる恋。
    その二つのあいだで揺れ動いたことがある人にとって、この物語はとても共感する部分が多い内容だったのではないかと思う。


    レビューを読んでいると、塔子の気持ちが分からないという人もいれば、強く共感したという人もいる

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    2026年05月27日