あらすじ
顔に目立つ大きなアザがある大学院生のアイコ、二十四歳。恋や遊びからは距離を置いて生きていたが、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにした本の取材を受け、表紙になってから、状況は一変。本が映画化されることになり、監督の飛坂逢太と出会ったアイコは彼に恋をする。だが女性に不自由しないタイプの飛坂の気持ちがわからず、暴走したり、妄想したり…。一途な彼女の初恋の行方は!?
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Posted by ブクログ
終始アイコの気持ちに共感しっぱなしだった。
私も恋人との気持ちの差に少し悩んでいたから、アイコの「今日だけは自分を優先してほしかった」って気持ちがよく分かった。それでも、最後の飛坂さんの挨拶を聞いて、2人でいた時間はお互いにとって意味があったんだなと思えて心から嬉しかった。
ミュウ先輩が大やけどを負ってしまって「自分に余裕がないから相手に優しくできないし相手と向き合えない」と言って確かにと思った。それでも分かってほしい気持ちはあるから弱ってる時ってきつい。
大好きな作品が増えて嬉しい夜だった。
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顔にあざがあるあいこ
そのため自分に自信がなくて人に対していつも少しどこか距離感があるように最初から感じていた
そんな彼女が恋をして成長し自分を見つめる
そんな彼女を真横で見ていてとても幸せだと感じた
Posted by ブクログ
2025/03/02
よだかというのは主人公の名前じゃなくて、この本の話の中で触れられる宮沢賢治の小説のよだかから取られたもの。
主人公のアイコは顔に大きな青あざを抱えて生きてた。周りからも傷つけられたり、心無い態度を取られたりしたことが重なって人並みの生活にもすごい憧れていると同時にそんなに簡単には人を信用できないと思って生きていた。
大学院まで進学した彼女が、ふとしたことから知り合った年上の映画監督の人に恋をするお話しである。
自分の芯があるとか、人として強いとかそんな表現が出てくるのですが、それって本当にそうなんだろうか、具体的にどいうことなんだろうかということを考えられる小説だと思います。
もちろん主人公や出てくる人たちが織りなす人間模様や恋模様も読んでいてとても面白いです。
Posted by ブクログ
好きという今の状態は素晴らしいものだけど、本当に好きだったという過去の状態がとても美しく感じる物語だった。
生きていく中では、関係を持ち続ける人よりも過ぎ去っていく人の方が圧倒的に多い。でも過ぎ去っていく人の中には自分にかけがえのない経験や価値観、学びや愛を与えてくれる人がいる。
そんな、過去だけど圧倒的な事実、自分を支えてくれる思い出を大切に日々を生きていきたい。
匿名
胸が締め付けられるようにギュッとなりました。
アイコさんの気持ちが愛おしくて切なかったです。
愛してるのに別れる選択をできる彼女を尊敬します。
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この本を読んでいると
宇多田ヒカルさんのOne last kissの歌詞
誰かを求めることは、すなわち傷つくことだった
が頭からはなれなかった
誰かを好きになって、その人の一番になれなくて
そしてすきだけど冷めていく
この流れが秀逸!
恋愛をいいなって思わせてくれる一冊
Posted by ブクログ
「人間なんだから、強いところもあれば弱いところもある」……「あなたが思っているほど、多くの人は深刻にも真剣にも生きていないんだから」……の言葉に惹かれました。
たまには真剣に物事に向き合い自分の強みと弱みを味わい生を感じていかないとな〜
読んで楽しかったですよ。
ぜひ〜
Posted by ブクログ
顔にアザのある大学院生のアイコが、「顔にアザや怪我を負った人」をテーマにした本の取材を受け、表紙に出たのを機に、初恋と失恋を経験する。
子どもの頃から、アザのことで嫌な思いも、逆に周囲の愛情や本物の友情を感じることもあったアイコ。そのあたりの機微も描かれていて、アイコは幸せだなと思うと同時に色々考えさせられた。
アイコは本の映画化に向け、その監督の飛坂と対談をし、恋をする。
「気まぐれだし、思ったようにしか動けないから。付き合うと大変だし、苦労するよ?」と言われて、「大丈夫、私、頑丈ですから」と付き合い始めるが、最後は、「約束は守ってほしいし、私と会うことを一番楽しみにしていてほしい。相手にもこちらが想うのと同じくらい、好きになってほしい。付き合っているのに片想いみたいな状態じゃなくて。」と感じ、別れることを決める。
この切ない気持ち、共感しかない。
一歩前に進んだアイコに、研究室の後輩、原田くんとの明るい未来が待っていそうな予感に満ちた終わり方がよかった。
Posted by ブクログ
顔に大きなアザのある女の子が主人公で、不器用なようで芯が強くて、でも弱くて、私もアイコちゃんといろんな感情を一緒に経験した気持ちになった。初恋の心震えるあの感じ、なんで恋ってこんなに始まりは素敵なのに終わりは苦しいんだろうって思った。
そして、どうして島本理生さんの書く男の人ってこんなに好きになっちゃうんだろう。しかも幸せになれないってわかってるんだけど好きにならずにいられないタイプの…笑。何回も、飛坂さんと上手くいきますようにって願ったけど結ばれなかった。アイコちゃんが恋愛経験者だったら、もしくはあの「付き合ってるのに片思い」状態を我慢すれば一緒にいられたかもしれない。でも、あそこで大好きだけど許せないって譲らなかったのもアイコちゃんらしいし、だからこそ対比で原田くんとは一緒に幸せにやっていけるような予感がするんだよな。飛坂さんとのハッピーエンドがよかったけど、そうならないからこそのこの作品の良さなのかなぁとか。
Posted by ブクログ
いやー恋愛小説ハマった。島本さんの恋愛小説はナラタージュもだけど、切なくて苦しくてめっちゃ良い!!!!!これぞ恋愛!!!
島本さんの本はペースが良くて読み進めるのも苦じゃない。
好きだけじゃ恋愛はできないという意味が何となくわかった。いくら好きでも自分を大切にすることを第一優先にする事って結構難しい。
自分を犠牲にしてでもいいからそれでも一緒にいたいと自分だったら思ってしまうかも。
Posted by ブクログ
生まれつき顔にアザがある大学院生のアイコと、映画監督の飛坂さん。
アザのせいで恋愛や遊びとは距離をとって生きていたけれど、まっすぐで世間ずれしていないアイコがまぶしい。
”今日だけは仕事を放り出して私を優先して。
一度きりでいいから、一番にしてくれたら、あとはもうずっと待つから。
一生だって待ち続けるから。
そんな本音を、前に進むために呑み込んで、私は壁に額を押し付けて、声を殺して泣いた。”(p230)
今日会わないともうダメになってしまう、そんな約束の日に遅れないためにシャワー室のガラス窓を叩き割ってまで駆けつけようとしたアイコと、仕事の予定が入ったから、と断りを入れてくる飛坂さん。
過去の恋人飛坂さんに対しても、次の恋人になるかどうかはまだわからない原田くんに対してもフラットなアイコのことを、やっぱりいいなと思う。
”あなたを好きになって本当に良かった。”
Posted by ブクログ
生まれつき顔にアザがある24歳の大学院生アイコの初恋の話。
自分のコンプレックスと向き合いながら、まっすぐ飛坂のことを想い、様々な感情に心を揺さぶられる。
人は誰しもコンプレックスを抱えて生きている。
コンプレックスをもつ自分を受け入れ、愛し、そんな自分をまるごと大切にしてくれる人に出会う。そういうのをすてきな恋というんだろうなと思った。
アイコのまっすぐな気持ちがまぶしい。
島本さんは性描写が細かいイメージがあったけど、この作品は控えめなので、高校生くらいにも読んでほしい。
Posted by ブクログ
「アイコという身に余る名前がずっとずっとわずらわしくて辛かった。そんな孤独をあっけなく消し去ってくれる。この人の隣にいることができて、それだけで私は十分すぎるほど幸せだと思った。」
飛坂さんと出会ったことで、
自分のありのままを愛してほしいと思えるようになり、
コンプレックスを治療して治そうとする世間の考え方がある中でありのままの自分でいいと決断することができた
アイコが真っ直ぐに想いを伝えるの対して
相手が傷つくと分かっていながら傷つく言葉を吐いてしまう飛坂さんとのやりとりがとても苦しかったです。
それでもアイコのあざのことを、映画で〝夜空〟として表現したのは遅いけれど彼なりの愛の表現の仕方なのだと感じました。
人それぞれにコンプレックスを持っていて
それと戦いながら自分を愛さなければならない私たちは〝強い〟という言葉でしか表現できないのはもどかしいけれどそれが魅力であり強さなのだなと思いました。
Posted by ブクログ
生まれた時から顔にアザがあるアイコ。
そんな彼女の初恋の話。
私もコンプレックがあるのでアイコちゃんにすごく感情移入してしまった。
コンプレックスがあるからこそ強くいようとする気持ちも、本当は弱いと自分でわかっている気持ちも。
痛々しいほどの恋愛も、過去の自分追体験しているようで胸が痛かった。
それ程、恋愛における感情の描写がすごかった。
アザを消そうか迷うアイコちゃんの気持ちもわかる気がする。
そのコンプレックスも含めてが今までの自分で、それがなくなった自分はもはや自分じゃない気がする。
Posted by ブクログ
顔にアザがある大学院生リケジョの話
アザがあることで出会えた色んな人の温もりがいいねって本だった
自分のコンプレックスを他人にさらけ出して隠さないというプライドは持っていても相手からそれを気にしているそぶりを見せられると悲しいっていう矛盾を抱えた話
主人公が自分とは真逆の人間で面白い
でも正直羨ましい!!!!顔にアザがあったら近付いてくる人は減って悲しいかもしれないけど近付いて来てくれた人はもう分かってるもんね!!
私は自分の中に抱えてるバカデカ秘密ってかクソデカコンプみたいなものが第三,四部くらいまであるから正直近付いて来てくれた人がいつこの人は自分から離れてくんだろうってどこか最初から諦めた気持ちで見ちゃってるわ!!
主人公が羨ましい
読書でリフレッシュのつもりがもっと気分沈んじゃった!!!
今読まない方が良かった!終わり!!!!!!!
Posted by ブクログ
先に映画を見た時、コンプレックスはそれを通して自分に大切な人と出会うことができるものでもあるという感想を持ちました。
原作である本書を読むと、アイコがメイクをして原田くんとデートに行くシーンに、自分と一緒にいる人がどう見られるかを気遣う描写があります。その後、原田くんはサラッと受け入れてくれ、映画と同じ気持ちになった一方で、受け入れて欲しいと傲慢に思うのは違うことに気づかされました。また、たまに、ちょっとはコンプレックスは隠してもいいのかもしれません。世間からの目ではなく、相手と自分との間にある距離。その機微を感じながら、自分を開いていけるようになるといいなと思いました。自分のコンプレックスも自分、アイコのように強くなりたい。
アイコを庇う飛坂さん、学会の夜の教授の言葉も大切に留めておきたいです。
Posted by ブクログ
良くも悪くもコンプレックスとかって、他人に気付かされるものなんだなと思った。
この本に出てくる女性は、生まれつき顔にアザがあり授業中に同級生からそのアザをみて、琵琶湖そっくりだと言われる。それを聞いた先生が、何でひどいことを言うんだと怒りみんな謝る。彼女にとってそれまで何とも思ってなかったアザが、これは恥ずかしいものなんだと認識してしまうことが、女性が生きづらくなる発端となった。
それから男性に恋をして、他人の気持ち、行動などの機微や心情を考えれるようになっていく。
自分では気にしていなかったことが、他人からすると気にすべきことって確かにけっこうあるな、みんな何かしら経験してきたんじゃないかと思った。生きていくうえでこれはどうしようもないけど、気にしない人間になりたい。
Posted by ブクログ
新年一発目は島本理生の恋愛ものが読みたいと思い読みました。歳上の男性との片想いという構図は『ナラタージュ』と似ていて、今回も飛坂の「一緒にいるっていうのは、相手を肯定しながら同じ場所にいることなんだからさ。それは立派な理由だし責任だ。」という台詞にグッときました。ただ良くも悪くもいつもよりアッサリ読めてしまいました。私の感受性が老いてきた?
Posted by ブクログ
薄い本ですぐ読めた、
宮沢賢治のよだかの星から来てる本、大人になってからだとよだかの星も受け取り方が違う
自分が擦り減る人付き合いは、頑丈でも、周りの人にはして欲しくないし、したくない
顔のあざは極端だけど、触れて良いのかわからなくて、結局何も言えなくってもやもやすることある、距離感って難しい
肩書きとか結果に拘って、それが無くなったら空っぽだなあと思ってずっと走ってる感じもする、フィルターがあるから見えるものもあれば、ないから見えるものもあって難しい
Posted by ブクログ
好きって気持ちがどれだけ素敵でどれだけ危うくて、誰かを思ってる女の子って本当に可愛いし強いの。
ここまでまっすぐな恋愛私できてきたかな。
もっと感情に素直になりたい、伝えたい気持ちは相手に伝えないまま終わるなんて嫌だ。
でも逆に、本当に好きだからこそ一緒にいないって言う選択肢もあるんだとも思った。
自分が大好きで大好きでも
相手にとっては遊びの1人で大事にしてもらえないくらいなら離れるべきなんだ。
本当の好きってそういうことだ、好きな人は自分の中で永遠にかけがけのない存在であってほしいから。
主人公のその気持ちには切ないけれど共感はできた。
友達のまりえが言った、「言葉にしないのはお互い大人だと思ってたけど、関係ないね。八十歳になったって、好きだったら好きって言うし、付き合おうってはっきり言いたくなるもんだよね」
って言葉がなんだかすごく刺さった。
アイコがハッとしたように私もハッとした。肝心な言葉を言ってこなかったり伝えてこないことはつまりそう言うことなんだと思う。
それは、それだけは何歳になっても変わることのない事実なのかもしれない。
本の解説もいつもしっかり読むんだけど、(そこ読むとなるほどそうだったのかってなること多いからおすすめ)
今回はそこに核心につく言葉があったから載せてお
く。
本当にこの本は片想いしてる全ての女の子に読んでほしい。
この紛れもない事実を、とても温かくそして前向きに教えてくれる本だから。
“アイコは自分のことを「頑丈ですから」と言った。
でも、自分を犠牲にして相手に合わせることを「頑丈」とは言わない。それは弱さゆえに相手にすがっているだけなのだ。
アイコの決意は、もう自分を犠牲にしないという思いの表れ。
きっと相手よりも自分の方が一千倍も一万倍も辛かったに違いない。でもそこでようやく真の意味で自
分を愛せるようになったのではないか。
たとえ振り回されても、愛する相手に尽くせることが幸せ、と言う恋愛の形もあるだろう。
でもやはり、個人としては「あなたをないがしろにするような相手とはつきあうな」と言いたい。人間同土、完璧に対等な関係を築くのは難しいし、もちろん、どちらかが妥協したり歩み寄ったりすることだって必要だ。でも常に自分の気持ちをすり減らして、疲弊してしまうような恋愛は私だったら人切な人たちにしてほくない。”
Posted by ブクログ
感性がほとばしる作品だった。
自分を肯定的に受け入れることの難しさを丁寧に描いている。ありのままの自分自身を受け入れるためのトリガーになったのは人を大切に想う気持ちだった。繊細な恋愛感情をみずみずしく描いていて爽やかな読後感だった。
Posted by ブクログ
2012年
顔に生まれつき大きな青いあざのある大学院生。
彼女は、自分のアザを個性と受け止めながらも、恋や交友から離れた生活をしてきた。
そのアザのある女性としての生き方を雑誌に取り上げられたことで、知り合うはずもなかった映画監督と関わり始める。彼女は、彼の隔たりない性格に惹かれて、彼も彼女のひたむきな強さに惹かれる。しかし、映画監督として生きる世界の常識から抜ける事はしない。
彼女は、その価値観の違いに耐える事はできず、初恋に別れを告げる。
彼女のアザという弱い部分から得ていく清さを心地よく読みました。
宮沢賢治の「よだかの星」からのタイトルです。よだかの様に、その外見に周囲から冷ややかな対応をされてきた彼女が、そのアザの部分も含めての自分で生きていく方を選び、そんな彼女を受け入れてくれる次の男子が現れます。ちゃんと見てくれている子はいるんです。
Posted by ブクログ
主人公のまっすぐで素直な感覚が
今の自分には一周回って新鮮に感じた
懐かしさなのか羨ましさなのか
出会いは人を成長させてくれるものだと
自分のことを振り返りながら思う
Posted by ブクログ
大学院生のアイコの顔にはアザがある。ある日雑誌の表紙になった事で、アイコの話しが映画化されることになり監督の飛坂逢太と出会い恋をする。おそらく初恋だったのだろうな。アザに対する考え方とかもこの恋を通して成長したように感じた。こういう終わり方なのね〜と思ったが、なんだか前向きな終わり方だったように感じた。
Posted by ブクログ
コンプレックスを指摘される不愉快さ、それを庇われる気持ち悪さ、人の善意の裏を勘ぐってしまう自分への落胆、本当は「普通」が欲しいのに、手に入らなかったら辛いから、そんなんいりませんけど、と虚勢を張る虚しさ。
そんな、薄暗く頑なな感情を抱えた主人公アイコの時間を、私も一緒に駆け抜けた感じ。目まぐるしいといえば目まぐるしい、良く言えばスピード感のあるストーリーだった。
まあ、二十年間自信を持てず、異性にも世間にも壁作って生きてきた割に、ポッと出の男(飛坂)と急激に距離感詰め過ぎじゃないか?ありえんやろ…という気はするんだけども。それ以外のところは、アイコが感じた理不尽も悔しさも伝わらないもどかしさも、面白いくらい、ストン、ストン、とハマって不思議な感じ。私が書いたんか?ってくらい。
ヨダカのように高潔過ぎるところがあったアイコが、弱さ含めてさらけ出せるようになって、これから(もちろん嫌なことはあるだろうけど)今までとは違った幸せを経験するんだろうな、と思えるラストも良かったです。
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主人公がコンプレックスから恋愛に億劫になってしまう、って話
主人公が自分に似てる話に自分を重ねて読む派なんだけど、コンプレックスに対する向き合い方が私と真逆で逆に読み終わったあと悲しくなってしまった。
Posted by ブクログ
顔にあざのあるアイコのお話。やはり体にあざがあったりすると、あまり同い年の人よりも大人の人のほうが受け入れてくれるのだろうか。それとも映画監督という特殊な職業だから、普通の人とは違う価値観で受け入れられるのだろうか。
あざがある=欠点となって苦しむアイコをかわいそうだと思ったけれど、同情はそれはそれでよくないのかもしれない。家族を大切にしているアイコのことは本当にいいなって思いました。原田君との今後は恋愛に結びつくのかわからないけれど、飛坂さんよりも等身大のアイコを受け入れてくれそうな感じがしました。
Posted by ブクログ
太田母斑というあざができる病気のことは、以前に漫画読んだことがあり知っていた。イメージもついていたからこそ、アイコに向けられる世間の目や、反応が簡単に想像できた。飛坂さんに出会ってからのアイコは、本当に見違えるように変わったと感じた。高校時代とはうって変わってハキハキした子になったなと思ったけど、実際はアイコは元からこんな性格であることを忘れていた。ひたすら自分を隠すことに徹していたからこそ気づかれなかったアイコの魅力。外見で人を判断することは無くならないと思うが、飛坂さんや原田くんのような男性が増えればいいなと思った。