島本理生のレビュー一覧

  • 天使は見えないから、描かない

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    島本理生さんの作品の、働く女性の描写が好き。こんなにアンバランスで危うくても、きちんと仕事をしている主人公。
    外で見せたい自分(見せなきゃいけない自分)があり、それが、夫婦や友人関係でも、緩められないのが苦しい。
    相手が求める自分と、その部分しか見せられない主人公と。
    それが、友人との壁にもなっていたんだなと思う。

    弱さやずるさ、汚さ、気持ち悪さ、それが拠り所になったんだと感じる。
    この部分については、かなり言語化が難しい。愛情、恋愛、性愛、結婚、離婚、そういう関係性の定義をぐるぐる考えさせられる話。

    同時に、友情の話でもあったと思う。ラストが、本当に好きだった。

    テーマ的に、生理的に受

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    2026年08月02日
  • 二周目の恋

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    【あらすじ】

    恋という言葉では到底つつみきれない、たくさんの感情と人生のシーン。
    第一線の現代人気作家たちの手で紡がれる、繊細で豪華なアンソロジー!


    島本理生 『最悪よりは平凡』特別な名を持つ平凡な容姿の私。唯一無二の存在になるにはどうすれば。

    綿矢りさ 『深夜のスパチュラ』バレンタインに手作りチョコを!壮絶な一夜の奮闘の結果は?

    波木銅 『フェイクファー』大学の手芸サークルで知った着ぐるみの魅力。数年後……

    一穂ミチ 『カーマンライン』日米で分かれて育った双子のケントとアサミが19歳で再会した。

    遠田潤子 『道具屋筋の旅立ち』容姿に関して隠したい過去を持つ優美は、初めての彼氏の

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    2026年08月01日
  • ナラタージュ

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    思い出すと心が痛む記憶。
    だけど、その痛みこそ実在した記憶の証明をする。

    テンプレート化された教師と生徒の恋愛ものだと思っていた。
    痛みを伴う記憶の在り方によって転落を迎える者、痛みをすべての悦びとして残りの一生を余韻として過ごす者がいる。

    風景、感情、しぐさ、身体特徴、どれをとっても描写が細かく多くの人に読まれる理由が分かった。

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    2026年07月31日
  • ファーストラヴ

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    少しずつ明らかになってくる被告人の心情と境遇。哀しいこの世界と女性の心の中を描く感動する物語だった。

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    2026年07月31日
  • あなたの愛人の名前は

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    島本理生さんの描き出す男性が本当に好きなので今作も堪らなかった。全編通して大人の恋愛が描かれてゆくが、学生だからこそ綺麗に見えるだけなのかなあと。歳を重ねてから読むとまた違った感想になるのかもしれない。
    あなたは知らない、俺だけが知らないの対になった話が圧倒的に好きだったかもしれない。終盤に引用された短歌がまた終わりに余韻をもたらしてくれる。島本理生さんの他作品で詩を引用したものがあり、それも印象に残っていたので引用が上手い方だとつくづく思いました。本当に好きです

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    2026年07月27日
  • はじめての

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    yoasobiの楽曲とコラボしたアンソロ。
    好きな作家さんばっかりだったので読んでみた。

    どれも良かったけど「私だけの所有者」と「ヒカリノタネ」はSF風味ですごいすき。

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    2026年07月26日
  • はじめての

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    yoasobiの原作本

    題名→曲名
    私だけの所有者→ミスター
    ユーレイ→海のまにまに
    色違いのトランプ→セブンティーン
    ヒカリノタネ→好きだ

    yoasobiの曲「好きだ」がかわいくて大好きで
    「何回フラれてがっかりしたって苦い思い繰り返したって、その度触れた君の好き物がいつしか私の好きなものになったんだ」って

    原作のこれに繋がるエピソードも伏線回収も
    最高にかわいい。幸せしか感じない。
    ピュアな幸せな気持ちをありがとーーー

    そして、また、ヒトリ、カラオケで熱唱するのであった

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    2026年07月19日
  • Red

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    ネタバレ

    初めはおいおい、流されやすすぎだろっとツッコミながら読んでいたのですが、段々とのめり込み、読後は喪失感に呆然、、、、、。恋愛小説は初めて読んだけど、感情移入できる部分も多くてすいすい読めた。真君キモかった。そして鞍田ロスです

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    2026年07月19日
  • 天使は見えないから、描かない

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    ネタバレ

    終盤は号泣しながら読んだ。
    叔父と姪の恋愛という関係は最初は受け入れ難い印象だったが、永遠子と遼一さんの心情を知るにつれてこんな美しい関係があるのかと思えてきた。家族や全てを捨ててまでこの人が欲しい、添い遂げたいと思うような恋愛を自分もしてみたいと思った。
    友人や近しい人に対して自分の気持ちを素直に表現できない永遠子に共感しまくった。ラストで友人の萌に言ったセリフ「理解されなくてもいい、なんて思ってないよ。萌にはわたしを理解して欲しい。そして味方でいて欲しい」という言葉に強く胸を打たれた。

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    2026年07月12日
  • ノスタルジア

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    とてもとても好きな空気感の本だった
    幸せな人たちの話ではないのに、読んでる間この空気感の中にいられることが居心地良かった

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    2026年07月09日
  • Red

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    好き、、実在していないはずの鞍田さんの謀らずも魅力的な空気感が、骨ばった身体が、掴めない言葉が、ありありと浮かんでくる程にリアリティ溢れる展開。真君の悪気はないけど人をイラッとさせる不幸せな育ちの良さや、鞍田さんの紳士になりきれない人間味がいろんな記憶を刺激して苦しくて清々しくて、ページを捲る手が止まらなかった。

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    2026年07月07日
  • はじめての

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    YOASOBIが好きで、原作が気になったので購入。歌詞との繋がりを見つけられるのが面白かった。
    4作品の中で、ユーレイとヒカリノタネは特に面白かった。ユーレイは辻村深月さん特有の伏線が面白かったし、ヒカリノタネは前向きな気持ちになれるのでとてもオススメ。

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    2026年07月04日
  • ノスタルジア

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    久々に没入体験ができた
    過去の人を何度も何度も反芻しながらも、目の前の人との不確かな関係性を続けて、ファンタジックなシーンもあり浮遊感があるというか、不思議な時間の流れ方をしていた気がする

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    2026年07月02日
  • 天使は見えないから、描かない

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    島本理生さんの本は初めて読んだものが
    世間一般では許されない叔父と姪の恋愛関係という
    複雑なストーリーではあったものの
    複雑だからこそ難しいであろう言葉の選び方や心理描写が
    とても印象深く心にくるものがいくつもあり
    島本理生という1人の作家へ魅了された。
    叔父と姪、近しい人間だとしてもお互いにいい大人になれば男と女に変わりはなくて。
    近しい人間だからこそ見えてくる人間性もある中で
    理性を奪われてしまうほど1人の人間に惹かれるという経験は
    そう簡単に出来ることではないと思う。
    永遠子と遼一に関しては一線を超えてしまっているものの
    結婚や子どもを望むわけではなく
    ただ一緒にいたい、そばにいることを

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    2026年06月25日
  • はじめての

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    YOASOBIさんのseventeenが大好きすぎて、この小説に辿り着きました。
    一番好きなお話はヒカリノタネ。
    何回読み返しても涙してしまいます。
    お話読んだあとで、もう一度曲を聞くと更に感動するという無限ループ………好きです

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    2026年06月24日
  • ノスタルジア

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    個人的には「島本さんらしさ」をとても感じた一冊だった
    「ナラタージュ」の主人公が少し年月を経て、大人の女性になった感じ、、って表現していいのだろうか、

    島本さんの描く女性はいつも心の中に強い葛藤を抱えている。
    けれど前へ進むことを恐れない、それが自分の意思なのであれば、、
    たとえ自分が傷つく結果になったとしても、それを受け入れる覚悟と勇気を持っている、、 
    そんな島本さんの描く女性にいつも心惹かれてしまう。
    心が揺さぶられてしまう。

    今回は生まれ持って来た家族の問題から逃れられない沙文が主人公だ、
    いつも通り一人称で進む物語にはきっと島本さん自身が憑依しているのだろう、
    きっと島本さん自身

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    2026年06月24日
  • 憐憫

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    夫に対するマンネリ感、愛情への飢え、その時訪れた柏木さんとの出会いと心の動きに読んでてつらくなった、素敵な文章で大好きです

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    2026年06月21日
  • ノスタルジア

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    愛は形がないはずなのに、失った時確かになくなったことを実感し、痛みを感じる
    二度とない日々を懐かしみ、過去に取り残された主人公へ新たな出会いがもたらす期待、失望、救い。情景描写や感情のゆらぎが細かく美しく表現されていて、心が満たされました...好き

    創くんという年下男性との恋愛部分も良かった
    お互い詰めすぎない距離感とか
    創くんの雑さへの不満とか
    期待しすぎない方がいいとこも
    恋愛のリアルな部分が程よく描かれていて
    ドキドキしたり、寂しくなったり、感情移入した

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    2026年06月19日
  • あなたの愛人の名前は

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    ネタバレ

    大人の恋愛が描かれている。
    理解できてしまうのが嬉しいようで悲しい、、


    島本理生さんの小説は初めて読んだけど面白い。止まらなかった。

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    2026年06月19日
  • 天使は見えないから、描かない

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    遼一と永遠子の関係は世間では決して印象良いものではない
    でも世間の見方って必要なのかな
    本人たちが幸せなら外野は文句を言う必要はない
    見なければいい離れればいい
    2人の幸せを祈って

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    2026年06月11日