あらすじ
かつて子役だった沙良は、芸能界で伸び悩み、流されるように結婚をしたものの、どこか満たされない気持ちを抱えていた。自分のことをまったく知らない人間に出会いたい─そんな折に、偶然出会った柏木という男。愛に似て、愛とは呼べない関係を描き出す、直木賞作家の野心作。文庫化に際して、書き下ろし短編を新たに収録。《解説・松居大悟》
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Posted by ブクログ
文字が大きめ?でサラッと読み終えました。島本さんらしい主人公と男性陣とのやりとり、楽しく読めました。
芸能関係には興味がないのですが、この作品を読んで、色々考えさせられました。現実世界でも十分にあり得ることで、身震いしました。
有名になるって大変な事ですよね。
Posted by ブクログ
この人の書く恋愛小説が好きだったなとふと思い出し手に取る。
自分の事を分かってくれている人がいる、
そういう関係は時に人を強くする。
終わりがうっすらと見えているからより強くなるのかな。
夫婦の中でそれが出来れば良いのだろうけど、生活を共に回す間柄だとそれが難しい事もあるんだろうな。