島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレやっぱり島本理生の巧みな描写を読むのが好きだ。主人公の着目する心情のセンスが好き。すごく心地よい。
思春期って孤独で誰かに触れてほしいけど、周りのみんなはみんなで大変そうで、頼ることが難しい。だからこそ新しい存在として“恋人”というところに行こうとするのかな。自分の思春期の頃の気持ちをなぞられた気がした。
冠くんが気づくように勇気を持って触れて、近づいて、包み込む、そんなことができればもっともっと思春期の子供たちも、少し遅れた思春期に悩む大人も救われるのにな。コロナになってそれは難しくなって、きっと孤独をさらに感じる人は多いだろうな、と思った。
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ネタバレ 購入済み
女性目線で書かれた官能小説
映画をみてから、本作を読みました。
映画と違った締め方で、ホッとしました。
夫以外の男性を好きになった女性には、涙を流さずにいられない作品でした。
映画より、本作の方がリアリティで、よかった。 -
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Posted by ブクログ
原文の一部が載ってるくらいので読みたいと思ったけれど、完全現代語訳。だけど、それぞれ訳された作家さんたちのセンスがキラリと光り、江戸文学のエッセンスがギュッと詰め込まれた、お値打ち品の一冊。
好色一代男
原作: 井原西鶴/ 現代語訳 島田雅彦
七才の時、夜中に子守に連れられてトイレに行った時、足元が危なくないように蝋燭を持って付いていてくれた子守のお姉さんに「その火を消して、そばに来て」。「足元が危ないから、こうしているのに、明かりを消してどうするんです。」と子守。「恋は闇ということを知らないの?」。
この頃から、クレヨンしんちゃん顔負けの天才好色男児、世之介!
八歳の時に、伯母さんの家に -
Posted by ブクログ
ネタバレとてもほっこりする話だった。さらっとしていて読みやすい。
主人公は双子の大学生の冬冶と華子。同居をしていて、前半は華子、後半は冬冶の視点で話が進んでいく。
口げんかをしながらもお互いを思いやっているのが伝わる。
2人の恋愛観が対照的で、冬冶は慎重派だが華子は派手で色々な人と交際している。
冬冶と幸村さんの恋愛の話がとても好き。おしゃれに無関心だが頭はとても良く地味だった幸村さんが、冬冶に出会って恋に落ち美しく変わっていく様子が良い。冬冶も不器用なりに幸村さんと真剣に向き合って恋愛している姿が良かった。
華子と冬冶が長引くけんかをしてお互いに意地を張っていたが、最後に夕食のカレーを作るために当番