島本理生のレビュー一覧

  • よだかの片想い

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    良かった。仕事やプライベートで鬱々とした気分になっていたが、なんか頑張ろう、誠実に真っ直ぐ生きようと晴れやかに思えた。

    あざのある主人公がひとつのきっかけで色々な経験をして、人の温かさもどうしようもなさも弱さも、様々なものが丁寧に描かれている。
    主人公のアイコと、ミュウ先輩が好きだった。

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    2026年03月23日
  • ナラタージュ

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    精神的に深い関係にある2人の関係性がとても印象的だった。
    教師と女子生徒という設定にどこか気持ち悪さを感じていて、嫌厭していたが、それを覆されるくらい2人のお互いを思う気持ちや紡ぐ言葉が綺麗で良かった。
    最終的に二人が結ばれることはないが、不思議とハッピーエンドのような余韻があり、読み終えた後もしばらく幸せな気持ちが残った。

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    2026年03月23日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    どの短編も読んだ人を前向きな気持ちにさせてくれるお話でした。程度の差こそあれどの主人公も悩みを抱えているのですが、魅力的なおやつのおかげで読んでるこちらも重苦しい気持ちにならずに読むことできました。欠点は読んでる途中からすごくお腹が空いてくることでしょうか。
    個人的にはいちばん「ドーナツ息子」が印象深かったです。街中で誰もが見かけたことのある子育ての苦労を、その当事者目線で語られいるため胸に深く突き刺さるものがありました。
    この短編をきっかけにそれぞれの作家さんの長編作も読んでみたくなりました!

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    2026年03月19日
  • ナラタージュ

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    想い合っているのかもしれない
    でも、そうじゃないのかもしれない
    踏み込めない
    一歩踏み込もうとしても、相手は向き合ってくれなかったり
    そんな不確かさの中で揺れる気持ちが辛かった

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    2026年03月10日
  • 憐憫

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    毎月新刊買おうかな〜と思って
    手に取ってみた1冊
    共感という言葉が失礼に感じるほど
    人間の感情とか 匂いが 全部伝わってきた
    ⁡
    好きとか愛を見定めて
    綺麗に受け取ったり託したりするのは
    親の影響が大きく作用すると思っていて
    幼い頃から無条件に愛されることや
    無条件に愛していいことを教えてくれないと
    相手を好きになった理由とか
    損得勘定で物事を考えちゃうのかな
    ⁡
    ⁡
    柏木さんも、素敵な男性で
    一言一言が小説のようで(小説なんだけど)
    彼が話すと違う世界に来たみたいに美しい
    だけど絶対に近づくことはできなくて
    近づいたら壊れてしまいそうで
    何も触れたくなくなる、余裕があるからかな
    ⁡
    紗良の見られている気がする気持ちとか
    女性ならではの扱いとか、全部、わかるなあって
    緊迫した状態から抜け出せたのかな
    幸せになってくれているといいな

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    2026年03月07日
  • イノセント

    購入済み

    泣きました

    深い愛に跪きたくなりました。

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    2026年03月07日
  • 2020年の恋人たち

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    久しぶりにすごく面白かった。
    男に媚びない女すきだー!そうでなくっちゃ。
    物語の中にでてくるK216という白ワインが気になる。何かを頑張ってる人はとてもセクシーで魅力的なんだなあ。私は仕事かな

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    2026年03月01日
  • あなたの愛人の名前は

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    恋や愛と括るには複雑すぎる大人の関係を描いた短編集。
    「あなたは知らない」と「俺だけが知らない」の対になった2作がとても好きだった。
    島本理生の作品は、は家族関係で傷ついた主人公が多く出てくる気がする。

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    2026年02月27日
  • 二周目の恋

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    全部の話が読みやすく、おもしろかった

    特に、綿矢リサさんの「深夜のスパチュラ」は、バレンタイン前夜の片想いする女の子の焦る心情の文章が共感すると共に引き込まれてた。

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    2026年02月23日
  • 天使は見えないから、描かない

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    めちゃくちゃ良かった。久しぶりに良作品に出会った感ある。2日で読破。
    甥と姪の関係って受け入れがたいのにお互いが惹かれ合い最終的に結ばれるって奇跡よな。しかも指輪用意してくれるとか泣ける。こういう関係性になることもあるよね生きてたら。良かった。

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    2026年02月21日
  • Red

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    中高生以来の再読。なんでだろう、恋愛小説なんて普段読まないのになぜか引き込まれる。島本さんの心理描写は本当に的を得ていて、苦しくなってしまう。これを読んで、不倫ものだから生理的嫌悪がああだこうだ、と言っている人たちは人生において大きい挫折やトラウマなんてなかったのだろうなと思う。塔子の旦那みたいに。旦那の真にはずっとイライラさせられていた。
    島本さんの描く男性はなぜか魅力があって、なるほど確かにこれはついていきたくなるな、と思う要素が鞍田にも小鷹にもあってなんとも言えない気持ち。

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    2026年02月21日
  • ナラタージュ

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    ネタバレ

    島本さんの作品にハマり、読書好きの友人3人が声を揃えて『ナラタージュ』と薦めてくれたので。
    私にもしっかり刺さった。思ったより評価が低いと思ったけど、たしかに好みは分かれるかも。

    前半はずっと、この話はどこに行き着くんだろうという布石が多く、ここで挫けたらいけないんだろうなと思ってがんばって読んだ。
    その前半を回収するかのように、中盤、小野くんと泉が付き合い始めるあたりから一気に終わりまでいける。

    ナラタージュとはフランス語で「回想によって過去の出来事を再現する」という映像技法のことらしい。こんなところに泉らしさが出ているのか。まさに泉による葉山先生との記録作品だ。
    あくまですべて泉目線だから、葉山先生がきれいに映るのかもしれない。
    それを象徴するかのように、小野くんと葉山先生とでは行為シーンの描写がまったく異なる。
    小野くんはとても泉を大切にしていた。泉目線では重くなってしまうし、小野くんはやりすぎなところもあるかもしれないけど、自分ではない男の存在を彼女から感じてしまうのは辛いだろう。
    一方で葉山先生と過ごす最後の時間は本当に辛く哀しいのにとても美しい。こんなに美しい行為を初めて見た。涙が出そうになった。泉は葉山先生との最後の時間を忘れることはないだろうし、だからこそこの作品があるのかもしれない。
    ノンフィクションではないだろうけど、島本さんはこういう忘れられない大切な人がいるんだろうなと思った。

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    2026年02月18日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    ワインバーを営むお母さんの死をきっかけに始まる30代未婚女性の物語。口を聞くことのない同棲相手、愛人契約を持ちかけてくる年上男性、既婚の余裕で誘ってくる年上男性、優しくて自分のことを大切にしてくれる男性、お仕事仲間の可愛い年下男子(同居中)、などなど、、、恋多き女性の悩み辛みを描く文章。人生って大変だぁ、30代の私よ、もう少し落ち着いたプライベートを送っていてくれい!と思ってしまった笑


    ・お店が飲みたくなるきっかけ"HALT"
    →Hungry Angry Lonely Tired
    ・してもしなくてもいいのだ、と気づいた。恋なんて。誰に強いられることもなく自分が望んなのなら、どちらだって。ましてや大事なものは一つじゃなくてもいい。
    ・だから守ったり叶えたいなら、ただ一つ、「私」を手放さなければいいのだ。

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    2026年02月11日
  • 夏の裁断

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    主人公は自分に少し似てる。
    物分りがいいように見せて、周りには飄々として見せて、本当は傷ついてる。本当はかなり重くて、でもそれを見せないようにしてる。
    自分が客観視出来すぎるからこそ、生きづらくて自分が嫌になる。
    でも私はそんな自分も愛おしい。それが主人公との違いかな。

    自ら傷つきに行って、それをやめられないのが恋愛の厳しさ。
    一筋縄ではいかなくても、自分を少しずつ明るい方向に変えてくれる人との出会いによって、過去の傷を本と一緒に裁断する。

    美しい文章だった。

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    2026年01月24日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    主人公の春が恋人の亜紀くんとの関係に向き合う中で、自身の過去や隠れた本心を確かめていく物語。
    誰にでも複雑なバックグラウンドがあり、それを苦しく感じてしまう。
    他人から目を逸らしているつもりでも実際は自分から目を逸らしたかったり、自分の事だって、自身が思っているよりも他人の方がよくわかっていたり。

    他者との関わり合いの中で自分を再認識していく過程がとても美しく感じました。
    世界はどこまでも主観でしか捉えられないけれど、その主観でさえも本心とは違うのが難しいですね。

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    2026年01月12日
  • あなたの愛人の名前は

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    フレーズが素敵だったり、女性と男性それぞれの視点から物語を見るとツキンと心に刺さる場面があったりして、私は好きでした。
    同じような恋愛をしたいとは思わないけれど(恋愛ともちょっと違うのだろうけど)、静かな冬の朝に1人読みたくなる。切ない女性たちの物語でした。
    一つ一つの物語が短いので、読みやすいです。


    他の方の感想を読んでいて、「孤独」という言葉がしっくり来ました。そうか、何故こんなにも切ないのかと思ったら、体で温もりを得ていても、心は孤独を抱えて冷たいままのように感じたからか。

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    2026年01月07日
  • 一撃のお姫さま

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    5つの短編小説。 どのストーリーも心にささる内容だったけど、わたしの一番のお気に入りは、家出の庭
    皆から突拍子もない行動する人と思われても離婚されても私は、このあったかいお義母さんが大好き
    私ももうすぐおばあちゃん 

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    2026年01月05日
  • 一撃のお姫さま

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    私この作品とっても好きでした。
    落ちることがない、と思う反面、落ちる可能性が過ぎるのと、そこに微かに落ちたい願望がある、恋と自己防衛の間の感情がゆらゆら波立つ感覚を覚えた。

    最初の話は、小波が続いて乗り越えてるつもりだったけどダメージ蓄積して転覆した心のお話。

    2番目は多分自分とは遠い人生を歩んでるから、その勢い含め好感。

    3番目は、そりゃ怖いよね、信じたいとかそーゆー次元の話じゃないの、ってことでわかりみ深く。

    4番目はちょっと微笑ましくて

    表題作の5番目は人とお金と欲望と感情といろんな渦が渦にならずに存在していて、読みやすかった。ホストと女風のスライドは良かったんだなぁ

    2026.1.4
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    2026年01月04日
  • はじめての

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    辻村さんと森さんに惹かれて手に取った。けど、想定外に他の作家さんの作品もハマった。

    -人は一人で生まれて一人で死ぬ。その当たり前のことが、あの人たちにはね、本当に死ぬことより怖いの。-

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    2026年01月03日
  • 憐憫

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    名前は知ってたけど読んだことなかった作家さん。本屋で装幀が目について、その場でパラパラとめくって、レジに持って行きました。大人っぽくて、水のような、酒のような小説。やばい、好きかも。

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    2025年12月29日