無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
一気読みしました。解説の方で村山由佳さんも書いているとおり、読む人を選ぶ作品だな。特に、男性だと「黒江はなんでそうしたんだ?」「そうしたら不幸になるのが分かりきっているじゃないか」と思う方は多いと思う。感情移入できない人は一定数いるだろう。けど、私は激しく感情移入してしまった側で。もちろん自分と黒江は似たようなところもあれば違うところももちろんあって、過去は苦しく辛くなんで自分はこんな思いをしなくてはいけないんだよう、と何度も思ったけれど、この作品を読んで、あの体験や感情も無駄ではなかった、自分だけが感じることじゃないんだと思わせてくれた。ファーストラヴ、のときも強くそう感じたように、島本さんは女性の男性に対する依存心、恐怖心、親との不和などが根本のテーマになってるようなことが多い気がして、これからも追っていきたいと思わせられました。この作品が好きな方はファーストラヴも好きだと思う。逆も然り。
Posted by ブクログ
上下巻合わせた感想。
本作品は過去の自分自身の傷から自覚なしに目を背けてきたひとりの少女が現在の自己人格の形成過程と向き合って旅立つ作品。歪んだ愛を受けて育ってしまったから相手に対して真っ当で表面的な愛を求めてしまうのも仕方がないのかなと思った。主人公からしたら目に見える綺麗なモノが正しくて、それ以外は何もかもが信じられない。彼女は親から与えてもらうべき愛情が欠如しており、ずっと子供のまま肉体だけが大きくなっていってしまったのかな。
つらいなぁ。もし自分が黒江の立場だったらおかしくなって死んでるな。いや黒江も実際死のうとしてたけど。
浦賀の存在だけが彼女の心の支えで、逆もまた然り。お互いがお互いの存在によって救われる。本来親がなるべき心の支えを浦賀が担った事によって黒江は自身の過去と向き合うことができた。全てを壊してしまった黒江にもまだ浦賀という存在が残っていて、だからこそ彼女には彼との関係性を大事にして生きていってほしい。
浦賀から彌生への手紙に痺れました。
島本理生先生の作品をしばらく読み漁っているのですが、その中でも印象的な一冊。
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。