島本理生のレビュー一覧

  • Red

    n

    購入済み

    一気に読みました

    引き込まれるように一気に読みました。共感できるところが多々有りました。

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    2021年03月03日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    ナラタージュの時も感じたけど、私は島本理生さんの描き方が凄く好きです。アンダスタンド・メイビーは読む人を選ぶと言う人もいるけれど、そうかな?この人を理解できない人は本当に本が好きな人なのかな?と思うくらい。
    人間は完璧な人なんていない。とても素晴らしい作品に出会えたことに感謝します。

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    2020年12月25日
  • 一千一秒の日々

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    たまに無性に読みたくなって、
    あぁ、すみずみまで覚えていて懐かしいと思う。

    加納君の正しさがわたしも好きです。

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    2020年12月12日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    上下巻合わせた感想。
    本作品は過去の自分自身の傷から自覚なしに目を背けてきたひとりの少女が現在の自己人格の形成過程と向き合って旅立つ作品。歪んだ愛を受けて育ってしまったから相手に対して真っ当で表面的な愛を求めてしまうのも仕方がないのかなと思った。主人公からしたら目に見える綺麗なモノが正しくて、それ以外は何もかもが信じられない。彼女は親から与えてもらうべき愛情が欠如しており、ずっと子供のまま肉体だけが大きくなっていってしまったのかな。
    つらいなぁ。もし自分が黒江の立場だったらおかしくなって死んでるな。いや黒江も実際死のうとしてたけど。
    浦賀の存在だけが彼女の心の支えで、逆もまた然り。お互いがお互

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    2020年11月30日
  • イノセント

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    幸せになることを諦めないこと。信じることが怖くても、自分を傷つける方向には行かないようにすること。頼れる人を頼ること。

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    2020年11月29日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    ちょっとしたやり取りをする描写が、主人公との関係性を表していて、現実感がある。この作者さん好きだなー

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    2020年06月05日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    一気に読み終えました。
    思春期の女の子の苦労話です。
    性に対する問題が盛り込まれていて、
    悩まされました。
    恋愛の色が少し薄い気がしましたが、
    最後まで楽しく読めました。

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    2020年04月20日
  • 生まれる森

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    これは好きな世界観。

    密かな闇を抱えた主人公と
    周りにいるまたも闇を抱えた人たち。
    でもこんなにあたたかい。

    人間っていいよね、って思う。

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    2020年03月23日
  • イノセント

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    最後の最後で涙が出た。
    最終的に比紗也が幸せになれることが分かって、ほっとした。
    あたしは島本理生さんの書くセリフとか、言葉が、好きだなぁ〜と改めて思いました。

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    2019年11月13日
  • 真綿荘の住人たち

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    読み始めは、いつもの島本理生さんより明るめだな、『クローバー』みたいな雰囲気かなあと思ったらしっかり島本理生さんワールドで、とても好きでした。こんな物語が読みたかったな、という作品を島本さんはいつも与えてくれます。島本さんが描く、簡単に言葉に当てはめられない関係は、いつも読み応えがあって不思議な気持ちにしてくれます。

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    2019年09月26日
  • 生まれる森

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    ネタバレ

    島本理生さんが大学在学中に執筆された作品。
    当時の島本さんと等身大の主人公の「わたし」に、読んでいる私もあの頃の自分と重ねてしまった。
    高校3年から大学1年にわたる、真っ直ぐすぎる想い。
    気持ちを巧くコントロールできず空回りしてしまう「わたし」は、暗くて深い森の中をさ迷い続け抜け出すこともできず途方に暮れてしまう。
    苦しいくせに平気なふりをして、自分から助けを求めることさえできず、もがき続ける。
    「昨日よりは今日、今日よりは明日、日々、野田ちゃんは成長して生きてる」
    こんな風に言ってくれる友達がいる限り大丈夫。
    いずれ森を抜け出せると確信した。
    報われない恋心は、時に少女に新たな絆をもたらす。

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    2019年02月23日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    少女のたった数年の物語だけどなんといろんなことがあるんだろうか。女性の強い部分、弱い部分を丁寧に書いている。
    周りの男性から大切に扱われない主人公。
    ちょっと悲しい描写も多い。
    宗教も絡んでストーリーは複雑になるけれど日常とはこういうもの。ただ小説となると読者の興味がそがれると思う。
    その点、直木賞を取ったファーストラブはしまった作品になってます。

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    2018年11月07日
  • 真綿荘の住人たち

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    ネタバレ

    これは、、

    私は今までずっとナラタージュが大好きで、ナラタージュが出た当初高校生だったんだけど、その頃から私の心に留まり続けて、こんなに読んだあとその世界観から抜け出せなくなる小説はない、と思ってたんだけど、、

    綿貫さんに共感しまくった。
    完璧に所有されたいという気持ちが自分の中で物凄くしっくりきてしまった。

    最後は感動して涙こぼしながら読んだ。
    映画のようなドラマチックな描写。
    その流れは絶対婚姻届でしょ、と普通ならなるところ、この2人にとっては養子縁組の書類。

    この世で一番頑丈で強固な束縛。
    ちょっとこう言ってはなんだけど、羨ましい。
    実際養子縁組って現実的ではないんだけど、、。

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    2018年10月29日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    上下巻。
    ダメだって、そっちへ行っちゃ。って方向にことごとく行ってハマってしまう主人公。幸せはやってくるのだろうか。

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    2018年12月28日
  • 生まれる森

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    『ファーストラヴ』が良かったので島本理生さん2冊目。優しい物語でした。島本理生さんは恋愛感情を描くのが上手いなぁ…。初期の作品らしく、『ファーストラヴ』ほど整った文章構成では無いんだけど、それが逆に現実味があるというか。失恋にまつわる心の揺れ動きが丁寧に、自然に描かれています。

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    2018年08月15日
  • 生まれる森

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    森は 自分で育ててしまうのだと思うけれど
    抜け出すのも 大変だったりする。

    私は イイトシこいてるから
    平気なふり出来るけど
    いまだに 森の中を彷徨ったりしてしまう。

    キクちゃんや幸生さんみたいな人
    私の周りにも いればいいのにな...。

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    2018年08月09日
  • Red

    購入済み

    読み返しても面白い

    官能小説初めて読みました。
    官能的な部分と話の展開としてとても面白く一気に読んでしまいました。
    個人としてはとても切ない完結ですが、恋愛と結婚の違いや、二人のすれ違いが妙にリアルで納得させられました。

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    2018年08月04日
  • クローバー

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    作者の作品は、本作で多分キリ良く十冊目を読み終えたと思う。世間では公開された映画「ナラタージュ」が注目されている(監督とかテレビの番宣による印象)。彼女の代表作に数えられる恋愛小説だが、その大体においての作風というのは、登場人物が何を考えているのかイマイチ分からない。何かしら重いもの(過去だったり立場だったり)を抱えており、その衝突や関係性が物語に影響を及ぼしたりするのだが……。

    ただ、本作に関しては、その普段の重さを取り払ってコミカルで今までの作品と比べると分かりやすい行動を取る愉快な人物が殆ど。珍しく主人公が男性で、一人称視点で繰り広げられる。そして何より恋愛小説とは一風異なった青春小説

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    2017年10月12日
  • B級恋愛グルメのすすめ

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    食べ物の描写が相変わらず上手い。出てくる食べ物はラーメンなどB級グルメなのだけれど和やかな気持ちになれる。そして他愛もない話をしながら誰かとご飯を食べたくなるのだ。自分以外の人とご飯を食べるのが当たり前のようで実はとても幸せな事だと改めて気づかせてくれる。

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    2016年03月28日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    名所旧跡というものがある。人の口に上るので、自分では特に行ってみたいと思っていなくても、一度くらいは行っておいたほうがよいのではと思ってしまう、そんなようなところだ。古典というのもそれに似たところがあるのかもしれない。学校の歴史の授業で名前だけは聞いていても、『雨月物語』はともかく、色恋や女郎買いを主題とした『好色一代男』や『春色梅児誉美』などは、文章の一部すら目にしたことがない。ましてや山東京伝の名前は知っていても廓通いのガイドブックである『通言総籬』などは作品名さえ教科書や参考書には出てこない。しかし、出てこないから、大事ではないということではない。

    「色好み」というのは、日本の文化・伝

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    2015年12月24日