島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻は、主人公黒江の行動にハラハラさせられた。
「その人に着いて行ってはダメ」、「どうしてそんな風に考えるの?」そう黒江に聞きたくなってばっかりだった。
しかし、10代の私だったらこんな行動に出たかもと思う場面も多々あった。
不器用だから、彌生くんに対しても伝えたいことを伝えられない。
黒江本人は、彌生くんに伝えなくても、言葉にしなくても私の神様なんだから分かって、って思ってたのかもしれない。
下巻で、出てくる、仁さんには私自身も読みながら救われた。
黒江を突き放しはせず、でも、全面的に保護はしない。
それでも、黒江が傷ついている時はそっとそばにいる。
そんな黒江と仁さんの関係性がとても羨まし -
Posted by ブクログ
上下巻合わせた感想。
本作品は過去の自分自身の傷から自覚なしに目を背けてきたひとりの少女が現在の自己人格の形成過程と向き合って旅立つ作品。歪んだ愛を受けて育ってしまったから相手に対して真っ当で表面的な愛を求めてしまうのも仕方がないのかなと思った。主人公からしたら目に見える綺麗なモノが正しくて、それ以外は何もかもが信じられない。彼女は親から与えてもらうべき愛情が欠如しており、ずっと子供のまま肉体だけが大きくなっていってしまったのかな。
つらいなぁ。もし自分が黒江の立場だったらおかしくなって死んでるな。いや黒江も実際死のうとしてたけど。
浦賀の存在だけが彼女の心の支えで、逆もまた然り。お互いがお互