島本理生のレビュー一覧

  • B級恋愛グルメのすすめ

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    食べ物の描写が相変わらず上手い。出てくる食べ物はラーメンなどB級グルメなのだけれど和やかな気持ちになれる。そして他愛もない話をしながら誰かとご飯を食べたくなるのだ。自分以外の人とご飯を食べるのが当たり前のようで実はとても幸せな事だと改めて気づかせてくれる。

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    2016年03月28日
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美

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    名所旧跡というものがある。人の口に上るので、自分では特に行ってみたいと思っていなくても、一度くらいは行っておいたほうがよいのではと思ってしまう、そんなようなところだ。古典というのもそれに似たところがあるのかもしれない。学校の歴史の授業で名前だけは聞いていても、『雨月物語』はともかく、色恋や女郎買いを主題とした『好色一代男』や『春色梅児誉美』などは、文章の一部すら目にしたことがない。ましてや山東京伝の名前は知っていても廓通いのガイドブックである『通言総籬』などは作品名さえ教科書や参考書には出てこない。しかし、出てこないから、大事ではないということではない。

    「色好み」というのは、日本の文化・伝

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    2015年12月24日
  • クローバー

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    双子の姉弟の恋愛、どちらもきゅんとする話でした。
    登場人物全員の個性が出て、良かったと思います。
    ラストの電車のシーンもオシャレで素敵でした。
    何時も読み返してしまいました。

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    2014年09月15日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    久しぶりに島本作品に☆5つけてしまった(笑)

    主人公の心の闇の部分というか、理解不能な行動にはなんかイライラしたけど、ラストでちょっと理解できて仕方ないのかな、とか考えたり。

    ハッピーエンドが好きなんで、彼と戻ること期待したけど…。
    まあ、久々によかったです。
    読後感すっきりな作品ではないけど、またいつか読み直そうかな、と思える作品でした。

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    2014年08月17日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    少女が茨城から出て行く話。

    と言ってしまうのはなんか違う気がするけど
    ひとことではまとめられない本だった。

    解説のとおり読む人を選ぶとは思うけれども
    苦しい思い辛い経験をしてきた人の方が満足できるっていうのは
    すごい1冊なんだろうな。

    20歳の私だったらわからなかっただろう。

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    2014年05月16日
  • クローバー

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    ワガママで女子力前回の華子と、その暴君な姉に振り回されて、人生優柔不断ぎみな理系男子の双子の弟冬治。そんな二人と、めげない求婚者熊野と、挙動不審の才女雪村さんの四人で織りなすストーリー。


    四人での楽しい日々と、決断のとき。


    一千一秒の日々に続き、島本さんの青春ストーリーです。


    登場人物の言葉には、みんなそれぞれの思いがあって、どの人の言葉にも心が動かされました。


    冬治が雪村さんに対してかわいいと感じた場面がすごく印象に残っています。


    「来たかったところに連れてきてもらって、冬治さんも一緒で、そんなの楽しいに決まってるじゃないですか」


    こんなの笑顔で言われたら、たまんない

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    2013年01月20日
  • 波打ち際の蛍

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    あまりにも自分の身に覚えがありすぎて、途方に暮れてしまった。
    切なくて悲しくて、きっと、こんな感じ。
    二人の寄り添いあう様子、蛍の慮る様子は本当に素敵。染み入った。

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    2012年12月08日
  • 波打ち際の蛍

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    どのページを開いても必ず1つはハッとする表現を見つけてしまうほど研ぎ澄まされた文章で紡がれたとても切ない恋愛譚。この威力は並ではありません。

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    2012年11月22日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの描く精神の世界は焦燥感がありながら綺麗で、文章からキラキラ瞬くものが目に見えるようです。中でもこの本は舞台となってる夏と言う季節が表す短さを読みながらに体感するようで、しかしながら一瞬も飽きず一気に読み切れました。島本さんの良さがコンパクトにギュッと詰まった作品です。10代20代の女性で島本さんを知らない方は、おすすめしたい作品。

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    2012年11月05日
  • 一千一秒の日々

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    再読

    よい。
    こういうそれぞれの話がつながっているという作品が好き。

    加納君 とてもすきだ。会いたい。

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    2012年04月19日
  • 一千一秒の日々

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    すごく、よかった。
    やっぱり島本理生さんのなにげない描写が好きだなぁ
    大学生に思えないような、でも確かにそうだなぁと思えたり
    解説もぜひ読んでもらいたいです
    心がぎゅーっと締め付けられました

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    2012年03月01日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの作風が本当だいすきです
    ナラタージュよりクローバーに近い作風。
    ゆっくりゆったり流れるようなリズム感
    たくさんの主人公
    それぞれの想い
    どの人物にも共感できる

    好きなのは真琴と加納くん、瑛子。
    加納くんみたいなおとこのこっていいなぁ

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    2011年11月03日
  • リトル・バイ・リトル

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    高校を卒業してからアルバイトをしながら生活する主人公。
    それを取り巻くどこか愛くるしい登場人物たち。
    この小説のあとがきを見てハッとしたのを覚えてます。
    詳しくは思いだせないけど、あとがきを見て初めてこの本のタイトルの意味に気付かされ、小説って奥が深いなーと感動しました。
    小説の内容はそこまで深いとは思わなかったのですが、この作品がもつ文章の柔らかさとか雰囲気がとっても好きです。

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    2011年06月15日
  • リトル・バイ・リトル

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     表紙の写真と『リトル・バイ・リトル』というタイトルからなにか伝わってくる気がした。

     主人公の橘ふみは、父親の違う妹の面倒を見る。全く当たり前に。逃げた父や頼りない母に代わり、進学をやめ働くことにも一切ためらいが無い。
     今どきでもこんなコが居ると信じたい。疑ったりし斜に構えたりしないでそう信じたい。そう思わせるあまりにも滑らかなサラリとした書き方だ。野間文芸新人賞を獲った作品だというのもうなずける。

     『涙そうそう』のDVDをほぼ同時に見たが、こちらも全く血のつなっがっていない「妹」を兄は徹底的に面倒見る、終いには働きすぎで死んでしまうほど。
     やはり、こんな若者が居るだろうか

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    2011年02月27日
  • 天使は見えないから、描かない

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    叔父と姪の恋愛というこの本は、作中でも出てきますが「気持ち悪い」と思う人の方が多いでしょう。
    ただ私は現実に置き換えずに読んだので、駄目だと分かっていながらも自分の弱さを見せられる叔父に、幼い頃から自分の両親とうまくいかず、今なら虐待だと言われてしまうであろう暴力を父から受けた時に庇ってくれた叔父の遼一に永遠子が恋心を持ったのは分かる気がします。
    なかなかハッピーエンドにはなりそうにない設定のお話でしたが、2人の歩んでいく道が閉ざされなくて良かったです。

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    2026年03月22日
  • 二周目の恋

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    恋愛アンソロジー。

    どの作品も、一筋縄ではいかないけれど読後に希望の残る。こういうアンソロジーでは珍しく、どの作品も何かしら心に残る箇所があったのでとても得をした気持ち。

    特に「深夜のスパチュラ」のとりとめがないけどキュートな読み味や、「道具屋筋の旅立ち」のラスト、「海鳴り遠くに」のタイトルの意味が分かった瞬間が特に心に残った。

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    2026年03月21日
  • ファーストラヴ

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    第159回直木賞受賞作。

    殺人事件を軸に、性加害や虐待、裁判といった重い題材を扱いながらも、文章は驚くほど静かで読みやすい。淡々とした筆致の中に、確かな温度や色が滲み出ており、気がつけば流れる川に身を任せるように最後まで読み進めてしまう。

    物語は一つの事件を追いながら、その背景にある人間関係や過去、そして当事者たちの心の揺らぎを丁寧に掘り下げていく。断片的に見えていた事実が少しずつ繋がり、やがて一つの像を結んでいく構成も印象的だった。

    扱われているテーマの重さに反して、読後に残るのは過度な陰鬱さではなく、むしろ静かな余韻のようなものだ。人が抱える痛みや歪みを描きながらも、それを声高に訴え

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    2026年03月18日
  • 天使は見えないから、描かない

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    子どもの頃のある出来事をきっかけに、実の叔父を愛してしまった女性弁護士永遠子が主人公。
    タブーとされる恋愛だから、苦手だと感じる人もいると思う。ただ、この本はドラマチックに書かれているわけではなく、どちらかというと淡々とした、どこか俯瞰的な視点で書かれているので、スルスルと読める気がする。
    永遠子は実の父母との関係が希薄な分、優しくしてくれた叔父にのめり込んだ側面はあると思う。そしてこの恋愛がタブーだからこそ、より執着するのかな?とも感じた。どこか人を信じず、ひとりで強がっていた永遠子が、最後の最後、周囲の人と少しずつ繋がろうとしていて、物語としてはハッピーエンドなんだけど、変わり始めた永遠子

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    2026年03月16日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    爽やかな読後感。
    ラストの1篇に出てくる、いちご水のおかげかも。

    織守きょうや 「ファースト・アンド・オンリー」
    友井羊 「春とマーマレード」

    どちらもミステリー畑の方だからかな、ラストシーンでニマニマさせてきたり、伏線回収してきたり、物語として好きな感じ。


    名取佐和子 「ドーナツ息子」

    ラストシーンで涙が出た。
    自分も同じような場面で、母を前に涙を堪えたことを思い出した。

    改めて自分が、物語の題材だとしてもアイドルや不倫が好きじゃないことがよくわかった。

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    2026年03月15日
  • はじめての

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    読書が初めて、久しぶりの人でも、YOASOBIさんの素晴らしい楽曲と共に気軽に読める、素晴らしいコンセプトの作品です。読書体験というより、エンタメ体験です。

    読書慣れしてる人でも短い文字数の中での各作家さんの表現力や個性を味わいながら、音楽とのコラボという新鮮さは他にないので、お勧めしたい。

    この本をプレゼントしてくれる人がいたら、死ぬほどセンスが良いと思います。

    Ayaseさんが凄すぎることを認識できるのでYOASOBIファンは絶対読むべきです(私はファンクラブ入ってないですが、入りたくなりました)

    私だけの所有者は、
    島本理生さんが普段重ための恋愛小説で書くような、所有されることを

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    2026年03月15日