島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数年ぶりに再読
この人の本は見なくてよいことにしてきたものたちに目を向けさせて対面させようとする。主人公は頑ななまでに素直で真面目で、その過程は痛みを伴うが、でもそれでいいんだよと思わせる安心感もある
みんなが実は少しずつ嘘ついている。自分のコンテクストでしか語れないから。そして弱いと思われていた人は本当は何より全てを体験してて、それを見られるようになった時に全てを語れる。腑に落ちないジャンプや思考の過程には、そうしなければいけなかった自分を守るための盾が隠れていて。でもだからこそ、それを知った時に辻褄が合い、自分の物語として現実を受け入れて生き直すことができる -
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Posted by ブクログ
展開が全然予想できないし読みやすいし自分とは関わりのないテーマとは思わせない、社会課題として切り出すのは安全圏から思考停止だと指摘する鋭さよ!!キレキレすぎて一気読み
距離を縮めたと思ったら全然違った、ということなんて酷い人なんだと思ったら背景にこんなことがあった
とか、正しさなんて人間の感情の前でなんの物差しにもならない
主人公と関係を持つ男たちがみんな完全無欠ではない善良な人であることが切実さにリアリティを持たせてたと思う
主人公がモテるのがめちゃくちゃ納得できる
何よりも萌ちゃんとのラストシーンで締めるのがハッピーエンドだったな
全てがハッピーに転ばなくても、これだけ分かり合えたいと -
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Posted by ブクログ
賛否両論あるようだけど、私には葉山先生の気持ちも泉の気持ちも痛いほどわかってすごくスッキリする終わり方だと思った。
どんなに気にかける存在になってもどんなに好きだと思っても、大人になって何か責任を持ってしまったら恋だの愛だのだけではどうしようもない事も叶わないこともある。こなしていかなきゃいけない日常の中で、似た者同士で助けを求めてしまうこともあるし、それなら泉を選べば万事解決なのか?と言われた時そうしない葉山先生は、わたはむしろちゃんとした人間だなと好感を持った。
責任だとか自分の幸せと他人の不幸せとか、このふたりの問題の根深いところを小野くんとのラフな会話の中に散りばめているのが良かっ