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Posted by ブクログ 2024年03月08日
就活で自信をなくした主人公が、恋人との関係が苦しくなることで自分の足りないもの(自己肯定感?)に気付く話。
幼少期の経験から、何でも自分が悪いと考える癖があったが、周りの人たちとの交流によって、
例え理不尽な扱いを受けても自分が間違ってるわけではないこと、相手と同化しなくても(相手と意見を異にしても...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年11月12日
複雑な家族関係の春は日本文学の修士論文に取り組むなかで、彼氏との関係に疑問を抱くようになる。時はコロナ禍、友人や大人たちと大人数で会うことがなくなった反面、より密に会話を交わすようになった。論文の主題となる宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を探り、自分の過去と向き合い、自分の人間関係をつぶさに見つめていく。...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年04月07日
島本さんの作品って私が読んだ中では日常がキラキラしてる光のような作品が多いけど、たまに人間の本質に目を向けたどこか危うい闇のような作品がある。
今回は後者だったけど、少し自分の生い立ちや抱えてる闇とリンクするところがあってすごく考えさせられた。
幼少期の経験、親の人柄ってその人の人格形成に大きく関...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年02月14日
修士論文に取り組む春は、彼から結婚を迫られるがどこか躊躇する。子供の頃に、父親が宗教にはまった末に失踪するという過去があるからか、どこか危ういところのある春だが、クラスメートやバイト先の作家と話をすることで、意識の下に埋もれていた自分の本心に気付く。
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」と、その背後にある賢...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年12月05日
ファーストラブがよかったのでこの本を読む前からすごくドキドキしていた。
読んでみるとやっぱりいい。宗教とか論文とかテーマが難しかったけど、時々すごくいい文章だなって思う箇所があって。
春が最後には過去と向き合えてよかった。
銀河鉄道の夜、まだ読んだことがないのでまた読んでからこの本を読むとさら...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月31日
どこか陰のある彼女と、そんな彼女を支える彼氏のお話と思いきや。
彼女が不安定だから支えたい。自分が彼女を幸せにしてあげたい。そうやって相手に自分の存在意義を見出すのは、逆に依存していることになるんだなと思った。
春はその不健康さに気づいていたから、自分と混じり合う前のそのままの亜紀くんが好きだった...続きを読む
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