島本理生のレビュー一覧
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ネタバレ先に映画を見た時、コンプレックスはそれを通して自分に大切な人と出会うことができるものでもあるという感想を持ちました。
原作である本書を読むと、アイコがメイクをして原田くんとデートに行くシーンに、自分と一緒にいる人がどう見られるかを気遣う描写があります。その後、原田くんはサラッと受け入れてくれ、映画と同じ気持ちになった一方で、受け入れて欲しいと傲慢に思うのは違うことに気づかされました。また、たまに、ちょっとはコンプレックスは隠してもいいのかもしれません。世間からの目ではなく、相手と自分との間にある距離。その機微を感じながら、自分を開いていけるようになるといいなと思いました。自分のコンプレックスも -
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島本さんの作品って私が読んだ中では日常がキラキラしてる光のような作品が多いけど、たまに人間の本質に目を向けたどこか危うい闇のような作品がある。
今回は後者だったけど、少し自分の生い立ちや抱えてる闇とリンクするところがあってすごく考えさせられた。
幼少期の経験、親の人柄ってその人の人格形成に大きく関わるってのは分かってて。それが春にとって闇を生み出してた。それを認めること、向き合うこと、知ることってすごく必要なんだな。
私は常にいい子でいたい。幼いときからのその感情がずっと消えない。だから他人の顔色を伺いすぎるし自分の思いなんて押し殺しちゃう。
何を言っても自分の意見が罷り通らない環境で自分の -
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風光る
真琴と一緒に住んでた哲。哲との別れる直前の話。
七月の通り雨
大学の劇団でひとめぼれされた佐伯瑛子。相手にそっけない。
青い夜、緑のフェンス
プニプニの針谷と可愛い一紗。漫才みたいな掛け合い。
夏の終わる部屋
他人に執着しない長月くん。付き合った彼女との出会いから別れ。
屋根裏から海へ
真琴の元カレ加納くん。家庭教師の教え子の姉との関わり。
新しい旅の終わりに
昔付き合ってた2人で旅行。男女の関係になるのか!?
夏めく日
女子高生だった「佐伯瑛子」。転勤する前の男性教諭とのやり取り。
島本理生さんの作品にしては、ポップな感じがしたなー!!
「青い夜、緑のフェンス」がいつ -
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良くも悪くもコンプレックスとかって、他人に気付かされるものなんだなと思った。
この本に出てくる女性は、生まれつき顔にアザがあり授業中に同級生からそのアザをみて、琵琶湖そっくりだと言われる。それを聞いた先生が、何でひどいことを言うんだと怒りみんな謝る。彼女にとってそれまで何とも思ってなかったアザが、これは恥ずかしいものなんだと認識してしまうことが、女性が生きづらくなる発端となった。
それから男性に恋をして、他人の気持ち、行動などの機微や心情を考えれるようになっていく。
自分では気にしていなかったことが、他人からすると気にすべきことって確かにけっこうあるな、みんな何かしら経験してきたんじゃないか -
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島本さんって、おとなしくて真面目な感じなのかなって勝手に思ってたんですが、こんなに面白い人やったん?!ってイメージが覆りました。
とにかくユーモアのある言い回しで、いろんな経験をしておられて、クスッと?いやハハッ!って感じで笑いながら読みました。特にご主人とお母様のエピソードは、かなりぶっ飛んでてオススメです!(解説はご主人が書かれています)
島本さんって、とても芯がしっかりされていて、自分の気持ちに正直に生きておられる方なんだろうなと思いました。そして、内に秘めてある爆発力みたいなのが、すごい人なんだと思います。
ラーメンをはじめ島本さんの好きなものや、小説に出てくる食べ物のお話など、いろん -
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「最悪よりは平凡」島本理生
顔は平凡だけど体がグラビアアイドルなみの魔美は、こんな名前をつける親に育てられたという心の傷と、しょっちゅう男性から誘いをかけられる体質。彼女にとっての幸せな恋愛は?
「深夜のスパチュラ」綿矢りさ
大学生の可那は気になっている男の子に手作りチョコ前日に思いつきあげようとするけど、料理スキルなく、買い物から四苦八苦。オチ秀逸だった。
「フェイクファー」波木銅
主に着ぐるみ作る手芸サークルに入っていた男子の回想。仲間が一人死んだという連絡入る。
「カーマンライン」一穂ミチ
私が五歳の時、母は父と死に別れたアメリカから日本に戻ってきた。双子のケントをアメリカの、父の実家に