島本理生のレビュー一覧

  • 真綿荘の住人たち

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    それぞれの住人の描写が鮮やかでとても面白かった。
    しかし、綿貫さんと晴雨さんの関係だけは共感できずよくわからなかった。
    特に最後がどうしてそこに落ち着いたのか、それこそ2人にしかわからない落ち着き所なのだなと思う。

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    2022年03月26日
  • イノセント

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    ネタバレ

    数年ぶりに恋心みたいなものを抱いて、恋愛小説が読みたくなって手に取りました。
    男性二人と女性一人の恋愛小説。恋愛要素以外にも震災の話なども出てきて、読んだ時期がちょうど東日本大震災の時期だったこともあり、少し喉が詰まる感じがしながら読んだ。一人目は女性が途切れたことがないタイプ、二人目は過去の罪から逃れる(許される)ために神に捧げた神父。この二人の恋愛観とか愛情は結構違うように見えたが、結局のところ、惚れた女を幸せにしたいというものが根にあって分かりやすかった。
    そして一人の女性が個人的にはどうしても男性である自分には理解できない部分も多く、すぐに体を許すところだとか、憎んでるはずの父親の元へ

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    2022年03月10日
  • イノセント

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    ネタバレ

    主人公たちが非常に魅力的な3人だった。

    特に比紗也みたいな女の子はほんとうにいそう。
    見た目が良くて、色気もあるけど、少し抜けてるから関係を持ちたいけど、結局気持ちが通じ合えなくて、自分が傷ついてしまうパターン。でもそれは相手はわかってない、みたいな。

    表面も金回りもよいが、どこか空虚な真田と、自分で赦せない過去を持つ歓も人間味があって、ラストがどうなっていくのか想像できなかった。
    圧倒的悪役の父親がバッドエンドに持っていくパターンも予想されたが、
    最後は歓から真田へ渡されるバトンによるハッピーエンド。
    これは本当によかった。

    島本さんは、エグッてくるよなー

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    2022年03月03日
  • シルエット

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    主人公の誰も報われる気がしないのはなぜ。mol-74を聴きたくなった。特に瞼。
    その人の口から語られることがなければ一生その出来事は日の目を見ることができない。それが相手を自分とは異なる人だと否応なく感じさせる。その通りだと思った。

    ところで17歳でこの作品を書く著者はどんな四半世紀を送ってきたの?単純に気になる。

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    2022年03月01日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    15才から20才までの藤枝黒江の物語。
    自分に無関心の母親との2人暮らし 黒江自身も同性の友達と壁を作り人間関係は希薄だ。
    思春期を迎え 歪んだ性的関係を繰り返す。
    そっちに行ったらダメだよと何度も思ったけど 嫌われたくない一心で すがるように 選んだ行き先は不幸のオンパレード。 でもそんな彼女の周りにも
    彼女を見捨てない人がいる。読んでいて 彼女の行動に憂うつになりましたが ほんの一筋の光のような写真家の存在が救いでした。 上下巻 4分の3くらい ツライですけど 最後まで読んでよかった

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    2022年02月22日
  • 波打ち際の蛍

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    島本理生さんの作品、久々に読んだ。
    過去付き合っていた人のDVが原因で、男性恐怖症になりながらも、その病院で出会った人に惹かれていく。
    傷を負いながらもどうしても惹かれてしまう心の動きに、自分は経験してるわけではないのに引き込まれた。
    惹かれる相手の蛍さんは、魅力的なんだけど、元カノと友達として付き合いが続く人。
    また次の人に行ってしまいそうな危うさを感じつつ、この2人がこの先穏やかに関係を築いていけることを願ってしまう。

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    2022年02月17日
  • シルエット

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    とても綺麗な表現が多くて引き込まれた。
    心の雨の描写が特に印象的。
    書いた時の作者の年齢にびっくり。

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    2022年02月16日
  • あられもない祈り

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    2回目。5年くらい前に初めて読んだ時はあまりすきになれなかった。でも今読むとまずは言葉が綺麗。そして、幸せになれるはずないのに相手を求めてしまう恋の苦しさに溺れそうだった。ストーリーより空気感を味わいたい1冊です。

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    2022年01月23日
  • 生まれる森

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    主人公の人間性を、当人の内面描写以外のところで知っていく感じが良かったなぁ。
    あとは、ありとあらゆる比喩がしっくりきた。何となく色気のある曖昧さが残ったままなのに、凄い。

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    2022年01月21日
  • B級恋愛グルメのすすめ

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    島本さん、小説でも初期の作品と今の作品とでは空気が違うけれど、エッセイは真逆の明るさと気の抜けた感じがして好きです。面白かったです。
    たくさん食べる作家さんがわりと好みなんだなと気付きました。エッセイなどで拝見するごはんが美味しそうな方の小説は、食べる描写もかなり巧みなので、美味しいものの小説やエッセイを好む時に重点的に選ぼうと思いますこれからは。
    島本さん自身がかなり恋愛に重きを置く人なんだなと思いました。一人で行動する事も多いけれど、旦那さんの佐藤友哉さん(2度ご結婚されたのは存じていました)を始め、友人M氏(書籍タイトルググったら海猫沢めろんさんらしい)や柴君、女友達さんたちとのエピソー

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    2022年01月12日
  • ご本、出しときますね?

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    小説家ってぶっ飛んでる!と思ったり、意外と庶民的、と思ったり。なかなか知ることのできない彼らの本音やキャラクターを垣間見れてうれしい。
    対談形式なので、すらすら読めた。

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    2022年01月10日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    あの頃の空気感、懐かしい曲達、女友達との関係性、注いでもらえなかった無条件の愛情からくる反動…
    遠い過去なのに、読んでいてヒリヒリとしてくる。
    なのに、引き込まれるように進むページ。
    救いを求めて下巻へ

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    2022年01月04日
  • イノセント

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    女性の繊細さ、強さといった、気持ちに触れられた気がする小説だった。
    キリコのアドバイスを受けて変わった真田さんの素直な気持ち、行動がグッときた。やっぱり、素直な気持ちで正面からぶつかっていける関係がいい。

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    2021年12月31日
  • ご本、出しときますね?

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    その人特有の変な癖や、趣味趣向×本
    という、私の好きなものが詰まってた。

    おもしろくない訳がないじゃないか!

    好きな作家さんもで出て、その人となりが知れたのが興味深かった。

    尾崎世界観×光浦靖子の歪んでるけど、
    優しくて、不完全な感じがよき。


    あぁ、もっと力を抜いていいんだなー

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    2021年12月18日
  • 波打ち際の蛍

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    主人公の麻由が抱く、蛍への感情はあまり理解できるものではなかったが、読んでいるうちに、次第に自分も麻由と同じように蛍に惹かれているかのような錯覚を味わった。
    それほどに、麻由の心理描写が細かく、繊細で、自分も麻由になったかのようだった。
    とても繊細な文章だった。

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    2021年11月16日
  • クローバー

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    なんだか甘くて酸っぱくて
    微笑ましくなる物語

    疲れた心に絶対に沁みる

    この双子ちゃんたちを取り巻く物語に
    絶対に恋をすると思う

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    2021年11月14日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    荒んでいた環境から離れ、見守り支えてくれる人が残り、過去が分かり始めながら、段々色々なことに踏ん切りがつく流れが良くて、最後が心地良い。

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    2021年11月06日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    ネタバレ

    自分の過去と闘った経験のある人の琴線には絶対に触れると思う。
    好きな小説です。ただ、主人公の黒江の仁さんに対する気持ちの揺れだけあまり感じ取れなかった。

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    2021年09月05日
  • ご本、出しときますね?

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    作家さんの内面を知る事ができて面白いし、読んでみようとなる。
    「この人こんな考え方なんだ」「こんな思いで本を書いてるんだ」とか…
    作家さんによって考え方が違うのもとても面白い。

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    2021年09月02日
  • あられもない祈り

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    一回読んだだけでは自分の中で整理できず、二回読んだ。やっぱりあなたと私の関係は掴みどころがなく読み終わってモヤモヤする。

    西加奈子さんの解説も読みながら、2人の関係そのもののお話というよりは、余白を書き出すことで2人の関係が浮かび上がってくるような感じがしっくりきた。


    自分のことを大切に出来ない、物の扱いが良くなく物持ちが悪い感じ。自分のこと、気持ちにあえて鈍感になることで自分自身の心を保っている私。同情ではなく本当にあなたの幸せを祈っていた。

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    2021年07月11日