島本理生のレビュー一覧

  • クローバー

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    東京で同居している双子の大学生、華子と冬治。明るく恋愛に積極的な華子と優柔不断で華子に振り回されている冬治は真面目な理系女子の雪村さんと出会ったことで苦しくも楽しい恋愛をする。お父さんが素敵な人だった。

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    2025年05月28日
  • Red

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    ある1人の女性の内包された心情を
    仕事、家庭、夫、娘、そして過去の男性
    との顛末を通じて読者に浴びせてくる作品。

    ちょっと自分には重くて読むのに時間が
    掛かったけれども、面白かった

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    2025年05月08日
  • 夜はおしまい

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    やっぱり宗教はよくわからないなあと思う。日本人は無宗教の人が多いから特にね。

    弟の渚くんがいいなあ。

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    2025年05月05日
  • 真綿荘の住人たち

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    珍しく誰にも共感することができなくて、入り込むのに時間がかかった。
    誰が何を幸せと思うかなんて人それぞれ、そうわかっているはずなのに、自分の考える幸せを押し付けて期待してしまう。

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    2025年04月29日
  • 2020年の恋人たち

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    愛人の子として生まれ、自立して生きないといけないという想いを抱えてきた色気と影を感じる主人公のお話。

    母のように女を売りにするのを嫌っていたのに、結局男の人からの支えを求めている印象だった彼女
    母の死によって受け継いだワインバー、スペイン旅行、コロナ、過去のトラウマとの対峙、男性たちとの出会いと別れを経て
    真の自立へと向かっていく。

    そして、加藤シゲアキの解説が相変わらず深読みの鬼だった。
    作中で散りばめられている白と赤の対比によって、主人公の失われた純潔の白への憧れが読み取れるなんて気づかなかったなぁ。

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    2025年04月29日
  • ナラタージュ

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    ネタバレ

    恋愛体質な姉からもらった本
    やはりドロドロに恋愛小説だった。泉と葉山先生が心でつながっているということが小野くんと付き合っていることでより一層明らかになった感じがして恋愛ってそういうものだよなと自己完結した。男性はお互いに嫉妬しあってて泉も気持ちをはっきりすることができないっていう状況が人間臭くてとても面白かった。

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    2025年04月16日
  • 真綿荘の住人たち

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    ネタバレ

    真綿荘という下宿の住人たちの恋愛模様のお話。

    北海道の大地でぬくぬくと見守られて育った裏表なさすぎて人を怒らせる大和君が上京してきて始まる物語。

    各々の住人の過去が明かされていく中、うっすらうっすら関係が明かされる綿貫さんと晴雨さん。
    晴雨さんの屈折した愛情と、手が伸ばせなかった綿貫さんの想いが繋がって良かった。

     
    一押しは鯨ちゃんと荒野先輩。
    ふたりは末永く幸せになってほしい。
    あと大和君の成長っぷりも良い。そのままいい男になってくれ。

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    2025年04月10日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    銀河鉄道の夜を通した賢治の宗教観と、小説を書くという振る舞いを通して、自らの内面や、他者との関係性に向き合う話。
    2020年が舞台なので、コロナ禍ならではの描写が生々しく、あの日々がこうして文学の中に記録されていくんだな。

    主人公は、上品で頭が良くて、頑な。
    自分の価値を信じられないと言うけれど、実は自己評価が誰よりも高く、だからこそ世間や他者の視線や評価を求め苦しむ、どこにでもいる女性。
    彼女を魅力的に感じて、見守りたいと思えるかどうかで、大分評価が変わるかな…と思った。

    個人的には、主人公が他者の言葉で自らの傷に気付かされる場面が多く(というか全てこれで)、そこでようやく「そうだ、そう

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    2025年03月31日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    「どうか私だけの神様になって」この言葉に集約されていると思った。

    男性側からは見えない女心の内面が見える。
    気づかされることも多々あったけど、なぜこの判断になるのか理解しがたいことも多々あった。

    どんどん読み進んで一気に読んだけど、主人公に感情移入できなかった。
    解説で村山由佳さんが書いているように、この小説はおそらく、読む人を選ぶと思う。

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    2025年03月29日
  • はじめての

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    四人の人気作家が、「はじめての」何かをめぐる物語を書いた短編集。

    どれも独特の世界が展開する。
    中にはSFチックな話もある。
    限られた紙数で、一つの世界として結実している。

    個人的には最後の森絵都さんの話が気に入っている。
    タイムスリップものだ。
    幼馴染の男性に4回告白しては振られてきた女子高生が、タイムトリップサービスと契約して「やり直し」を図る話だ。
    ちょっとご都合主義的じゃない?と思いながら読んできたのが、最後の展開で驚かされた。
    何度でも立ち上がる主人公のパワーに、明るい気持ちにさせられる。

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    2025年03月12日
  • 2020年の恋人たち

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    東京の情景が浮かんだりワインが飲みたくなるような描写は良かったけど、恋愛面で主人公の葵がどうも好きになれず。次々葵の周りに現れる男たちも絶妙に気持ち悪いし、、読んでるこっち側まで松尾くんが心の支えになった。松尾くん幸せになってほしい。

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    2025年02月16日
  • はじめての

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    小学生~大学生の学生時代に読んだ数々の本。
    その中で出会って名を知った名作家さん達の
    短編集を見つけて購入。

    つくづく言葉選びや表現には書き手の色が
    出ているなと思う。
    忘れかけていた青春を取り戻すような
    懐かしい風を浴びた気分になった。

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    2025年02月14日
  • いつか、アジアの街角で

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    好きな感じの短編集だった。
    特に好きだなと思ったのは、宮下奈都の「石を拾う」と角田光代の「猫はじっとしていない」だった。
    心の底から突き上げてくる怒りをマグマと表現していたり、喪失感からくる寂しさを埋める旅をしてみたり、心の模様を石や猫をモチーフにして上手に描いているところが良かった。
    好きになった作者の他の作品も読んでみたいと思った。

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    2025年02月07日
  • Red

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    展開は昼ドラの域を超えないんだけど
    読ませてくる筆致。

    まあこういうの、ほんとにどこにでもあるんだろうな。

    鞍田さんが「しっかりしてくれよ、、」大賞でした。

    塔子は惚れてるからあんまり疑問に思わない、というか、強引さが現実から離れてむしろ嬉しい、みたいな感じだと思うけど、好意がなければレイプやん、、、みたいな箇所が多々。

    執着も常識を逸脱してる、と感じる。

    自分の機嫌は自分でとって、
    対話を重ねながら相手を慮る気持ちを持てる余裕、
    が大人は大事よね。
    要はコミニュケーション、という当たり前のポイントに着地しました。

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    2025年01月25日
  • 夏の裁断

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    精神的に不安定な状態になった主人公が、静かな生活を送るために、本の「自炊」作業を始める。過去のトラウマを強制的にシャットアウトするという意味で「裁断」と掛けているのかも知れない。キレイに清算するまでには時間が掛かるので、裁断という言葉がシックリきた。
    男性関係を含め、主人公の不安定な状態が沢山描かれており、読んでいて時系列が混乱するところがあった。男性の暴力的な面に惹かれてしまったり、相手の欲望を断れない自分に葛藤している様子が鋭く描かれていて、「この人は大丈夫か?」と心配になるほど、重たいストーリーだった。

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    2025年01月11日
  • いつか、アジアの街角で

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    *あの街の空気が呼びおこす遠い記憶と、かすかな希望、そして――
    人気女性作家6人による、心に染みる珠玉のアジア・アンソロジー*

    どの作家さんのお話もそれぞれの特徴が良く出てるけど、
    全編一様にアジア調の空気が漂っているので統一感もありつつ、
    独特な浮遊感も楽しめる不思議な短編集。

    特に良かったのは、中島京子さんの「隣に座るという運命について」。
    ふわふわと柔らかくて、キュートな登場人物たちと優しい読後感が好き。

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    2025年01月06日
  • 2020年の恋人たち

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    加藤シゲアキの解説が面白くて、「この要素はそういう意味だったのか〜」と自分では思い至らなかったことばかりで興味深かった。主人公の自意識はちょっと中二っぽくて読んでいて恥ずかしくなる部分もあった。

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    2025年01月05日
  • よだかの片想い

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    隠さない自分を世界に認めさせたい、と勇気を持つこと。
    そのためにはしっかりと受け止めてくれる誰かが必要。
    誰かのそんな誰かになれるといい。

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    2025年01月04日
  • Red

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    主人公のフラフラ加減にも男性たちにも共感できずだったんだけどどんどん読んでしまって、島本さんが産後のフラストレーションをぶつけて書いたというインタビューを読んでなんか色々納得した
    自分は変わったはずなのに何も変わらない夫、変わる前の自分に戻してしまう昔の恋人、変わったところを見透かしてくる同僚
    3人に振り回され振り回し、結局行動の根っこには子どもへの愛しさがあるのが母だなぁと
    一番好きなのは実母かな笑

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    2024年12月25日
  • いつか、アジアの街角で

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    6人の作家さんによるアンソロジー
    アンソロジーは買ったことがなかったのですが装丁のマンゴーかき氷に心奪われて手に取りました。

    「停止する春」心に刺さる。また読み返したい
    「チャーチャンテン」読んでいてワクワクした
    「猫はじっとしていない」蜃気楼のような空気感のある話

    私はこの3つがとても好みでした。台湾、香港旅行好きな方におすすめです。
    なんとなく敬遠していたアンソロジーでしたが読んだことのない作家さんの魅力を知るきっかけになってたまにはこうやって新しく本を開拓していくのもいいなと思いました。

    台湾で食べたマンゴーかき氷はほんとうにおいしかった。。また行きたいなぁ

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    2025年01月28日