島本理生のレビュー一覧

  • こどものころにみた夢

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    評価が低いのは、帯の文言がまったくの羊頭狗肉だったからです。「5分で読めて、暖かい気持ちに」って。全然暖かい気持ちになんかなりませんよ。作家陣も抗議していいんじゃないか。まあそこを期待して購入した訳じゃないんだけど。

    内容はよかったです。不条理さ、うっすらと漂う気持ち悪さ(あるいは気持ちよさ)、尻切れとんぼの読後感、などなどいかにも夢の話だという気がして、一編読んだあとよく眠れる気がしました。お話と自分の夢の境目が曖昧になるようで。

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    2024年02月27日
  • 二周目の恋

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    二周目の〜ということで大人の恋が多かった。
    そんな中、綿矢りささんの「深夜のスパチュラ」は可愛いかったが、オチのつき方が一捻りあって綿矢さんらしい!と思いました。一穂ミチさんの「カーマンライン」は離れて育てられたミックスツインのお話。その感情がなんなのか、説明できない、そのできなさを恋という風に描けるのは(作中でははっきり言及しませんが)さすがだな〜と。
    アンソロジー、いろんな作家さんが楽しめて良い。

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    2024年02月18日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    恋愛の話だと思ってたら、途中から宗教的な話も絡んで難しくなった
    生きること、依存すること、愛すること、誰の影響で今の自分がいるのか、自分は何を指針に生きていけばいいのか。
    色々難しかったけどなんか良かった←

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    2024年01月19日
  • 二周目の恋

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    一穂ミチの作品が1番好き。島本理生と綿矢りさも面白かった。
    窪美澄の話は私に合う合わないが結構はっきりしてて、この本に収録されてる話は面白かったけど合わなかった。最初の方の展開が急に感じた。特に2人が自己紹介してるところ。浮いてるように感じた。

    でもどうしてもセックスがえもいみたいな雰囲気苦手だな

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    2024年01月19日
  • 二周目の恋

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    ネタバレ

    「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
    恋愛小説のアンソロジー。

    同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
    もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
    昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよく

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    2024年01月06日
  • 二周目の恋

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    オール讀物2023年2月号に掲載された女性作家による短篇をまとめたアンソロジー。タイトルの「二周目の恋」は雰囲気で付けましたという感じかな。
    お初の作家・波木銅さん「フェイクファー」は、ちょっと特殊な設定の作品で興味深く読んだ。
    綿矢りささん「深夜のスパチュラ」は、4回のデートを重ね明日のバレンタインデーはどうしようかと悩む女子大生の、告ったほうが負け(?)な話で笑えた。
    一穂ミチさん「カーマンライン」は、国際結婚で生まれた男女の双子が父親の死後離れ離れとなり、14年振りに再会するが……。断トツによかった。

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    2024年01月05日
  • 二周目の恋

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    初めて読んだ
    アンソロジー。
    やっぱり作家さんによって文や物語の雰囲気が違くて一冊読んでる感覚がなかった!
    でも素敵な方にたくさん出会えるのはいいことだね。
    一つ一つ本当に色が違うから感じたこともそれぞれだけど、恋愛の形って本当に色々あるなってのが所感。
    実ったものも実らないものも実らせちゃいけないものも心に秘めておくだけのものも全部恋。愛。
    正しい形に囚われすぎなくたっていいんだって思わせてくれた。
    お気に入りは大好き島本理生さんの作品「最悪よりは平凡」と一穂ミチさんの「カーマンライン」

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    2023年12月27日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    ネタバレ

    主人公の春が、いろんな人と関わる中で自分のことを振り返る物語。
    恋愛、結婚、家族、文学、宗教。いろいろな要素が絡み合っていた。難しい話もあったけど、2020年のコロナ禍の生活についても触れられていて親近感が湧いた。


    自分の中にある見たくないものにフタをする感じ、その見たくないものを他人で埋めようとする感じが少し分かる。


    自分と混ざる前の単体のあなたが好きだった、みたいなセリフに共感。自分と関わることで、相手の価値が下がる感じがするの分かる。

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    2023年12月25日
  • 二周目の恋

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    やっぱり好きな作家さんの話が面白かった
    島本理生さん 綿矢りささん 遠田潤子さん

    波木銅さんは初めての作家さんだったけど 内容がイマイチ私には入ってこなかった

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    2023年11月25日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    普通に生きてこられてた自分は普通だけど、ものすごく幸せなのだと感じた。
    主人公の心情を理解出来ない部分が多かったため、銀河鉄道の夜や宮沢賢治について理解を深めた上でもう一度読み直そうと思う。

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    2023年10月18日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの初期の頃の作品。
    その後の作品にもある、名前だけ出てきたような脇役が、続く話でメインになるオムニバス形式。
    最近の作品と比べて病んだ人が少ない。

    「青い夜、緑のフェンス」
    針谷くんと一紗ちゃんの関係性、やり取りが心地いい。幼なじみの片思い

    「夏の終わる部屋」
    DV親を持つ娘

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    2023年10月07日
  • B級恋愛グルメのすすめ

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    『ナラタージュ』の作者だよね・・・?なんかフランク。エッセイの方が好きかもと思ったぐらい。食べ物の描写が上手くて、味がリアルに想像できる。もっとこの人の食べ物系の文章が読みたいと思うぐらい。
    読んですぐに、作者は恋愛体質なのかなと思った。でも元々そういう企画だしそりゃそうか・・・いややっぱり恋愛体質だ(笑)と思った。
    常に周りに友達以上恋人未満な男性が何人かいる感じ。

    男性はラーメン好きだよね。というかラーメン屋が。私の周りにも一人でラーメン屋に入れる女子がいたけど、いいなと思うけど自分は絶対に無理だなと思った。店内が男性だらけだと分かっているからこそ、行けない。スイーツのお店に男性が一人で

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    2023年11月30日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    今月は、島本理生さんの小説を読ませていただきました。恋愛となるまでの不安定な期間を揺れ動く言動で表現するのが上手い方だなと思いました。

    こちらは、コロナ禍に、書かれたようです。小説の中にも窮屈な行動制限の様子が時折出てきます。

    大学院生の私は、修士論文に「銀河鉄道の夜」を選びます。妹トシと賢治の宗教観の語らいの予測など、面白いなと。もう少し、踏み込んで島本さんの宮沢賢治論を織り込んでいただいても良かったかな。

    主人公の大学院生は、小学校の時父親が失踪。そこに宗教との関わりもある。そのあたりに彼女が自分の過去を受け入れられていない理由と思います。そして、優しい恋人の大きすぎる許容や安直すぎ

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    2023年09月23日
  • あられもない祈り

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    自分にとってはすごく難しい立ち位置の本だった。ときどき打ちのめされて、総合的にはここに書かれている感情への嫌悪感のほうが勝った。

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    2023年09月23日
  • 夜はおしまい

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    群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から

    島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。

    短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。
    それぞれ罪悪感に満ちている。
    宗教は彼女達の救いとなるのか。
    作品共通の金井神父に罪を聞いてほしい女性達。
    彼の言葉からキリストの教えを感じることができたのでしょうか。
    「夜のまっただなか」
    自分の価値を見出せない女子大生。胡散臭い男に救いを求めて、より傷つく。
    「サテライトの女達」
    母親が教祖となった女性。母親とは、理解し合え

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    2023年09月15日
  • 夏の裁断

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    2015年
    紙の本を背で裁断して、スキャンして保存することを『自炊』と呼ぶことを知りませんでした。本好きなら一般常識なのかな。凹む。
    小説家の主人公の女性を通り過ぎる男性との恋模様。彼女は、祖父の蔵書を鎌倉の祖父の家で
    『自炊』していく。
    男性の言動に翻弄される主人公。
    彼らに自分との関係性に意味を持たせたい。
    明確な関係を求めてしまう。
    好きだからか依存なのか不確か。
    この自炊行為の裁断と 彼女と男性との忌まわしい記憶の裁断を掛けてあわせている。(と、思うのだけど)
    男性を季節ごとに登場させて、最後には、ひとりの男性と明確な関係となります。

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    2023年09月12日
  • イノセント

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    2014年
    幼い息子を抱えて、身寄りの無い東京で美容師として生活する女性。彼女は不貞の子として出生して、義理の父親に心身共に蝕まれていた。
    信じていた息子の父親は、出産間近にあの震災で亡くなってしまっていた。
    誰も信じられないまま親となり、彼女を救おうとする男達の全てを信用する事はできない。
    不安定でありながら、自らの力で生きようとする無垢さがある。そこに美貌が加わって聖女のようであり、妖艶さが増すのか、モテる。
    過去の清算を請ける男と将来の構築に伴う男。
    彼女は、ようやく一人ではなくなる。

    主人公の女性に関わる神父が、脳の変形の二重意識を持つ設定だったので、そちらにすごく期待したのですが、

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    2023年09月08日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日
  • こどものころにみた夢

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    12人の作家による夢や思い出のアンソロジー。
    堀江敏幸氏の「ハントヘン」、長野まゆみの「衣がえ」が良かったです。

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    2023年08月02日