島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
同著者『ファーストラヴ』の文庫版あとがきで、
朝井リョウさんがこちらの書名を挙げていて気になり、読んでみた。
島本理生さんの恋愛の心情描写は
胸に突き刺さることがよくある。
この作品では、主人公の「わたし」は
DV彼氏とは別れず、
不倫している「あなた」とも離れられず、
そこだけみると、ぜんぜん共感できないのに、
時々グサッてきて、衝撃が忘れられない。
特に96ページかな。
あとがきは西加奈子さんで、
この作品を読んでもう恋愛小説は書かないと思ったそうだ。
とにかく苦しくて、人に薦めにくいけど、
読んだことを忘れられない作品になりそう。 -
Posted by ブクログ
読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。
決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。
千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「大人の恋愛小説大賞」受賞作品、ってのがうかがえる大人の女の恋愛話だなーと言う印象。23時以降の30分ドラマになりそうな。
32歳の前原葵。母が事故死して残されたワインバーをどうするか?母の愛人にかなり資金を出してもらっていだその店は移転する予定で,店も決まってたのに。
愛人の長男(義兄と記されてるけどあってる?)に、OLの葵が持っててもしょうがないから処分すると言われたが、意地になって自分がやる!と決める。
昼は営業の仕事をして、夜はワインバーの開店のために奔走。そして、開店、コロナを経て・・・という流れのなかで、
会う男たちとの話って感じ。
最初は同棲相手の湊がいたが、彼はリストラに