島本理生のレビュー一覧

  • 憐憫

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    この人の書く恋愛小説が好きだったなとふと思い出し手に取る。

    自分の事を分かってくれている人がいる、
    そういう関係は時に人を強くする。
    終わりがうっすらと見えているからより強くなるのかな。
    夫婦の中でそれが出来れば良いのだろうけど、生活を共に回す間柄だとそれが難しい事もあるんだろうな。

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    2025年12月13日
  • 一撃のお姫さま

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    短編集。
    恋愛にどっぷり踏み込めないなんともいえないやるせなさを感じる。
    最後の話が印象に残った。何かを作り世の中に出す。それに自分の身を削っていくところがすごい。

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    2025年12月10日
  • 夏の裁断

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    恋愛って人それぞれたなと思いました。本作に登場する嫌な人だけど、惹かれる(そう仕向けられている?)人、こういう人はいると思いますが、自分なら好きにならない。主人公は過去の体験から、このような人物に狙われて、捕らわれしまうのかなと思いました。
    主人公には頼りになる方がいて、話を聞いてもらい、最後には過去の体験から脱却するべく動いている点がよかったです。

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    2025年12月08日
  • 私の身体を生きる

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    【目次】

    Better late than never(島本理生)

    肉体が観た奇跡(村田沙耶香)

    「妊娠」と過ごしてきた(藤野可織)

    身体に関する宣言(西加奈子)

    汚してみたくて仕方なかった(鈴木涼美)

    胸を突き刺すピンクのクローン(金原ひとみ)

    私は小さくない(千早茜)

    てんでばらばら(朝吹真理子)

    両乳房を露出したまま過ごす(エリイ)

    敵としての身体(能町みね子)

    愛おしき痛み(李琴峰)

    肉体の尊厳(山下紘加)

    ゲームプレーヤー、かく語りき(鳥飼茜)

    私と私の身体のだいたい五十年(柴崎友香)

    トイレとハムレット(宇佐美りん)

    捨てる部分がない(藤原麻里菜)

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    2025年12月07日
  • シルエット

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    群像新人文学賞優秀作の表題作を含む、3編の恋愛短編集。

    個人的に島本 理生さんは、女性作家の中でとても綺麗な文章で情景を描く方だなぁと思っています❗️

    収録された3編は15、16、17歳の時に創作された作品らしく、とても十代の方が書いたとは思えない、非常に完成度の高い作品だと感じました

    恋愛小説で再読したいと思う作品は少ないのですが、この作品は再読したいと思う数少ない一冊です❗️

    好きな話しは、表題作の『シルエット』で、冠くん、せっちゃん、はじめそれぞれの思いを見事に描いていると思います❗️

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    2025年12月06日
  • 夏の裁断

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    芥川賞候補作で表題作の『夏の裁断』に、三編の書き下ろしを収録した、文庫オリジナル。

    正直柴田のような男性には嫌悪感しかなくて、表題作を読み進めるのはとても苦痛でした❗️しかし、『秋の通り雨』以降、千紘が少しずつではあるけれども、前向きに進もうとしている姿に共感して、最後は温かい気持ちで読み終えることができました❗️

    『夏の裁断』のみの話しであったなら、不快感しか残らない作品になっていたと思いますが、後日談の三編を加えることで物語に深みを感じることができました。またまた好きな島本作品を見つけてしまいました❗️

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    2025年12月04日
  • 天使は見えないから、描かない

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    この作家さんのドロドロな恋愛作品大好き。

    歪な欲望って、ちょっと気持ち悪いと思う反対側で、そこまで愛せて羨ましいとも思う。


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    2025年12月03日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    何だかとても気になるタイトルで購入したけれども、ずっと積読していてようやく読もうと思った14作目の島本 理生作品。

    島本 理生作品にしては珍しく、クズな男性キャラクター(父親は例外です❗️)が登場しないので、思っていた以上にテンポ良くサクサクと読むことができました。お互いに大きく傷つきたくないと、腫れ物に触る様な付き合いをしている春と亜紀君の関係に、少しヒヤヒヤして読んでいましたが、島本作品の中でも決して悪くない読後感です。

    一番好きなキャラクターは、作家の吉沢 樹先生です❗️彼の春に対する冷静な観察と対応が、亜紀君との不穏な空気の繋ぎ止めの様に思えて、安心して見ていられます。

    あとがき

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    2025年12月02日
  • 天使は見えないから、描かない

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    不倫始まりからの相手は叔父。
    終始一貫、叔父さんダメでしょ。としか。
    覚悟をきめて飛び込んできたから受け入れたとかダメでしょ。窘める場面だよ、そこは。
    設定が受け入れられないのに、それでも読ませる島本理生すごい!!

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    2025年12月02日
  • 一撃のお姫さま

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    ネタバレ

    5作の短編集。
    いろんなことが積み重なってしまった女性の話から始まり、「妖艶で美しい」と思われるような名前をつけられた女性の話、キリスト教を専攻している助教授と宗教団体から逃げてきた若者の話、同居している義母が庭に張ったテントで暮らし始めた話、作曲のために1ヶ月で100万円をホストに使う話。

    基本的には多くの話が女性があまり幸せとは言えないような立場に立たされてしまっているような印象が多かったので、ザ島本理生先生って印象。
    一番のお気に入りはテントで暮らし始めた義母の話。自分の発達障害の部分をそうと知らず「自分だけのきらきらしたガラクタ」と思っている義母が素敵だな。それに対する葉子さんの返し

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    2025年11月30日
  • 天使は見えないから、描かない

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    ネタバレ

    結局譲れないほど好きな人がいるのだから
    その人以外じゃダメなんだと言う話
    彼女が出会ってきた男性が皆ダメな男と
    言うわけじゃない
    叔父さんじゃ無いから、叔父さんと違うから
    好きになれない、嫌な部分が目に付く
    親に絶縁されたって彼女にはこれしか
    残ってない生き方
    【私の男】みたいな話なのかと思ってたが
    全然違った
    読み終えたあと私には叔父が居たのかな?
    と考えた
    あぁ、居たなぁ1人
    でも異性としてなんて全然意識したことなんて無かったな笑

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    2025年11月23日
  • 私の身体を生きる

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    「汚してみたくて仕方なかった」鈴木涼美
    売春が無くならないのは、男側の問題の方が大きいけど、自分に値打ちが付くことに依存する女側の問題もあるのかもしれないと思った。女は性処理として利用されてきた時代が長く続いたせいもあり、完全に無くすことは難しいのだと悟った。

    「トイレとハムレット」宇佐見りん
    面白かった、、!確かに腹痛と苦悩のポーズは似ている。舞台が好きな理由として「シンプルだから」っていうのはすごく腑に落ちた。たった一つの物語、感情を演じているだけだもんな。現実の方が感情ごちゃ混ぜで騒がしいもの。

    「私の三分の一なる軛」児玉雨子
    生物は毎日ちょっと死んでおかないと生きられないって興味深

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    2025年11月22日
  • ご本、出しときますね?

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    村田沙耶香さんのインタビューを読み漁っていたところこの番組を知り、当方リトルトゥースでもあるので是非観てみたいと思い、映像を探していたら書籍化されてるとの事で読みました。
    若林さんと仲の良い西加奈子さんや朝井リョウさんのインタビューも載っていてとても面白かったです。

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    2025年11月09日
  • イノセント

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    ネタバレ

    結局三角関係の勝者になれるのは心の支えになってくれる男じゃなくて、 世俗の幸せを保証してくれる男なのね。
    子どもたちと三人で生きる決断をしてほしかった。
    真田が二度と比紗也を傷つけないことを祈るしかないけど。
    散々 精神的 宗教的な話をして 結局そのハッピーエンドなんだなと感じた。
    身体の交わりがなくても異性の信頼を得ることことはできる、でも交わって子どもを設けることの前には無力ってこと?
    どんな思いで如月が真田を比紗也のもとに送り出したか考えると苦しくなる。

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    2025年11月08日
  • Red

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    ネタバレ

    映画見てから小説読んだ

    官能的でとても濃厚でした
    映画では2人が美しくて圧巻されたが
    小説ではもっと深く塔子がはまっていく姿が
    印象的で魅力的だった

    女として生きるのか親として生きるのか
    葛藤していたが私は子供のことを思って
    戻ってきてーって思った

    夫のことばかり強く言うのは
    少し違うかなと思った
    性に関して自分の本音を言うのは
    恥ずかしいしむずかしい
    分かってもらえるのはもっとむずかしい
    けどコミュニケーションって大事だなって
    思った

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    2025年11月03日
  • 私の身体を生きる

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     身体や性についてのエッセイ集。この中で柴崎友香さんが呈示していた疑問「なぜ書き手の性別を限っているのか」、私もこれと同じことを思った。もう、このフェーズは終わっていないか。いま、同じテーマで、男性やその他の性の人の語ることも聞きたいし、それらが同じひとつの場所に並べられているところを見たい。
     どのエッセイもそれぞれ興味深かったし、色んな方向に心動かされたが、上記の意味で、柴崎さんが「このような疑問を私が持っていることを編集者と共有できたので、書くと返答した」という経緯を書いてくれていたことが、いちばん嬉しかった。もちろん、疑問の詳細は私が書いたこととは違ったけれど。

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    2025年11月02日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    もっと飛坂に振り回されながらもコンプレックスを乗り越えていくのかと思ったら、意外と純愛だった。

    アイコはちゃんと最初から強かった。

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    2025年10月29日
  • はじめての

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    全員好きな作家さんでYOASOBIもよく聴かせて頂いております。

    島本理生と宮部みゆきは世界観の設定が短編としては複雑過ぎて置いてけぼり感が強かった。
    辻村深月はまぁ少しの驚きはあるものも普通かな、と。
    この中では森絵都が一番キャラ造形と笑いと青春が混ざりあっていて面白かったです。

    YOASOBIの歌詞と併せて読んで聴くととまた違う感動がありました。

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    2025年10月25日
  • ナラタージュ

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    ・葉山先生の気持ちがあまり理解できなかった。私にはまだ難しい、、人生に1度くらいはこんな恋をしてみたい。

    ・私も泉だったら好きになっちゃってるな

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    2025年10月23日
  • ナラタージュ

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    初めて読む作家さんでした。登場人物の行動に時代を感じずにはいられなくて、20年前の作品であることで時代の変化を痛感しました。自分は誰にも感情移入できなかったけど、恋愛小説としては素晴らしいんだと思います。

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    2025年10月22日