島本理生のレビュー一覧

  • 星のように離れて雨のように散った

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    自分の気持ちを認めて前に進むためには、やはり何かを介在させる必要があるのかも。
    自分一人で考えていてもグルグルと同じ感情や思考が回るだけ。
    なんでそう考えるの?
    そう思う背景には何かあるの?
    口ではそう言ってるけど態度はこうだよね

    主観と客観の橋渡しをしてくれるのは他者の存在。
    自分と違うものを少しでも受け入れてみようという窓がないと、その橋はかからないのかもしれない。


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    2024年07月18日
  • 真綿荘の住人たち

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    下宿『真綿荘』に住まう人々。
    下宿を営む小説家の綿貫さん。
    綿貫さんの内縁の夫で画家の晴雨さん。
    大学進学を機に北海道から上京してきた大和くん。
    大和くんに恋する鯨ちゃん。
    女子高生と付き合ってるアラサー女性の椿さん。

    気遣いの出来る優しい鯨ちゃんと、鯨ちゃんを好きな荒野先輩が癒しでした。

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    2024年07月16日
  • いつか、アジアの街角で

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    装丁に惹かれて気になって読んだ、
    アジアにまつわるアンソロジー作品。

    ─ 隣に座るって、運命よ。

    わたしも香港に行ったとき入ったお店で、たまたま隣に座っていたお姉さんに声をかけられたなぁ、なんて思い出してみたり。

    香港で食べたあのココナッツアイスの味が今でも忘れられなかったり。

    旅先でも、本でも、出会いは大事。

    各作家さんの個性もみられる、繊細でどこか懐かしく感じる素敵な作品だった。

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    2024年07月10日
  • 二周目の恋

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    「道具屋筋の旅立ち」
    「無事に、行きなさい」は、読んでてモヤモヤしつつ要点が掴めずにいた。
    カーマンラインはタイトルに合ってる気がした。
    ただ二週目ってなに?! 二度目ではなく二週目なのが、わからない。

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    2024年07月08日
  • シルエット

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    島本理生さんの作品をもう少し開拓してみたいと手に取った1冊。表題の「シルエット」は、時間が経ってしまって気付いたときにはもう遅い、みたいな感じが、秒速5センチメートルに似ている気がした。

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    2024年07月06日
  • 生まれる森

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    『ただ懐かしい』じゃなくて、その時の空気感とか匂いとか音とかそういう物が鮮明に思い返される本だった。

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    2024年07月05日
  • あなたの愛人の名前は

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    別れを決意した心情は語られないが、自分の経験からなんとなく想像して胸が苦しくなったり自由に身を震わせたりした。蛇猫奇譚の「二つ同時には愛せないの」は真理。

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    2024年07月03日
  • 2020年の恋人たち

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    読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。
    決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。
    千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈

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    2024年07月02日
  • 2020年の恋人たち

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    葵は自立してるのか…?
    嫌っている相手に結局頼るだけ頼って跳ね除けるとは中々に自己中心的ではないかと思ってしまった。
    特に心に何か残るとかいうことはなかった。多分自分と価値観も環境も全て違いすぎてだと思う。

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    2024年06月20日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公がモテ過ぎてジェラシー。
    抑えたトーンの文体なのに、全体的にピンク色で主人公の心の移ろいに集中できず。
    30代ってそんなものかと、遠い記憶を掘り返してます。

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    2024年06月17日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    終始悶々とした空気を感じながら最後まで読み進んでしまった。
    葵さんはすごく真面目、だけどちょっと卑屈なところもあり、彼女の過去がそうさせたのか、或いは持って生まれたものなのかは本人すら分かっていないけど、きっと真面目が故に考え過ぎなところが災いし、諸々上手く行かないのかな?そう思った。
    しかし、幸村という登場人物の嫌らしさには正直ゾッとした。
    深夜枠でドラマ化して放送したり、ネット配信ドラマ化したら結構受けそうな内容だと思う。

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    2024年06月01日
  • 春色梅児誉美

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    ネタバレ

    1832年、為永春水の原作を現代語訳した、男と女の人情本。
    女性が主軸の三角関係の恋愛モノで、どうなるのかと思ったけど、最後は怒涛の裏設定により大団円(?)
    男側の誠意はほぼ見られなかったけど、花魁たちの心意気は見事でした。

    あとがきにも『甲斐性がなくて口先ばかりの色男、だがしかし古今東西こういう男ほど女性が離れない』とあった

    丹次郎ダメ男すぎなのに、最後いいとこ取りになってムカついた。

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    2024年05月28日
  • 2020年の恋人たち

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    自分から背負いにいってしまう女性。そんな彼女がさまざまな男性と出会い、お店を通じて、彼女自身を再認識する物語。


    この後は自分の生活を整理しています。

    私は男性だが、彼女に似て自分を忘れてしまう。私の場合、他人の意見に乗り自分を見失い苦しくなる判断と、自分を貫き後悔する判断をともに経験している。
    最近は前者の方がなんだかんだ良かったりする。ただ、一般的には自分で決めたものの方が納得して今を生きることができるのだろう。しかし、自分流にアレンジするならば、自分の濃いファンがいる方、自分のファンが多い方に判断、行動するといい。

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    2024年05月26日
  • 2020年の恋人たち

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    最後の加藤シゲアキの解説を含めて完結した気がする。うまく生きていくのが苦手な女性だなあとつくづく思う。

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    2024年05月23日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    「大人の恋愛小説大賞」受賞作品、ってのがうかがえる大人の女の恋愛話だなーと言う印象。23時以降の30分ドラマになりそうな。

    32歳の前原葵。母が事故死して残されたワインバーをどうするか?母の愛人にかなり資金を出してもらっていだその店は移転する予定で,店も決まってたのに。
    愛人の長男(義兄と記されてるけどあってる?)に、OLの葵が持っててもしょうがないから処分すると言われたが、意地になって自分がやる!と決める。

    昼は営業の仕事をして、夜はワインバーの開店のために奔走。そして、開店、コロナを経て・・・という流れのなかで、
    会う男たちとの話って感じ。

    最初は同棲相手の湊がいたが、彼はリストラに

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    2024年05月21日
  • 春色梅児誉美

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    為永春水原作の現代語訳。かなり自由に訳され、一人称で気持ちも表現しやすくなって、会話も多くして読みやすくもなっている(らしい、原作は読んでないのでわからない)。最後のご都合主義で何もかもうまく収まるのには驚いたが、木場の藤さんに免じて良しとしよう。

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    2024年05月19日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    春は自分の過去と向き合うため、納得するために大学院の卒論に宮沢賢治の銀河鉄道の夜の研究をする。
    恋人の亜紀君との関係はギクシャク

    わだかまりは曖昧にしておくのが良いのか、とことん向き合うのがいいのか
    向き合うならどんなやり方で?
    何にせよ、人のせいにしてはいけない。

    タイトルが良い

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    2024年05月13日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの初期の頃の作品
    不器用な人達の恋愛のお話
    短編集かと思いきや、少しずつ接点があって、切なくもあり面白くもあり…
    真琴と哲の別れるシーンはとても切なかった
    昔話しかしなくなったら悲しいよね
    未来に向かっていく二人でないとね
    瑛子の恋も切ないね
    一千一秒って、16分41秒なんだね
    初めにこのタイトルを見た時はピンと来なかったけど読み終えてフムフムって思ったよ~
    私の感想はいつも纏まりがないつぶやき…

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    2024年05月08日
  • イノセント

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    アンダースタンドメイビーやRedなどがすきで読んでみました。登場人物にあまり共感できなかったですが、結末がどうなるのか気になり、夢中になって読みました。みんな色々な過去をもっていてそれを乗り越えていくのがいいと感じたのですが、振り回される紡がとてもかわいそうに思えました。

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    2024年04月29日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    恋愛はしてもしなくてもいい、振り返っても持ちたいものが無かった、というのが印象に残った。
    読み始めた時、葵は恋愛体質な人なのかなと思った、自立してるけど甘えるさじ加減がめちゃ上手い気がしたので。
    もちろん人それぞれだけど、恋愛はもういい、と思ったら10年以上恋愛しない人もいる。でも葵は気持ちのシャッター的なものを下ろさない人なんだなと思った。
    でも、私の好きなようにしたらいいんだとちょっと思えた。何事にも無意識に一歩引く癖がついてしまったのは仕方ないけど、下がった所からでも見えるのになんでしなかったんだろうなぁって、なんか少しだけ、やわらかい思考になれるような気がした。

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    2024年04月27日