島本理生のレビュー一覧
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キャッチーな表題だから聴きながら歩くとちょうどいいだろうとAudibleで。
5編全て、温度差があるけどそれぞれに刺さる内容があった。女性の生活とか醸し出す言葉。
「Good Breath you」は年の差の恋愛の分にはピンと来なかったけど、ちょっと別の意味でもっと長編で読みたかった。宗教2世と親との確執。もっと先をと、思ったかな。
「家での庭」がよかったな。義母も嫁も旦那様も優しくて。。「そういうこともある」と理解してくれる人がいるだけで、生きやすくなるしその人も生きやすい。
で、タイトルの一撃のお姫様。依存させることに依存している世界。ホストクラブや女風とか解らないし、私から見たら遠い場所だけど、どこの職場・人間関係・恋愛関係でも普通にあることではないかな。曲聴いてみたい。 -
Posted by ブクログ
みんな何かを抱えて生きている。
どうしようもないけれど…悩んだりしながらも生活していくわけで、それでもいつの間にか状況は変化していくのだと。
そのときのご褒美は、きっといつまでも心に残るものなのかもしれない。
どの作品も作家の特徴がよく出ている。
「楽園の代わりのカッサータ」島本理生〜妻子ある相手と伊豆の山奥のホテルで。
「ファースト・アンド・オンリー」織守きょうや〜忘れられない同級生と屋上前の踊り場でお弁当。
「春とマーマレード」友井羊〜果樹が生い茂る瀬戸内海の島で叔父と。
「アンパッサン」畑野智美〜卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。
「ドーナツ息子」名取佐和子〜幼い日の息子との思い出が詰まったドーナツショップで。
「ストロベリーの歌」伊吹有喜〜憧れの女性たちとのイチゴ尽くしのピクニックで。
なかでも「ファースト・アンド・オンリー」の言葉少ないけど思いやりのある関くんが良かった。
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Posted by ブクログ
今、コーラス仲間で本の貸し借りをしている。
そのうちの一冊
ふーんと思いながら読み始めて
とにかく早く読み終わろうと思ってたら
突然舞台が酒田になった。
とにかく、それだけ。
音楽業界から消えたギタリスト
若いシンガーソングライターのモデルさん
一度人生から落ちこぼれたギタリストとのこのやり取りはあまり心を惹かれなかった。
ただ舞台が酒田
それが何か作品に多大な影響を受けているわけではないけど
うっすらと山の存在が出てくるのがおそらく鳥海山と思われるので、それだけは嬉しかった。
なぜ酒田を選んだのかわからないけど
都心としっかり離れている距離感がいろんなことを示唆しているのだろうか。
そんな感じ -
Posted by ブクログ
あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。 -
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憐憫とは
「他人の不幸や苦しみを気の毒に思い、同情や哀れみの情を抱くこと」
読めるし聞いたことはあるけど、自分では発したことがないコトバのタイトルに惹かれて購入。
恋愛というよりは、家族への不信感から全てにおいて満たされず、周りに認められたい感情にも自らも気付けていない主人公の人間として幸せになるための通過点の部分の物語だと思った。
「そのままの自分を受け入れてくれる」人や場所は、通常一番身近な家族がほとんどであるけど、主人公の沙良も不倫相手の柏木もそうではなかったから、お互いに穴埋めするように一緒に居たのだろう。
自分達でも一緒にいる意味が理解できずに、つい恋人のようなことをぶつけてしまいやがて終わりを迎える。
一緒にいる意味=憐憫
通過点の少しの情景を浮かび上げる描き方は、さすが恋愛小説の名手だと思った。
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ネタバレ20〜40代の女性の恋とか家族とかの短編集。
『停止する春』
さくまも悪いが、既婚者にのめり込んだ主人公もなあ…と思うのは私だけなのか?
自分の気持ちを見て見ぬふりしていると、ある日動けなくなるっていう状態は凄くわかる。
『最悪よりは平凡』
バツイチで物静かなイケオジ岩井さん絶対モテる!
魔美もまたモテるみたいだし、いいカップル。
『God breath you』
依里さんめちゃモテる。
時生が元いた宗教の世界に戻るのはどんなタイミングなんだろうと考えてしまう。
優しい母親を知らない時生と、可愛がっていた弟と会えない依里、身体の関係にならなければ、この2人はずっとお互いを支え合って生きていけたんじゃないかと思いました。
『家出の庭』
最近当たり前のように聞く「発達障害」って言葉は、高齢になるほど自分が当てはまるって知るのが恐ろしいだろうなと感じました。
お義母さんが明るい性格で、家族が受け入れられるくらい器が大きい人たちで良かった。
『一撃のお姫様』
この話目当てで読みましたが、思ってたのとちょっと違いました。
主人公はあくまでホストを一歩引いた目で見ていて、ハマっているように見えませんでした(最後リハビリって言ってたけど、そんなに感覚おかしくなってなさそうに見えるのは私だけ?)。
ゲーム配信者の有方とかボカロPから歌手になった主人公睡とか、最近っぽさが詰まっていて、視点がいいなと思いました。