島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
心の傷に気付いてない、気付いて必死に生きているあなたに読んでほしい本。
誰もに心の傷がある。大人になって、ひしひしと鮮明になる傷。私自身、日々、表現することで自分を救っている。
世の中、孤独でなく孤高に生きなければと焦っている。その葛藤の中で、人は弱くて脆い。結果、恋愛や酒やタバコなどを求め依存。自分の傷を埋めようと必死な人々がたくさんいる。その気持ちも大いに分かる。しかし、埋めようともがいた結果、何も残らなくて虚しくなる。それが人間。
この小説を読んで、
「自分の傷は自分で治す」
ことがいかに大事か、主人公や取り巻く環境における人々の心の変容を通して感じた。
主人公が、恋愛から抜け出 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「二度目の恋」でらなく、「二周目の恋」って何? と思いながら手にとった。
恋愛小説のアンソロジー。
同じ人にもう一度恋をする、というより、過去の恋の色んなものを乗り越えて、振り出しに戻って新しい恋をスタートさせる、というイメージかな。だからといって、すべての話がそうとは決まっていない。
もうすでに「付き合ってる」ような感じだけど、明確にするために頑張る女子大生や、結婚を経験したのちに自分らしい恋愛をする女性。脱皮して一回り大きくなった人たちが出てくることは間違いない。
昔は居心地が良かったけど、新しい世界で生きていると、なんだか昔のことを違う視点から見られるようになっている、なんてことはよく -
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『ナラタージュ』の作者だよね・・・?なんかフランク。エッセイの方が好きかもと思ったぐらい。食べ物の描写が上手くて、味がリアルに想像できる。もっとこの人の食べ物系の文章が読みたいと思うぐらい。
読んですぐに、作者は恋愛体質なのかなと思った。でも元々そういう企画だしそりゃそうか・・・いややっぱり恋愛体質だ(笑)と思った。
常に周りに友達以上恋人未満な男性が何人かいる感じ。
男性はラーメン好きだよね。というかラーメン屋が。私の周りにも一人でラーメン屋に入れる女子がいたけど、いいなと思うけど自分は絶対に無理だなと思った。店内が男性だらけだと分かっているからこそ、行けない。スイーツのお店に男性が一人で -
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群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から
島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。
短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。
それぞれ罪悪感に満ちている。
宗教は彼女達の救いとなるのか。
作品共通の金井神父に罪を聞いてほしい女性達。
彼の言葉からキリストの教えを感じることができたのでしょうか。
「夜のまっただなか」
自分の価値を見出せない女子大生。胡散臭い男に救いを求めて、より傷つく。
「サテライトの女達」
母親が教祖となった女性。母親とは、理解し合え -
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2015年
紙の本を背で裁断して、スキャンして保存することを『自炊』と呼ぶことを知りませんでした。本好きなら一般常識なのかな。凹む。
小説家の主人公の女性を通り過ぎる男性との恋模様。彼女は、祖父の蔵書を鎌倉の祖父の家で
『自炊』していく。
男性の言動に翻弄される主人公。
彼らに自分との関係性に意味を持たせたい。
明確な関係を求めてしまう。
好きだからか依存なのか不確か。
この自炊行為の裁断と 彼女と男性との忌まわしい記憶の裁断を掛けてあわせている。(と、思うのだけど)
男性を季節ごとに登場させて、最後には、ひとりの男性と明確な関係となります。 -
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2014年
幼い息子を抱えて、身寄りの無い東京で美容師として生活する女性。彼女は不貞の子として出生して、義理の父親に心身共に蝕まれていた。
信じていた息子の父親は、出産間近にあの震災で亡くなってしまっていた。
誰も信じられないまま親となり、彼女を救おうとする男達の全てを信用する事はできない。
不安定でありながら、自らの力で生きようとする無垢さがある。そこに美貌が加わって聖女のようであり、妖艶さが増すのか、モテる。
過去の清算を請ける男と将来の構築に伴う男。
彼女は、ようやく一人ではなくなる。
主人公の女性に関わる神父が、脳の変形の二重意識を持つ設定だったので、そちらにすごく期待したのですが、