島本理生のレビュー一覧

  • 夏の裁断

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    柴田さんって言うあんまり生きた感じのしない男性、島本理生の作品にはこうゆう性的に魅力のあるメンズが出てくることが多いような。
    主人公の感情の振れ幅が小さいようで大きくて、繊細に描かれていた。最後は幸せな終わり方。いい。

    他の方のコメントを見て、確かに思ったのは主人公に共感ができなかった。それはあるな。

    春夏秋冬で男性が変わるのも読んでいて楽しかった。

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    2024年08月01日
  • 2020年の恋人たち

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     愛人の子として育った前原葵39歳OL。
    母親の突然の事故死により、母のワインバーを引き継ぐことに。

     母を愛人として囲ってた男性と、葵たち親子を忌み嫌うその息子、母の店の常連客で葵に執着する幸村、同棲してるのに会話もなく引きこもってる彼氏の港、店を手伝ってくれることになった松尾くん、試飲会で出会った既婚者の瀬名、困った時に助けてくれた海伊さん、昼の職場の上司。
      
     色々な男性が出て来たけど、職場の上司が良い人だったな。お互いに恋愛感情がないからなのか、、、。

     結婚している男性との恋愛を
    「一時の甘さの代償として、精神的な負担の借金を重ねるようなものだと思う。」って表現してて、なんか

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    2024年07月31日
  • あられもない祈り

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    同著者『ファーストラヴ』の文庫版あとがきで、
    朝井リョウさんがこちらの書名を挙げていて気になり、読んでみた。

    島本理生さんの恋愛の心情描写は
    胸に突き刺さることがよくある。

    この作品では、主人公の「わたし」は
    DV彼氏とは別れず、
    不倫している「あなた」とも離れられず、
    そこだけみると、ぜんぜん共感できないのに、
    時々グサッてきて、衝撃が忘れられない。
    特に96ページかな。

    あとがきは西加奈子さんで、
    この作品を読んでもう恋愛小説は書かないと思ったそうだ。

    とにかく苦しくて、人に薦めにくいけど、
    読んだことを忘れられない作品になりそう。

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    2024年07月29日
  • あなたの愛人の名前は

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    うーん難しい…
    みんなそれぞれ抱えているものがあって、それは当たり前なんだけど、それゆえに他人とのすれ違いが起こる。
    男女の性差やもやもやした心理状況をまざまざと見せられた作品です。

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    2024年07月25日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    自分の気持ちを認めて前に進むためには、やはり何かを介在させる必要があるのかも。
    自分一人で考えていてもグルグルと同じ感情や思考が回るだけ。
    なんでそう考えるの?
    そう思う背景には何かあるの?
    口ではそう言ってるけど態度はこうだよね

    主観と客観の橋渡しをしてくれるのは他者の存在。
    自分と違うものを少しでも受け入れてみようという窓がないと、その橋はかからないのかもしれない。


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    2024年07月18日
  • 真綿荘の住人たち

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    下宿『真綿荘』に住まう人々。
    下宿を営む小説家の綿貫さん。
    綿貫さんの内縁の夫で画家の晴雨さん。
    大学進学を機に北海道から上京してきた大和くん。
    大和くんに恋する鯨ちゃん。
    女子高生と付き合ってるアラサー女性の椿さん。

    気遣いの出来る優しい鯨ちゃんと、鯨ちゃんを好きな荒野先輩が癒しでした。

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    2024年07月16日
  • 二周目の恋

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    「道具屋筋の旅立ち」
    「無事に、行きなさい」は、読んでてモヤモヤしつつ要点が掴めずにいた。
    カーマンラインはタイトルに合ってる気がした。
    ただ二週目ってなに?! 二度目ではなく二週目なのが、わからない。

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    2024年07月08日
  • シルエット

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    島本理生さんの作品をもう少し開拓してみたいと手に取った1冊。表題の「シルエット」は、時間が経ってしまって気付いたときにはもう遅い、みたいな感じが、秒速5センチメートルに似ている気がした。

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    2024年07月06日
  • 生まれる森

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    『ただ懐かしい』じゃなくて、その時の空気感とか匂いとか音とかそういう物が鮮明に思い返される本だった。

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    2024年07月05日
  • あなたの愛人の名前は

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    別れを決意した心情は語られないが、自分の経験からなんとなく想像して胸が苦しくなったり自由に身を震わせたりした。蛇猫奇譚の「二つ同時には愛せないの」は真理。

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    2024年07月03日
  • 2020年の恋人たち

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    読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。
    決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。
    千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈

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    2024年07月02日
  • 2020年の恋人たち

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    葵は自立してるのか…?
    嫌っている相手に結局頼るだけ頼って跳ね除けるとは中々に自己中心的ではないかと思ってしまった。
    特に心に何か残るとかいうことはなかった。多分自分と価値観も環境も全て違いすぎてだと思う。

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    2024年06月20日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公がモテ過ぎてジェラシー。
    抑えたトーンの文体なのに、全体的にピンク色で主人公の心の移ろいに集中できず。
    30代ってそんなものかと、遠い記憶を掘り返してます。

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    2024年06月17日
  • 春色梅児誉美

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    ネタバレ

    1832年、為永春水の原作を現代語訳した、男と女の人情本。
    女性が主軸の三角関係の恋愛モノで、どうなるのかと思ったけど、最後は怒涛の裏設定により大団円(?)
    男側の誠意はほぼ見られなかったけど、花魁たちの心意気は見事でした。

    あとがきにも『甲斐性がなくて口先ばかりの色男、だがしかし古今東西こういう男ほど女性が離れない』とあった

    丹次郎ダメ男すぎなのに、最後いいとこ取りになってムカついた。

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    2024年05月28日
  • 春色梅児誉美

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    為永春水原作の現代語訳。かなり自由に訳され、一人称で気持ちも表現しやすくなって、会話も多くして読みやすくもなっている(らしい、原作は読んでないのでわからない)。最後のご都合主義で何もかもうまく収まるのには驚いたが、木場の藤さんに免じて良しとしよう。

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    2024年05月19日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    春は自分の過去と向き合うため、納得するために大学院の卒論に宮沢賢治の銀河鉄道の夜の研究をする。
    恋人の亜紀君との関係はギクシャク

    わだかまりは曖昧にしておくのが良いのか、とことん向き合うのがいいのか
    向き合うならどんなやり方で?
    何にせよ、人のせいにしてはいけない。

    タイトルが良い

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    2024年05月13日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの初期の頃の作品
    不器用な人達の恋愛のお話
    短編集かと思いきや、少しずつ接点があって、切なくもあり面白くもあり…
    真琴と哲の別れるシーンはとても切なかった
    昔話しかしなくなったら悲しいよね
    未来に向かっていく二人でないとね
    瑛子の恋も切ないね
    一千一秒って、16分41秒なんだね
    初めにこのタイトルを見た時はピンと来なかったけど読み終えてフムフムって思ったよ~
    私の感想はいつも纏まりがないつぶやき…

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    2024年05月08日
  • イノセント

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    アンダースタンドメイビーやRedなどがすきで読んでみました。登場人物にあまり共感できなかったですが、結末がどうなるのか気になり、夢中になって読みました。みんな色々な過去をもっていてそれを乗り越えていくのがいいと感じたのですが、振り回される紡がとてもかわいそうに思えました。

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    2024年04月29日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    恋愛はしてもしなくてもいい、振り返っても持ちたいものが無かった、というのが印象に残った。
    読み始めた時、葵は恋愛体質な人なのかなと思った、自立してるけど甘えるさじ加減がめちゃ上手い気がしたので。
    もちろん人それぞれだけど、恋愛はもういい、と思ったら10年以上恋愛しない人もいる。でも葵は気持ちのシャッター的なものを下ろさない人なんだなと思った。
    でも、私の好きなようにしたらいいんだとちょっと思えた。何事にも無意識に一歩引く癖がついてしまったのは仕方ないけど、下がった所からでも見えるのになんでしなかったんだろうなぁって、なんか少しだけ、やわらかい思考になれるような気がした。

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    2024年04月27日
  • あなたの愛人の名前は

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    2024.4.15
    大人たちの複雑な恋愛感情。
    心理描写、言葉の紡ぎ方が上手すぎる。
    猫目線の話や純粋な恋愛の話、対になる話もあって良かった。
    登場人物が少しずつ繋がっていく短編集好き。

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    2024年04月16日