島本理生のレビュー一覧

  • シルエット

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    島本理生さんの作品をもう少し開拓してみたいと手に取った1冊。表題の「シルエット」は、時間が経ってしまって気付いたときにはもう遅い、みたいな感じが、秒速5センチメートルに似ている気がした。

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    2024年07月06日
  • 生まれる森

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    『ただ懐かしい』じゃなくて、その時の空気感とか匂いとか音とかそういう物が鮮明に思い返される本だった。

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    2024年07月05日
  • あなたの愛人の名前は

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    別れを決意した心情は語られないが、自分の経験からなんとなく想像して胸が苦しくなったり自由に身を震わせたりした。蛇猫奇譚の「二つ同時には愛せないの」は真理。

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    2024年07月03日
  • 2020年の恋人たち

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    読み進めている途中は、昔の月9みたいな大人の恋愛ドラマ的な雰囲気を期待してまったが、葵にはどこかドライな印象を受けてしまう。
    決して打算で付き合ってるわけではなく、かといって流されているわけではないのに、男性との関係が切れていかない葵に釈然としない気持ちも抱きつつ、ひとりの女性としての強さや自分の恋愛すら客観視しているような冷静さも相まって、意外とリアルな30代女性ってこんなもんかもなって感じられる部分もあった。2020年の恋人たちってタイトルも、葵にとってはこんなこともあったなーって一年なんだろうか。
    千駄ヶ谷の鳩森八幡神社のあたりの静けさとちょっとした路地にある少し小洒落たお店、代々木界隈

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    2024年07月02日
  • 2020年の恋人たち

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    葵は自立してるのか…?
    嫌っている相手に結局頼るだけ頼って跳ね除けるとは中々に自己中心的ではないかと思ってしまった。
    特に心に何か残るとかいうことはなかった。多分自分と価値観も環境も全て違いすぎてだと思う。

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    2024年06月20日
  • 2020年の恋人たち

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    主人公がモテ過ぎてジェラシー。
    抑えたトーンの文体なのに、全体的にピンク色で主人公の心の移ろいに集中できず。
    30代ってそんなものかと、遠い記憶を掘り返してます。

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    2024年06月17日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    終始悶々とした空気を感じながら最後まで読み進んでしまった。
    葵さんはすごく真面目、だけどちょっと卑屈なところもあり、彼女の過去がそうさせたのか、或いは持って生まれたものなのかは本人すら分かっていないけど、きっと真面目が故に考え過ぎなところが災いし、諸々上手く行かないのかな?そう思った。
    しかし、幸村という登場人物の嫌らしさには正直ゾッとした。
    深夜枠でドラマ化して放送したり、ネット配信ドラマ化したら結構受けそうな内容だと思う。

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    2024年06月01日
  • 春色梅児誉美

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    ネタバレ

    1832年、為永春水の原作を現代語訳した、男と女の人情本。
    女性が主軸の三角関係の恋愛モノで、どうなるのかと思ったけど、最後は怒涛の裏設定により大団円(?)
    男側の誠意はほぼ見られなかったけど、花魁たちの心意気は見事でした。

    あとがきにも『甲斐性がなくて口先ばかりの色男、だがしかし古今東西こういう男ほど女性が離れない』とあった

    丹次郎ダメ男すぎなのに、最後いいとこ取りになってムカついた。

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    2024年05月28日
  • 2020年の恋人たち

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    自分から背負いにいってしまう女性。そんな彼女がさまざまな男性と出会い、お店を通じて、彼女自身を再認識する物語。


    この後は自分の生活を整理しています。

    私は男性だが、彼女に似て自分を忘れてしまう。私の場合、他人の意見に乗り自分を見失い苦しくなる判断と、自分を貫き後悔する判断をともに経験している。
    最近は前者の方がなんだかんだ良かったりする。ただ、一般的には自分で決めたものの方が納得して今を生きることができるのだろう。しかし、自分流にアレンジするならば、自分の濃いファンがいる方、自分のファンが多い方に判断、行動するといい。

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    2024年05月26日
  • 2020年の恋人たち

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    最後の加藤シゲアキの解説を含めて完結した気がする。うまく生きていくのが苦手な女性だなあとつくづく思う。

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    2024年05月23日
  • 春色梅児誉美

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    為永春水原作の現代語訳。かなり自由に訳され、一人称で気持ちも表現しやすくなって、会話も多くして読みやすくもなっている(らしい、原作は読んでないのでわからない)。最後のご都合主義で何もかもうまく収まるのには驚いたが、木場の藤さんに免じて良しとしよう。

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    2024年05月19日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    春は自分の過去と向き合うため、納得するために大学院の卒論に宮沢賢治の銀河鉄道の夜の研究をする。
    恋人の亜紀君との関係はギクシャク

    わだかまりは曖昧にしておくのが良いのか、とことん向き合うのがいいのか
    向き合うならどんなやり方で?
    何にせよ、人のせいにしてはいけない。

    タイトルが良い

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    2024年05月13日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの初期の頃の作品
    不器用な人達の恋愛のお話
    短編集かと思いきや、少しずつ接点があって、切なくもあり面白くもあり…
    真琴と哲の別れるシーンはとても切なかった
    昔話しかしなくなったら悲しいよね
    未来に向かっていく二人でないとね
    瑛子の恋も切ないね
    一千一秒って、16分41秒なんだね
    初めにこのタイトルを見た時はピンと来なかったけど読み終えてフムフムって思ったよ~
    私の感想はいつも纏まりがないつぶやき…

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    2024年05月08日
  • イノセント

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    アンダースタンドメイビーやRedなどがすきで読んでみました。登場人物にあまり共感できなかったですが、結末がどうなるのか気になり、夢中になって読みました。みんな色々な過去をもっていてそれを乗り越えていくのがいいと感じたのですが、振り回される紡がとてもかわいそうに思えました。

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    2024年04月29日
  • 2020年の恋人たち

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    ネタバレ

    恋愛はしてもしなくてもいい、振り返っても持ちたいものが無かった、というのが印象に残った。
    読み始めた時、葵は恋愛体質な人なのかなと思った、自立してるけど甘えるさじ加減がめちゃ上手い気がしたので。
    もちろん人それぞれだけど、恋愛はもういい、と思ったら10年以上恋愛しない人もいる。でも葵は気持ちのシャッター的なものを下ろさない人なんだなと思った。
    でも、私の好きなようにしたらいいんだとちょっと思えた。何事にも無意識に一歩引く癖がついてしまったのは仕方ないけど、下がった所からでも見えるのになんでしなかったんだろうなぁって、なんか少しだけ、やわらかい思考になれるような気がした。

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    2024年04月27日
  • あなたの愛人の名前は

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    2024.4.15
    大人たちの複雑な恋愛感情。
    心理描写、言葉の紡ぎ方が上手すぎる。
    猫目線の話や純粋な恋愛の話、対になる話もあって良かった。
    登場人物が少しずつ繋がっていく短編集好き。

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    2024年04月16日
  • 二周目の恋

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    普段は読まない恋愛小説。
    人気作家さん7人の短編集で大人の恋愛小説。
    もちろん初めての作家さんたちでした。
    二周目の恋とは何ぞや?と思いながら読み進めて、色々な恋愛がありました。
    「最悪より平凡」が1番好きでした。

    たまには恋愛小説も良いですね。

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    2024年04月11日
  • 春色梅児誉美

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    現代語訳されているからさらさらと読めたけど、原文のままだったら読めなかっただろうな。
    私が好きだったのは花魁・此糸。この本には吉原のこととか詳しくは書かれていないけれど詳しく調べてみたいなと思いました。
    それにしても丹次郎はなぜモテるのか。私は読みながらこんな男性は嫌だわーと思ってました。口先ばかりで本当の気持ちはどこにあるのやら。

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    2024年04月08日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    どこか陰のある彼女と、そんな彼女を支える彼氏のお話と思いきや。

    彼女が不安定だから支えたい。自分が彼女を幸せにしてあげたい。そうやって相手に自分の存在意義を見出すのは、逆に依存していることになるんだなと思った。
    春はその不健康さに気づいていたから、自分と混じり合う前のそのままの亜紀くんが好きだった、と過去形で語るのかな。

    春と亜紀(あき)。
    けして隣り合わない季節を名に持つ二人の未来は、どうなるのだろう。
    今まで避けてきた対話を通して、理解し合える関係になれたらいいなと思う。

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    2024年03月31日
  • あなたの愛人の名前は

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    浅野さんと瞳さんの話は読み入っちゃいましたね。

    本気で思っている人ほどその人に本音が言えなかったり、上手くコミュニケーションが取れなかったりするよね、、その人のことについて色々知りたくても聞けなかったりね、、、
    見事にお互いにすれ違ってましたね、、

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    2024年03月26日