島本理生のレビュー一覧

  • 星のように離れて雨のように散った

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    普通に生きてこられてた自分は普通だけど、ものすごく幸せなのだと感じた。
    主人公の心情を理解出来ない部分が多かったため、銀河鉄道の夜や宮沢賢治について理解を深めた上でもう一度読み直そうと思う。

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    2023年10月18日
  • 一千一秒の日々

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    島本理生さんの初期の頃の作品。
    その後の作品にもある、名前だけ出てきたような脇役が、続く話でメインになるオムニバス形式。
    最近の作品と比べて病んだ人が少ない。

    「青い夜、緑のフェンス」
    針谷くんと一紗ちゃんの関係性、やり取りが心地いい。幼なじみの片思い

    「夏の終わる部屋」
    DV親を持つ娘

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    2023年10月07日
  • B級恋愛グルメのすすめ

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    『ナラタージュ』の作者だよね・・・?なんかフランク。エッセイの方が好きかもと思ったぐらい。食べ物の描写が上手くて、味がリアルに想像できる。もっとこの人の食べ物系の文章が読みたいと思うぐらい。
    読んですぐに、作者は恋愛体質なのかなと思った。でも元々そういう企画だしそりゃそうか・・・いややっぱり恋愛体質だ(笑)と思った。
    常に周りに友達以上恋人未満な男性が何人かいる感じ。

    男性はラーメン好きだよね。というかラーメン屋が。私の周りにも一人でラーメン屋に入れる女子がいたけど、いいなと思うけど自分は絶対に無理だなと思った。店内が男性だらけだと分かっているからこそ、行けない。スイーツのお店に男性が一人で

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    2023年10月06日
  • 星のように離れて雨のように散った

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    今月は、島本理生さんの小説を読ませていただきました。恋愛となるまでの不安定な期間を揺れ動く言動で表現するのが上手い方だなと思いました。

    こちらは、コロナ禍に、書かれたようです。小説の中にも窮屈な行動制限の様子が時折出てきます。

    大学院生の私は、修士論文に「銀河鉄道の夜」を選びます。妹トシと賢治の宗教観の語らいの予測など、面白いなと。もう少し、踏み込んで島本さんの宮沢賢治論を織り込んでいただいても良かったかな。

    主人公の大学院生は、小学校の時父親が失踪。そこに宗教との関わりもある。そのあたりに彼女が自分の過去を受け入れられていない理由と思います。そして、優しい恋人の大きすぎる許容や安直すぎ

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    2023年09月23日
  • あられもない祈り

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    自分にとってはすごく難しい立ち位置の本だった。ときどき打ちのめされて、総合的にはここに書かれている感情への嫌悪感のほうが勝った。

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    2023年09月23日
  • よだかの片想い

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    ネタバレ

    太田母斑というあざができる病気のことは、以前に漫画読んだことがあり知っていた。イメージもついていたからこそ、アイコに向けられる世間の目や、反応が簡単に想像できた。飛坂さんに出会ってからのアイコは、本当に見違えるように変わったと感じた。高校時代とはうって変わってハキハキした子になったなと思ったけど、実際はアイコは元からこんな性格であることを忘れていた。ひたすら自分を隠すことに徹していたからこそ気づかれなかったアイコの魅力。外見で人を判断することは無くならないと思うが、飛坂さんや原田くんのような男性が増えればいいなと思った。

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    2023年09月16日
  • 夜はおしまい

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    群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から

    島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。

    短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。
    それぞれ罪悪感に満ちている。
    宗教は彼女達の救いとなるのか。
    作品共通の金井神父に罪を聞いてほしい女性達。
    彼の言葉からキリストの教えを感じることができたのでしょうか。
    「夜のまっただなか」
    自分の価値を見出せない女子大生。胡散臭い男に救いを求めて、より傷つく。
    「サテライトの女達」
    母親が教祖となった女性。母親とは、理解し合え

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    2023年09月15日
  • 夏の裁断

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    2015年
    紙の本を背で裁断して、スキャンして保存することを『自炊』と呼ぶことを知りませんでした。本好きなら一般常識なのかな。凹む。
    小説家の主人公の女性を通り過ぎる男性との恋模様。彼女は、祖父の蔵書を鎌倉の祖父の家で
    『自炊』していく。
    男性の言動に翻弄される主人公。
    彼らに自分との関係性に意味を持たせたい。
    明確な関係を求めてしまう。
    好きだからか依存なのか不確か。
    この自炊行為の裁断と 彼女と男性との忌まわしい記憶の裁断を掛けてあわせている。(と、思うのだけど)
    男性を季節ごとに登場させて、最後には、ひとりの男性と明確な関係となります。

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    2023年09月12日
  • イノセント

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    2014年
    幼い息子を抱えて、身寄りの無い東京で美容師として生活する女性。彼女は不貞の子として出生して、義理の父親に心身共に蝕まれていた。
    信じていた息子の父親は、出産間近にあの震災で亡くなってしまっていた。
    誰も信じられないまま親となり、彼女を救おうとする男達の全てを信用する事はできない。
    不安定でありながら、自らの力で生きようとする無垢さがある。そこに美貌が加わって聖女のようであり、妖艶さが増すのか、モテる。
    過去の清算を請ける男と将来の構築に伴う男。
    彼女は、ようやく一人ではなくなる。

    主人公の女性に関わる神父が、脳の変形の二重意識を持つ設定だったので、そちらにすごく期待したのですが、

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    2023年09月08日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日
  • こどものころにみた夢

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    12人の作家による夢や思い出のアンソロジー。
    堀江敏幸氏の「ハントヘン」、長野まゆみの「衣がえ」が良かったです。

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    2023年08月02日
  • こどものころにみた夢

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    【収録作品】「男」 角田光代 絵/網中いづる/「ガラスの便器」 石田衣良 絵/松尾たいこ/「さよなら、猫」 島本理生 絵/鯰江光二/「水の恵み」 阿川弘之 絵/木内達朗/「タイムリミット」 辻村深月 絵/吉田尚令/「ヘビ」 西加奈子 絵/西加奈子/「ふたり流れる」 市川拓司 絵/いとう瞳/「ハントヘン」 堀江敏幸 絵/中村純司/「雲の下の街」 柴崎友香 絵/田雜芳一/「衣がえ」 長野まゆみ 絵/望月道陽/「おしっこを夢から出すな」 穂村弘 絵/ささめやゆき/「さらば、ゴヂラ」 高橋源一郎 絵/しりあがり寿

    夢だけにシュールな感じを引きずる。続き…はないのかな。

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    2023年07月20日
  • Red

    購入済み

    節操の無い女

    最初はワクワクしながら読み進めていましたが、次第に塔子の身勝手な言動に少しうんざり。清楚な雰囲気を出しながら、偽善的で甘い言葉に弱く、危機管理が出来ないバカな女の話になってしまい残念。

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    2023年06月15日
  • よだかの片想い

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    生まれ持ったアザと共に、彼女を取り巻く世界と戦ってきた主人公。その中で育まれた強さと美しさが、ひとつの恋によってより磨かれ、表面化される。

    読み終わった後に、ピンと背筋が伸びる一冊です!

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    2023年06月15日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • こどものころにみた夢

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    「こどものころにみた夢」をテーマにしたショートショート・アンソロジー。色々な作家さんの作品を楽しめます。夢の不思議さや、ならではの不条理を受け入れてる感じが好き。現実なのか、まだ夢の中なのか、分からないような書き味のものも。
    個人的には西加奈子さん、長野まゆみさんの作品が好きでした。

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    2023年05月31日
  • 夏の裁断

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    『「もし、なんの約束も名前もないままに、会いたい、という気持ちだけで会い続けることができたら、それは愛とか恋とかと同じくらいに美しいことさもしれないですね」
    寝息が止まって、目が開いた。
    清野さんは子どもみたいに笑うと、はい、と言った。』

    『いつだったか、自分よりも彼が孤独じゃないことを羨んだことを思い出して心臓が切れそうになった。
    自分ばかりに気を取られ、それを相手が理解してくれなければ、正しくないことのように決めつけてきた。
    だけど他人同士が分かることなど、本当は、あまりに少ない。』

    『What's in a name? that which we call a rose.

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    2023年05月21日
  • イノセント

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    ネタバレ

    不幸な身の上の女性と、上手く生きて来たが故に
    本気で他人と向き合った事の無い男性。
    偶然の出会いが重なり、お互いを意識するが
    抱えたものの大きさから素直になれない、
    そしてそれを理解しようとできない。

    もう1人、彼女を救いたいと願う神父
    人間としてなのか、異性としてなのか。

    ラストシーンは万事良しとするのか
    如月神父の願いは叶ったと言えるのか。

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    2023年03月09日
  • シルエット

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    島本さんの本はそんなに読んでないけれど相性が良いのか、言葉がするすると流れていて気持ちがいい。

    シルエットの最後はなんとも言えない気持ちになる。
    あのときこうしていればと思っても、時間が経ち過ぎていることがほとんど。

    傷つくのも傷つけるのもこわくて
    もう恋から離れようとは思わないたのだろうか

    それでも落ちてしまうのが人の性か

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    2023年02月25日