島本理生のレビュー一覧

  • 夜はおしまい

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    群像連載短編集 2019年単行本ですが、連載は2014年から

    島本さんは、連載作品を単行本、文庫本とする時、手を加える物が多いらしい。作品を世に出すとは、大変なことですよね。

    短編4編、どの主人公の女性も 自分に自信がなく。それを補う為に、誰かに頼ってより傷つく。
    それぞれ罪悪感に満ちている。
    宗教は彼女達の救いとなるのか。
    作品共通の金井神父に罪を聞いてほしい女性達。
    彼の言葉からキリストの教えを感じることができたのでしょうか。
    「夜のまっただなか」
    自分の価値を見出せない女子大生。胡散臭い男に救いを求めて、より傷つく。
    「サテライトの女達」
    母親が教祖となった女性。母親とは、理解し合え

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    2023年09月15日
  • 夏の裁断

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    2015年
    紙の本を背で裁断して、スキャンして保存することを『自炊』と呼ぶことを知りませんでした。本好きなら一般常識なのかな。凹む。
    小説家の主人公の女性を通り過ぎる男性との恋模様。彼女は、祖父の蔵書を鎌倉の祖父の家で
    『自炊』していく。
    男性の言動に翻弄される主人公。
    彼らに自分との関係性に意味を持たせたい。
    明確な関係を求めてしまう。
    好きだからか依存なのか不確か。
    この自炊行為の裁断と 彼女と男性との忌まわしい記憶の裁断を掛けてあわせている。(と、思うのだけど)
    男性を季節ごとに登場させて、最後には、ひとりの男性と明確な関係となります。

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    2023年09月12日
  • イノセント

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    2014年
    幼い息子を抱えて、身寄りの無い東京で美容師として生活する女性。彼女は不貞の子として出生して、義理の父親に心身共に蝕まれていた。
    信じていた息子の父親は、出産間近にあの震災で亡くなってしまっていた。
    誰も信じられないまま親となり、彼女を救おうとする男達の全てを信用する事はできない。
    不安定でありながら、自らの力で生きようとする無垢さがある。そこに美貌が加わって聖女のようであり、妖艶さが増すのか、モテる。
    過去の清算を請ける男と将来の構築に伴う男。
    彼女は、ようやく一人ではなくなる。

    主人公の女性に関わる神父が、脳の変形の二重意識を持つ設定だったので、そちらにすごく期待したのですが、

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    2023年09月08日
  • ご本、出しときますね?

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    最近オードリーの若林さんにハマっており、たどり着いた一冊です。
    この番組見たかったなー。対談相手の作家さんも好きな人達ばかり!

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    2023年08月26日
  • ご本、出しときますね?

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    ◆心に刺さったワード◆
    ⚫一日の中に締切があると、規則正しく進む
    ⚫中途半端な人こそ自分を天才に見せようとして横柄になる
    ⚫仕事してる間は、自分の内側のことで悩まなくていい。それに、金銭が発生すると「社会に必要とされてる」と思えて、自分のなかの欠落感が埋まった気になる。その「必要とされてる感」を失う怖さ。今仕事がなくなったときに、その欠落とうまく付き合う 技術や、人間 力への自信がない。そこから来る 強迫観念かもしれませんね。
    ⚫強い心は強い肉体に宿る
     

    ◆読んでみたい本◆
    ⚫変な恋愛の短編を集めたアンソロジー 岸本佐知子 『恋愛小説集』
    ⚫肩の力を抜きたい人 森鷗外 高瀬舟
    ⚫世界の実相

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    2023年08月18日
  • こどものころにみた夢

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    12人の作家による夢や思い出のアンソロジー。
    堀江敏幸氏の「ハントヘン」、長野まゆみの「衣がえ」が良かったです。

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    2023年08月02日
  • こどものころにみた夢

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    【収録作品】「男」 角田光代 絵/網中いづる/「ガラスの便器」 石田衣良 絵/松尾たいこ/「さよなら、猫」 島本理生 絵/鯰江光二/「水の恵み」 阿川弘之 絵/木内達朗/「タイムリミット」 辻村深月 絵/吉田尚令/「ヘビ」 西加奈子 絵/西加奈子/「ふたり流れる」 市川拓司 絵/いとう瞳/「ハントヘン」 堀江敏幸 絵/中村純司/「雲の下の街」 柴崎友香 絵/田雜芳一/「衣がえ」 長野まゆみ 絵/望月道陽/「おしっこを夢から出すな」 穂村弘 絵/ささめやゆき/「さらば、ゴヂラ」 高橋源一郎 絵/しりあがり寿

    夢だけにシュールな感じを引きずる。続き…はないのかな。

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    2023年07月20日
  • Red

    購入済み

    節操の無い女

    最初はワクワクしながら読み進めていましたが、次第に塔子の身勝手な言動に少しうんざり。清楚な雰囲気を出しながら、偽善的で甘い言葉に弱く、危機管理が出来ないバカな女の話になってしまい残念。

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    2023年06月15日
  • ご本、出しときますね?

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    若さま一人のエッセイのほうがだんぜん面白い。
    暗くて、ネガティブで、面倒臭い部分がいいのだ。
    聞き役にまわると、気を使う感じが透けてみえるから

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    2023年06月07日
  • こどものころにみた夢

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    「こどものころにみた夢」をテーマにしたショートショート・アンソロジー。色々な作家さんの作品を楽しめます。夢の不思議さや、ならではの不条理を受け入れてる感じが好き。現実なのか、まだ夢の中なのか、分からないような書き味のものも。
    個人的には西加奈子さん、長野まゆみさんの作品が好きでした。

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    2023年05月31日
  • 夏の裁断

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    『「もし、なんの約束も名前もないままに、会いたい、という気持ちだけで会い続けることができたら、それは愛とか恋とかと同じくらいに美しいことさもしれないですね」
    寝息が止まって、目が開いた。
    清野さんは子どもみたいに笑うと、はい、と言った。』

    『いつだったか、自分よりも彼が孤独じゃないことを羨んだことを思い出して心臓が切れそうになった。
    自分ばかりに気を取られ、それを相手が理解してくれなければ、正しくないことのように決めつけてきた。
    だけど他人同士が分かることなど、本当は、あまりに少ない。』

    『What's in a name? that which we call a rose.

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    2023年05月21日
  • イノセント

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    ネタバレ

    不幸な身の上の女性と、上手く生きて来たが故に
    本気で他人と向き合った事の無い男性。
    偶然の出会いが重なり、お互いを意識するが
    抱えたものの大きさから素直になれない、
    そしてそれを理解しようとできない。

    もう1人、彼女を救いたいと願う神父
    人間としてなのか、異性としてなのか。

    ラストシーンは万事良しとするのか
    如月神父の願いは叶ったと言えるのか。

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    2023年03月09日
  • 生まれる森

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    こんな風に誰かを求めたり、そんな相手に優しく拒絶されたりしたら、きっと人を愛することに臆病になってしまいそう。その拒絶が優しさ故のものだとしたら、余計に。

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    2023年02月17日
  • 夏の裁断

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    表題作に登場する男がまっっったく魅力がない、どころか嫌悪感すら感じさせる男だったので、そんな男に翻弄される主人公にもヤキモキさせられてイライラすること多数。

    昔のトラウマと今の恋愛観は確かに呼応し合うものかもしれないけど、何もこんな男に惹かれなくたっていいじゃないのさ……と、男運無さすぎな女友達を心配するような気持ちで読み進めました。

    公衆の面前で編集者の柴田の手首にフォークを突き立てた主人公の千紘。作家である彼女に柴田が手を出した事が原因の凶行と周囲に決め付けられ、お咎め無しとなった千紘は、休養という名目を口実に、亡祖父の鎌倉実家の蔵書を「自炊」することに。
    背表紙を裁断することに背徳的

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    2023年02月15日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    上と同じ
    最後こーゆー展開になるとは
    本当に紆余曲折あるクロエ
    素晴らしい人と出会い、変わろうとしているのが良い
    クロエのおかげで救われる人もいる
    人は知らない所で誰かを元気付けてるというのを感じた

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    2023年01月19日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    3.5
    若い人に読んでほしい一冊
    報われない、出会ってく人達で良い事より悪い事の方が強く、辛いだろうけどどうにか持ち堪える強さも感じる
    頑張れと応援したくなる

    下もあります
    感想書きます

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    2023年01月19日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    ネタバレ

    第二弾はとばして。どれも面白かったが、やはり最後の藤谷治さんの『新刊小説の滅亡』。本に関わる全ての人の背筋を正すような問いかけ。もともこもないが結局本を読む人は新刊がなくても読むし、読まない人は最初から読まない。想像・創造の場が失われたわけでもない。原作なしオリジナル面白ドラマが増えるのも個人的には良い。確かに積ん読は増えてる。再読で事足りるかもしれない。「青」と「赤」のように埋もれていた既刊小説に救われる人もいる。
    けど、「それでも……!」(by バナージ・リンクス『機動戦士ガンダムUC』)と言いたい。答えになってないが(笑)、う~ん、悩む。考えさせられる

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    2023年01月15日
  • こどものころにみた夢

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    作品紹介・あらすじ

    【誰かの夢はときに美しく、ときに恐ろしく、どこか優しさに満ちている――】
    5分で読めて心が癒やされる!
    文:角田光代、石田衣良、島本理生、阿川弘之、辻村深月、西 加奈子、市川拓司、堀江敏幸、柴崎友香、長野まゆみ、穂村弘、高橋源一郎
    絵:網中いづる、松尾たいこ、鯰江光二、木内達朗、吉田尚令、いとう 瞳、中村純司、田雜芳一、望月通陽、ささめやゆき、しりあがり寿
    豪華作家陣が文章と絵で綴るショート・ショートアンソロジー!

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    本の帯には「5分で読めて、暖かな気持ちに」とあるように、1作品は5分前後で読めてしまう。また「寝る前のひと時にぴったりなショートショートアンソ

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    2023年01月13日
  • こどものころにみた夢

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    豪華作家陣による夢にまつわる短篇集。
    石田さん目当てで購入。
    夢がテーマだけにどの作家さんも空想の世界全開の物語ばかりで現実逃避できた。

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    2023年01月11日
  • こどものころにみた夢

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    各小説家の夢を覗いているような本。

    夢では、めちゃくちゃな展開や風景が不自然じゃないのよね。

    あの現実と夢の境目が分からないような浮遊感が色々なお話に盛り込まれて、共感しつつ読める部分もあった。

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    2022年12月24日