島本理生のレビュー一覧

  • 真綿荘の住人たち

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    ネタバレ

    北海道から上京してきた大学生の大和君。
    彼の下宿先「真綿荘」に住まう人々のお話。

    真っ直ぐに育ってきた大和くんに、大昔の自分を重ねて、恥ずかしく痛々しい気持ちになった。
    ビッグサイズの鯨ちゃんの、素晴らしい女性らしさとモテモテ具合に、気分が上がる。
    椿さんと八重子ちゃんに幸あれ!
    そして、大家の綿貫さんと晴雨さんの謎の関係。その決着のつき方が「養子縁組」とは。

    うん、面白かった。
    恋愛ものでも、この位、グログロしてる方が好きなのかもしれない。
    最終的に少し大人になった大和くんと、荒野先輩と付き合いだした鯨ちゃんにホッとした。

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    2013年11月12日
  • クローバー

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    顔は似てるけど性格は反対の双子の姉弟の物語です。
    まず姉弟の二人暮らしで都内の大学に通うという設定が非常に楽しいです。二人の部屋を舞台にそれぞれの恋模様が描かれているのですが、互いに良い感じに干渉して(関わらされて?)いて、冬治と華子の関係がよく表れてました。展開としてはとても王道で、最後の結末にしてもそうなるだろうなという予想は裏切られません。
    さらっと読める感じですが、言葉の端々に登場人物の感情やその場の空気が感じ取れてよかったです。

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    2013年09月28日
  • クローバー

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    この4人の生活に素直に憧れる自分がいました。青春って高校まで、って思っていたけどこの人たち間違いなく青春している。
    冬冶くんの不器用さと華子ちゃんの奔放さの対比は眩しくて、冬冶くんの迷いに自分がモヤモヤしたり酸っぱくもなったけれど突き抜けるような爽やかさで読んでいて楽しかったです。
    自分の明日からに瑞々しさを与えてくれるような作品でした。

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    2013年08月25日
  • 真綿荘の住人たち

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    登場人物のそれぞれが抱える未熟さや歪みを鮮やかに描いていて気に入った。「鮮やかに」ってのは、色を使った描写が多いというそのまんまの意味もあるけれど、詳細な描写が多い。時にはラノベのように描写が諄く感じることもあるけれども。

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    2013年08月24日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの作品は、読んだあと切なくて、焦燥感に駆られる。そんなところが好きです。この作品も例外ではなく。

    不安定さを持つ麻由と蛍を見守る、さとると紗衣子が温かい。麻由と蛍に彼らのような人がいるというだけで救われた気持ちになった。
    麻由と蛍の幸せを願わずにはいられません。

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    2013年04月27日
  • 波打ち際の蛍

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    傷ついた女性が進もうとする話。

    綺麗だけど幸せがあふれているわけじゃない。
    島本さんの世界はただ綺麗なだけじゃないから素敵だ。

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    2013年03月24日
  • クローバー

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    姉弟の双子の話。

    若いなぁって思うけど
    それはそれで気分のいい読後感でした。

    ただ表紙が私は好みじゃない。。

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    2013年03月17日
  • 一千一秒の日々

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    気持ちのいい連作。

    決してどれもハッピーじゃないけど
    それでも人がいい。

    最後だけちょっと色が違って
    しっかり締められました。

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    2014年01月21日
  • クローバー

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    これも、島本さんの作品にしては、爽やかでかなり読みやすいと思います。
    静岡から東京の大学に進学し、双子の姉の華子と一緒に暮らしている、冬治が主人公です。

    何と言うか、青春ど真ん中。読みながら、「うっわ」とか「きゃぁー!」と言ってしまいそうになるくらい、ど青春です。
    雪村さんは、登場した時に、「あぁ、これって、ああなるパターンかな・・・」と思ったら、まさにその通りだったので、「何だ、やっぱり・・・」と、少しがっかりしてしまいましたが、そんな所も含めて、いかにも青春なんだなぁ、という感じでした。

    冬治くんの最後の選択は、彼なら何十年経っても、後悔はしたとしても、文句は言わないような気がしますが

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    2013年02月19日
  • リトル・バイ・リトル

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    島本さんを読むきっかけの一冊。
    高校の時だったかな?読んだの。
    えー何これーしんどっ!
    と思いつつすぐ読んでしまった。
    何て言うのかな~
    とにかく雰囲気が大好き。

    漫画で言うといくえみ綾さんの雰囲気に似てるなーと思った。

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    2013年02月02日
  • 一千一秒の日々

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    ネタバレ

    日常の中の恋のはじまりとおわりを綴った短篇集です。


    登場人物は皆大学生。


    年齢的には大人だけど、こういう心の動きってこの時期ならではなのかなっていうのが率直な感想です。


    どの登場人物もどこか儚げで、繊細で。
    すごく丁寧に描かれていると思います。


    中村航さんの解説も印象的。







    一千一秒=16分41秒

    私のどうしても忘れられない思い出とか、大切にしたい過去も濃縮すれば一千一秒くらいなのかな


    あなたにとっての一千一秒。
    私にとっての一千一秒。



    大切にしたいです。

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    2013年01月15日
  • 波打ち際の蛍

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    麻由は危なっかしい。想像に反しない苦しみと闘いがあった。

    でも、もっと危うさを感じたのは蛍の方。本人が自分の危うさを自覚していない分、触れたら壊れてしまうような怖さがあった。また、その危うさの原因が私にはイマイチ解らないし…。

    でも、お互いをとても大事にしあっているところに希望を感じた。二人とも問題に向き合い、幸せな未来が訪れるはず。がんばれ。

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    2012年11月18日
  • 波打ち際の蛍

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    島本理生の書く男が好きすぎて、読んだあとはいつも消化不良のような欲求不満のような気持ちになるけれど、結局はそういう満たされなさが好きなんだと思う。弱くてたまらない。わたしはずっとこのひとの書く男に恋をするだろう。

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    2012年10月22日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの本はちょっと脆い主人公で下手にさわると壊れちゃうような世界観が好き。
    ただ、蛍は男としてあんまりひかれなかったな。
    麻由との少し他人行儀な二人の距離感のせいかもしれないけど。

    そのぶん、麻由が心を完全に許してるさとるくんがいいなって思う。
    あんなに女の子の心を分かってくれる彼氏がいたら幸せだろうな。

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    2012年09月09日
  • 一千一秒の日々

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    とある男女の日常を描いてますが、少しずつ物語はつながっている。
    どこにでもいるような、それでいて周りにいないような人たちのはなし
    。でも、個人的に、淡々としてるような中にも、個をもっている登場人物が、なんだか好きだとおもった。
    島本理生の描く日常風景は、静かだけど、生きていて好きです。

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    2012年07月05日
  • 一千一秒の日々

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    失恋してしばらくした後読んだら、涙が出てきた。
    今でもうかつに読んだらぽろっと泣けてきそうかも。
    切ないだけじゃなくて、どっか優しい作品だと思う。

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    2012年06月14日
  • 一千一秒の日々

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    ネタバレ

    悲しい話から始まる物語。
    そこから色々な話へと広がり、その中でやきもきしたり、クスリと笑ったり
    色んな恋模様が繰り広げられます。
    メインキャラクター(?)である真琴ちゃんの話は誰もが共感できるんじゃないかと思います。
    色んな感情があって、話に引き込まれはするものの感情を振り回されたりされず、さらりと読める一冊です。

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    2012年04月24日
  • 一千一秒の日々

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    主に大学生の、それぞれの恋愛模様。
    社会に出る手前の恋のウェイトが今の私より大きく割ける、だからといってティーンのようなめくらめっぽうさまではない、想いたちが追体験できる。
    以前は針谷君の話が好きだったけど、久しぶりに読み返すとどれも腹に落ちる話で、よさをしみじみ感じた。

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    2012年04月22日
  • 一千一秒の日々

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    短編集です。
    すごく読みやすくて、さらーっと読めました。
    ハッピーエンドばかりではないのに、なぜか読み終えた後
    とてもいい余韻が残る本でした。
    好きな本になりました。

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    2012年03月24日
  • リトル・バイ・リトル

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    心に響く小説は、冒頭での引き込み方が違う。

    その意味ではこの小説の冒頭は凄く、良い。

    中盤以降はゆるやかに停滞していくが、それもまた味かなと思ってしまった。
    敬語を使う彼には違和感が一杯だけれど、二人の距離感が伝わる。
    物語ではなくて、彼女ならではの文章表現が、読んでいて胸を温かくさせた。

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    2012年01月06日