島本理生のレビュー一覧

  • リトル・バイ・リトル

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    心に響く小説は、冒頭での引き込み方が違う。

    その意味ではこの小説の冒頭は凄く、良い。

    中盤以降はゆるやかに停滞していくが、それもまた味かなと思ってしまった。
    敬語を使う彼には違和感が一杯だけれど、二人の距離感が伝わる。
    物語ではなくて、彼女ならではの文章表現が、読んでいて胸を温かくさせた。

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    2012年01月06日
  • 一千一秒の日々

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    いろんな人物でてくるけど、一つひとつに世界がきちんとはまってるから、良かった。一発目から好きだった。この人って、短編で世界観出せるのがすごいよなあ。

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    2011年12月04日
  • クローバー

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    すき!
    波打ち際の蛍が痛かったので、どんな感じかと思えばあら素敵!
    たまには軽いのもいいよね♪

    やっぱ大学生の時は大学生の本がいいな!
    冬冶がいいなぁ、素朴で真面目で器用貧乏、
    心根は優しくて自分を諦めてしまってる。

    最後の一言がとてもすき。ちゃんと守るんだね、冬冶!
    わたしも就活頑張ります。。はあー雪村さん可愛いなあー
    雪村冬冶ってすげえなとふと思った!w

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    2013年08月15日
  • リトル・バイ・リトル

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    高校卒業後アルバイトをしながら、母親と小学2年生の異父妹と3人で暮らしているふみ。習字の先生である柳さんや、母親の紹介で知り合った周などと触れ合いながら過ぎていく優しい時間を描いた作品。
    優しくて温かい気持ちになれる作品でした。
    登場人物それぞれが魅力的で、こんな世界に生きていたら良いだろうな、と感じました。
    個人的には周のお姉さんが好きだったな。

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    2011年02月06日
  • 一撃のお姫さま

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    ネタバレ

    特に、「家出の庭」が面白かった。

    「お義母さんが困っているなら、病院に行くのもいいと思います。上手くカレーが作れなかったら、レシピを見るようなものだと思いますよ。私と春斗さんはべつに今でもお義母さんのカレーが好きですけど」

    「物理的にやることが詰まった日常は、悲しみを遠ざけるには有効だけど、その分、とても大事なものを覆い隠す。現代人はそうして何年、何十年でも生きていけてしまう。」

    この二人の関係性は暖かくて、唯一無二でよかった。
    現代を生きる人間だからこそ、はっとさせられた。

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    2026年06月14日
  • ノスタルジア

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    《人は、簡単には過去を手放せない》

    楽しみにしていた島本理生さんの新刊✧*。

    書けない作家の女と、5年前に消えた年上の男。そして、犯罪加害者を母に持つ青年。
    孤独な魂が惹かれあう時、この世ならざる景色が見える──。

    こちら、何を書いてもネタバレになりそうな気がするので感想は少しだけ。

    全体的に静かな死の気配が漂う作品だった。

    島本さんの文章は相変わらず美しくて素敵だし、島本作品に出てくる男性ってやっぱり魅力的…!
    私は紗文と歳が近いから、しっかりしているようで甘え上手な創がツボだった- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-

    過去を乗り越えて自分の人生を生きてい

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    2026年06月14日
  • ノスタルジア

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    ネタバレ

    読みやすい。
    途中、現実から離脱するところはついて行けなかった。
    虐待や宗教の話しかと思ったがあまり関係なく、
    読後はさわやかだった。

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    2026年06月09日
  • ノスタルジア

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    人と人との関係や記憶がその人の人生を縛る力になるか支える力になるか。
    対話を補完させて呪いを解き、祝う。
    祝福と呪詛。言葉や思いには現実を動かす力がある

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    2026年06月08日
  • はじめての

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    著者のラインナップに惹かれて手に取った。本作は「はじめて」小説に触れる人を想定したアンソロジーのようだ。各編読みやすいながらも、それぞれの作家さんのカラーがしっかり出ていて、元々抱いていたイメージとすんなり繋がる。あまり小説を読んでいない人が、このうちのどれか一編が気に入って、同じ作家さんの本を読んだら、きっとその本にも満足できるはず。それぞれの作家さんの入り口になれる本だ。
    森絵都さんの描く中学生はやはり生き生きとしていて良いなと思った。私はこの話が好きかな。島本理生さんの作品は儚くて切ない。はじめて人を好きになったときか‥

    YOASOBIとのコラボとのことで、読後にYouTubeで全曲を

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    2026年06月08日
  • ノスタルジア

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    「戻れない過去」と「消えない記憶」。
    過去は変わらず、今も心に残り続ける。

    個人的には、幻想的な描写が少し合わず、物語に入り込みきれなかった。

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    2026年06月08日
  • ファーストラヴ

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    臨床心理士の由紀が、ノンフィクションを執筆するための取材で、女子大生の聖山環菜が父親を殺さなければならなかった理由を探っていくミステリー。

    最初は感情が抑圧され自己評価が低かった環菜が、由紀や弁護士の迦葉たちと接するうちに感情を表し堂々と振舞えるようになっていく過程が繊細に表現されていた。

    ミステリーだけど、それだけではない文学的な作品。

    朝井リョウさんの解説も、今作をより深める一助になる解説だった。

    生まれ育った環境が異なり、別の価値観・常識を持つようになった中、同じ事象でも見る人によって意味合いや事実は違ってくる。

    未来や他者の気持ちへの想像力が薄れてきている今、読んでほしい1冊

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    2026年06月06日
  • ノスタルジア

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     それぞれに想像を絶するような過去を抱えて生きる、紗文と創の物語は人間ドラマとしても描けそうなところを、ここではタイトルに込められた意味合いもあって恋愛ものにしたことで、読み終えた後に抱く感慨がまた違ったものになってくるのではないかと、私には感じられた。

     並行世界というSF要素まで盛り込んで伝えたかったのは、私のようなものでも幸せを感じることができる時が来るのだろうかという、そんな切実な願いを様々な可能性と照らし合わせたかった意図を感じさせられた分、どこか非現実的でリアルさの薄い感覚が増したのは気になるところ。

     例えば、母親が殺人事件の加害者であった創の心境を理解できるかと聞かれると、

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    2026年06月06日
  • ノスタルジア

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    1.2位を争うくらい好きな作家さんだったんだけどな…最近は何もハマらないというかピンと来ない。私が年をとってしまったのか、夢を見なくなってしまったのか。や、でも同世代だしな、唯一わかるってなったのはポメラートのジュエリーの箇所かな、ポメラート集めだしてます笑。
    なんかずっとふわふわしててよく分からなかった。昔は島本理生さんの紡ぐ物語すごくわかったのに、自分のことのように思えたのにな…なんか寂しい

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    2026年06月03日
  • 夏の裁断

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    初めは気持ち悪い大人たちだなーいい年して何やってんだかって言う気持ちで読んでたが、いい年した大人だからこそこんな拗れるのかもなと思い直した。
    やっぱり千紘のような、どこか寂しげで頼りない感じの女の人ってなんだかんだ言って男の影が絶えないんだなと思った。

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    2026年06月01日
  • あられもない祈り

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     島本さん作品にしては、あまり好みではなかった。終盤はひたすら長く感じ、ダラダラとした感じ。次回読む作品に期待。

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    2026年05月31日
  • 天使は見えないから、描かない

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    ⭐️3.8

    島本理生さんが綴る恋愛模様は描写がリアルで胸が抉られる。
    同じ痛みを経験したことはないはずなのに、どこか共感してしまう。不思議。
    モラルに反していても自分を受け入れるというのは強さか、弱さか。
    「らしく生きる」ことで得られる本当の幸福を見た。

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    2026年05月25日
  • 憐憫

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    さらっと読めたけどあんまり感情移入はできなかった。憐憫というタイトルの意味が分かったような分からなかったような。でもなんで島本理生が書く男はこんなに魅力的なのだろうか

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    2026年05月24日
  • ノスタルジア

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    大人なラブストーリー…かと思いきや、途中からちょっとファンタジー味が出てくる。途中はまあまあ良いのだけど、終盤のファンタジー色がちょっと何とも…だった。でもそこまではとても面白かった。大事な人を喪失したことのある、訳あり男女。創くんがめちゃ良い子で、こんな子がアラフォー女性を好きになってくれるなんて、ものすごく都合の良い話ではあるが、夢があっていいと思うw

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    2026年05月24日
  • ノスタルジア

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    5年間筆を置いた女性作家と、その原因となった消えた年上の男。そして、犯罪加害者を母に持つ青年。三者の物語を通じて本作は、苦しい生い立ちを背負った人間がいかに「今」を生きるか、孤独な魂たちがどのように愛し合うかを静かに描き出している。
    どのシーンにも、どこか孤独の気配が漂っていた。小さな幸せをたしかに感じているはずなのに、それがいつ消えてしまうかに怯えている——そんな登場人物たちの姿が印象的な作品だった。

    なかでも特に心に残った一節がある。年上の男から仕事への理解を示す言葉をかけられた主人公が、その幸福をこう語る場面だ。

    「大事な相手に理解されているという幸福感は、ゴミの散らかった朝の路上や

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    2026年05月21日
  • ノスタルジア

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    大好きな島本理生さんの新作。年の離れた男女のお互いの孤独と、ゆっくり歩み寄っていく生活と、ふたりの記憶。島本さんらしい美しい文章がじんわりと奥底に広がっていく素敵な読書時間になりました。

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    2026年05月18日