島本理生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ20〜40代の女性の恋とか家族とかの短編集。
『停止する春』
さくまも悪いが、既婚者にのめり込んだ主人公もなあ…と思うのは私だけなのか?
自分の気持ちを見て見ぬふりしていると、ある日動けなくなるっていう状態は凄くわかる。
『最悪よりは平凡』
バツイチで物静かなイケオジ岩井さん絶対モテる!
魔美もまたモテるみたいだし、いいカップル。
『God breath you』
依里さんめちゃモテる。
時生が元いた宗教の世界に戻るのはどんなタイミングなんだろうと考えてしまう。
優しい母親を知らない時生と、可愛がっていた弟と会えない依里、身体の関係にならなければ、この2人はずっとお互いを支え合って生きて -
Posted by ブクログ
ネタバレ真綿荘に住む大和くん、椿さん、鯨さん、大家の綿貫さん。恋愛を通してそれぞれの生き方を垣間見られる連作短編集。
ぜひ瀧波ユカリさんの解説まで読んでほしい。
章ごとに視点が変わり語られ方が変わることで、この人自分の中にもいる!を見つけられる。逆に分かり合えないだろうな〜という人もいるのがリアルというか。
一緒にいることで得られる温かさや、別の人間の考え方と接することで生まれる揺れみたいなものが読んでいる側にも生まれる。体温があるという感じ?
綺麗な表現にも出会えて良き。
「真綿荘」というタイトルを見て、
真綿でくるむ と 真綿で首を締める が思い浮かんだ。 -
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Posted by ブクログ
リレーエッセイ方式で17人の書き手が
『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。
想像していた感じと、かなり違っていた。
同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。
女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・
トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。
色 -
Posted by ブクログ
生まれた環境も親から受ける影響も周囲からの影響も一緒にいる人か、自分が何気なく向ける視線と意識の先に孤独や距離感、乾きのような雑味を自身で感じ愛する短編集である。
人は完全じゃないし、どんなに恵まれた家であろうとも、恵まれない家だろうともそれは本人からしたら当たり前の日常であり、考え方で地獄にも天国にも変貌する。私は他者との依存というのは生物本来の本能だと思っている。人間はさらに感情が乗るのでその影響は大きい。依存自体は悪いことではないし、無くしていいものでもない。その依存の正体はきっと10代に至るまでに得られなかった何かだ。
一切の悩みが無い人間なんて人間ではない。どんなに大勢で連もうとも毎