島本理生のレビュー一覧

  • 私の身体を生きる

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    ネタバレ

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    アンソロジー、あまり読んだことがなかったので読めるか少し心配でしたが、

    いろいろと、それぞれに、自分の身体に関する記憶や経験が書かれていて、

    無事読めました。

    ワンテーマを通して、こんなに豊かなアンソロジーができるんだなーと、やっぱ一流の作家さんたちだからかと思いますが、読者としても自分自身の経験について振り返る機会になったり、他者について少し想像する機会になる、とても良い本だったと思います。

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    2026年02月18日
  • 私の身体を生きる

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    リレーエッセイ方式で17人の書き手が
    『私の身体を生きる』という性をテーマに綴った作品。

    想像していた感じと、かなり違っていた。
    同じテーマでも書き手によって随分とみえる世界が変わるものだ。編集者から依頼された形で綴っているためか、何となく及び腰に感じる作品も少なくない。

    女性しばりでリレーエッセイ集にした意味する所も、問いたいが、赤裸々告白をするものから、トラウマ的な内容を飄々と語ったものまで、多種多様・・・

    トップバッターの島本理生さんの作品だけは、眠っていたような共感が呼び起こされる様な感覚があった。
    恋愛ものがお得意な作家さんだけに、性の役割にも飄々と鋭い着眼点をお持ちだ。

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    2026年02月13日
  • 一撃のお姫さま

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    生まれた環境も親から受ける影響も周囲からの影響も一緒にいる人か、自分が何気なく向ける視線と意識の先に孤独や距離感、乾きのような雑味を自身で感じ愛する短編集である。
    人は完全じゃないし、どんなに恵まれた家であろうとも、恵まれない家だろうともそれは本人からしたら当たり前の日常であり、考え方で地獄にも天国にも変貌する。私は他者との依存というのは生物本来の本能だと思っている。人間はさらに感情が乗るのでその影響は大きい。依存自体は悪いことではないし、無くしていいものでもない。その依存の正体はきっと10代に至るまでに得られなかった何かだ。
    一切の悩みが無い人間なんて人間ではない。どんなに大勢で連もうとも毎

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    2026年02月13日
  • Red

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    1/10

    大人な物語。
    自分たちがどんなに良くても、大切でもやっぱり不倫は嫌だな。

    とても読みやすい文章なのでページ数はあったもののあっという間に読めた。

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    2026年02月12日
  • 二周目の恋

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    どれも普通ではない恋(と呼んでいいかもわからない)の話。でも部分部分で分かる感情もあって、よかった。

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    2026年02月09日
  • ナラタージュ

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    印象として、しとしと降る小雨のイメージ。静かにでも確実に身体を冷やす、優しくも冷たい雨。それはもう、雨の日の空気だとか匂いが感じられてしまうほど。主人公たちに感情移入できるタイプの人たちではなかったけど、不思議とこの小説のなかで生きる人達に寄り添うことが出来た。最後のカメラマンの人が言った一言が素晴らしい。

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    2026年02月07日
  • 一撃のお姫さま

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    タイトルと表紙のインパクトに惹かれて、思わず衝動買い。

    5つの短編には、それぞれ違う環境で生きる女性たちが描かれていて、どの話も静かだけど妙にリアル。
    特に「停止する春」と「家出の庭」が好きだった。

    正直、「めちゃくちゃ面白い!」「最高!」ってタイプの作品ではない。
    でも、読み終わったあとに胸の奥にざらっとした感情が残る。

    うまく言葉にできない違和感とか、モヤモヤとか、そういうものがずっと居座っていて、気づくとふと思い出してしまう。
    意外と、こういう本のほうが長く記憶に残ったりするんだよなあ。

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    2026年02月07日
  • 2020年の恋人たち

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    葵が感じていた、付き合っているはずなのにしっくりこない違和感や孤独がとてもリアルだった。二人でいるのに一人のような感覚に強く共感した。

    部長に出してた山梨 甲州 白ワインのK216が気になるなぁ、飲みたいな

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    2026年02月06日
  • はじめての

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    島本理生、辻村深月、宮部みゆき、森絵都の4人の直木賞作家によるアンソロジー。
    思春期の子が主人公。
    色違いのトランプは父親が語り手だけど。
    SFの雰囲気もあり、好き嫌いが分かれるかも。
    YOASOBIがそれぞれの物語をもとに、楽曲作成しているとのこと。
    ヒカリノタネが好き。

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    2026年02月04日
  • 私の身体を生きる

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    「私の身体を生きる」というテーマのエッセイ集。
    びっくりした内容もあった。自分の性を語るのは難しい、

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    2026年02月01日
  • 憐憫

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    「憐憫」とは どう言う意味なんだろう?で、手元の三国をひいてからの 読書。あわれむこと とあって。「あわれむ」は かわいそうに思うこと。じゃあ 誰のことなんだろう?と 考えながら読む。沙良さんかーいや 柏木かー、う〜ん、登場人物 全員 憐憫 なのかも。綺麗で流れる文体が 気持ちよくて 最後は 沙良さんに「それでいいんだよ!」と握手を求めたくなった。

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    2026年01月28日
  • 生まれる森

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    全体的に静かなんだけど、棘があり確かに痛みを感じた。
    特別大好きな作家さんという訳でもないのだけど
    言葉や恋愛観がやけにぶっ刺さる。
    てことはやはり好きなんだろうな。

    主人公の女の子の心、回復する日がちゃんと来ますように。

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    2026年01月23日
  • 一撃のお姫さま

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    過去に何かあってメンヘラっぽくなった女性をよく描いてるなという印象 そういう自意識過剰と思われそうだが至って自分は深く傷ついたり頭の中ではいろんな考えがぐるぐるしてる感じの気持ちは分かるような気がする。
    宗教2世の男の子と大学教授の恋?の話がおもしろかった。

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    2026年01月22日
  • はじめての

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    YOASOBIのセブンティーンのMVを観て、読みたくなった色違いのトランプを読み終わりました。
    これは物語の導入で、ここからストーリーが展開されていくと思ってしまう不思議な読後感。
    先に知ったのがMVだからかな?私は曲の表現のほうが世界に引き込まれました。

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    2026年01月18日
  • 憐憫

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     その世界に入れてくれない小説に出会うことが時々ある。うっとりしてしまう文章のはずなのに私を撥ねつけてくる。それはまるで美しい世界を分厚い水晶の中に閉じ込めてしまったかのようだ。その世界と交わりたくても透き通る水晶が邪魔で触れることさえ叶わない。ただただ眺めることしかできない。
     そんな小説が『憐憫』だった。そこには孤独にもがく一人の女性がいた。彼女の辛さは頭ではわかるのに、でも、彼女は私を押し退けていく。
     どうして。
     私がいけないの。
     あなたがいけないの。
     手に入りそうで入らない時が一番もどかしくなるのと同じで、彼女を理解できそうでできない自分に苛立ちが募る。彼女から立ち上る冷的な美

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    2026年01月09日
  • 天使は見えないから、描かない

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    叔父と姪の恋愛って、自分の親戚が頭に浮かんで、とんでもない!しかないけど、誰かを好きになる気持ちはとても参考になった。

    友だちなら良さそうな人
    結婚したら良さそうな人
    ほんとうに好きな人

    誰がいいのかな…

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    2026年01月09日
  • 私の身体を生きる

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    藤原麻里菜さんのが印象的だった。
    知らずに読んでいたけど藤原麻里菜さんって、無駄づくりの彼女だったのか!
    それに気づいてからより面白く読めたし、女とか関係なしに能力を認められたい気持ちは、理系入試女子枠アンチのわたしの気持ちを代弁してくれた。
    男性に女としてのフィルターを通して見られたくない気持ちでありながら、女である自分(の身体)が好きだというまとめ方も好きだった。

    痴漢被害にあった人が多く驚いた。私は痴漢にあったことはない。こんな言い方だめなんだけど、共感、理解のために痴漢の経験があればよかったなとか思った。

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    2026年01月14日
  • 憐憫

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    読みやすい

    とても綺麗にみせた不倫の話、と思ってしまう私は。不倫は不倫!言いたいことはそこでは無いのでしょうが。
    でも実際、そういうような事をする人達からみる景色は、こんな感じで少しだけ美しくうつってるのかな〜
    実際はありふれた不貞行為です!でもそれが必要だったのでしょう、皆さんには

    彼が分かっているということを私は分かっていて、それも彼は分かってる
    ↑めっちゃ分かるかも〜良い!

    皆それぞれどこかしらに向かって演じてるのかも

    物語において読者は親友ポジ←あまり共感出来ず!!私は主人公と重ねてしまうから!

    あと最近の話ちょっとずつフェミ系の要素入ってて心苦しくなってしまう泣
    私の読む数

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    2026年01月08日
  • 一撃のお姫さま

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    一撃のお姫様、というタイトルと裏表紙の抜粋から、全編ドロドロの歌舞伎町ホスト小説だと思って手に取った一冊。
    読んでいくと、短編小説集で、最初は正直がっかりした。

    けれども読み進めるうちに、今の自分にはないけれど、少し昔の自分にも覚えがあるような、少しヒリつくような懐かしさを感じた。

    描かれているのは、男女の、恋愛というには少し足りない、曖昧よりも、もう少し深い関係。
    そんな関係で傷ついたり悩んだりするのはやっぱり女性なんだよなと思いつつ、最終的にはそれを踏み越えて前を向く姿にほっと胸を撫で下ろした。

    それぞれの主人公たちの気持ちに、昔感じた感覚を重ねながら、読み終わるころには主人公たちと

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    2026年01月04日
  • 一撃のお姫さま

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    ⭐️3.8

    停止する春
    一歩間違えると、主人公とおなじように、踏み外して深みに落ちていってしまいそうな感覚にヒヤリとする
    God breath you
    若さと歳を重ねることの差異を、淡々と定義し、恋愛は、その差を埋められないものと大人の判断をした主人公が、ラストに恋は割り切れないものと受け入れる姿に清々しさを感じる
    陰を背負ったヒロインの設定と毎回そんな素敵な男性と出会えるんかいなという設定は島本理生ならでは。中年に差し掛かった女性たちのどこかモヤモヤした気持ちを的確に掬い取りつつ、世界観に没入させる作風が相変わらず好きだし、この人の短編〜中編も、長編よりもドラマチックな甘やかさが程よい感じ

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    2026年01月01日