島本理生のレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    作家さんの内面を知る事ができて面白いし、読んでみようとなる。
    「この人こんな考え方なんだ」「こんな思いで本を書いてるんだ」とか…
    作家さんによって考え方が違うのもとても面白い。

    0
    2021年09月02日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    一回読んだだけでは自分の中で整理できず、二回読んだ。やっぱりあなたと私の関係は掴みどころがなく読み終わってモヤモヤする。

    西加奈子さんの解説も読みながら、2人の関係そのもののお話というよりは、余白を書き出すことで2人の関係が浮かび上がってくるような感じがしっくりきた。


    自分のことを大切に出来ない、物の扱いが良くなく物持ちが悪い感じ。自分のこと、気持ちにあえて鈍感になることで自分自身の心を保っている私。同情ではなく本当にあなたの幸せを祈っていた。

    0
    2021年07月11日
  • リトル・バイ・リトル

    Posted by ブクログ

    野間文芸新人賞受賞作!
    高校卒業した女の子が主人公で、島本さん作品の女性は自分を大事にしてくれる人を傷つけがちだけどこの話の中ではちゃんと大切に想い返しててほっとできる一冊だった☺︎
    10代後半の時期って近くにいる大人とか環境の影響を大きく受ける大切な時期だなってすごく思った
    暴力を振るう実の父親がいなくなって、喧嘩ばかりの二番目の父もいなくなって、異父姉妹の妹とあんまりしっかりしてないお母さんとの3人暮らしって普通に考えたら可哀想、なんだけど、本人がそれを決して口に出さないところが印象に残ってる
    たしかに辛くても嫌でも、口に出してしまうことは認めることになるっていう気持ちは分かるなぁ、、

    0
    2021年06月03日
  • 生まれる森

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『幸せにしたい思うことは、おそらく相手にとっても救いになる。けど、幸せにできるはずだと確信するのは、僕は傲慢だと思う』失恋した主人公にあてた言葉にグサッと来るものがあった。愛でもない、恋でもない、不毛な枷がある。そんな感情にちょっとだけ気付かされたような気がした。キクちゃんや雪生さんのような存在が欲しいと願ってしまった一冊。

    0
    2021年05月26日
  • イノセント

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人間の汚い部分だとか、とても現実的に書かれていて。じわりと染み込んでくる暖かさもあり、比紗矢がこれから日常の中に幸せを感じる場面が増えていけばいいなと願わずにいられない







    【果てしない水平線を見つめながら、埋まらないのだと気付いた。胸に空いた空白はこれから先も埋まらない。いなくなった者の代わりなんているわけがない。違う人間なのだから。だから、埋まらないままでいいのだ。空いたままだって、生きられる。そうやって誰しも生きているのだと。】

    0
    2021年05月23日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    どうせ劣化の速度なんて微々たる差だとあきらめて、それは、そっくりそのまま、自分自身への扱い方に通じている気がした。

    ぜんぶ自分が悪いだなんて、ぜんぶ自分が悪くないと言っているのと同じことだ。

    0
    2021年05月06日
  • イノセント

    Posted by ブクログ

    容姿が良くて、あまり努力もせずにモテる人生を歩んでいると、何か欠けた大人になってしまうのかもしれない。たいていの異性を口説き落とせ、さまざまな欲を発散できるから、無闇に手の届かない異性に踏み込まない。そういう空気を感じたらさっと引く。傷付くことに慣れていないから。でもそれは本当の愛を手に入れることができないということにつながると思う。

    0
    2021年05月04日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛しているときの、辻褄が合わない感情と行動が溢れていて、思い出される後悔とか恐怖で読みながらじわじわと追い詰められる感じかしました。
    強くなりたい、でもそのままでも受け入れられてしまう。一方、わたしの葛藤が何故か私を安心させてくれました、悩むのは私だけではないと。

    「あなたが、どんなに私を追い詰めるようなことをしたって、それは追い詰められる私の問題であって、あなたのせいじゃない」

    自分が感情をコントロールできていないせいだって分かっているけど、苦しいんだよって気持ちだけでも伝わってほしい。そんな自分の幼稚さを見せられてはっとさせられた一文です。

    0
    2021年04月29日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「日本は、生きている人に厳しくて、死んだ人に優しい国ですね。私、テレビのニュースを見るたびに、そう思うんです。」

    こんな風に記憶が溶けてぬるく混じり合う文章が好きです

    どうしようもなく救われない恋の話。

    0
    2021年04月14日
  • 波打ち際の蛍

    Posted by ブクログ

    かつての恋人にDVをうけ、男性恐怖症になった麻由。ある日カウンセリングの相談室であった年上の蛍に惹かれていく物語。触れると拒否反応をしめす身体がリアルに表現されていて、胸が痛かった。蛍がただただ優しいのだけど元カノと会っちゃうあたりとか優しい人にはダメなところもあるね。幸せになりますように。

    0
    2021年03月11日
  • クローバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    島本さんの作品なことを忘れてしまうくらいピュアな恋愛小説だった。
    と思ったら雪村さん最後に痛かった。けど現実感がすごいなぁ。
    対照的な双子。
    華子と熊男、冬治と雪村さん。
    バランスのとれた一冊でした。

    0
    2021年03月04日
  • ファーストラヴ

    購入済み

    面白かった

    映画になったので原作を読んでみたくて読んでみたが思った以上にページをめくるのが楽しかった。
    すごく読みやすかった。

    0
    2021年02月20日
  • 一千一秒の日々

    Posted by ブクログ

    タイトルが綺麗で好き。
    それぞれの話の主人公を応援したくなったのと、夏が待ち遠しくなった。
    針谷くんの話で太ってる人の特徴を書くのが上手いなと
    思った。
    加納くん、瑛子ちゃんみたいなちょっと頑固だけど純粋で真っ直ぐな人がいいなぁと思った。

    0
    2021年02月14日
  • クローバー

    Posted by ブクログ

    先月『君が降る日』を読み、気になってきた島本理生さん。雑誌で特集されていて気になったので読んでみたらやっぱりよかった。
    大学生活の良い意味で浮ついた感じとちょっとした事で状況が変わる危うさ、3年生からの就活ムードと焦りなどなど読んでいて痛懐かしい気持ちでいっぱいだった。
    辻村深月さんの解説がとても的確。
    ナラタージュ、君の降る日は暗めだったけど、こういう軽くて楽しい感じも良い。やっぱりお気に入りの作者さんだった。

    0
    2021年02月08日
  • イノセント

    Posted by ブクログ

    比紗也の辛さ、苦しさを理解してあげたい気持ちと、それでも深い闇に自ら進んでいってしまう弱さにもどかしさを感じる作品でした。
    物語中盤まで簡単に体を許してしまう比紗也と会う度に体を求める真田の関係性に、このまま二人が結ばれるラストだったら少し嫌だなと思って読んでましたが、読み終わって考えると比紗也や紡、紗雪の将来を考えると真田と一緒になるのが幸せなのだろうなとも感じました。
    自分は真田のような男にはなれないし、聖職者という立場はあるにせよ歓の想いこそが本当の愛のように感じられ歯痒さが残りましたが、歓はたまに思い出して胸がキュンと締め付けられることはあっても、きっと後悔はしないんだろうなと思いまし

    0
    2020年11月19日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    家族に恵まれず、愛着形成がなされないまま大人になってしまった「私」。自分の手首を切り、自分を大切にしてくれない相手と付き合う。交際相手も脆いところを持ち、共依存しているような関係に。
    愛してくれなかった母親はお金の無心をしてくるし、義理の父親は意識がない状態、交際相手は盗難を繰り返す。
    そんな「私」がよりどころとした「あなた」。
    だいぶ年上で、婚約者もいる。
    それでも愛し合ってしまった...

    という内容を考えると小説としてはありそうだなーという種類のものだけど、この小説はとにかく描写がすばらしい。
    綺麗で透明な文章。ドロドロしてるのに清潔感さえ感じる。
    最初の1ページから引き込まれてしまった

    0
    2020年11月02日
  • クローバー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    始めは章ごとに華子の相手の男の人が変わる感じの
    小説かと思いました。
    が、熊野さんと雪村さんという2人に出会って
    双子がどう変わっていくかという内容でした。
    私は冬治君に近い人間です。
    なので、雪村さんや華子さんが冬治君に
    投げかける言葉にグッとくるものもあった。
    淡々とした話に思えたけど、最後まで面白く
    読めました。
    冬治君が選んだ道を将来どう思うのか
    ちょっと興味があります。

    0
    2020年09月12日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    愛しているから、相手の幸せを祈る。
    愛しているから、苦しくなる。

    自分の愛が、相手の幸せにつながればいいのに。

    0
    2020年09月07日
  • イノセント

    Posted by ブクログ

    島本さん小説の主人公の女性たちは、どうしてこうも重く辛い荷物を背負わなければならないのか。
    比紗也も、もう名前からして不幸を貼りつけられたようなものだ。2人の男たちのそれぞれ異なる愛の形が、どのように結実するか、あるいは破壊されるのか後半はサスペンスを読んでいるようだった。
    しかし、想像してたのとは違う結末でいい意味でよかった。

    0
    2020年08月27日
  • あられもない祈り

    Posted by ブクログ

    愛情を受けずに過ごしてきたことで、自分を大事にすることができない主人公。
    ファーストラブと同じような世界観を感じた。
    島本さんの、言葉の選び方、文章の紡ぎ方が、なんとも言えない透明感を感じさせてくれる。

    0
    2020年07月25日