島本理生のレビュー一覧

  • ノスタルジア

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    書けなくなった作家の紗文と犯罪加害者の母を持つ創。年齢の離れたひょんなことから一緒に暮らすことになり、互いに惹かれ合うように。
    二人とも壮絶な過去があるのに、それをさらりと語って一緒にいられるというのが、物語の中とはいえ単純にすごいなと思ってしまった。
    途中、現実と空想を行ったり来たりするのもあって、どこかフワフワした気持ちで読み進めた。
    個人的には創のピュアさが好きで、ずっとこのままでいて欲しいと思った。

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    2026年07月14日
  • 憐憫

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    憐憫というタイトルがしっくりくる。
    相手を可哀想と思う、同情からくる関係性。
    実際にこういう関係性あるだろうし、要は依存関係みたいなものなのかな。

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    2026年07月10日
  • ノスタルジア

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    島本理生さんらしい世界観の話だった。
    人生でたった1人だけ本当に心から愛した人がなくなってしまった喪失感。
    創と出会うことによって今までの気持ちや思いを生理して、新しい自分の人生を進んで行こうとする主人公の気持ちが見事に描かれていた。
    題名にもなっているノスタルジアの意味が読み終わった後にわかった。
    誰しも人生で一度は自分の全てを賭けて好きになったことがある、それはとても幸せで奇跡みたいなことなんだと思った。

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    2026年07月09日
  • ノスタルジア

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    殺人罪で判決を受け自殺した母を持つ創

    小説を書けなくなった紗文

    創が勤めていた会社に母のこと知られ会社に入れなくなり紗文とも繋がりがあった記者の川合くんから創がこちらにくると言われ住む場所を提供した

    一緒に暮らして行くうちに次第に距離が縮み恋人となる

    そして紗文は忘れられない恋人が最後に行ったイギリスに旅行に出ることにし創も一緒に行く

    その時海辺で2人が別に会った人

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    2026年07月08日
  • ノスタルジア

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    久しぶりの島本理生さんは難解だった。

    書けなくなった作家 紗文と、殺人事件の加害者を母にもつ青年 創。2人の人生が交差することで、不思議な現象が起き始める。

    紗文と創がこれまで歩んできた道が、複雑で険しすぎて、気持ちを寄り添って読み進めることが難しかった。心の内を描写するのではなく、事象に合わせて読者が汲みとる必要があるので、集中して読まなくては取り残されてしまう。空き時間に少しずつ読んでいた私は見事に取り残されてしまった。

    不可思議な体験がもたらしたラストに、希望の光が感じられてよかった。島本文学の新境地との評判だが、私の想像力では現実味が乏しくて、いっそ映像化して欲しいと思った。

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    2026年07月08日
  • ナラタージュ

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    【あらすじ】
    工藤泉(くどういずみ)は、婚約者と川辺りを歩く道すがら、ある男性との思い出を回想する。葉山貴司(はやまたかし)。泉の高校時代の恩師であり、そして彼女の忘れ難い初恋の相手である。演劇部の応援のために久しぶりに訪れた母校で、久しぶりに葉山と再会を果たした泉は、戸惑いながらも胸の高鳴りを覚えーーー。

    【短評】
    残念ながら好きではなかった。
    泉と葉山が互いをかけがえのない存在として認め合っているのは理解出来た。初恋というのは鮮烈なものであるからして、後生大事に抱えて生きていくことも概ね理解出来た。しかしながら、当人同士がそれを心の内に秘めたままに別々の人生を歩んでいくという思考は、まる

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    2026年07月07日
  • 明日町こんぺいとう商店街3 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】

    ネタバレ 購入済み

    う〜ん
    よく分からん。
    色んな人の色んな感性が有って。ドイツ料理、アイスバイン、みたいなのは、理解出来ない。何で、一番好きな人とは結婚せずに、SEX出来ない男と結婚して、姑の介護してんの?一番好きな人とは、不倫関係で居て…………。

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    2026年07月05日
  • Red

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    ネタバレ

    どうしても結ばれない人。どうしても分かり合えない人。自分以外は全部他人で、だからこそ自分以上に愛せる人が見つからない。結婚とか家族ってすごいなってつくづく思う。

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    2026年07月03日
  • ナラタージュ

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    序盤と終盤で全く違う小説を読んでいるみたいだった。前半の青春劇が爽やかな分、泉と付き合ってからの小野君の変化にかなり大きなダメージを喰らう。
    今の言葉で言ったらモラ男なんだろうな…彼のような人を言い表す語彙ができて、絶対的に非難されるような社会になっていることに、時代の変化を感じる。
    心の底では自分と違う人を見つめている人を、それでも受け止めて愛せるか、というのがテーマの小説だと思う。そう考えると、泉はそんな彼女のことも受け入れてくれる人と結婚したことが感慨深い。

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    2026年06月30日
  • ノスタルジア

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    純文とエンタメの間でメタファーと読みやすさが一緒にある。

    島本理生作品の男女って「いなそうでギリいそう」な人たちが多いなと思ってたんだけど、
    この作品は「いやこんな男おらんやろ」ばっかり頭にちらついて時々我に帰ってしまった。
    スーパーナチュラルな描写は全然気にならないのに創の描写が(荒んだ環境で育ったこの教養ばり高の英語ペラ男なんなんだ?)で非現実すぎるというか…これも偏見なのか…

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    2026年06月28日
  • 真綿荘の住人たち

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    レトロな下宿を舞台にした物語なのに、どこかほろ苦さが残る読後感でした。
    上京した大和くんは気配りが少し足りず、言葉の選び方ひとつで状況をこじらせてしまう場面が多く、実際にいたら思わず「今のは違うよ…」と言いたくなるタイプ。

    下宿やルームシェアへの憧れはあるけれど、まったく違う価値観の人たちと暮らす時間は、きっと想像以上に濃い経験になるんだろうなと感じました。

    そして、人はなぜ“こちらの方が合いそうなのに”と思う相手ではなく、別の誰かに惹かれてしまうのか。綿貫さんのこれからを思うと、ただただ心配になって終わる一冊でした。

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    2026年06月27日
  • 2020年の恋人たち

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    3.5 知らない世界すぎてはまらず。生い立ちのトラウマが結婚にも、恋愛にも前向きになれない女子が主人公。実際、自分の恋愛対象だったらめんどくさく感じるだろうな。異性愛、女子から見たらこの主人公に共感はあるのか?は興味あり。

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    2026年06月24日
  • やるせない昼下がりのご褒美

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    織守きょうやさんの一編が最高に好きでした。尊い。
    作者さんの別の短編集でも描かれていたけれど、美味しいものを食べて(できれば)喜んてほしいって、シンプルに愛の本質だなぁ。尊すぎて何回も読み返しました!

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    2026年06月21日
  • ノスタルジア

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    最愛の人と別れ、小説を書けなくなった作家の沙文。
    殺人事件の加害者の息子・創。
    2人の痛みと喪失が重なり合ったとき、不思議な現象が起き、それぞれ分岐点に立たされる…。
    私の集中力が散漫だったのかもしれませんが、突然現実なのか並行世界なのかわからない描写があり、やや理解に苦しみました。読み進めていくと、あえてそういう描き方をされているのだなと理解しましたが、作品の世界観に入り込んだ瞬間に現実に引き戻されるようで、作品に浸ることができなかった。
    ただ、表現の美しさはさすがの島本さんです。
    自分も大きな喪失を経験したときには響きそうな作品なので、改めて読み返したいと思います。

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    2026年06月20日
  • ノスタルジア

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    途中で現実離れした展開になったときに一気に冷めてしまったが、要所要所で心に刺さる文があり、読み終わったときには満足感のある本だった。

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    2026年06月18日
  • 天使は見えないから、描かない

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    この作品の軸となる叔父と姪の関係については、最後までそれが正しいのかどうか判断できず、複雑な思いを抱えたまま読み終えました。しかしラストでは、「生きていく上で本当に大切なもの」について、一つの答えが示されたように感じました。
    人は一人では生きていけない。誰かを頼ることで安心や安定を得られる一方で、誰かに頼られる存在になることも同じくらい大切なのだと気付かされました。
    人と人との支え合いの尊さを改めて考えさせてくれる作品でした。

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    2026年06月15日
  • 一撃のお姫さま

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    ネタバレ

    特に、「家出の庭」が面白かった。

    「お義母さんが困っているなら、病院に行くのもいいと思います。上手くカレーが作れなかったら、レシピを見るようなものだと思いますよ。私と春斗さんはべつに今でもお義母さんのカレーが好きですけど」

    「物理的にやることが詰まった日常は、悲しみを遠ざけるには有効だけど、その分、とても大事なものを覆い隠す。現代人はそうして何年、何十年でも生きていけてしまう。」

    この二人の関係性は暖かくて、唯一無二でよかった。
    現代を生きる人間だからこそ、はっとさせられた。

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    2026年06月14日
  • ノスタルジア

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    《人は、簡単には過去を手放せない》

    楽しみにしていた島本理生さんの新刊✧*。

    書けない作家の女と、5年前に消えた年上の男。そして、犯罪加害者を母に持つ青年。
    孤独な魂が惹かれあう時、この世ならざる景色が見える──。

    こちら、何を書いてもネタバレになりそうな気がするので感想は少しだけ。

    全体的に静かな死の気配が漂う作品だった。

    島本さんの文章は相変わらず美しくて素敵だし、島本作品に出てくる男性ってやっぱり魅力的…!
    私は紗文と歳が近いから、しっかりしているようで甘え上手な創がツボだった- ̗̀ ෆ( ˶'ᵕ'˶)ෆ ̖́-

    過去を乗り越えて自分の人生を生きてい

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    2026年06月14日
  • ノスタルジア

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    ネタバレ

    読みやすい。
    途中、現実から離脱するところはついて行けなかった。
    虐待や宗教の話しかと思ったがあまり関係なく、
    読後はさわやかだった。

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    2026年06月09日
  • ノスタルジア

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    人と人との関係や記憶がその人の人生を縛る力になるか支える力になるか。
    対話を補完させて呪いを解き、祝う。
    祝福と呪詛。言葉や思いには現実を動かす力がある

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    2026年06月08日