島本理生のレビュー一覧

  • Red

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    昔付き合っていた相手とはいえ、今では夫も2歳の娘もいる身なのに、10年振りに再会した男と直ぐに身体の関係になってしまう始まりの展開は、少し疑問だった。そんなもん?と。
    しかしやはり、作者の繊細かつ的確な心理描写と人物のキャラ設定に納得感があって分かりやすく一気に読めてしまった。

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    2026年10月18日
  • ノスタルジア

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    ネタバレ

    タイトルと書影の雰囲気、あらすじに惹かれて読んでみた。星評価は3.5の気持ち。
    タイトル通り「ノスタルジー」や「後悔」といった、憂いの空気を感じられるものが好きな人は楽しめそう。
    ただ、若干のファンタジーというかスピリチュアルっぽい要素はあるので、それを受け入れられるかで好みが別れる気がする。

    創の大型犬のような可愛らしさと、時折見せるイラッとポイントの塩梅が絶妙。自分がどちらかというと紗文の年齢に近いのもあり、共感できる部分が多かった。
    イギリスの果てまで行ったところは、なんとなくカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』を思い出した。

    それぞれの後悔に決着がついて、新たな一歩を予感させる爽やかな読後感も好き。
    初の島本理生作品だったけど、文章の雰囲気が好みかもしれない。他の作品も読んでみたくなった。

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    2026年10月17日
  • 夜はおしまい

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    どれもまあまあ好きでしたが、わたしは2番目?の愛人からお金をふんだくってホストに使う女性の話が印象的、衝撃的すぎて好きでした。

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    2026年10月16日
  • はじめての

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    島本理央、辻村深月、宮部みゆき、森絵都
    4人の作家さんの、はじめての色々な〜の時に読む物語。
    どの話もユニーク。
    宮部みゆきさんの話がとても印象的。
    鏡の様なもう一つの世界が突然出来上がって、と言った感じ。
    発想が面白かった!

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    2026年10月13日
  • 二周目の恋

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    大人の恋愛をテーマにした短編 7編
    現代人気作家7人の豪華恋愛アンソロジーというキャッチコピーにひかれて手に取った。

    どの作品も主人公の視点になって読めて楽しめ、繊細な感情を表現しているなと感じた。

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    2026年10月12日
  • 一千一秒の日々

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    ◼️ 島本理生「一千一秒の日々」

    「ナラタージュ」の同年、著者22歳の年に刊行の恋愛短編集。恋愛の「間」や不規則性。

    島本理生はそれなりに読んだかな・・。「シルエット」「リトル・バイ・リトル」「生まれる森」「ナラタージュ」「週末は彼女たちのもの」「Red」「ファーストラヴ」「まっくろいたちのレストラン(絵本)」

    今作は大学生世代の恋愛を描いている。それぞれモノローグの登場人物はある友人関係に、彼ら彼女らが行くバーの店員などで、別視点で浮かび上がる微妙な姿が興味深い。

    4年間付き合った哲の態度がおかしい。終わりを予感する真琴。(風光る)
    真琴の親友、瑛子は演劇部の公演の後、同じ大学で面識のない遠山から花束を渡され、猛烈なアプローチを受ける。周りの期待をよそに、その気はない、と言いつつデートには出かける。(七月の通り雨)

    距離感と感覚。恋愛には正解がなく、また理不尽に見えても気持ちが変わったら止めようがない。自分が大学生だった時を思い返す。そう、深刻に考えることも多いし、男女ともに、ふつうに彼氏彼女を求めていて、お出かけくらいはしても、なんか合わなくてうまくいかなかったりする。瑛子はもう少し変わっててきまじめでエキセントリックな面もあると受け止めたけど、なんか気持ちは分かるような気もする。

    別れの予感、も別れてからのあり方、も想い出に結びつく。そういう意味では、世代は違えど繊細にそして、読者が敏感に気づくような筆致で描く。佳作「ナラタージュ」と同様に、大人になりかけの、特殊な時期の恋愛模様をみずみずしく、時に微笑ましく物語として構築している。

    既読の作品は、初期と少し離れた、比較的最近の、やや過激なもの。間の何作かは読んだっけ、どうだっけ・・だった笑。10代で文壇デビュー、年代により変化があり興味深い。未読のものを探して、また読もう。

    ちなみに稲垣足穂「一千一秒の物語」も読んだけど、オマージュなのかどうかは、分かりません。

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    2026年10月11日
  • ナラタージュ

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    元カレの言動が小野くんと激似で震えた
    所々、ありえない、とか、泣きたくなるようなことが多かったけど、切なくて、悲しい恋愛の物語だった

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    2026年10月11日
  • Red

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    P34 結婚式で見た時に誘ったら来ないことを見越して、別日に誘って会ってるの余裕あってエロすぎ

    P130 だいじょうぶ、という台詞が弱りきっていた心に、たしかな骨格を伴って響いた。
    ▶︎骨格って表現好き。なんだろう。

    登場人物の一人一人はメロいなぁとは思うんだけど、浮気したり不倫したり、遊んでたりいい人かと言われると違うんだよなぁ、、、
    結局塔子と真は別居して実家と新居を行き来する生活になるけど、子供の精神衛生上良くないし、グレる。
    でも塔子に取ってはお義母さんと抱いてくれない真と暮らすのは自分らしくいられなかったんだよね

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    2026年10月11日
  • ファーストラヴ

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    ネタバレ

    臨床心理士の由紀の視点で、父親殺人容疑の環菜(アナウンサー志望の就活生)とその家族、夫の我聞とその血のつながらない弟迦葉との関係が描かれる。
    父を死に至らしめる事となった大元の原因は、画家である父親(血縁のない)の催すデッサン会のモデルを中学生の頃からさせられ、裸の男性モデルと背中合わせで"普段の10倍集中して観察する若い男たち"の視線に長時間晒されるという(立派な)性虐待と、その後の環菜の自傷行為にあった、というところに辿り着くのだが、そもそもその状況を作った元として、父親、母親其々の育ち、境遇などなど様々な環境も影響しているという所まで描かれるのは、臨床心理士目線ならではの感があった。

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    2026年10月06日
  • ノスタルジア

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    負のオーラとスピリチュアルと、ファンタジーみたいなカップル。
    っていうなかなかスパイシーな感想しか出てこない笑

    2026.10.02
    151

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    2026年10月02日
  • ノスタルジア

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    作家の紗文のマンションに母が殺人の勾留中に自死した青年・創が身を寄せることになる。2人の交流と過去と向き合う様子を綴った小説
    唐突に日本の性的なものが嫌だという例を謎に小出しにしてくる作家らしいところがあるのに引っ掛かりを感じたのと、大人なのに拗らせてる感があって読んでて疲れるところもあった
    創は純真かつカットモデルも頼まれるくらいのいい男として描かれており、性的な記述もあって、そういうのは女は対象にしたらダメだけど男ならいいのか?と疑問に感じた

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    2026年09月29日
  • ノスタルジア

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    大切な人がいなくなり5年、書けなくなった作家の紗文、母が犯罪者だった創が、二人一緒に暮らす事になる。過去とか親が心の奥底にあり、どうしたら救われたのかずっと考えながら生きている。そして大切な人が訪れたイギリスへ旅をし、死者との分岐に立ち会う。これが幻なのか不思議ではあるが、この出来事があり吹っ切れたのだと思う。心に残る小説。

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    2026年09月25日
  • 私の身体を生きる

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    いろんな人の性への考え方があって、理解できるものもあれば出来ないものもあった。
    自分の性に対する考えをもっと整理したいと思った。

    藤野可織さんの話は首がもげるほど共感できた。

    特に共感した部分。
    「私は自分が子どもを望んでいるのかどうかわからなかった。いくら考えてもわからなかった。私は体力がなくて、だいたい無気力で、まともな生活もできず、一般の人よりも劣っていると言う感覚があった。子供なんて産んでしまったら責任のある決定をたくさんしなければいけなくて大変だし面倒だし疲れるだろうと思った。」
    「私は、自分をコントロールできるということに振り回されていた。当たり前でありながら得難い素晴らしい権利に気持ちをぐちゃぐちゃにされ、一瞬ごとに子供がいてもいいと思ったりいたら終わりだと思ったりしていた。自分が情けなかった。」

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    2026年09月23日
  • はじめての

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    ◯だいたいの話を「へぇ〜」って、読んでたんだけど、宮部みゆきの「色違いのトランプ」だけは、よくわからなかった。
    結局、どうやって抜け出したの?どういう話になったの?がすごく気になる。
    「その後」は、書かれてたけど気になるのは助け出そうとした?時の話なんだけど。

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    2026年09月20日
  • ノスタルジア

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    ふーん、、難しい…
    なんかとても難しくて、理解があまりできなかった!
    2.3回読み直したら、違うのかなあ?
    モヤともせず、スッキリともせず!

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    2026年09月20日
  • はじめての

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    うーん、ちょっと企画に合わせた無理矢理感が、、、
    YOASOBI好きな娘に買った本。
    娘が全く興味を示さないので読んだが、ティーン向けかな。
    最後はちょっと笑えて感動した。

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    2026年09月11日
  • Red

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    長編の作品だったけど、2週間かからず読み終わった。
    やっぱり島本理生先生の作品は読みやすいなと思う。長編でも読む手が止まらなくて、気づいたらどんどん読み進めていた。

    塔子の気持ちは、分かるが半分、分からないが半分だった。
    ただ、無意識に「普通」を求めてしまうところは少し分かる気がした。

    私自身も、普通でいることで安心感を得ようとしているところがあると思う。
    だから、塔子の気持ちや選択を全部理解できるわけではないけど、そういう部分では少し自分と重なるところがあった。

    鞍田さんは、さすがだなと思った。
    なんというか、島本理生先生の作品に出てくる男性らしい男性だなと。
    こういう人を描くの、やっぱり上手だなと思う。

    官能的な描写が結構多めだったので、そこはちょっとだけ苦手だったかも。

    今回は星3.5くらい。
    島本理生先生の作品で大好きなものが他にもあるので、それと比べるとこのくらいかなという感じ。

    でも、長編なのに2週間かからず読み終えられたし、島本先生の文章の読みやすさや、登場人物の心の描き方はやっぱり好きだなと思った。

    映画も今度観てみたい。
    原作を読んだ今、映画ではどんなふうに描かれているのか気になる。

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    2026年09月10日
  • あなたの愛人の名前は

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    黒田さんがゆみさんのことを好きになるお話が良かった。島本さんらしくない、ストレートな愛情描写を感じたけど、どうだろう。それも一部なのかもしれないですね。

    好きなアーティストの歌詞が出てきてびっくりした。サカナクションのグッドバイから。

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    2026年09月09日
  • ノスタルジア

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    とても不思議なお話
    創と紗文は年齢は離れているけれど境遇がかなり似ているからか、紗文がどんなに大人として振る舞っていてもなんだか痛々しい共依存にしか見えなくて、、、

    2人の関係が妙に危なっかしいというか、いつかどちらかがスーッ…っと消えてなくなりそうな細々とした感じがヒヤヒヤした。

    所々、ファンタジー要素が入るのでちょっと???な部分もあるけど、そういうのもこの2人にしか分からない世界なんだろうな、と。

    紗文はたぶんモテるんだろうけど川名さんみたいな、生命力がしっかりしてる人間とはたぶん上手くいかないと思う。
    青野さんや創みたいな、いつの間にかふわふわと消えていきそうな生命力の薄そうな人間に惹かれるんだと思う。

    でも青野さんが抱えてた秘密が…衝撃的で…汗
    紗文は辛いだろうけれど前を向けてよかったと思う。
    ただ、創と紗文は離れてはくっついてを繰り返していきそうだなぁ〜

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    2026年09月07日
  • 夏の裁断

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    大人が生きる。時の流れで出会いがあり、出る日もあれば沈む日も含まれていて"大人が生きる"を感じることができた。自分の恋愛観とは違ったかな。あんまり共感できなかった。

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    2026年09月07日