島本理生のレビュー一覧

  • B級恋愛グルメのすすめ

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    読み進めていくとまさかの展開@私生活!よく食べる女性の話は読んでいて気持ちいいです、こんなに落ち着いた文章なのにまだ筆者お若いんですね。

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    2016年03月07日
  • クローバー

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    ずっと読むか迷っていた作品。
    早く読めばよかった。根拠なく読みたいと思ってたものだけど、その感覚はあっていた。
    華子と冬治。どちらもすごく共感出来る。こういう悩みながら成長していく、という話が好きなんだなと改めて思った。
    面白かった。私の中にも、何かしら残るものがあったかも。また読みたい。今回借りたけど、買いたい作品。

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    2016年01月30日
  • 一千一秒の日々

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    口の中で転がしたくなるような「一千一秒の日々」というタイトル。
    一千一秒。
    約16分。
    電話するには短く、キスするには長い。
    ずっと続くような響きなのに、その実短い。

    重すぎず軽すぎず、適切な温度できゅっと凝縮された恋愛連作短編集でした。

    私は連作短編小説が大好きだ、と気づいたのはここ数年の話。
    本作も次は誰の視点で物語が語られるんだろうとわくわくしながら読みました。
    欲を言えば、一紗の物語も読みたかった。次は彼女かな、とドキドキしながら読んでいたのに、読み終えてしまって残念。
    というのも、彼女と針谷の二人が好きだから。
    冷静に考えるとおかしな関係なんだけど、なんだかんだで互いを信用しきっ

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    2016年01月27日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    8人の作家による「小説」をテーマにしたアンソロジー。色んな切り口で切り刻まれた「小説」や「物語」を小説で読むことで、物語の深みに勝手に囚われたり、メタ的なゾワゾワ感に包まれたりする。小説って面白い、と実感。

    秀作が揃っているが、ワシは、物語の禁じられた世界で物語を知覚し出会う男女を描く「赤と青の物語」(加藤千恵、著)と、物語を創り出すAIの成長とブレイクスルー後の世界を描いたSF要素もある「ワールドエンド×ブックエンド」(海老沢めろん、著)が、特にお気に入り。

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    2015年12月24日
  • 本をめぐる物語 小説よ、永遠に

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    作家陣も表紙も、10代向け直球。中堅作家が並んで、平均点以上は約束されている。知らない作家を発見する喜びはなかったけれど、どの作品もお話を読む楽しさを提示してくれ、安定感があった。

    奇しくも「いじめ」がからんでくるものが8本中3〜4本あり、いじめにあってる子が本を読んで本の世界に救いを見いだすという図式が、かなり一般的なようである(本といじめって親和性高いんだなあ…)。

    神永学で軽やかに入り、一番よかったのが千早茜、そして藤谷治の問題提起で終わる。小ぶりながらよくまとまったアンソロジーだった。

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    2015年12月14日
  • リトル・バイ・リトル

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    タイトルがしっくりとくる作品。『蹴りたい背中』以来。
    少しずつ揺れ動く気持ちが繊細に描かれていて、とてもリズムが心地いい。

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    2015年11月02日
  • 真綿荘の住人たち

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    東京・江古田にある下宿、真綿荘に住む5人それぞれの恋の物語。
    性格の悪い美人に振り回される大和くん。彼に片想いをするも、大学の先輩に告白されて揺れる鯨ちゃん。
    とある過去から男嫌いになり、今は女子高生の八重子と付き合っている椿。
    真綿荘の大家で小説家の綿貫さんは、「内縁の夫」と呼ぶ画家の晴雨さんと離れられずにいる。

    “普通の恋”なんていうものは無いのだと思う。この小説に出てくる人たちの恋も、みんな変だし、きっかけも普通じゃなかったりするし、理解に苦しむ恋もある。
    普通じゃないのが当たり前なのだ。なんて、パラドックスに陥りそうだけど(笑)、実際そうなのだと思う。
    とくに大家の綿貫さんと晴雨さん

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    2015年08月19日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    島本理生の書く小説は、描写(文章)が足らない、と思うことがある。
    それはこの『アンダスタンド・メイビー』でもそうだし、初めて読んだ『ナラタージュ』も変わらない。

    けれど、ホントはそうじゃないのかも知れない。
    この作品は、本質的に男性は理解できないのかも知れない。
    女性のみが理解できる世界。

    読み終わってしばらくして、そんなことを思った。

    買ってからしばらく経ってしまったので、最早、なぜこの本を手に取ったのかは覚えていない。
    つまり、これまで読むこともなく、久しぶりに本を開いたのだけど、やはり私は本を読むことが好きらしい。

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    2015年06月04日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    島本理生は、私と同年代の作家だ。

    この作品の舞台は(物語の中で明示されないけれど)90年代後半~2000年代前半くらい。
    十代後半の主人公の居る世界は、場所こそ違っていても、私が十代後半を過ごした時間とほぼ同じ。だから、その空気感や雰囲気はよくわかる。

    あの頃は、いろんな意味での過渡期。
    高校生でも携帯電話を持つようになってきたり、カメラがフイルムからデジタルへと変わりつつあったり。

    その点でひとつ思うことがある。

    この作品が発表されたのは2010年12月。日本でiPhoneが発売されたのは2007年夏。カメラは、もうデジタルが当たり前だった(もちろん、フイルムを使う人もいるのだけど)

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    2015年06月04日
  • 波打ち際の蛍

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    素直に綺麗で淡々とした文章ですっと抵抗なく頭の中に入ってきた。なのに内容は繊細で脆くてすぐに壊れてしまいそうな話。
    主人公の心の描写の比喩がほんとに綺麗。

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    2015年04月10日
  • リトル・バイ・リトル

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    派手さはないけど、穏やかな日常が心地よい。主人公ふみの家庭は母はバツ2、父親の違う妹ユウちゃんと複雑な環境だ。ふみはバイトで働きながらも、会えない父への想いや、自分の悩みを他人に打ち明けられない苦悩が印象に残った。あと、脇の登場人物の言うことも深い。書道教室の柳先生が言った「どんな言葉にも言ってしまうと魂が宿るんだよ」の心得を頭の片隅に置いておきたいな。

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    2015年02月24日
  • アンダスタンド・メイビー(下)

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    幼い頃の悲しい体験を抱えた主人公がふらふらと誰かに助けを求めていく。
    読んでいてしんどかったです。
    でもいろんな人の愛情が溢れていて、最後まで読むと暖かい気持ちになりました。
    仁さんがかっこよくて好き。

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    2015年02月07日
  • リトル・バイ・リトル

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    ネタバレ

    母親と父親違いの妹と3人で暮らしている橘ふみ。「大学の受験勉強のさいちゅうに、母が二度目の夫と離婚した」ため、受験費用を払うことができず、浪人(フリーター)することに。
    父親との交流がなくなったこと、2度目の父親とはうまくいかなかったこと、DVの経験を周が癒してくれていること、それでもなお父親に期待してしまうこと、すごく自然に書かれている。

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    2014年08月21日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    文庫化を待って、さらに古本屋で購入。でも実はすごく読みたかった本。

    あらすじみただけで、なんか暗黒感ただよってたから、私の中でダメな方の島本作品かなーと思って読んだらすごく引き込まれた。
    下巻も期待。

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    2014年06月21日
  • リトル・バイ・リトル

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    悲しくてもうれしくても、時は淡々と流れていく。人と出会い、別れ、でも日々は過ぎて行く。特に大事件はなくても、人それぞれ、多かれ少なかれドラマがある、そんな日常を簡潔な文章で紡いでいる作品。ひとつひとつ、一歩ずつ、そして次第に胸が温かく、明るくなる。こういう作品、好き。

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    2014年06月12日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    ネタバレ

    作品を読んでいると「やっと見つけた、私だけの神様を」という言葉がずっと脳内に響き渡る。中学・高校という多感な時期であり、子供だけど背伸びをして大人ぶりたい。しかし、この作品はそういうものではなく、ずっしりと重い。ずっと初恋を忘れられず、追いかけ続けているような風に思う。失ったものを取り戻したい。しかし、取り戻せないから他の人で埋める。けど、それは余計に喪失感を増幅させる。上巻はすごく悪循環。ちょくちょく出てくるヴィジュアル系という言葉に反応をしてしまった。どういった曲を選曲しているのだろうか。

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    2014年05月03日
  • 真綿荘の住人たち

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    三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー

    島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだけど読み終わってみたらそうでもなかった。いろいろ経験したからかな?

    無数の わたし がでてくる話。下宿の住人のひとりひとりが自分であって自分じゃない
    いくつでもひとは考えて行きているし、いくつになっても中身はそんなに変わらない。違うのは経験だけで、意味のない経験はなくて、ひとつひとつの経験が個人を、個性を、作ってる。

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    2014年04月04日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    文庫本では上下巻に分かれた長編。
    島本さんはこれまでも何冊か読んだことあるけど、より細かく書かれてて、読んでてヘコむな。
    上巻は高校中退までの暗いストーリー。

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    2014年03月18日
  • 一千一秒の日々

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    自分の読みたかった島本理生はここにあった、と思わせる一冊だった。『シルエット』や普段書かれているものとは作風が異なるものの、文中に漂う空気は生ものっぽい要素(著者がよくテーマとして暴力の描写を敷いている)が今回は排除され、その分少女漫画などにあるラブコメのようなものが組み込まれている。連作短編と呼ぶべきなのか、本作には幾つかの視点があり、視点ごとに話しが変化する。その視点の移動が、さっきまで恋人だった人物や友人に変化するため、そういう流れに着目するのも面白い。ある登場人物があまりに自分と似通っているというものもあって、考え方の変化などをキャラに同調させて読むということが出来たのもあってか、それ

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    2014年11月18日
  • 真綿荘の住人たち

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    三浦しをんの「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていた本。この本は誰目線で読むかでも感想が違ってくるし、甘さと切なさと狂喜、苦しみなどいろんな視点で読める本。軽くて重たい本だった。
    残念なのは、大分の地名がでて(^o^)と思ったのに、関東からくるのに博多経由で来ると書いてたり、快速で別府入りなんてあり得ないこと!!地元民としては残念感強い…

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    2013年11月19日