島本理生のレビュー一覧

  • Red

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    私に子どもがいなければ、この本を読んだ後の気持ちはぜんぜん違っただろうと思う。
    子どもがいると、それまで感じたことのない孤独感に押しつぶされそうになることがあって、その全てがこの本に詰まっていた気がする。

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    2025年07月28日
  • あなたの愛人の名前は

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    久々の本を読んだ
    この作者の本は読んでみたかったけど、読みやすいし良かった
    共感性高いとこもあったし、短編だったので長期間で読めた

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    2025年07月23日
  • あなたの愛人の名前は

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    久しぶりの島本理生さん。

    6編少しずつ繋がっていて
    とても読みやすい小説であったことはいつものこと、
    2作目の『蛇猫奇譚』の
    1行で大泣きしてしまった。
    主人公の出産によって変化する気持ちと
    それにただ純粋に寄り添いたいチータの
    気持ちの両方が、痛いほどわかって、
    時に鬱陶しく思ってしまう自分に対して
    真っ直ぐな目で見つめる我が子と重なり
    ただただ号泣でした。(笑)

    表題作である、
    『あなたの愛人の名前は』は
    購入を決めた時に察した意味とは
    全く違って、6作目の主人公藍の
    過去の自分に問いかけるような一言
    だったんだな、と納得。

    どうして島本さんの小説は
    シンプルで真っ白なのに痛くもない

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    2025年07月18日
  • 夏の裁断

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    ネタバレ

    千紘や清野さんにいろんな過去があったように、王子が思っていたよりしっかりとした考えを持っていたように、他人の全てを知る事ってなかなか難しくて、それぞれみんな悩んだり考えたりしながら生きている。
    清野さんへの気持ちを「夕暮れが綺麗で寂しくて愛しいのに似ている気がします」と言った言葉がとても美しいなと思った。

    千紘の沈んだりしながらも徐々に前に向いて進んでいく姿がとてもよかった。
    教授の優しさもじんわり心に沁みた。

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    2025年07月12日
  • あなたの愛人の名前は

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    大人の少し歪んだ愛の話。僕にとってはまだもう少し先に納得できるようになるものかもしれない。特に、浅野(兄)が嫌いだった。
    でも、どこか穴の空いた大人たちが満たされたくて、受け入れられたくて、愛されたくて、誰かに何かを求めていて、切なかった。忙しい日々の中で巡り合うものに自分の存在を委ねていたのかもしれない。
    心が疲れていて、すり減っていて、その時にはその人じゃないと駄目だった。その行為をしなければ駄目だった。未来から見れば愚かなことでも、当時はその不純な恋が必要だったのだろう。

    とはいえ、愛人というものが、これからも僕にとって縁のないものでありますように。笑

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    2025年07月11日
  • はじめての

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    あまり読んだことのない4人の作家の作品が載っている本でした
    それぞれ4作品どれも特色があって興味深く読むことができました
    そんな中で自分は辻村深月さんの作品が一番好きでした

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    2025年06月30日
  • はじめての

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    島本さん目当てで読んだんだけど、宮部みゆきさんに驚いてしまった。短編でこんな世界繰り広げられるの凄い。yoasobiの曲も良かったよ

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    2025年05月29日
  • はじめての

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    yoasobiとコラボした4作が詰まった短編集。「私だけの所有者」AndroidのAIの人権について考えさせられる。「ユーレイ」主人公の辛い経験も含めて青春だなと感じた。「ヒカリノタネ」タイムリープものだけど、思わぬ結果で面白かった!

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    2025年05月27日
  • 掌の読書会 島本理生と読む 田辺聖子

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    乃里子三部作がすごく好きだったんだけど、それ以降何を読んだらいいかわからなかった田辺聖子作品、島本理生セレクトなんて絶対面白いじゃん!と読んでみた。

    軽快でご機嫌な関西弁がどの作品も心地いい。
    あと登場人物がいい意味でふてぶてしく、六十過ぎてからこそ人間はまともになるとうそぶいて、「精神力」で若々しさを維持し、さっぱりした恋をしていたりして、頼もしい。わたしなんてまだまだ!と背筋を伸ばす気になる。
    エッセイで「このニッポンにあるのは、男と女のオトナの世界ではなく、お袋と息子の親子の世界がすべての心情を支配している。」「男と女が対立し、いがみ合い、仲直りし、理解し合うという、オトナの基盤がない

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    2025年05月24日
  • ご本、出しときますね?

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    2016年~2017年に BS で放送されていた番組を書籍化したもの。オードリー若林氏が各回2人の作家をゲストに迎えて行う鼎談集である。もともと知り合いの方も多いようで、堅苦しい話も小難しい話もなく、気軽に読める。

    小説を読んだだけでは分からない作家さんの側面が見られて楽しいし、読んだことのない作家さんも、話がおもしろい方の本は読んでみたくなる。また、毎回の鼎談の最後に紹介される本も、興味をひかれるものが多かった。

    読書の幅を広げたい方に。

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    2025年05月19日
  • あなたの愛人の名前は

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    目の前にいるのに心が見えない。不安で苦しい...だから惹かれてしまう。すれ違い続ける2人、誰にも打ち明けられない恋愛とは__
    女性視点の「あなたは知らない」と男性視点の「俺だけが知らない」がほろ苦さの中にある微かな幸福を味わうようで好きでした。

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    2025年04月22日
  • ご本、出しときますね?

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    番組Pの佐久間宣之の『おわりに』が印象的だった。作家さん達の考え方の違いが面白く、文字だけで伝わる人柄みたいなものに押されて何冊か本をポチった。

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    2025年04月12日
  • よだかの片想い

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    生まれつき顔にアザがある大学院生のアイコと、映画監督の飛坂さん。
    アザのせいで恋愛や遊びとは距離をとって生きていたけれど、まっすぐで世間ずれしていないアイコがまぶしい。

    ”今日だけは仕事を放り出して私を優先して。
    一度きりでいいから、一番にしてくれたら、あとはもうずっと待つから。
    一生だって待ち続けるから。
    そんな本音を、前に進むために呑み込んで、私は壁に額を押し付けて、声を殺して泣いた。”(p230)

    今日会わないともうダメになってしまう、そんな約束の日に遅れないためにシャワー室のガラス窓を叩き割ってまで駆けつけようとしたアイコと、仕事の予定が入ったから、と断りを入れてくる飛坂さん。

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    2025年04月06日
  • 夜はおしまい

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    島本理生さんの描く女性の物語はエッジが効いていて、とても独特の深さをいつも感じる。

    自分が傷つくことを恐れないかのように(恐れない人は居ないと思う)、心の底から鋭く突き刺さってくる。
    4人の主人公それぞれに心が痛み、だからこそ前を向く勇気や自分の足で歩く力の必要さを感じてしまった。
    そこにリアリティを感じながら主人公の4人の女性の境地を察していくのが本書の醍醐味だろう、と思う。

    そしてタイトルにつけられた「おしまい」がこの物語の中で何を意図しているのか?
    考えながら読み続けた。

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    2025年03月23日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリーの若林と作家たちが対談し、”自分のルール”についてをメインに小説を書くにあたってのモチベーションや作品の映像化の話、小説には関係ない話まで色々と語る番組の書籍化。各回の最後にはオススメの本が紹介されています。それぞれのこだわりや持ち味が出ていて面白かったです。テレビで実際に話しているのを見たかったかな。

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    2025年03月21日
  • 天使は見えないから、描かない

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    おじと姪の恋愛
    許されない、汚らわしい関係だと自分自身を嫌悪しながらも離れられない。
    一緒にいることを望む。
    その関係は究極の純愛と言えるのかもしれない。

    初恋であり誰からも理解されなくてよいと思いながらも、少しずつ周囲の人を頼ることを覚えていき向き合うようになっていく。

    自分が同じ立場だったらどうするだろう
    身近な人が同じことを望んでも私は受け入れられるだろうか。
    そのことが頭をよぎるが結論は出せなかった。

    それなのに、読後どれだけ時間が過ぎても、ふとした瞬間にこの二人のことが頭をよぎる。
    相当の覚悟を持って自分の意志を貫いて。
    2人の関係は純愛なのだと何度も痛感してしまう。

    友達が

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    2025年11月29日
  • いつか、アジアの街角で

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    アンソロジー 6人の女性作家による、アジアをテーマにしたアンソロジー。
    特にガツンときたのは島本理生の「停止する春」。
    心がほんわり柔らかくなったのは角田光代の「猫はじっとしていない」。
    それぞれの個性が際立つ短編集でした。

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    2025年12月18日
  • Red

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    ネタバレ

    最後、思わず「えっ?」と声が出た。
    あんなに離れ難い相手だった鞍田さんと、何でこれで終わるの?鞍田さんも治療がうまく行ったのに、これまでのしつこさはどこに行ったの?
    個人的には、塔子と鞍田さんが結ばれてほしかった。
    子供の時には親から降り注がれていた無条件の愛情を、大人になると浴びる機会が減る…、いや、全大人じゃなくて、私自身がその不足を感じているから、優柔不断で自制心に欠ける塔子に苛つきながら、彼女の気持ちに共感を覚えるのかも。
    鞍田さんみたいにどんな時も思ってくれる人と、不器用だけど大切に思っている真がいる透子が羨ましい。

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    2025年03月17日
  • Red

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    作者は、心理描写をすごく上手に表現するなあ、感心しました。
    男の自分が、主人公塔子さんの気持ちに共感してしまいました。
    最後、娘と一緒に歩きながら、決して後ろを振り向かなかったシーンが、、鞍田さん切なかったなあ。

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    2025年03月09日
  • 生まれる森

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    ネタバレ

    共テの予想問題集にあり、
    〝わたしはあの人に幸せになってもらいたかったんです。眠る前に新しい朝が来ることを楽しみに思うような、そんなふうになってもらいたかった。〟
    〝幸せにしたいと思うことは、おそらく相手にとっても救いになる。けど、幸せにできるはずだと確信するのは、僕は傲慢だと思う〟
    という文に惹かれて全部読みたいと思い、手に取りました。

    私は未だ身を焦がすほどの恋をしたことが無いのですが、主人公が深い森の中で途方に暮れている様子が少し痛々しく見えました。雪生が言うように、私はとても〝危うい〟のだと思います。ただ、〝危うい〟のは雪生やサイトウも同じで、〝危うい〟人同士が惹かれ合っているのを見

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    2025年03月03日