島本理生のレビュー一覧

  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    ネタバレ

    作品を読んでいると「やっと見つけた、私だけの神様を」という言葉がずっと脳内に響き渡る。中学・高校という多感な時期であり、子供だけど背伸びをして大人ぶりたい。しかし、この作品はそういうものではなく、ずっしりと重い。ずっと初恋を忘れられず、追いかけ続けているような風に思う。失ったものを取り戻したい。しかし、取り戻せないから他の人で埋める。けど、それは余計に喪失感を増幅させる。上巻はすごく悪循環。ちょくちょく出てくるヴィジュアル系という言葉に反応をしてしまった。どういった曲を選曲しているのだろうか。

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    2014年05月03日
  • 真綿荘の住人たち

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    三浦しをんさんが紹介してたんだー。本屋さんで待ち合わせ読んだのに覚えてなかったや。再読したいなー

    島本理生さんは個人的に当たり外れが激しくて。どれもいい作品なんだけど、読後によかった!って思えるものとドロドロしたものが残るものがあって。これははじめドロドロの方かなーと思ったんだけど読み終わってみたらそうでもなかった。いろいろ経験したからかな?

    無数の わたし がでてくる話。下宿の住人のひとりひとりが自分であって自分じゃない
    いくつでもひとは考えて行きているし、いくつになっても中身はそんなに変わらない。違うのは経験だけで、意味のない経験はなくて、ひとつひとつの経験が個人を、個性を、作ってる。

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    2014年04月04日
  • アンダスタンド・メイビー(上)

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    文庫本では上下巻に分かれた長編。
    島本さんはこれまでも何冊か読んだことあるけど、より細かく書かれてて、読んでてヘコむな。
    上巻は高校中退までの暗いストーリー。

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    2014年03月18日
  • 一千一秒の日々

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    自分の読みたかった島本理生はここにあった、と思わせる一冊だった。『シルエット』や普段書かれているものとは作風が異なるものの、文中に漂う空気は生ものっぽい要素(著者がよくテーマとして暴力の描写を敷いている)が今回は排除され、その分少女漫画などにあるラブコメのようなものが組み込まれている。連作短編と呼ぶべきなのか、本作には幾つかの視点があり、視点ごとに話しが変化する。その視点の移動が、さっきまで恋人だった人物や友人に変化するため、そういう流れに着目するのも面白い。ある登場人物があまりに自分と似通っているというものもあって、考え方の変化などをキャラに同調させて読むということが出来たのもあってか、それ

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    2014年11月18日
  • 真綿荘の住人たち

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    三浦しをんの「本屋さんで待ちあわせ」で紹介されていた本。この本は誰目線で読むかでも感想が違ってくるし、甘さと切なさと狂喜、苦しみなどいろんな視点で読める本。軽くて重たい本だった。
    残念なのは、大分の地名がでて(^o^)と思ったのに、関東からくるのに博多経由で来ると書いてたり、快速で別府入りなんてあり得ないこと!!地元民としては残念感強い…

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    2013年11月19日
  • クローバー

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    顔は似てるけど性格は反対の双子の姉弟の物語です。
    まず姉弟の二人暮らしで都内の大学に通うという設定が非常に楽しいです。二人の部屋を舞台にそれぞれの恋模様が描かれているのですが、互いに良い感じに干渉して(関わらされて?)いて、冬治と華子の関係がよく表れてました。展開としてはとても王道で、最後の結末にしてもそうなるだろうなという予想は裏切られません。
    さらっと読める感じですが、言葉の端々に登場人物の感情やその場の空気が感じ取れてよかったです。

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    2013年09月28日
  • クローバー

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    この4人の生活に素直に憧れる自分がいました。青春って高校まで、って思っていたけどこの人たち間違いなく青春している。
    冬冶くんの不器用さと華子ちゃんの奔放さの対比は眩しくて、冬冶くんの迷いに自分がモヤモヤしたり酸っぱくもなったけれど突き抜けるような爽やかさで読んでいて楽しかったです。
    自分の明日からに瑞々しさを与えてくれるような作品でした。

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    2013年08月25日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの作品は、読んだあと切なくて、焦燥感に駆られる。そんなところが好きです。この作品も例外ではなく。

    不安定さを持つ麻由と蛍を見守る、さとると紗衣子が温かい。麻由と蛍に彼らのような人がいるというだけで救われた気持ちになった。
    麻由と蛍の幸せを願わずにはいられません。

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    2013年04月27日
  • 波打ち際の蛍

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    傷ついた女性が進もうとする話。

    綺麗だけど幸せがあふれているわけじゃない。
    島本さんの世界はただ綺麗なだけじゃないから素敵だ。

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    2013年03月24日
  • クローバー

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    姉弟の双子の話。

    若いなぁって思うけど
    それはそれで気分のいい読後感でした。

    ただ表紙が私は好みじゃない。。

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    2013年03月17日
  • 一千一秒の日々

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    気持ちのいい連作。

    決してどれもハッピーじゃないけど
    それでも人がいい。

    最後だけちょっと色が違って
    しっかり締められました。

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    2014年01月21日
  • リトル・バイ・リトル

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    島本さんを読むきっかけの一冊。
    高校の時だったかな?読んだの。
    えー何これーしんどっ!
    と思いつつすぐ読んでしまった。
    何て言うのかな~
    とにかく雰囲気が大好き。

    漫画で言うといくえみ綾さんの雰囲気に似てるなーと思った。

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    2013年02月02日
  • クローバー

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    やっぱり島本理生さんの言葉選びが好きだなー。
    何気ない日常の書き方も恋をした時の言葉も。変に冬治の言葉にこっちが影響されてしまったり。
    モラトリアムのど真ん中にいるからこそ、すごく心を動かされた1冊でした。

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    2013年01月19日
  • 一千一秒の日々

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    ネタバレ

    日常の中の恋のはじまりとおわりを綴った短篇集です。


    登場人物は皆大学生。


    年齢的には大人だけど、こういう心の動きってこの時期ならではなのかなっていうのが率直な感想です。


    どの登場人物もどこか儚げで、繊細で。
    すごく丁寧に描かれていると思います。


    中村航さんの解説も印象的。







    一千一秒=16分41秒

    私のどうしても忘れられない思い出とか、大切にしたい過去も濃縮すれば一千一秒くらいなのかな


    あなたにとっての一千一秒。
    私にとっての一千一秒。



    大切にしたいです。

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    2013年01月15日
  • 波打ち際の蛍

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    麻由は危なっかしい。想像に反しない苦しみと闘いがあった。

    でも、もっと危うさを感じたのは蛍の方。本人が自分の危うさを自覚していない分、触れたら壊れてしまうような怖さがあった。また、その危うさの原因が私にはイマイチ解らないし…。

    でも、お互いをとても大事にしあっているところに希望を感じた。二人とも問題に向き合い、幸せな未来が訪れるはず。がんばれ。

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    2012年11月18日
  • 波打ち際の蛍

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    島本理生の書く男が好きすぎて、読んだあとはいつも消化不良のような欲求不満のような気持ちになるけれど、結局はそういう満たされなさが好きなんだと思う。弱くてたまらない。わたしはずっとこのひとの書く男に恋をするだろう。

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    2012年10月22日
  • 波打ち際の蛍

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    島本さんの本はちょっと脆い主人公で下手にさわると壊れちゃうような世界観が好き。
    ただ、蛍は男としてあんまりひかれなかったな。
    麻由との少し他人行儀な二人の距離感のせいかもしれないけど。

    そのぶん、麻由が心を完全に許してるさとるくんがいいなって思う。
    あんなに女の子の心を分かってくれる彼氏がいたら幸せだろうな。

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    2012年09月09日
  • 一千一秒の日々

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    とある男女の日常を描いてますが、少しずつ物語はつながっている。
    どこにでもいるような、それでいて周りにいないような人たちのはなし
    。でも、個人的に、淡々としてるような中にも、個をもっている登場人物が、なんだか好きだとおもった。
    島本理生の描く日常風景は、静かだけど、生きていて好きです。

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    2012年07月05日
  • 一千一秒の日々

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    失恋してしばらくした後読んだら、涙が出てきた。
    今でもうかつに読んだらぽろっと泣けてきそうかも。
    切ないだけじゃなくて、どっか優しい作品だと思う。

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    2012年06月14日
  • 一千一秒の日々

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    ネタバレ

    悲しい話から始まる物語。
    そこから色々な話へと広がり、その中でやきもきしたり、クスリと笑ったり
    色んな恋模様が繰り広げられます。
    メインキャラクター(?)である真琴ちゃんの話は誰もが共感できるんじゃないかと思います。
    色んな感情があって、話に引き込まれはするものの感情を振り回されたりされず、さらりと読める一冊です。

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    2012年04月24日