白井智之のレビュー一覧

  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    「新しい法律ができた」の一文で始まる以外は作者にゆだねられたアンソロジー。人によって解釈、展開が変わるのがアンソロジーを読む面白み。

    0
    2026年05月15日
  • お前の彼女は二階で茹で死に

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    白井作品の特徴であるグロテスクさを覚悟してから読み始めたのに、それでも顔を顰めてしまうシーンがある。新鮮に毎回すごい。生理的に嫌悪をもよおす表現のバリエーションが多い。
    それがわかっていても読んでしまうのは、やはり多重解決ミステリのすごさを体感したいから。今回も色んなパターンが提示されていて楽しめた。
    ノエルの私小説をもとに足取りを追っていきながら、事件を解決していくという展開がよかった。
    本当にとんでもない人物だけど、ヒコボシの復讐に燃える感じと、平然とした雰囲気になぜか好感を持ってしまう。
    色々理由をつけていても結局は自分のために行動を起こした。そういう人ばかりだったのがこの小説で一番現実

    0
    2026年05月12日
  • エレファントヘッド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定が面白い。このような発想ができる作家さんがいるのかと感心した。
    ファンタジーと言えばいいのか、SFと言えばいいのか。とにかく特殊なミステリーだった。

    特殊な設定を活かしたトリックには驚いたが、彩夏の殺害を筆頭に、「そうはならないんじゃないか」と思うようなものもあった。
    そのような気になる点があったことから、評価3とした。

    家族を愛していると言いながら、平気で殺害を企てるのは、正直意味が分からない。合理性が全く感じられない。
    あくまで、象山は超利己的、自分本位な人物であり、その性根を前提とした人生のリスク回避に、狂気的に執着している。
    一方で、優秀な頭脳ではあるが、完璧ではなく、度々ミス

    0
    2026年05月11日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    白井智之さんと葉真中顕さん目当てで。
    白井さんの「誰も読めない」、白井さんの作風でどんな将棋テーマなんだろうと思ったら…最高でした笑
    青山美智子さんの「授かり物」もすごく良かった。

    0
    2026年05月09日
  • 人間の顔は食べづらい

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定はおもしろかった
    食用人間が作られている世界での推理小説。

    主人公とヒロインがそれぞれ二人いたとは…

    ラストは主人公のクローンが本体を陥れて、世に出てきた他のクローン数人と革命を起こそうとして終わり。読後感はさっぱり。

    0
    2026年05月04日
  • 新しい法律ができた

    Posted by ブクログ

    「新しい法律ができた」から始まるショートショートです。この決まった一文から、こんなにも多様な世界が描けるのだと驚きます。作家さんが大喜利しているような感覚です。
    私のお気に入りは『こんにちは、チャッテー』真下みこと、『復讐者は振り向かない』多崎礼、『忘却加害』霜月流、『ネーミング』潮谷験でした!

    0
    2026年05月04日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人鬼がでてくるので、若干思ってたのとは違った。でも普通におもしろかった。
    描写は結構ぐろめ

    原田亘=はらわた

    師匠に、嘘の自白をしそうになる所を救われて、名探偵の助手になった
    師匠は殺されてしまったけど、地獄から甦った古城の従者として事件解決を手伝う
    自分の彼女が嘘の自白をしそうになったところを解って止めたところ、ちゃんと浦野灸(師匠)の想いを受け継いでて滾った

    0
    2026年05月03日
  • 斬新 THE どんでん返し

    Posted by ブクログ

    どんでん返しシリーズを初めて読みました。
    普段手に取らない歴史物の話もあり、とても興味深かったです。個人的には『雌雄七色』と『人喰館の殺人』が面白かったです。読み終わったあとにタイトルとつながるのが良いですね!

    0
    2026年05月02日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ★3.5
    よかったー!一気読み!
    所々のどんでん返しが気持ちいい。
    いやでもまさかヒロイン?の女の子死ぬとは思ってなかった。いい意味でびっくりで。

    ラストは、大槻が、りり子(めちゃ優秀な助手)は簡単に死ぬはずがない、こんなどうしようもないやつに殺されていいはずじゃない、として信者1000人のスープに毒をもって殺す話。大事件に仕立て上げるために、名探偵の生贄となった信者たち。本題名の意味が分かって痺れた。
    しょうもない信者もこうであるべきを貫いた傍迷惑な大槻も同じ穴の狢だな~。

    0
    2026年05月01日
  • エレファントヘッド

    Posted by ブクログ

    難しすぎる!
    最初はなんだか医師による探偵物なのかと思い、途中からはバタフライエフェクトの様な話なのかと思いきや、全く違う話で少々混乱した。

    色んな話が色んな時間軸で語られ、なぜ?なに?等を考えていくんだが、これがまた難しい。
    時々ある図で整理しつつ読むが、すごい!と思えるレベルまで読解は出来なかった。

    何度か読めば違うのかもしれないので、また挑戦したい。

    0
    2026年04月29日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

    Posted by ブクログ

    自分が見ている世界によって真実も異なる。
    ラストでタイトルの意味を回収していくのが綺麗だった。
    同じ事件を別の角度から何度も推理するどんでん返しが面白かった。
    カルト系のミステリー特有の閉鎖的な空間と狂気じみた教義みたいなのやっぱり面白くて好きだなあ。

    0
    2026年04月20日
  • ぼくは化け物きみは怪物

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    白井さん、エグいと評判でちょっと手出し出来なかったんだけど、面白いというコメントも結構見るし気になる存在。
    表紙可愛い女の子だし、なんかいける気がする!読んでみよ!と思ったら、アレ帯なのね…
    まずそこからひぇ~ってなった。
    個人的には、天使と怪物の真相の悲しさと、手紙の最後に本名を書くところにぐっときた。
    …んだけれども、一番印象に残ったのは菜々子の中で死んだ男なのよね。
    アホなんで、タイトルで腹上死の話と気づかず(分かってる方結構いるのに)、霊媒師的に誰かを降ろしてる時に死んじゃったのかなとか想像して読んでた。
    更にアホなんで、読後2日位経ってから菜々子は四人目の子供堕ろしてからそこにかゆみ

    0
    2026年04月19日
  • もの語る一手

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    将棋は全く興味はないが好きな作者さんが多数いたので読んでみた。
    将棋が分かればもっと面白かったのだろうけど、分からないなりにも面白かった。


    ・授かり物 ★★★★★
    大好きな青山さんの作品。
    離婚して1人で子供を育てたお母さんの話。ほっこりとするし、泣きましないが感動する。


    ・マルチンゲールの罠 ★★★★
    1人語りの話。初めて読む作家さんの話。
    オチは読めたが、話に引き込まれ結構面白かった。


    ・誰も読めない ★★★
    将棋は全く分からないので、具体的な話はちんぷんかんだったがザ、ミステリーって感じでまあまあ良かった。


    ・なれなかった人 ★★★★
    読後がかなり良い!!
    将棋はちんぷん

    0
    2026年05月07日
  • これが最後の仕事になる

    Posted by ブクログ

    色んな方の短編が読めるとの事で拝読。
    胸糞が多かったように思う。最初の2つが個人的に不快で、次も不快なものならやめようと思っていたが、3つ目、親友は良い話なので読み進めた。
    半分以上が不快なように思う。あくまで個人の感想である。
    そんな中面白いのが何作か合えたので良かった。

    0
    2026年04月08日
  • ぼくは化け物きみは怪物

    Posted by ブクログ

    名探偵になりたい小学生、遊女の中で腹上死した男、人類を滅ぼしにきた異星人など、様々なシチュエーションが飛び出すビックリ箱のようなミステリー短編集。
    見世物小屋の殺人事件を巡る「天使と怪物」は、中でも仕掛けが見事だった。

    0
    2026年04月06日
  • 人間の顔は食べづらい

    Posted by ブクログ

    設定はブッ飛んでいますが、ミステリーとしてはかなり練られているなと思います。
    その世界観の中ではしっかり成立する内容です。
    この作品は2014年に書かれたものですが、すでにコロナウィルスと作中に出てきます。
    病状は少し違いますが、まさかリアルな世界で同じようなことが起こるとは著者もビックリだと思います。
    更に自分のクローンの肉を食べる世界が現実になったらイヤですね…

    0
    2026年03月30日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

    Posted by ブクログ

    ガイアナが舞台になっており、今までに読んだことのないようなミステリーである。主人公と助手の関係性が非常に面白い。

    0
    2026年03月19日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

    Posted by ブクログ

    はーなるほど!と言った感想。タイトル回収が秀逸で、長い物語を最後まで読んできた甲斐が有った。最初から最後まで全て読み飛ばすことはできない、1文1文が大切になってくると思った。思い返すと繋がる点が幾つかあり、一気読み推奨。ものすごい衝撃が走った訳では無いけれど、面白いミステリーだった。

    0
    2026年03月15日
  • エレファントヘッド

    Posted by ブクログ

    いつか読みたいと思ってブックマークしていた本。
    序盤は刺激的でわくわくが止まらない。後半は、ミステリー的小説が苦手な自分にとっては追いつくのに疲れてしまった。脳が細分化される世界観や善を保つために悪を起こし続けることについて考えさせる部分はとても興味深く面白かったけど、謎解きに対して眠くなってしまうことは、今の自分の興味の矢印を改めて知れた気がした。

    0
    2026年03月15日
  • エレファントヘッド

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ギリギリ付いていける複雑さ。丁寧に説明してくれてるけどそもそもの構造が複雑すぎて、分からなくなりそうなところを何とか駆け足で追いついていく感じで理解していった。
    主人公のあまりの心の無さに絶望したけど、最後の連鎖によるトリックがすごかった。
    ぺぺ子が可哀想で同情した。
    タイトルが最後になるほどなってなった。

    0
    2026年03月14日