白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
粘膜人間を思い出しました。そしてそれを基準にした場合、星は3が妥当と判断しました。粘膜人間の方が断然、格が上かと。
奇抜設定と多重解決、もの珍しく面白かったです。が、詰め込みすぎ感は否めません。たいていの人間は、カツカレーとビーフシチュー、親子丼にジンギスカンを同時に食べようとはしないでしょう。それと同じです。もっと潔く、たった一つを極めた話をこの先生で俺は読みたい。あなたの才能は、マシマシチャレンジしなくとも埋もれることはないはずだ。
二話目のアブラ人間の話が特に好きでした。もっと読んでいたかったな。短編でおさめるには勿体なさすぎる。
反対に、最後の後始末が大変好きではなかったです。なんだろうな、お前じゃないな。ノエルの始末じゃない、俺が見たかったのは。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ折角なので、名探偵の気持ちで挑んだ。以下メモ程度の感想。
『赤鉛筆は要らない』
・犯人当て成功、トリックも大体当てられた。
・静かな感じがして文体が好み。
・個人的には納得いかない部分は無かった。
・タイトルの回収が好き。
『伯林あげぱんの謎』
・既に読んでいたため、サラッと復習。
・日常の謎なので、人が死なず安心して読める。
・小鳩くんの鼻につく感じが嫌いではない。
『アリバイのある容疑者たち』
・犯人当て成功、トリックは見破れず。
・会話文が多くてサクサク進む。
・トリックはあまり好みでは無いが、そういうこともあるんだろうなの気持ち。
・作品の言葉を借りるなら、自分は2.5流探偵であろう。
『紅葉の錦』
・何も分からず。
・とりあえず人の名前が覚えられなかった。
・被害者当てからやるのは面白いと思った。
・最後の海野はよく分からなかったし、犯人の動悸などが気になるので教えてほしい。
『心理的瑕疵あり』
・何も当てられず。
・情報がどんどん出てくるので整理されてて読みやすい。
・納得いかない部分はないが、少々物足りなさを感じた。長編になると面白いだろうか。
『尻の青い死体』
・何も当てられず。
・初日にセックスした人当てになったのはちょっと笑ってしまった。
・動機やトリックはあまり好みでは無かった。
・終わり方はさっぱりしていて話に入り込む前に終わってしまった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ白井作品の特徴であるグロテスクさを覚悟してから読み始めたのに、それでも顔を顰めてしまうシーンがある。新鮮に毎回すごい。生理的に嫌悪をもよおす表現のバリエーションが多い。
それがわかっていても読んでしまうのは、やはり多重解決ミステリのすごさを体感したいから。今回も色んなパターンが提示されていて楽しめた。
ノエルの私小説をもとに足取りを追っていきながら、事件を解決していくという展開がよかった。
本当にとんでもない人物だけど、ヒコボシの復讐に燃える感じと、平然とした雰囲気になぜか好感を持ってしまう。
色々理由をつけていても結局は自分のために行動を起こした。そういう人ばかりだったのがこの小説で一番現実的な部分のように思う。