あらすじ
一切嘘がつけない結合人間=”オネストマン”だけが集う孤島で、殺人事件が起きた。容疑者たちは“嘘がつけない”はずだが、なぜか全員が犯行を否定。紛れ込んだ”嘘つき”はだれなのか――。
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Posted by ブクログ
デビュー作にしてその世界観を確立させていた作者の2作目。
冒頭100ページはひたすらエログロ暴力。脱落する読者も多くなるようなシーンを、そこに悪意を感じさせることなく飄々と進められるのが白井ワールド。
そして唐突の孤島のクローズドミステリー。結合人間、羊歯病、オネストマン。世界観こそ異常だが、孤島で繰り広げられる推理合戦には、結合している意味はあるのかと首をかしげたまま、多重推理を繰り広げて、本編終了。
あれ、ここ、ごまかし入れた、この人はオネストマンではないのでは、
結合人間マスク?!ってことはこの人はあの人だよね、
とかなり近づいた気がしながら、もちろん真相でやられたとなり、
ようやくエピローグにして気づく。
本当に危ないものからは、逃げるしかない。イジメ、犯罪、借金、火事、津波、雪崩、それに「探偵」も。
本作のいちばんのすごさは、犯人当ての体をなした、探偵当てで、最後のピースを埋めること。
やはり白井智之の脳内には敵わない。
Posted by ブクログ
一切嘘がつけない男女の結合人間である『オネストマン』の7人が島に漂着し、そこで殺人事件が起こるも七人とも容疑を否認するという矛盾が生じてしまうというあらすじから「特殊設定の条件下で証人に嘘がないということを前提にしたミステリーって凄く斬新だ。」と興味を持ち、頁を捲る手が止まらなかった。多重解決に次ぐ多重解決で真相が分かったときは「作者の頭の中はどうなっているんだろう?」とただただ感心した。エピローグは真相の補足とミッシングリンクが明らかになってて良い読者サービスだった。
Posted by ブクログ
おもしろすぎ。
目まぐるしく変化し続ける真相は、追うだけで精いっぱい。ロジックに翻弄される楽しみを、存分に味わうことができる。大オチもよい。殺戮大立ち回りもいいね。
匿名
是非最後まで読んでほしい作品
他のレビューにもある通り、過激なグロテスクが描かれる作品ではあるのだが、2部からのミステリーまで読み進めることをお勧めしたい。
登場人物が披露する推理はどれも理論立てられており、読者を納得させるものであるが、ひとつの矛盾から全く新しい推理へと変貌する様子は本当に面白い。
Posted by ブクログ
すごいものを読んだ気がする。
こういうアイデアはどこから来るのだろう。
常識にはないものを想像させる文章力っていうのは、やっぱりすごいなぁと思う。
Posted by ブクログ
この著者さんの作品として初めて手に取ったのがこの“東京結合人間”だった。
「ウソがつけないオネストマンが集まった中で殺人が起きたが、誰も犯人として名乗りあげるものはなく…」というあらすじに惹かれ購入したのだが、まさかこんな異世界設定線での物語で、尚且つ過激なグロ表現があるとは思いもしなかった。
読み始めは、慣れないグロ表現にとても目を瞑りたくなるような感覚で、著者さんの作品と自分は合わないかと思われたが、読み進めていくとこの現実離れした異世界設定である理由が、ちゃんとした推理に論理的に結びつくものとなっていて、非常に脳をフル回転させて情景を思い浮かべなければいけなかった反面、ミステリーとしてのトリックにとても納得と驚きがあった。
こんな作品は初めてで、斬新で面白く、この著者さんでしか出せない味。
自分的「今年発掘した新著者さん星5作品」としてブックリストに追加させて頂きました。
Posted by ブクログ
相変わらずぶっ飛んだ設定の著者2作目。
本作は少女買春組織を描いた「少女を売る」。嘘をつけない正直者(オネストマン)達が漂着した孤島で殺人事件が起こる「正直者の島」の2部構成になっています。
「少女を売る」は白井作品恒例のエログロ変態描写のオンパレードでかなり胸糞な内容ですが、そこにもしっかり伏線が張られているので侮れない...そして最後にミステリに豹変するのが印象的でした。
2部の「正直者の島」は一転して孤島での連続殺人事件と結合人間という特殊設定を除けば、しっかりとしたクローズド・サークルになっています。
"嘘つけない正直者"という設定が、普通のミステリのフーダニットとは違う、一種の論理パズルみたいになっていて面白かった。
そして登場人物達の推理合戦及び多重解決が約100ページに渡って展開されており圧巻の一言。
そしてさらに事件解決後に、この特殊設定にも引けを取らないぐらいのカタストロフが待ち受けており、一筋縄ではいかない作品と思わせられました!
Posted by ブクログ
前半のエログロがすごすぎて、後半がとても平和に感じた笑
安定の多重推理で、この世界観ならではのトリックが冴えてました。
結合人間、表紙のイラストのようなイメージではなく、顔は一個なのかな…???
Posted by ブクログ
どうしてこんなことを思いつくのか?白井智之作品読むたびに毎回頭を抱えてるけどこれもだった。
まず生殖方法として人間が結合する、この時点でネジ飛んでるのに結合後は4つ目4本腕4本脚平均3mって異形になるの凄まじい、、さすがにNGが出たのか表紙の結合人間はその姿じゃなくて詐欺。
外で読んだらプロローグからきつくて笑い、少女を売るのえげつなさに慄きながらも後半のミステリを期待して読み進めた。(裏表紙のあらすじがここに触れてなさすぎて面白かった。嘘はついてない)
相変わらずグロさと異常設定をミステリに落とし込んで多重解決続けて論理を作っていく常人には考えつかない美しさだった。新作と比べると物足りなさとか設定のご都合主義感はあるけど、あの醜悪な場面が伏線になる(から読み込まないといけない)のは悪意が強すぎて脱帽。オネストマンに焦点が当たってた分ジョイントマンが死に設定だったのは残念。個人的には4本腕があるから重いものもしっかり支えられるって描写が好き。たしかに便利だね。
船橋結合人間も世界観と悪意をぎゅっと濃縮しててよかった。
この世界だと意識を捨てることになる男性が荒れずに前向きに結合しててすごい。
Posted by ブクログ
人間シリーズ第二作。
これは相当な特殊設定かつノワール。
人によっては嫌悪感で受け付けない作品かと。
男女が文字通り結合して一つの個体である「結合人間」となり3メートルの身長、4つの目、4本の腕、4本の足で生活する世界。稀に脳の融合過程で障害が発生してまったく嘘が付けなくなる「オネストマン」となってしまうことがあり、そうなってしまった場合は社会生活に支障をきたすので保護対象となってしまう。そんな世界で、オネストマンのみを集めて、テラスハウス的な無人島共同生活を送る番組企画があり、参加者が予期せね遭難で、孤島に辿り着き、連続殺人事件が…。
も〜設定が特殊過ぎるが、いわゆるクローズドサークルで、嘘を全く付けないオネストマンがいる世界ってのが面白さのポイント。
ミステリー的にも面白く、かつノワールものなので、一捻りあって最高の面白さ。
Posted by ブクログ
生殖のために男女が「結合」を行い、結合人間となる。更には結合の過程で嘘がつけない「オネストマン」が誕生することもある、という理解不能な世界観。 前半は半グレ売春組織の話で後半はオネストマンが集った孤島での殺人事件の話。無茶苦茶な設定なのにも関わらず、全編に張り巡らされてる伏線でうまく前後半をまとめて納得させてしまう凄い作品。 初期作品から白井智之ワールド全開で楽しめた。 ところで、結合したあとどうやって子供産むんだろう?全くイメージがつかない。
Posted by ブクログ
プロローグからエログロ全快だけど、ある時からミステリーになり面白いけど、エログロが苦手な人はお薦めしません。ただ個人的には短編より長編が好みでした
Posted by ブクログ
例えるならば「上から汚物を塗りたくられた名画」「目に染みるガスが立ち込める景勝地」「腐敗臭がするけど味覚的には絶品料理」
そこまでして読みたくないわという方も続出だね
1p目から生理的嫌悪と耐性を試され汚物を除去していかなければならず、その全体像を完璧な形で味わうためには流し読みだの飛ばし読みなどと雑に拭いてはいけません。ソコに重要な部分を隠すのが作者の手口ですから
そうして120pほど読んだところで第一部完
やはり何かが目に染みるぜ
ここから二部ということはなるほど連作短編か、ってそのまま話が続くんかーい!いいね!
て、完食してみたらやっぱり美味いのよね
食べたことない食材だけど調理法と味付けは完璧だと理解させられるのよね
なんなん?
Posted by ブクログ
初めてこんなに現実世界とかけ離れてるけどかけ離れてないところで起こる話を読んだ。
結局、誰が誰で何がどうなったのか、考えれば考えるほどわからんくなる
Posted by ブクログ
第一部の描写は気分が悪くなるような酷いものだけれど、どこにもない世界観を作り上げて、その中で事件が起こりそれが解決されるというお話の作り自体はとても面白い。解決編の運びも、頭を働かせずに読むのにちょうど良い。
一番最後に新たに出てくる二人の素性がもう少し描写されてても良いんじゃないかと思ったのと、船橋…の解釈が自分にはできなかった。
200907
Posted by ブクログ
【一言感想】
読んでいて不快かつグロテスク。特殊世界にはつっこみどころ満載。しかし,多重解決や叙述トリックは見事。クセの強い作品だが,白井智之の作風は嫌いではない。
【感想】
生殖のために男女が身体を結合させて「結合人間」になるという特殊世界を舞台にしたミステリ。この世界では,結合による突然変異として,時折,うそがつけない「オネストマン」と呼ばれる存在が生まれる。当然,この特殊な設定を活かしたプロットで描かれている。白井智之の作品らしく,グロテスクな描写がある。また,ネズミ,ビデオ,オナコと呼ばれる登場人物は,かなり不快な人物として描かれている。
人気モデル川崎千果と映像作家ヒロキによる結合とオネストマンが誕生するシーンが描かれたプロローグから始まる。このプロローグもちょっとした伏線になっており,
この小説は,「少女を売る」と「正直者の島」の2つに分かれた構成になっている。「少女を売る」は,栞という少女が,なぜ,死の直前になって友達をほしがったのかというホワイダニットになっている。栞という少女は,学校では周囲を見下しているようなタイプの少女だった。それが何でも言うことを聞くようなスタンスでネズミ,ビデオ,オナコが運営する寺田ハウスという売春
をしていたのか。真相は栞の復讐。性被害を受け「羊歯病」という病気になった栞は,殺害された弟の復讐のために寺田ハウスの3人に羊歯病を移そうとしていた。自分だけだと3人と性交渉できないので,別の少女を連れてこさせ,連鎖的に感染させようとしていたというもの
グロテスクな設定ではあるが,ホワイダニットの謎としては驚かされる。読んでいて不快な点に目をつぶれば,ミステリとしてはそれなりの作品に仕上がっている。
後半の「正直者の島」は一転してクローズドサークルモノになる。寺田ハウスの3人が映画を撮るために7人のオネストマンを集める。しかし,寺田ハウスの3人は今井イクオクルミという探偵により船から落とされる。オネストマン7人がたどり着いたのは狩々ダイキチモヨコとその子どもが住むというカリガリ島。カリガリ島で,狩々ダイキチモヨコとその子どもの麻美が殺害される。オネストマンの7人はいずれも犯行を否定。ほかの人物がいるのか,誰かがオネストマンではないのか。読者には2人,オネストマンではない人物が含まれていることが示されている(誰がオネストマンでないかは分からない。)。そのうちのどちらかが犯人なのか。
続いて,神木トモチヨが殺害される。
この物語でも,多重解決が示される。まずは今井イクオクルミの推理。狩々ダイキチモヨコを殺害したのは神木トモチヨ。決めては,狩々ダイキチモヨコが宿舎に怒鳴り込んできたことを知らなかった(そのとき神木トモチヨはいなかった。)こと。神木トモチヨを殺害したのは丘野ヒロキチカ。神木トモチヨが,狩々ダイキチモヨコを殺害した場面を見ることができ,脅迫できたのは丘野ヒロキチカしかいないという消去法での推理
続いて犯人と指摘された丘野ヒロキチカの推理。犯人は浅海ミズキハルカ。狩々ダイキチモヨコは二重人格で,自分を殺そうとしていた。医者である浅海ミズキハルカは疑心暗鬼になるように嘘の検視をしたというもの。これは現場の状況に全く合わず破綻
そこに今井イクオクルミの依頼者である茶織(栞の友達として拉致された少女)の妹と伯父が現れる。茶織の復讐に来ているが二人は死亡。定期船の乗組員は殺害される。今井イクオクルミも死亡。浅海ミズキハルカも死亡
次に生き残った丘野,小奈川,杯が推理。包丁を利用したアリバイ工作ができたのはノーマルマンの二人組。7人の中からノーマルマンを探し出せば犯人が分かる。杯,丘野,小奈川,双里の4人に一人でもオネストマンがいれば全員オネストマンになる。そうすると犯人足り得るノーマルマンは浅海と今井の二人。犯人はこの二人う推理。丸一日眠らせる睡眠薬を使っていたというトリック
エピローグで,ヒメコが現れ,オナコと再会。真相が明かされる。丘野ヒロキチカのふりをしていたのは,オナコ。オナコは丘野萌子という名前だった。丘野という表記を利用した叙述トリック。寺田ハウスの3人のうち,オナコは女で,オナコだけが生き残っていた。丘野ヒロキチカとは船で入れ替わった。物語の中で,オネストマンの1人,杯はヒメコの父親だった。最大のポイントはカリガリ島には,もう一人少年がいたこと。オナコであるとばれると今井に殺されると思ったオナコはその少年と結合した。オナコが犯人。神木トモチヨはオナコ丘野ヒロキチカのふりをしていることに気付き,ゆすったので殺害された。
ボーナストラックの船橋結合人間は結合人間スーツを着ている自分が結合人間だと思った恋人を自殺させた男
の話。おまけ程度
なんというか不思議な魅力がある作品。グロテスクだし,不快な描写が多いし,特殊世界のミステリだけど,どういう世界なんだとつっこみたくなるような世界観。しかし,ミステリとしては多重解決となっており,叙述トリック(オナコ→丘野と丘野ヒロキチカを「丘野」と書いて誤信させる叙述トリック,そもそもオナコの性別がはっきりしない叙述トリック)も効果的。オナコが真犯人で,カリガリ島にはもう一人少年がいたという真相にも意外性が十分。寺田ハウスが解体されるきっかけになった中村大史が兄弟を監禁という前半部分のニュースがちょっとした伏線になっているのも見事
白井智之の描く作品は,確実に読む人を選ぶけど,個人的にはクセの強いこの作風は嫌いではない。とても人には勧められないが。★4を付けたい。
Posted by ブクログ
設定がぶっ飛んでました。
結合後の障害により嘘がつけない「オネストマン」となってしまった人達が小さな島で連続殺人事件に巻き込まれていく。
最初は設定に置いていかれないように読み進めるのが大変でした。
特異な設定のルールのようなものを巧みに利用し、推理が二転三転していくのも「いったいどこにたどり着くだろう」と楽しくなっていました。
白井智之の小説を初めて読みましたが、精神的にエログロく、どこまで「アリ」かワクワクで、私はこの世界観が好きです。
クローズドサークルも、伏線回収も、浮世離れした設定以外は本格ミステリーでとても楽しめました。
Posted by ブクログ
結合するという人間たちの生態が妙にリアルな気がして、詳細を知るにつれ「なるほどな〜」と感心していた。男性側に強い痛みと苦しみがあり、さらに人格をも捨てる覚悟が必要な点が興味深い。そのうちに結合を望まない人が増えて絶滅しそうだ。
嘘をつけないオネストマンの存在が、かえって全体の疑心暗鬼を生み出していて面白かった。
白井作品では、序盤の些細な情報も後半で拾われて謎解きに関わってきたりするため、頭に叩き込みながら読んだ。それでもやはり、どんな展開になるのかも、どことどこが繋がっていくのかも予想がつかなかった。何が起こってもおかしくない面白さがある。
ただ、もう少しスカッとしたかったかな、という感想。
Posted by ブクログ
人間から生殖器がなくなった。
子供を作る為にはパートナーの肉体に身体ごと入って結合者になること。
序盤はとんでもないエログロ。
後半はしっかりミステリー。
どうしたらこんな設定思いつくの…。
白井さんの少女に容赦ない描写が堪らなく好き。
Posted by ブクログ
こっちもだんだんと白井智之に慣れてきたので『犯行後に結合した』というところまでは予想がついた。
今回は「オナコが女性でかつ生きていたら」というファクターから多重解決につながっていくわけだけど、性別の叙述トリックがなくても一応密室殺人とアリバイのトリックについては説明がついてしまう(麻美が避妊(?)の失敗から結合させられてしまった)し、叙述トリック自体も雑で安易なものに感じられたので、ややキレが悪い。
オネストマン論理パズルは面白かったが、そもそも別の抜け道があったというオチなのもやや物足りない。オネストマンの性質を利用した多重解決を見たかったところだ。
Posted by ブクログ
特殊な設定をどれだけ受け入れることが出来るかで評価が変わりそうな気がする。私は受け入れきれなかった側。
目手足が4つずつで頭身が高い結合人間たちの動くさまを想像しても、なかなか映像が浮かんでこなかった。あと、名前がややこしい。結合する前の男女の名前をシンプルにくっつけてるのだが、これがなかなか慣れなかった。
著者お得意のグロ表現、多重解決は安定の面白さでした。
Posted by ブクログ
白井智之氏の第二作目。
絶海の孤島で起こる密室殺人事件。氏の十八番である今回の特殊設定は「結合人間」と「オネストマン」。なのだが、「少女を売る」で登場する三人組の傍若無人な残虐非道さが突出し過ぎており、続く「正直者の島」で起こる凄惨な殺人事件はインパクトが弱すぎて、読んでいて中弛みの感は否めない。
事件の真相はこれまた氏お得意の2段構えで、エピローグの救いようのない糞さ加減は数周回って喜劇的でなかなか氏らしさが出ていて好み。
Posted by ブクログ
最初は無駄にグロい系の話かと思ったけど、グロい設定がちゃんとトリックに繋がってて納得感があった。
この小説家の作品で読みたいのが何冊かあるので、期待値が高まった
Posted by ブクログ
さすが白井先生と言うべきか、設定が突飛すぎて引いてしまうレベル。
グロテスクでエグい描写も健在。
それでも多重解決ミステリとしてはかなり面白い。
伏線の張り方も見事で、真相が分かった瞬間そういうことか!と思わず膝を打つ。
70ページぐらいまで不愉快極まりない描写が続くため読むのを断念したくなるが、そこはなんとか耐えきって本編を楽しんでほしい。
Posted by ブクログ
「名探偵のはらわた」も出たことだし、過去作も読んでみようと購入。
正直、グロが苦手な身としてはかなり辛い部分があった。「そして誰も死ななかった」はマイルドな方だという感想をちらほらみかけたが、確かにこの作品にくらべれば読みやすかった。
パズラー要素強めで多重推理も魅力的なのに、その面白さが自分の中ではグロと相殺されてしまった印象だった。にしても、タイトルに東京と入っているのはなぜなのだろう?