白井智之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ少女が大量に殺される5作品、プラス文庫特別収録の3作品。
『少女教室』と『少女ミキサー』が特に面白かった。
少女教室では、罪を隠すために更に罪の重い大量殺人を行うという無茶っぷりだったが、破滅に向かうその無謀さの描写に面白みを感じた。それが自分の意思というよりは生徒に暗に唆されていたこと、ラストでも元校長に利用されて犯罪のループに陥っていることから、犯罪者をいい気分にさせておかないところが小気味よい。
少女ミキサーでは、絶対に生き残るというしぶとさが明暗を分けていて力強いラストだった。
ほかにも残酷に殺されていくけれど、なんとなく登場人物たちがあっけらかんとしているために「そういうものか」と思 -
Posted by ブクログ
グロミスの極み!
鬼才、白井智之氏が放つ連作短編集
『死体の汁を啜れ』!!!
★4.5
『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』で、実際に起こった事件を元ネタに、特殊設定、多重解決推理の粋の極みを目の当たりにし、それによりワンツーをくらい
『エレファントヘッド』で、おったまげ~の、ぶったまげ〜の脳味噌ぶちまけのストーリーとこれまた多重解決の極限を披露され、ノックアウトされた口である
ということで、文庫化を機に本作を手に取ってみた
上記2作には到底及ばないが、至って上質なグロミスである
白井氏は、トリックもさることながら、ストーリーも一級品である。
おしりから読んでも面白いかも!!
蛇 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ多重解決の推理の手がかりがすべて多重解決するためだけに用意されたものだった、という、それが許されたらなんでもありじゃん!という多重解決界の掟破りな本作。だいぶ邪道だが、新しいかもしれない。
メインの動機自体は、死んだと思っていたクローンが実は犯人で成り代わりを目指していたというオーソドックスなもの(バールストン先行法と言うらしい。最近知った)。クローンが合法に製造されているという特殊設定ならではの仕掛けではあるが、「自分自身のクローンを食する世界」である必要性はあまり感じられず、もっとカニバリズムありきのトリックであればより良かったかもしれない。
クローンチームの3人が、白井智之作品には珍し -
Posted by ブクログ
名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
うん、楽しい。
東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、 -