白井智之のレビュー一覧
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ネタバレ多重解決の推理の手がかりがすべて多重解決するためだけに用意されたものだった、という、それが許されたらなんでもありじゃん!という多重解決界の掟破りな本作。だいぶ邪道だが、新しいかもしれない。
メインの動機自体は、死んだと思っていたクローンが実は犯人で成り代わりを目指していたというオーソドックスなもの(バールストン先行法と言うらしい。最近知った)。クローンが合法に製造されているという特殊設定ならではの仕掛けではあるが、「自分自身のクローンを食する世界」である必要性はあまり感じられず、もっとカニバリズムありきのトリックであればより良かったかもしれない。
クローンチームの3人が、白井智之作品には珍し -
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名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
うん、楽しい。
東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、 -
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ネタバレ「グルメ探偵が消えた」は特にこれといったトリックがあるわけでもない作品。”空腹と満腹が逆になる薬”というアイデアを膨らませるといつもの白井智之の魅力的な多重解決になりそう……だけど短編として提供されたってことはお焚き上げ的な意味なんだろうか。
「げろがげり、げりがげろ」は一番インパクトのある作品。口からうんこを出す、アナルでこんにゃくを食べる、のありえん光景が異常じゃなかった!の狂気は笑ってしまう。
特に、口の中に隠していたうんちを我慢できず吐き出すビジュアルは強烈で、読後も心に残り続けている。この作品が好きですと喧伝したくてもなかなかタイトルを口に出すのははばかれるのが玉に瑕。
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ネタバレ食をテーマにした5篇のミステリーである…のだが、食事前や食事中に読むと具合が悪くなるであろう。
とくに好きだったのは「グルメ探偵が消えた」と「隣の部屋の女」。このあたりはまだ上品で人にも勧めやすそう。
「げろがげり、げりがげろ」「ちびまんとジャンボ」は周りを彩る描写が最悪、「ディティクティブ・オーバードーズ」は途中の皆がラリるところといろりちゃんの名前がエグいという…。
「グルメ探偵が消えた」
途中までは普通のミステリ。最後に一気に落とされるのは壮観だった。このSFの設定でこんなひどいラストを…と思ってしまう。この主人公は恋人を守りきれないのではないかな。
「げろがげり、げりがげろ」
設定 -
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全5話からなる本格ミステリ短編集。特殊設定とSFを織り交ぜながら、時代設定、世界観、趣向を全話で変えてきてる作者の懐の深さよ。底知れない才能を持つ作者こそ“化け物”。今回はエログロ要素は抑えめなので、「エレファントヘッド」がNGだった読者にもオススメしたい。
「最初の事件」
クラスメイト襲撃事件を捜査する小学生の名探偵。あにはからんや、タイトルの意味が最後にわかる構成が見事。
「大きな手の悪魔」
滅亡に瀕した人類に命運を託された“怪物”。
実際に起きたセンセーショナルな事件の犯人を異星人退治にあてがうという発想が、えげつないけど面白い。
「菜々子の中で死んだ男」
郭町の連続毒殺事件に巻き -
購入済み
つまみぐいにアンソロ
母がフォローしている恩田陸を少し読んでみようと思ったのですがこういう方向性は求めてなかったなあ…という感じ。ファンタジーはちょっと。
しかし高田さんの作品だけかなり刺さったのでシリーズ読みたくなりました。こういうのと出会えるから良いのよね。 -
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ネタバレトチ狂った本格ミステリを読みたくて?白井智之さんの本を読んでみた。
覆面作家天城菖蒲に、孤島である条島の天城館に招待された五人のミステリー作家。
しかし、その5人には、作家となら誰とでも寝る女「晴夏」と過去に関係を持っていたという共通点がある。
謎の”ザビマスク”をつけた怪人に続々と襲われ…
という序盤だけ聞いたらいたってシンプルなクローズドサークルものですが、そんなシンプルな作品ではありません。
うわぁ、襲われた!…(数時間後)…ん〜…あれ?襲われたのに生きてる?!襲われたみんなが何故か生きています?!
痛覚は麻痺しているので、死んだけど生き返ったことにが判明!
誰が”ザビマスク”の犯人なの -