白井智之のレビュー一覧

  • 死体の汁を啜れ

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    グロミスの極み!
    鬼才、白井智之氏が放つ連作短編集

    『死体の汁を啜れ』!!!

    ★4.5

    『名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件』で、実際に起こった事件を元ネタに、特殊設定、多重解決推理の粋の極みを目の当たりにし、それによりワンツーをくらい

    『エレファントヘッド』で、おったまげ~の、ぶったまげ〜の脳味噌ぶちまけのストーリーとこれまた多重解決の極限を披露され、ノックアウトされた口である

    ということで、文庫化を機に本作を手に取ってみた
    上記2作には到底及ばないが、至って上質なグロミスである
    白井氏は、トリックもさることながら、ストーリーも一級品である。
    おしりから読んでも面白いかも!!

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    2025年04月08日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    表紙に一目惚れして買った為有栖川さんの事をこれまで読んだことがなかったがここまで面白いとは!
    語り手として作者の名前が出てくるのが斬新に思えた。
    元ネタが随所に織り込まれているので、そっちを読んでから再度読むと面白さも倍増するのかもしれない……。

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    2025年03月31日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    まさに「信仰」の物語

    ある意味では歴史小説に近いのもおもしろい
    というか、ほぼノンフィクションという衝撃

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    2025年03月24日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    なるほどなあ、と唸ってしまう読後感。タイトルの名探偵は誰なのか、なぜいけにえなのかの回収がうまい。
    トリックはなんというか強引なところもあるが、何パターンもトリック解説が読めたのも満足。

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    2025年03月23日
  • ぼくは化け物きみは怪物

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    知的で下品な短編集!

    設定バラバラなのに全てがぶっ飛んでいて、ついていくのに大変です

    面白かったけど、やっぱり長編が読みたいな〜と思ってしまった

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    2025年03月21日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    めちゃくちゃ面白いミステリー。人民教会の信者たちは病気や怪我を認識できない。そういう集団妄想によるひっくり返され方が面白かった。余所者からしたら意味わからないけれど、本当にそういう集団妄想があるのだとしたらあまりにも興味深い。Wがレイモートン校長なの普通に騙された。だって髭もじゃの人が校長なんでしょ?!と思って読み返してみたら、めちゃくちゃ叙述トリック仕込まれてた。Wと校長二人が存在すると誤解するよう巧妙に描かれてる。
    何回違う推理披露するんだよと思いつつ、これが多重解決ミステリかぁーと。面白かった。タイトル回収もきれいだった。全部読んでから表紙を見たらゾッとする。りりこを失ったのは大きすぎる

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    2025年03月18日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー三十五周年記念トリビュート

    錚々たる作家が7人も参加していてすごく豪華な短編集

    「昨今のミステリ界を牽引する作家の中には、世代的に有栖川有栖作品に親しんだ経験を持つ人が多いことに着目」した企画とのこと
    有栖川有栖作品には魅力的なキャラクターが多く存在するので書きやすくもあり、書いてみたかったのではないかと思う


    有栖川有栖らしさの完成度で言うと
    『クローズド・クローズ』 一穂ミチさん
    『縄、綱、ロープ』 青崎有吾さん
    『型どられた死体は語る』今村昌弘さん
    は上手かった が、上手いだけに所々で本家らしくない違和感のある表現が気になってしまう

    でもまたそれも良しと思える

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    2025年03月16日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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     推理小説なのかオカルト小説なのかがわかりにくいような、不思議な雰囲気のミステリー小説。絶対的に不可思議な事象もあるので、その中にミステリーを組み込むのは、なかなかチャレンジングなことだとは思うが、話が少し難しくなっている気もする。軽いノリの話のように見えて、簡単とは言い切れない。それでも姉妹編の小説があるというので、それは読んでみたいとは思った。

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    2025年03月12日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    地獄から蘇った殺人鬼達の犯罪を、これまた蘇った名探偵が推理する物語!
    殺人鬼達が過去の自分の行った犯罪をトレースしていくのが面白い!
    白井作品に付き物のエログロ感は薄めだが推理物としては、非常にシャープな論理によって解決される。こんなラストにするんだ〜イイね!

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    2025年02月27日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    有栖川有栖デビュー35周年記念トリビュート企画に参加した作家たちのアンソロジー。

    名だたる作家の完成された作品に有栖川先生の幾つかの本をもう一度振り返りたくなるほど。
    何も知らされなければ有栖川先生が書いたのでは…と思いそうでもあり、とても楽しめた。
    各々作家さんのこれまでのイメージが少し違って見えたりして短編であるのが残念なほどで、もっと堪能したかったという気分。
    個性が光り、それぞれの特徴も魅力もあった。
    どれも良かったが、一穂ミチと夕木春央が特に好き。

    ○縄、綱、ロープ〈青崎有吾〉
    ○クローズド・クローズ〈一穂ミチ〉
    ○火村英生に捧げる怪談〈織守きょうや〉
    ○ブラックミラー〈白井智之

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    2025年02月27日
  • 名探偵のはらわた(新潮文庫)

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    「名探偵のいけにえ」の前に再読。
    白井さんお馴染みのエログロはだいぶ抑え気味だけど、過去の大量殺人をモチーフに、ロジカルな展開がやっぱり二度目でも面白かった!

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    2025年02月27日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    本文の最後でタイトルの意味が分かるようになっているのは中々良かった

    少年Wと校長のレイ・モートンが犯人なのは良いとして
    この二人が実は同一人物って言うのはちょっとおかしくないだろうか?
    これは叙述トリックの体を取っているんだろうけど、この描き方だと二人の人物がいるように読者はとらえてしまうと思う
    この辺りが釈然としなかったのが残念に思う

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    2025年02月26日
  • 有栖川有栖に捧げる七つの謎

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    なんて贅沢なアンソロジーなでしょうか。
    全ての作品に有栖川さんへの愛が感じられます。
    トリビュートとはよく言ったものです。
    青柳さんのものと、今村さんの二作品が特に良かったです。

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    2025年02月20日
  • 名探偵のいけにえ―人民教会殺人事件―

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    ネタバレ

    真相の可能性をすべて説明し、それをひとつひとつ潰していってくれる、ミステリー初心者が入りやすいミステリー。
    最後はきれいにまとまっており、読後感もいい。

    ストーリーは文句なく面白かったけど、辻褄が合わなかったり、心理描写が微妙なところは残念。
    でもこれは登場人物たちの感情が薄いだけかもしれない。調査団の人たちは推理にしか興味がないし、主人公?(大塒)は自分とりり子にしか興味がない。親友が目の前で撃ち殺されているのに、ちょっと怒っただけでケロッとしてしまう大塒には感情移入できなかった。

    何度読んでも理解できないことがある。
    P217の「男は言った」の前後にあるセリフがどっちも男のものとは思え

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    2025年02月19日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    一生本を読んで暮らせるなら、
    人生と引き換えでもよいか?

    そこで得た報酬を娘たちに残し
    サラッと宇宙へ旅立てる?

    ふとそんなことを考えた。

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    2025年02月14日
  • あなたも名探偵

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     6篇のミステリからなる「犯人当て小説アンソロジー」とある。購入してから気付いたのだが、6篇のうち2編は既に読んでいた。

     6人の推理作家からの読者への挑戦状とあるが、私は1編のみ犯人を当てることができた。名探偵には、ほど遠いと感じる。

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    2025年02月09日
  • あなたも名探偵

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    ずらりと並んだ作家の名前に釣られて買ったら知ってる作品ばっかりだった模様。
    知っているが故に「あなたも名探偵」というタイトルの通り読者側に問いかけてくる部分では冷めてしまったものの、読んだことない人に勧めるにはいい一冊だと思う。
    メインの話からはズレた部分の謎解きなのでそれぞれの探偵の違いや、作家ごとのクセなどを各シリーズの雰囲気と共にぜひ楽しんでいただきたい。

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    2025年02月04日
  • 人間の顔は食べづらい

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    ネタバレ

    多重解決の推理の手がかりがすべて多重解決するためだけに用意されたものだった、という、それが許されたらなんでもありじゃん!という多重解決界の掟破りな本作。だいぶ邪道だが、新しいかもしれない。
    メインの動機自体は、死んだと思っていたクローンが実は犯人で成り代わりを目指していたというオーソドックスなもの(バールストン先行法と言うらしい。最近知った)。クローンが合法に製造されているという特殊設定ならではの仕掛けではあるが、「自分自身のクローンを食する世界」である必要性はあまり感じられず、もっとカニバリズムありきのトリックであればより良かったかもしれない。

    クローンチームの3人が、白井智之作品には珍し

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    2025年01月30日
  • あなたも名探偵

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    名探偵にはなれそうもないけど、読者への挑戦がはさまれた作品は大好き。
    推理に必要なものが全て提示されてからの真相の開示。
    うん、楽しい。
    東川篤哉と麻耶雄嵩や法月林太郎を1冊で読めるのはアンソロジーならではの贅沢さ。この、ある意味真逆ともいえる作品を立て続けに楽しませてもらった。
    麻耶さんの作品は、ミステリはミステリでも、推理小説でない方のミステリっぽくてぞくぞくしたし、法月作品は親子で軽口たたいてるようでいて、なかなかに重いし。
    市川憂人さんは、たぶん、初読み。雪の密室で、ちょっと切ないラストがよかった。米澤穂信さんのは、たぶん、小市民シリーズかな。名前だけは知ってても未読だのこのシリーズ、

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    2025年01月21日
  • これが最後の仕事になる

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    ネタバレ

    見たことのある名前の作家さんがたくさんの、ぜいたくな1冊。
    私は呉勝浩さんのお話が1番印象的だった。他の本にもあたりたいと思う。
    多崎礼さん、岸田奈美さん、米澤穂信さんは何作か読んだことがあり、短編でも“っぽさ”が出るなと感じる。様々な「これが最後の仕事になる」が読めて良かった。

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    2025年01月21日